ジョーシン 家電とパソコンの大型専門店
ログイン
企業情報ネットショッピング店舗情報
  

店舗とは価格・ポイント他の条件が異なります

メーカー名で探す  サイトマップ  お買い物方法  よくある質問  メーカーお問い合わせ先一覧
小田急1000形を組み立てる〜小加工編〜

車両というものは一生同じ姿で働き続けるということはまずありません。何らかの改造を受けてスタイルが変わり、それにより大きくイメージを変えることがあります。この小田急1000形も登場時は菱形のパンタグラフを搭載していましたが、2001年頃からパンタグラフを着雪対策でシングルアーム形に交換しています。キットでは菱形パンタグラフですが、実車同様シングルアーム形に交換してみることにしました。また、小田急のおもしろさの一つに、分割併合や異形列との混結があります。キットでは前面の連結器はダミーですが、もう1編成組み立てて8両なり10両なりにできるように、また、他社から発売されている完成品と連結して長編成で楽しむことを考慮して先頭車前面の連結器をTNカプラーに交換してみました。

先頭車をTNカプラーにする
では、先頭車の前面をTNカプラーにしてみます。連結器は0332を使いました。これが出来上がりですが、ポイントはTNカプラーが取り付けられるようにストッパーを取り付け、床板やスカートのうちTNカプラーに支障する部分を切り取るということです。 
床板をカットする
では、先頭車の床板をカットします。連結面側から118mmのところでまず切断します。そして、写真のように床板のセンターラインを基準として幅4mm・奥行き2mm程度切り込みます。TNカプラー0332の出っ張りを逃がすためです。
TNカプラーアダプター
TNカプラーを取り付ける方法はいろいろあります。両面テープや接着というやり方もあるかもしれません。しかし、力が掛かりまた破損したときの交換も考慮して爪ではめ込む方法やTNカプラーの穴にネジ止めというやり方もあります。今回はボナファイデプロダクツのTNカプラーアダプターを使用しました。
アダプターを折り曲げる
そのままではTNカプラーは付きません。アダプターを説明書に従って折り曲げることにします。
出来上がり(右)
折り曲げると両端に耳のような部分ができますので、ここにTNカプラーを差し込めば出来上がりです。しかし、このままでは床板にはめ込んでも車体内部におさめることができません。次の写真にあるように金属用のヤスリであたる部分を削ることにします。これは現物あわせで行いましょう。出来上がりが右側です。
削っています。
削るときは必ず金属用のヤスリを使いましょう。日曜大工センターに行けば、安く手に入ります。少しずつ削って合わせていきましょう。一気にやりすぎると削りすぎて安定が悪くなります。
スカートも削ります。
キットのスカートは元々はダミーです。左側は削る前の姿です。中央部がまるまるTNカプラーに支障しますので、削ります。ニッパーでだいたい切断して、あとはヤスリのお世話になります。こちらはプラ用の棒ヤスリを使ってだいたい削って、紙ヤスリで仕上げましょう。小田急の車両の場合、スカートに穴があいていますが、TNカプラー用の加工をした関係で穴をあけるとスカートの強度が保てなくなってしまいますので今回は省略しました。穴をあける代わりに黒く塗りつぶしてもいいかもしれません。
出来上がりです。
出来上がりです。こんな感じになります。(編集の関係上、完成後の姿ですがご了承下さい。)
シングルアームパンタ
今度はシングルアームパンタを取り付けることにします。今回はトミックス・LSE用の分売パーツを使ってみました。このパンタグラフがなくても、GMなどからもシングルアームパンタが発売されています。パンタグラフの1つの取り付け方として参考にして下さい。
寸法を測る
いきなり、屋根板に穴をあけるのもいいですが、よほど寸法をキッチリあけないとゆがんだりはまらなかったりします。また、同じようなパターンの穴を複数個あけるのは根気が必要ですし、ばらつきが出てしまいます。今回はパンタ穴用の治具を作ることにします。「急がば回れ」・・・手間はかかりますが、仕上がりが均一になる利点があります。もちろん、小田急1000形にとどまらず、他の系列のキットを組み立てるときも応用ができようかと思います。実測値でレール方向に9.6mm・枕木方向に7.6mm程度でした。これを直接屋根板にけがいて穴をあけるのは管理人は不器用ですのでやる勇気がありませんでした(へタレですね)。
治具
こんな感じで治具を作ります。穴は0.3mm程度をあけましょう。パンタグラフの穴は0.7mmですが、ケガキ針を通す関係で0.3mmにしておきます。真ん中の穴はセンター割り出し用です。4mm間隔で直径1.2mmの穴を2つあけます。キットを組んだことのある方ならわかると思いますが、この寸法はGMやカトーのパンタ取り付け穴のものです。次以降の写真で出てきますが、菱形パンタの交換用なので、シングルアームパンタの中心と菱形パンタの中心は同じ位置であるということを利用します。このキットの屋根板にはパンタグラフ取り付け用の穴があいていますので、これを利用する寸法です。
穴にはめます
写真のように菱形パンタ用の穴にランナー引き伸ばし線を差し込んで位置決めをします。アングルの関係で曲がっているように見えますが、上から眺めてみて曲がっていないかどうかを確認しましