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定番洋画100選
[ 2016.7.22 ]

映画史に残る洋画をもう一度、高画質で見よう!

あの不朽の名作がブルーレイやDVDでよみがえる!


 ブルーレイやハイビジョン放送の普及により、古い映画も高画質で、あるいは公開時そのままのクオリティで楽しめるようになってきました。

 この特集では、映画史に残る洋画の中から、最新の大画面テレビやプロジェクターのハイビジョン環境で見ておきたい作品100本をチョイス。

 大画面向けに設計・製作された往年の大作・名作・話題作を、ぜひぜひ楽しんで下さい。(oga.)



アクション編


大脱走 (1963)

 アクション映画の古典的傑作といえば「大脱走」。脱走不可能とされたドイツ軍捕虜収容所で、トンネルを掘って逃げた男たちの物語。トンネル掘りをあの手この手で見せた前半と、あれよこれよと逃げまくった後半とが絶妙のコントラストで、3時間まったく飽きることなく見せてくれる。

 ジョン・スタージェス監督以下、スティーヴ・マックィーン、チャールズ・ブロンソン、ドナルド・プレザンス、ジェームズ・ガーナー、ジェームズ・コバーン他当時のオールスターキャストで、まったく女性が出てこない男臭い映画。筆者の世代だとテレビ放映・吹き替え・前後編で何回も見た映画だけど、大画面で通して見たら印象はまったく変わります。

007 サンダーボール作戦 (1965)

 007シリーズの最高傑作は「ロシアより愛をこめて」だというのが定説だけど、筆者がシリーズから1本選ぶとするとコレか、「私を愛したスパイ」か、「カジノ・ロワイヤル」以降のダニエル・クレイグ主演作品。

 サンダーボール作戦は当時のおもちゃ箱をひっくり返したような仕掛け満点の007が楽しめる。NATOの爆撃機から強奪された原爆を追って、ボンドがバハマの海へやって来るというロケーションも最高である。テレンス・ヤング監督。ボンドはもちろん、初代のショーン・コネリー。

ポセイドン・アドベンチャー (1972)

 大津波により豪華客船が転覆。船内に取り残された乗客が脱出を試みるという、ハリウッド大作映画の再来と騒がれた超大作。今見ると転覆シーンは迫力あるけど、その後の逃げるシーンは上下逆のセットが大がかりなだけで意外とこじんまりとした密室劇に近い。

 しかし危機また危機の盛り上げ方はパニック映画の定石である。ロナルド・ニーム監督で、出演はジーン・ハックマン、アーネスト・ボーグナイン他。

ダーティ・ハリー(シリーズ) (1971〜1988)

 70年代の刑事ものといえばコレ、というスタイルを作った映画。坂の街サンフランシスコを舞台に、かっこいい刑事アクションかと思いきや、自殺志願者の説得はするわどうしようもない仕事も引き受けるし、ハリーは必ずしも完全無欠のヒーローではない。しかし銀行強盗を見るや食べかけのホットドッグをスタンドににゅっと置いて飛び出す姿は、今見てもたまらなくかっこいい。

 44マグナム(M29)とか第1次モデルガンのブームを作ったのもこの映画から。日本の刑事ドラマも少なからず影響を受けていると思います。

フレンチ・コネクション (1971)

 ポパイ刑事ことジーン・ハックマンが活躍する刑事アクション。こちらはアカデミー作品賞まで取った。ドキュメンタリーを思わせる乾いたタッチが持ち味で、後半の敵を追って追って追い詰めるポパイ刑事は圧巻。

 悪役のスペインの名優フェルナンド・レイが抜群の存在感。ポパイが猟犬のように敵を追つめていく疾走シーンは後半最大の見せ場。しかしポパイくん、敵を後ろから撃ってもいいのか?

燃えよドラゴン (1973)

 要塞島で行われる武術大会へ、麻薬界のボスの秘密を暴くために乗り込んでいくリー(ブルース・リー)。言わずと知れたブルース・リーの代表作でカンフー映画の最高峰でもある。

 映画自体はストーリーも単純でひねりもないが、彼のカンフーを見るためであればこれ以上のシチュエーションは考えられない舞台設定である。

タワーリング・インフェルノ (1974)

 今でもこれを越える映画は出てこないデザスター映画の最高峰。135階のビルが炎上して、救出活動にあたる消防士(スティーヴ・マックィーン)とビルの設計士(ポール・ニューマン)のダブル主演。

 以下ウィリアム・ホールデン、フェイ・ダナウェイ、ジェニファー・ジョーンズ、O・J・シンプソンなどなど書ききれないほどのオールスターキャスト総出演。3時間こってりと濃厚な、映画を見た気分になれる映画。

ジョーズ (1975)

 こちらは動物パニック映画の最高傑作で、スティーヴン・スピルバーグ監督の出世作。観光地に巨大な人食い鮫が現れ、それを退治するために警察署長以下3人のチーム(ロイ・シャイダー、ロバート・ショウ、リチャード・ドレイファス)が出発する。

 ものすごく単純なストーリーの映画なんだけど、それだけに後半の盛り上げ方(スピルバーグ節?)は効果絶大で手に汗握って楽しめる。USJのアトラクションにもなってますね。

マッドマックス (シリーズ)(1979〜)

 石油が枯渇した近未来。警官のマックス(メル・ギブソン)は暴走族に妻と息子を殺され、復讐を胸に誓う。オーストラリアの原野を舞台にした壮絶なカーチェイスのスピード感はアクション映画の新時代を感じさせた。

 荒廃した近未来というのも、後の映画やコミックに多大な影響を与えている。ジョージ・ミラー監督、主演のメル・ギブソン共にこの作品で名前を知られるようになった。2015年にはトム・ハーディ主演でリメイクされた。

インディ・ジョーンズ(シリーズ)(1981〜2008)

 その後のアクション映画の流れを作ったともいえるのがこのシリーズ。考古学者のインディ教授(ハリソン・フォード)が主人公。ナチスや蛮族と戦いながら宝物を探すというストーリーは定番なんだけど、それをジェットコースター映画と呼ばれる見せ場の連続でスピーディに見せるスタイルが新しかった。

 スティーヴン・スピルバーグとジョージ・ルーカスという当時の2大映画作家が組んだというのも話題だった。2008年の「クリスタル・スカルの王国」は、実に19年ぶりに登場した新作だった。

ランボー(シリーズ) (1982〜2008)

 「ひとりの軍隊」というわけで、最強の戦士を主人公にしたある意味ヒーローもののバリエーション。しかししょっているものはベトナム戦争で、社会的メッセージも秘めているところが深い。

 最高作は第1作なんだろうけど、個人的には娯楽映画にふった第2作の耐えて耐えての大爆発が時代劇チックでお気に入り。近年第4作が作られたが、こちらはかなりスプラッティな画面づくりで要注意である。

ダイ・ハード(シリーズ)(1988〜)

 刑事ジョン・マクレーン(ブルース・ウィリス)が主人公のスーパーアクションシリーズ。公開当時、予備知識なくB級だろうと思いつつ映画館に足を運んだが、「面白すぎるぞ」と満足して映画館を出たのは記憶に生々しい。

 マクレーンは絶対死なない男のはずなんだけど、怪我はするし痛い目にあうし妙に人間くさいところがまた魅力である。シリーズでは密室が舞台だった1と2が面白いが、アウトドアに出た3以降はちょっとパワーダウンか。なおシリーズは継続中である。

ニキータ (1990)

 フランスのリュック・ベッソン監督が一般に頭角を現したのはこの映画あたりから。ジャンキーな死刑囚ニキータ(アンヌ・パリロー)に目をつけた組織が、彼女を殺し屋として訓練。雇ったマルコ(ジャン・ユーグ・アングラード)が彼女を次々と刺客として対立組織に差し向けるという、日本のコミックのようなストーリー。

 しかし、フランス映画のエスプリとハリウッドの派手なアクションをミックスしたようなスタイルは妙に新鮮で心動かされた。つかず離れずのニキータとマルコの関係、そして突き放したかのようなラストも良い。

レオン (1994)

 リュック・ベッソンがアメリカで初監督した映画で、代表作だろう。「ニキータ」にチョイ役で出ていた掃除屋(ジャン・レノ)を主役に抜擢。殺し屋レオンと、ギャングに襲われたところを彼に命を助けられた少女マチルダ(ナタリー・ポートマン)の純愛を軸にした、実に心に残るストーリーである。

 悪役として麻薬中毒の刑事を演じたゲイリー・オールドマンもこの映画で脳裏にすり込まれた。スティングのテーマ曲(SHAPE OF MY HEARTはこの映画のオリジナル曲ではないが)もマッチしていて、映画の余韻が心に残る。

スピード (1994)

 速度50マイル以下になると爆発する爆弾を仕掛けられたバスが疾走するという、邦画「新幹線大爆破」のアイディアを移植したような映画。男勝りなバスの乗客アニー(サンドラ・ブロック)が魅力的で当然のようにこの映画でブレイク。

 SWAT隊長のキアヌ・リーヴスも含めてキャラクターの魅力も満点。何よりもたたみかけるようなサスペンスの盛り上げ方に遊びがないところが評価できます。

ミッション・インポッシブル(シリーズ)(1996〜)

 往年のテレビ人気ドラマ「スパイ大作戦」の劇場版リメイクだけど、完全に映画版の方がスケールアップして一人歩きしているというスーパーシリーズ。

 変装した顔がぷりぷりとタマネギのようにむけたり、列車間を爆風に乗ってジャンプしたりといったB級のギミックも初期は残っていたのだが、近作は派手なアクションに比重が置かれるようになっている。シリーズを通してトム・クルーズ主演。

エネミー・オブ・アメリカ (1998)

 ハイテク防衛システムをテーマにした映画はパソコン通信時代に作られた「ウォー・ゲーム」が走りだが、このジャンルの頂点を極めるのが本作。国家の要人暗殺の陰謀に気がついてしまった弁護士ディーン(ウィル・スミス)を、ハイテク防衛システムを使って追い詰めていく行政官(ジョン・ヴォイト)。

 途中から登場する謎の男(ジーン・ハックマン)の存在感もなかなかのもので、サスペンスとしても超一流品。果たして「アメリカの敵」って誰なんだろうって気にさせられる。

ワイルド・スピード(シリーズ)(2001〜2016)

 ドラッグレースのカリスマであるドミニク(ヴィン・ディーゼル)と、FBI捜査官のブライアン(ポール・ウォーカー)のコンビを軸にしたカーアクション映画。悪人で売っていたヴィン・ディーゼルの代表作。

 改造車によるレースという部分が、ツボにはまる人にはぴたっとはまる映画ではあるが、ストーリーはそこに強盗やらマフィアやらをからめてちょっと強引な感じは否めない。主演のひとりポール・ウォーカーの事故死によりシリーズの存続は不透明となっている。

ジェイソン・ボーン(シリーズ)(2002〜)

 記憶を失った男(マット・デイモン)が漁船の網に引っかかって引き上げられる。彼の記憶の手がかりは、皮膚に埋め込まれたマイクロカプセルに記されたスイスの銀行の貸金庫。その金庫の中には、偽造された複数のパスポートと拳銃が…

 自身の正体を探して、ヨーロッパをかけめぐるジェイソン・ボーンが主人公の新感覚アクション映画。ロバート・ラドラム原作。スケールが大きいくせに、上映時間がコンパクトにまとまっていて無駄なくストーリーが展開するのが小気味よい。本来3部作であったが、番外編と言える「ボーン・レガシー」が2012年に登場。さらに続編も予定されているという。


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スペクタクル・大河ドラマ編


風と共に去りぬ (1939)

 今では伝説となっている戦前のメロドラマ。この時代にこれだけの物量とスペクタクルをフィルムに焼き付けたハリウッドはやはりただ者ではない。南北戦争時代のアトランタを舞台に、農家のお嬢様だったスカーレット(ヴィヴィアン・リー)が戦争に焼け出されて炎のような恋を経験して、力強く生きていく様を年代を追って映画化。
 入れ替わりたちかわりの監督や脚本家により、通して見ると物語のトーンが一定でないことに気がつくんだけど、そんな細かい部分は物量で乗り切ったという勢いを感じる。
 当時走りだったテクニカラーを採用。今でも美しいカラープリントで見られる。ハイビジョン+大画面で見ることをおすすめしたい。横に流れるタイトルからワイド画面だったと勘違いしていたが、実はスタンダードサイズなのでハイビジョンテレビだと画面の両端に黒帯が入るのはご愛敬である。

戦場にかける橋 (1957)

 デヴィッド・リーン監督の代表作の1本。テーマ曲はあまりにも有名。ミャンマーの奥地で、囚われの連合軍兵士たちが日本軍に橋を作ることを強要される。戦争が終われば橋は人々の役に立つとこの作業を受け入れる兵士たち。ところが、この橋を爆破すべく決死隊も組織されていて…

 戦争の無意味さ、むなしさをスペクタクルシーンも交えて描いた傑作。ウィリアム・ホールデン、アレック・ギネスに加えて、日本からは早川雪洲がキャスティングされている。

ベン・ハー (1959)

 スペクタクル映画といえば必ず登場するのがこの「ベン・ハー」。世界で2番目に売れたとされる本(当時)を原作に(ちなみに1番目は「聖書」らしい、2番目は「ドン・キホーテ」だという説もある)、キリストの誕生に始まってキリストの磔刑に終わる聖書とは表裏一体の物語を、チャールトン・ヘストン主演で豪華絢爛に映画化。

 ベン・ハーといえば戦車競争と言われるほど、4頭立ての馬車のレースとそれを見守るスタジアムのシーンは強烈なんだけど、個人的には前半の奴隷船のオールを漕ぐシーンの方が脳裏に残っている。元々70mmパナビジョンに画面設計されている映画だけに、ハイビジョンのや4Kの大画面テレビ、あるいはプロジェクターでぜひ見ておきたい映画。

ナバロンの要塞 (1961)

 第2次大戦のヨーロッパ。ギリシャのナバロン島にドイツ軍が据え付けた大砲に連合軍は苦しめられていた。これを破壊するために、特殊部隊(グレゴリー・ペック、デヴィッド・ニーヴン、アンソニー・クイン他)が結成され実行不可能と思われた作戦が開始されたが…

 アリステア・マクリーン原作の戦争娯楽大作で、最初から最後まで手に汗握るほど面白い。不可能な作戦ということで、後の「ミッション・インポッシブル」に通じるものがあるかも。監督はJ・リー・トンプソンだが、恐らく彼の代表作だろう。

アラビアのロレンス (1962)

 デヴィッド・リーンといえばこちらを推す人も多いんじゃないかと思う。ピーター・オトゥール扮するイギリス軍のロレンス少尉が、アラブと砂漠の民たち(オマー・シャリフ、アンソニー・クイン、他)を愛し、民族間で対立する彼らをまとめ上げようとする、ある意味男のロマンを描いた映画。

 飛行機も交えた砂漠の戦闘シーンや、ワンショットで撮られた襲撃シーンなどの迫力は満点。これまた大画面で見たい映画である。

史上最大の作戦 (1962)

 第2次世界大戦末期、連合軍のノルマンジー上陸作戦を描いたスペクタクル映画。ケン・アナキン、ベルンハルト・ヴィッキ、アンドリュー・マートンという3人の監督、ジョン・ウェイン、ヘンリー・フォンダ、ショーン・コネリーなど当時のオールスターキャストで撮られた豪華絢爛オムニバス映画。

 ラストの上陸シーン空撮は何回見ても凄いです。特に飛行機で上空から見たシーンは圧巻。今ならCGでコピペしてこの映像を作っちゃうのかなといらんことも考えたりします。これだけカネがあるのに、どうしてカラーフィルムで撮らなかったのかは不思議である。

ゴッドファーザー(シリーズ)(1972〜1990)

 70年代のマフィア映画のブームを作った重厚なギャング映画。イタリアからアメリカへ移民としてやって来たコルレオーネ一家の年代記を、緩急織り交ぜて描いた傑作である。

 マーロン・ブランド主演だが、このシリーズから無名だったアル・パチーノやロバート・デ・ニーロが強烈な印象を残してブレイク。フランシス・フォード・コッポラ監督にしても代表作となる。年代が離れて作られたパート3は、クオリティ的には前2作とそれほど変わらないのにあまり記憶に残らないのは時代のせいか…

愛と追憶の日々 (1983)

 早くに夫を亡くした母(シャーリー・マクレーン)と娘(デブラ・ウィンガー)の実に30年間を描いた大河ドラマ。娘の結婚、隣に住む元宇宙飛行士のジャック・ニコルソン(かなりうさん臭い)、他にもダニー・デヴィートやリン・リスゴーなど個性派の脇役が光る。

 ストーリーもキャラも立っていてまさに人生を描いた映画だなと思わされる。アカデミー作品賞、監督賞、主演女優賞、助演男優賞、脚色賞を受賞した。

フォレスト・ガンプ/一期一会 (1994)

 知能は低いが何とも言えない魅力を持った青年ガンプ(トム・ハンクス)を描いた大河ドラマ。既に普及していたデジタル合成を多用して、歴史的事件や歴史的人物とガンプを合成した数々のショットがケレン味あふれるくせにセンスが良く心に残る。

 デジタルが発展すれば俳優はいらなくなると豪語したとされるロバート・ゼメキス監督だけど、この映画の魅力は生身の俳優の魅力につきるところが面白い。

グラディエーター (2000)

 古代ローマ帝国を舞台に、窮地に追い込まれた剣闘士グラディエーター(ラッセル・クロウ)の活躍を描いたスペクタクル映画。ベン・ハーとよく比べられる、というか再来を感じさせる映画だけど時代背景はやや異なる(こちらは西暦180年)。

 コロシアムのシーンはおそらくデジタル合成だろうけど、物量で乗り切ったベン・ハーとはやっぱり何かが違う… 見比べてみるのも面白いかも。

ロード・トゥ・パーディション (2002)

 30年代のアメリカ。アイルランド系マフィアの幹部マイケル(トム・ハンクス)はボスのジョン(ポール・ニューマン)と深い信頼関係にある。しかし父の本当の仕事を知らないマイケルの息子(タイラー・ホークリン)はある行動に出て…

 アイルランド系マフィアの世界を背景に、父子の絆を激しく描いた傑作。特にラスト近くのマシンガンのシーンと、それに続くラストシーンは長く心に残る。雨音が効果的。このあたりは部屋を真っ暗にして、本格的なAVサラウンドシステムで楽しみたい。


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SF編


キング・コング (1933〜2005)

 言わずと知れた、巨大なゴリラが主演の映画で、怪獣映画の原点的存在。オリジナルは1933年のメリアン・C・クーパー、アーネスト・B・シュードサック監督、フェイ・レイ主演で、コングは人形のストップアニメーション(コマ撮り撮影)だった。後に1976年にジョン・ギラーミン監督が、2005年にピーター・ジャクソン監督がリメイクしている。

 出色なのは2005年版で、オリジナル1933年版で恐らく作者が作りたかったけどできなかったであろう映像を最新SFXで忠実にリメイク。ピーター・ジャクソンのオリジナルへの愛をひしひしと感じる仕上がりで、両者を見比べてみるのも楽しめる。

禁断の惑星 (1956)

 人類が外宇宙の探索をはじめた、西暦2200年が舞台。惑星アルテア4に到着した探検隊は、そこに住むモービアス博士(ウォルター・ビジョン)と娘のアルテラ(アン・フランシス)に出会う。実はこの星には文明があったが、「イドの怪物」によって絶滅したという…

 今見るとアン・フランシスのまばゆいばかりの美しさと、個性的なロボット「ロビー」の好演が印象に残る。単なる宇宙探検物語とは一線を引くストーリー展開にも注目したい。

ミクロの決死圏 (1966)

 人間をミクロ化して潜水艇に乗せ、人間を内側から手術して完治させようというSF映画。ところが患者はミクロ化の秘密を握って亡命してきた博士で、潜水艇には敵国のスパイももぐりこんでいて妨害工作を働き… 人間をミクロ化して人体探検の着想は誰でも思いつきそうなものだけど、未だにこれを超す映画が出ていないってのはやはり凄い映画だったってことかも。

 ローランド・エメリッヒ監督で再映画化の動きがあるらしいけど、デジタル合成でこれを作ってどんな映画ができるのだろうか? リチャード・フライシャー監督。

2001年宇宙の旅 (1968)

 SF映画の古典とも言える大作。太古の昔、地球に登場したモノリス(石碑)を触った類人猿は知恵を持ち、武器を手にする。そして未来、月面の地中から同じ石碑が発見される。石碑の謎を追って人類は宇宙船で木星へと向かうのだったが…

 難解映画と評される作品なんだけど、アーサー・C・クラークの原作を読めば謎はまったくないことがわかる。ただ、映画化したスタンリー・キューブリックの語りが舌足らずなだけで、妙に哲学チックな映画になり、味のある映画に昇華してしまったような気がする。大画面テレビやプロジェクターで見直したら、新たな発見があるかも。後に続編の「2010年」が作られた。原作はさらに続くが、こちらは映画化されていない。

猿の惑星(シリーズ)

 宇宙船が不時着した惑星は、猿が支配していた… というわけで、怪我で口がきけなくなったテイラー(チャールトン・ヘストン)はチンパンジーのジーラ(キム・ハンター)とコーネリアス(ロディ・マクドウォール)の助けで彼らのもとを脱出するのだったが… ピエール・ブール原作でロッド・サーリングが脚本を担当したあまりにも有名なSF映画で、後にシリーズ化された。

 近年、ティム・バートン監督によるリブート版が作られ、さらにサンフランシスコを舞台にした新シリーズが作られている。

スターウォーズ(シリーズ)(1977〜)

 SF映画の一大ブームを作った作品。旧6作品に「クローン・ウォーズ」などの番外編、そして最新3部作が現在進行中である。

 基本的には剣と魔法世界のファンタジーをからめたSF戦争映画なのだが、三角形の宇宙船が画面の上から登場する有名なショットなど後のSF映画に多大なる影響を与えた。物語を壮大なストーリーの中盤からシリーズ化するというアイディアも面白かった。

未知との遭遇 (1977)

 人類と宇宙人の遭遇というSF普遍のテーマを当時の最新鋭SFXを駆使してスティーヴン・スピルバーグ監督が映画化。宇宙人を信じる人たちだけがラストにかけて集結していくというストーリーは象徴的。

 5音階のコミュニケーションとか、デヴィルズ・タワーのイメージなどは印象に強いが、なんと言ってもやっとめぐり会った宇宙人がにこりと笑うシーンは感動的。

スーパーマン(シリーズ)(1978〜)

 アメリカの国民的ヒーローの本格的映画化。爆発寸前のクリプトン星を脱出した赤ちゃんがスーパーマン(クリストファー・リーヴ)となって人類を助ける。このストーリー、今考えると日本むかし話の「桃太郎」にそっくり。

 この映画の最大の魅力は、ほのぼのとした古き良きアメリカの田舎で仮の両親に大切に育てられた主人公クラーク・ケントの人柄の良さに尽きるでしょう。ヒーロー映画の定番だけに、近年も映画化・テレビシリーズ化がされています。

スタートレック(シリーズ)(1979〜)

 テレビシリーズ「宇宙大作戦」の劇場版映画化。テレビシリーズ終了後10年以上経っての映画化だったので、劇場封切り時はスクリーンに蘇るエンタープライズ号の姿に感動させられた思い出がある。シリーズは6作映画化されたあとに、ニュージェネレーションにバトンタッチ。

 最新シリーズでは、テレビの第1作以前の世界が描かれるなど、息の長いシリーズになっている。

エイリアン(シリーズ)

 70年代に起こった宇宙SFブームの中で、異彩を放つホラー映画。遭難信号を受けた貨物船ノストロモ号は謎の惑星に着陸するが、信号はおとりであり救助に向かった乗組員の体内に宿した謎の生物を宇宙船内に招き入れてしまう。

 スプラッタ映画のテイストを持つ第1作だが、戦争アクション映画になった第2作、理不尽なストーリーで突っ走った第3作など、シリーズごとに持ち味が違うのも面白い。後に別のSFモンスター「プレデター」と対決するシリーズも作られた。

ブレードランナー (1982)

 脱走したレプリカント4体を追って、賞金稼ぎのブレードランナー(ハリソン・フォード)が暗躍するカルトSF。原作はフィリップ・K・ディックの「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」。

 サイバーパンクSFの走りとも言える作品で、じっくり描き込まれた酸性雨が降る暗黒の未来は一件の価値がある。

ターミネーター(シリーズ)(1984〜)

 未来からやって来た無敵のロボットのターミネーターと、一人の人間が人類の未来をかけて戦うという、オリジナルは低予算SF。

 しかしそのアイディアの秀逸さと映画の持つ余韻、アーノルド・シュワルツェネッガーの持つキャラクターの強烈さが元に大ヒットとなって、後に莫大な予算をかけてシリーズ化された。ジェームズ・キャメロン監督の出世作。今でも続編が準備され続けるなど、人気が高い。

E.T.(1982)

 地球に取り残された一人の異星人を、子供たちはかくまう。ところがE.T.の存在を知った大人たちは彼を捕獲しようと追いかけ回し…

 ある意味ベタベタなストーリーなんだけど、子供たちとE.T.とのふれあいや自転車が舞い上がる奇蹟など、今見ても泣ける映画なのはスティーヴン・スピルバーグ監督のマジックかも。続編がまったく作られないという潔さもいい。

ジュラシックパーク (1993〜)

 遺伝子操作により復活した恐竜を飼うテーマパーク「ジュラシックパーク」。そのプレオープンに招待された古生物学者と子供たちだったが、システムに異常が起こり…

 後からパニック映画のストーリーをとってつけたような構成だが、この映画の主役はリアルに再現された恐竜たちでそれらがスピルバーグ監督の冴えた演出で暴れまくる。恐竜映画の決定版といった作品で、後にシリーズ化された。

アルマゲドン (1998)

 地球へ衝突コースを取る小惑星が発見され、それを回避するために石油採掘のプロたちが宇宙船で爆破に向かうという邦画「妖星ゴラス」から着想を得たかのような人類滅亡もの映画の決定版。

 とんでもないスケールの大きさが魅力かな。大画面テレビやプロジェクターを買ったら、再見がおすすめ。

マトリックス(シリーズ)(1999〜2003)

 サイバーパンク映画といえば初のCG主役映画「トロン」が走りだと思うけど、「JM」などを経て頂点を極めるのがこの映画だと思う。サイバーパンク小説は活字で読んでもわけわからないが、映像で見てもやっぱりわけわかんないことが多いことを実感した。

 それでもこの世はすべてCGで人間は別の場所に眠っているという世界観は面白いし、増殖するスミス(ヒューゴ・ウィーヴィング)も不気味で良い。監督はウォシャウスキー兄弟。

スパイダーマン(シリーズ)(2002〜)

 アメコミ・ヒーローもので近年最もヒットしたのがこのシリーズ。平凡な高校生のピーター(トビー・マグワイア)が蜘蛛に噛まれて特殊能力を持つというのが主なストーリー。それにガールフレンドのメリー(キリステン・ダンスト)、一般人だけどひょんなことで悪役に変身してしまうノーマン(ウィレム・デフォー)がからむ。監督はあの「死霊のはらわた」でブレイクしたサム・ライミ。

 近年、スタッフ・出演者を一新して別シリーズとして再映画化されている。

X−MEN(シリーズ)(2000〜)

 ミュータントたちを集めた施設で、差別を受けながらも人間たちのために戦うX−MENたちを描いたアメコミ原作の映画。人気の秘密はキャラクターの魅力で、体中武器のウルヴァリン(ヒュー・ジャックマン)をはじめリーダーのプロフェッサーX(パトリック・スチュワート)やマリー(アンナ・パキン)など個性派ぞろい。

 ストーリーは3作で完結したかに思えたが、前日談にあたるスピンアウト作品が次々と公開されている。

トランスフォーマー(シリーズ)(2007〜)

 元々は日本製のおもちゃに端を発するシリーズなのだが、マイケル・ベイとスティーヴン・スピルバーグのタッグによりロボットアクション映画のスーパーシリーズとなって現在に至る。

 ロボット変形ものを実写でやったというわけで斬新といえば斬新なのだが、変形が早すぎて何が何だかわからないのは私の動体視力のなさが原因か?

アバター (2009)

 近年のSF映画の中では一番ヒットし、内容も秀逸な超大作。彼方の星パンドラのアバター・プロジェクトに参加することになった車いすの青年ジェイク(サム・ワーシントン)。自身の分身アバターを使って原住民ナヴィに溶け込み、希少鉱物を手に入れようというのだったが…

 一見わかりにくいストーリーなんだけど、ヴァーチャルリアリティが日常に入り込んできた現代だとすんなり溶け込めるようになってきたところが凄いと思う。3D版は空を飛ぶ感覚もリアルで楽しめるので、3D環境を持っている方にはおすすめ。


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ファンタジー編


アルゴ探検隊の大冒険 (1963)

 ギリシャ神話を原作に、黄金の羊の毛皮を求めて旅をする帆船アルゴ号(シャープのパソコンMZシリーズのマークでしたね)を描いたファンタジー映画の古典。

 見るべきはストーリーよりも何よりも、特撮レイ・ハリーハウゼンによるコマ撮りアニメの妙技でしょう。ガイコツとのチャンバラとか巨人タロスとか、ぜひ4K or ハイビジョン+巨大スクリーンで見てみたいです。

シザーハンズ (1990)

 両手がハサミの人造人間エドワード・シザーハンズ(ジョニー・デップ)は、屋敷にひとり取り残されているところをセールスマンのペグ(ダイアン・ウィースト)に拾われる。彼女の家で暮らすようになり、娘のキム(ウィノナ・ライダー)とも仲良くなるのだったが。

 「雪はどうして降るの」という質問に答えるカタチで展開するファンタージーで、荒唐無稽な上にティム・バートンのダークな世界がブレンドされているにかかわらずものすごく感動できる秀作。ジョニー・デップもウィノナ・ライダーも初期の代表作となった。

ロード・オブ・ザ・リング(シリーズ)(2001〜2003)

 かつては映画化不可能と言われたトールキンの「指輪物語」をSFXやCGを駆使して映像化。闇の王サウロンの指輪を滅びの山に返し世界を救うために、フロド(イライジャ・ウッド)をはじめとする一行が旅に出る。

 3部作を同時に撮影したというだけあって、まとめて見直しても完成度の高いクオリティを誇る。スピンアウト版の3部作である「ホビット」が現在進行中。

ハリー・ポッター(シリーズ)(2001〜2011)

 全8作品で最近完結した人気シリーズ。こちらの魅力は登場人物たちのリアルタイムの成長と劇中での成長がシンクロしていることで、本当にハリー・ポッター(ダニエル・ラドクリフ)やロン(ルパート・グリント)、ハーマイオニー(エマ・ワトソン)たちが大人になって子供ができて…というラストは感慨深い。

 ただし登場人物の多さとストーリーの複雑さはなかなかのものなので、通してみるならちょっと決心が必要かも。

パイレーツ・オブ・カリビアン(シリーズ)(2003〜2011)

 本来はディズニーランドのアトラクションから派生した映画シリーズだが、ジョニー・デップ演じるジャック・スパロウ船長のひょうひょうとしたキャラクターや、オーランド・ブルームのウィル・ターナー、キーラ・ナイトレイ演じるエリザベス・スワンなどの魅力で大ブレイク。

 当初は3部作の予定だったが、2011年にスパロウ船長以外のキャラクターを一新した第4作「生命の泉」が製作された。

ナルニア国物語(シリーズ)(2005〜2010)

 C・J・ルイスの児童文学を映画化したシリーズ。第2次世界大戦の暗い時代を背景に、衣装ダンスからつながったファンタジーの世界「ナルニア」へ迷い込んで王となったペベンシー兄弟の物語。

 子供たちが主役のファンタジーとしては夢があるんだけど、正直こうも簡単に王になれるってのはいかがなもんだろうって思ってしまう。


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ラブストーリー編


旅情 (1955)

 ハイミスのジェーン(キャサリン・ヘップバーン)はベニスへ単身旅行に出かける。そこで出会った男性レナート(ロッサノ・ブラッツィ)と恋に落ちるが、彼に家族がいることを知り…

 あのデヴィッド・リーン監督が撮ったラブストーリーの小品。この奥手な女性が恋に目覚めるプロセスが実に感動的で、悲恋なんだろうけどいい余韻を感じさせてくれる傑作。当時のベニスの町並みも実に心に残る。

ドクトル・ジバゴ (1965)

 ロシアの文豪バステルナークの小説を映画化した大河ドラマ。ロシア革命を背景に、医師ジバゴ(オマー・シャリフ)とラーラ(ジュリー・クリスティ)とトーニャという二人の女性との関係を描いたメロドラマ。

 ロシアの大地を舞台に、血のつながりの強さを感じさせるラストシーンが心に残る。美しいテーマ曲も映画音楽としては定番である。

ライアンの娘 (1970)

 アイルランドの田舎町で、歳の離れた教師(ロバート・ミッチャム)に恋をしてしまった少女ロージー(サラ・マイルズ)。彼と結婚したはいいが、やがて村へイギリス軍のランドルフ(トレヴァー・ハワード)が駐留して…

 よくよく考えるとどうでもいいような田舎の不倫物語なんだけど、このストーリーにアイルランドの独立運動をからめて重厚な大河ドラマにまとめあげてしまったデヴィッド・リーンはやっぱり凄いと思ってしまいます。狂言回しに出てくるジョン・ミルズが印象的で、ラストシーンも含めて心に残る。

追憶 (1973)

 社会運動に身を投じるケイティ(バーブラ・ストライサンド)とノンポリ(に思える)ハベル(ロバート・レットフォード)のくっついては離れての20年間を描いた大河ドラマ。

 最初に見た時はぴんと来なかった、というかケイティの魅力がまったくわからなかった本作だけど、見直すたびに新しい発見があり今では名作の1本として数えることになってしまった作品。

ベティ・ブルー 愛と激情の日々 (1986)

 オープニングシーンからいきなり金縛りに遭ってしまったまさに激情恋愛映画。流れ者のベティ(ベアトリス・ダル)と、自称小説家のゾルグ(ジャン・ユーグ・アングラード)は一目で恋に落ちて同棲。激しい愛の日々を送る。妊娠した彼女のために銀行強盗まで働くゾルグだったが…

 ある意味ジェットコースターのような恋愛映画で、心に残ったというよりも初見の時は完全にどん引きしてしまった。でも今でもたまに再見したいと思う不思議な映画。「〜インテグラル」は再編集版。

プリティ・ウーマン (1990)

 どうってことないシンデレラ・ストーリーなんだけどジュリア・ロバーツとリチャード・ギアの魅力を決定づけた1本として外せない。映画に深みはないけど、華がある。監督はゲイリー・マーシャル。

ポンヌフの恋人 (1991)

 アレックス(ドニ・ラヴァン)はパリのポンヌフ橋で暮らす大道芸人。孤独な彼は、家出して放浪している娘ミシェル(ジュリエット・ビノシュ)と出会い激しい恋に落ちる。しかし彼女は目の病気にかかっていて…

 200年祭に沸くパリを舞台にしたラブストーリー。実は白状すると、私はこの映画のストーリーはほとんど覚えてないんだけど、橋の上で踊るドニ・ラヴァンとビノシュが目に焼き付いてしまって、本当にポンヌフ橋まで訪れてしまったという思い出深い作品(映画の橋はセットらしいが)。ビノシュを見て、フランスの女優の底力をひしひしと感じました。

タイタニック (1997)

 ディザスター映画、あるいはパニック映画として名高い本作だけど、分類するとやっぱりラブストーリーかな。史実に有名な豪華客船タイタニック号の沈没事故にからめたラブストーリーで、ラストは号泣必至。

 ケイト・ウィンスレットはやはりこれが代表作。大画面+ハイビジョンで、タイタニック号の大きさを感じたい映画。

恋におちたシェイクスピア (1998)

 16世紀のロンドンを舞台に、劇作家シェイクスピア(ジョセフ・ファインズ)が女優のヴァイオラ(グウィネス・パルトロー)にインスピレーションを得て「ロミオとジュリエット」を書き上げるまでを描いた楽屋落ち的な物語。

 シェイクスピアに詳しかったら、もっと楽しめたかな。女王のジュディ・デンチの貫禄はさすがでした。

ギター弾きの恋 (1999)

 ウディ・アレン作品では一番好きな映画。架空のギタリストのエメット(ショーン・ペン)を、あたかも実在の人物であるかのようにドキュメントスタイルで紹介していく手法はケレン味たっぷりでとても楽しめる。彼の相棒は口のきけない女性ハッティ(サマンサ・モートン)だったが、彼女の魅力に気づかないエメットは事あるごとに辛く当たり…

 近くにいるのに気づかない、というラブストーリー永遠のテーマ(フェリーニの「道」と同じですね)を歌い上げる、心にしみる傑作。


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青春映画編


太陽がいっぱい (1960)

 富豪のフィリップ(モーリス・ロネ)の取り巻きの一人としていいように扱われ、ついに彼を殺してなりすますという完全犯罪を実行してしまった貧乏な青年のリプレー(アラン・ドロン)。

 ダークな青春映画としては古典的傑作で、物語のテーマとも言えるヨットとぎらぎらとした陽光はひたすら印象的。フィリップの恋人役のマリー・ラフォレの美しさも特筆もの。パトリシア・ハイスミスの原作は、後に「リプレー」として再映画化された。

冒険者たち (1967)

 アフリカのコンゴ沖の海底に眠る財宝を探しにやってきた3人組(アラン・ドロン、リノ・ヴァンチュラ、ジョアンナ・シムカス)が主人公。首尾良く宝をゲットしたは良いが、ギャングとの宝の争奪戦に巻き込まれ…

 ジョゼ・ジョヴァンニの原作をロベール・アンリコが映画化。ジョアンナ・シムカス演じるレティシアの美しさ、3人の恋愛関係の結末のほろ苦さなどが余韻を引く。

ジョニーは戦場へ行った (1971)

 第一次大戦に出征したが爆弾にやられ、肉塊になって帰ってきたジョー(ティモシー・ボトムズ)が主人公。外とコミュニケーションを取る手段を持たないジョーはベッドの上でかつての人生を回想するのだったが…

 学生の頃に見て、頭をぱかんとやられたかのような衝撃を受けた反戦映画の傑作。ジョーの父(ジェイソン・ロバーズ)とのやり取りや、恋人キャシー・フィールズとの別れなどしみじみとした名場面が散りばめられた傑作。ダルトン・トランボ満身の代表作。

ストリート・オブ・ファイヤー (1984)

 数年ぶりに故郷に帰ってきたトム(マイケル・パレ)は、かつての恋人エレン(ダイアン・レイン)が無法者(ウィレム・デフォー)のグループにさらわれたことを知る…

 まるで日活無国籍アクションを思わせるようなストーリーを、ロックンロールに乗せて描いた寓話。全盛期のダイアン・レインはやっぱり可愛いです。

バック・トゥ・ザ・フューチャー(シリーズ)(1985〜1990)

 両親のそして家族の存続の危機を救うために、ドク博士(クリストファー・ロイド)の作った自動車型タイムマシンで60年代へタイムスリップする高校生マーティ(マイケル・J・フォックス)。

 SF映画のスタイルをとっているが、内容はまったくの青春映画で、しかもいろんな映画のパロディをぎっしり詰め込んで何回見ても発見があるという面白さ。後に未来編・西部劇編と呼べる続編が作られ、3部作となっている。

ギルバート・グレイプ (1993)

 アメリカ中西部の田舎町。ドラッグストアに勤めるギルバート(ジョニー・デップ)は、知的障害を持つ弟アーニー(レオナルド・ディカプリオ)、動けないほど太った母を持ち、いつかこの町を脱出しようと思っている。ある日トレーラーハウスに乗った少女(ジュリエット・ルイス)が彼らの前に現れて…

 ピーター・ヘッジズの原作をスウェーデン出身のラッセ・ハルストレムが映画化。郷愁あふれる田舎を舞台に、登場人物3人がなんとも心地よいハーモニーを醸し出す。ラストシーンは個人的に大好き。名作。


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スポーツ編


ロッキー (1976)

 三回戦ボクサーのロッキー(シルベスター・スタローン)が、世界チャンピオン・アポロ(カール・ウェザース)の気まぐれで世界戦にかり出される。15ラウンドただ立っていることだけを目標に、勝負に挑むロッキーだったが…

 これまたシンプルなストーリーだけど、恋人エイドリアン(タリア・シャイア)やトレーナーのミッキー(バージェス・メレディス)の好演もありストレートに熱くなれる映画。脚本を持ち込んだスタローンの出世作でもある。

炎のランナー (1981)

 陸上競技で頂点を極めたエイブラハムズ(ベン・クロス)を描いたスポーツ映画。ストーリーはこの手の映画では定番モノのうちに入ると思うが、ヴァンゲリスのテーマ曲とスロー撮影の美しさが印象に残る名編。

ベスト・キッド (1984)

 ダニエル(ラルフ・マッチオ)は平凡なイタリア系の高校生だったが、不良グループにからまれているところをミヤギ老人(ノリユキ・パット・モリタ)に助けられる。喧嘩に使うなという条件付きでミヤギにカラテを習うダニエルだったが、実はカラテの高校チャンピオンだった不良と大会で対戦することになり…

 日本への強烈なリスペクトを感じるカラテ映画で、後にシリーズ化される。監督は「ロッキー」と同じジョン・G・アヴィルドセン。ミヤギ老人をジャッキー・チェンが演じる最新作もある。

フィールド・オブ・ドリームス (1989)

 天からのお告げを受けた農夫(ケヴィン・コスナー)が、とうもろこし畑をつぶして野球場を作り始める。あっけに取られる家族もやがて彼を暖かく見守るようになり…

 奇跡ものの1本であるが、野球に対する愛があふれた映画で熱くなれることうけあい。原作はW・P・キンセラで、フィル・アルデン・ロビンソン監督。


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西部劇編


西部開拓史 (1962)

 アメリカの国策として作られたという、オールスターキャスト・オムニバス・西部劇超大作の決定版。何よりもフィルム3本方式のシネラマで撮られているので、画面のワイド感と臨場感はただならないものがあり、ハイビジョンできちんとしたAV環境で観れば西部に放り込まれたようなトリップ感覚が味わえる。なおブルーレイソフトでは、スマイルパッケージという画面が湾曲したバーチャルなシネラマ画面が楽しめる。

俺たちに明日はない (1967)

 30年代に活躍しながら、若くして警官隊に射殺されたアベック強盗のボニー(フェイ・ダナウェイ)とクライド(ウォーレン・ベイティ)を描いた新感覚西部劇。最初はバック・バロウ(ジーン・ハックマン)らを加えた4人組の強盗だったんだけど、いざ人を殺してしまってからの追い詰められた彼らの疾走感が印象に残る。アーサー・ペン監督。

皆殺しのジャンゴ (1968)

 ストーリーの面白さと残酷描写にふった、イタリア製西部劇(マカロニウェスタン)の代表作といえば「荒野の1ドル銀貨」だが、個人的にはこの「ジャンゴ」シリーズを推したい。ジャンゴといえば棺桶に入ったガトリングガンで、最後は敵を一網打尽するといういかにもマカロニウェスタンのオチらしい展開が楽しい。監督はフェルディナンド・バルディ。


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ミュージカル編


オズの魔法使 (1939)

 竜巻に家ごと巻き込まれた少女ドロシー(ジュディ・ガーランド)は夢の国オズで目を覚ます。故郷のカンザスに帰るために、臆病者のライオン(バート・ラー)、頭のないカカシ(レイ・ボルジャー)、心のないブリキ男(ジャック・ヘイリー)と黄色い煉瓦の道を旅することになるのだったが… ファンタジーの古典とも言える定番映画で、後の作品に数々の影響を与えている。「虹の彼方に」はこの映画から出たヒット曲。ヴィクター・フレミング監督。

ウエストサイド物語 (1961)

 「ロミオとジュリエット」のストーリーをスラム街のギャングの抗争に置き換えたミュージカルで、日本でも異例のロングランを記録した作品。ヒロインのナタリー・ウッドをはじめ、リチャード・ベイマー、ジョージ・チャキリス以下登場人物の街へ出ての群舞は圧巻の一言。これこそ大画面で見たいミュージカルだ。

シェルブールの雨傘 (1963)

 傘屋の娘ジュヌヴィエーブ(カトリーヌ・ドヌーブ)と、工員のギイ(ニーノ・カステルヌオーヴェ)は恋に落ちるが、折しもアルジェ戦争が勃発して二人の運命は狂っていく。全編セリフが歌として綴られる、最もミュージカルらしいミュージカル。楽曲の美しさに加えて画面の美しさ、物語のはかなさほろ苦さ、カトリーヌ・ドヌーブの美しさなどなど見るべきところは多い。

サウンド・オブ・ミュージック (1964)

 第2次世界大戦直前のオーストリア。母親を亡くしたトラップ一家のところへ家庭教師にやってきたマリア(ジュリー・アンドリュース)。他の家庭教師は手を焼く子供たちと心を通わせるマリアだったが、オーストリアはやがて戦火に巻き込まれて…
 有名なトラップ一家の脱出劇を、スタンダード曲を散りばめて豪華絢爛に映画化した作品。オーストリアの美しい風景も心に残る。ロバート・ワイズ監督。

フラッシュダンス (1983)

 昼は製鉄所で働き、夜はナイトクラブで踊るアレックス(ジェニファー・ビールス)のプロダンサーになるべく挑戦を描いた青春映画。水をばしゃっとかけるダンスシーンなど、当時としては新鮮でブームになった。エイドリアン・ライン監督。


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人間ドラマ編


素晴らしき哉、人生! (1946)

 自殺寸前の男ジョージ(ジェームズ・スチュワート)のところに天使が降りてきて、彼はいかに世の中に必要な人間であるかということを告げる。フィルップ・ヴァン・ドレン・スターンの原作をフランク・キャプラが映画化。本国ではクリスマスにテレビ放映される定番映画ということで、ハートウォーミングな内容は一見の価値がある元気が出る映画。

8 1/2 (1963)

 スランプに陥った作家グイド(マルチェロ・マストロヤンニ)は自分の体が落下する夢を見る。疲れを癒やすために温泉に療養に行くグイドだったが、やがては自身の頭の中のイメージの洪水に押し流されるようになり…
 フェデリコ・フェリーニの代表作ではあるが、綴られるのは頭の中のごっちゃごちゃのイメージであり、ワールドである。しかし見ていると何やら映画監督が映画を生み出す土壌を垣間見た気分になれるのが不思議である。

バグダッド・カフェ (1987)

 砂漠で営業する「バグダッド・カフェ」に、太ったドイツ女性ジャスミン(マリアンネ・ゼーゲブレヒト)が流れ着く。彼女をいぶかしがるカフェの主ブレンダ(CCH・パウンダー)だったが、やがて心を開いていき…
 主題歌「コーリング・ユー」も大ヒットしたカルト的人気を誇る作品。思わず心が温かくなっていく、不思議なトリップ感を味わうことができる。

レインマン (1988)

 実業家のチャーリー(トム・クルーズ)は、絶縁していた父の訃報と共に、自閉症の兄(ダスティン・ホフマン)の存在を知る。遺産目当てに兄と旅をすることになったチャーリーだったが…
 いろんなエピソードが積み重ねられるロードムービーで、レインマンの正体を知る頃には思わず目頭が熱くなるような感動を覚える。まったくタイプの違う二人の好演が光る秀作。

ニュー・シネマ・パラダイス (1989)

 シチリアの村の唯一の娯楽だった映画館で働くアルフレード(フィリップ・ノワレ)。後に映画監督になった少年トト(ジャック・ペラン/マルコ・レオナルディ/サルヴァトーレ・カシオ)を軸に、映画館に集う村人たちの人間模様を追った大河ドラマで、ミニシアター公開ながら空前絶後のロングラン&大ヒットを記録した話題作。トトの恋人エレナ(アニェーゼ・ナーノ)が振り返るシーンは絶品。アルフレードとトトの関係も絶妙。何回見ても泣けるし、新しい発見がある傑作である。

テルマ&ルイーズ (1991)

 アメリカ、アーカンソー州の小さな町に住む、平凡な主婦テルマ(ジーナ・デイビス)と、ウェイトレスのルイーズ(スーザン・サランドン)の逃避行を描いた、女性2人のロードムービー。断崖絶壁に向かって車ごとダイブする衝撃のラストシーンが印象深い。若き日のブラピが見られるのも貴重かも。

ビューティフル・マインド (2001)

 「ゲーム理論」を構築した数学者ジョン・ナッシュ(ラッセル・クロウ)の半生を描いた伝記映画。単なる一数学者の成功物語かと思いきや、途中からは彼がかかった「統合失語症」がからんで物語は思わぬ展開を見せる。シルヴィア・ネイサーの原作をロン・ハワードが映画化。この世は夢か幻かもしれないと思わせてくれる。

ラスト・サムライ (2003)

 明治維新勃発後の日本。南北戦争の英雄ネイサン(トム・クルーズ)は侍たちと対決するために日本政府に招かれる。西洋式戦術を持って、不穏な動きを行う勝元盛次(渡辺謙)と一線を交えるもネイサンは捕虜となってしまう…
 「レッド・サン」と同じく西洋と日本文明の衝突を描いた映画だけど、今回は日本文化に対するリスペクトが感じられる話題作。

ミスティック・リバー (2003)

 幼なじみのジミー(ショーン・ペン)、デイブ(ティム・ロビンス)、ショーン(ケヴィン・ベーコン)の3人組だったが、実は彼らには誘拐にまつわる暗い過去がある。25年後、ジミーの19歳の娘が死体で発見される。刑事となったショーンはこの事件を担当するが、そこには容疑者としてデイブの名前が浮かび上がってくる…
 デニス・ルヘインの原作をクリント・イーストウッドが映画化。暗いテーマが多く個人的にも当たり外れが激しいイーストウッド監督作なのだが、これは何とも言えない余韻が重くのしかかる成功作だと思う。


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ホラー・サスペンス編


サイコ (1960)

 会社の金を横領した女がモーテルに立ち寄る。神経質そうな管理人の青年ノーマン(アンソニー・パーキンス)は彼女を泊めるが、やがて殺人事件が起こり…
 ロバート・ブロックの原作を映画化。タイトルからわかるように、サイコ映画の原点であり文字通りの定番映画である。ヒッチコック監督作でも最高傑作に上げる人が多いだろう。

鳥 (1963)

 原因不明ながら鳥たちが人間を襲い出すという、ヒッチコックのサスペンスというよりは動物パニック映画の原点みたいな作品。繰り返しテレビ放映されているけれど、ここはやっぱり大画面できっちりと見直してみたい映画。余計な説明がない恐怖ってのも、後の作品に多大な影響を与えているのではないだろうか。

エクソシスト (1973)

 ワシントンに住む少女リーガン(リンダ・ブレア)に悪魔が取り付く。現代医学ではどうしようもないことに気づいた両親は、カラス神父(ジェイソン・ミラー)とメリン神父(マックス・フォン・シドー)に悪魔払いを依頼するのだったが。パニック映画のブームを作った当時の話題作。それまでB級映画がほとんどだったホラーに、神父の葛藤の人間ドラマをミックスして重厚に仕上げた内容が新鮮だった。

バタリアン (1985)

 ロスの地下に保管されていた謎のガスが漏れて、それを浴びた死者が蘇る事件が発生する。なんとかゾンビたちを退治して火葬場で燃やすのだったが、今度は火葬場から立ちのぼった煙と灰が雨にのり墓場に降りそそいだからさあ大変。

 個人的にはゾンビ映画としてはロメロ作品よりも断然評価の高い1本で、降り注ぐゾンビガスに煮ても焼いても処分できない放射性物質の恐怖を重ね合わせて見てしまうのは私だけだろうか。ダン・オバノン監督。

羊たちの沈黙 (1990)

 女性を殺して皮をはぐという猟奇連続殺人事件が発生。事件の手がかりを得るために、FBI訓練生のクラリス(ジョディ・フォスター)は収監中の殺人鬼レクター博士(アンソニー・ホプキンス)に助言を求める。犯人捜査のためにプロファイリングという手法が話題となった、トマス・ハリス原作のベストセラー映画化。後にシリーズ化されるが、ホプキンス以外はキャストが一新されている。ジョナサン・デミ監督。

シックス・センス (1999)

 精神科医のマルコム(ブルース・ウィリス)は、患者に撃たれて重傷を負う。再起を果たした彼は今度は死者が見えるという特殊能力を持つ少年コール(ハレイ・ジョエル・オスメント)の治療に当たるのだったが。インド出身のM・ナイト・シャマラン監督の評価を決定づけたホラーサスペンス。未見の方は、予備知識なく見ることをおすすめする。

バイオハザード(シリーズ)(2002〜2012)

 日本のテレビゲームをテーマに、ミラ・ジョヴォヴィッチ主演でハリウッド映画化。ゾンビ映画としては異例の人気シリーズで、主人公のアリスが回を追うごとにパワーアップしていくのが話題。ポール・W・S・アンダーソン監督。


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  --- E N D --- 2016/7/22 更新 (oga.

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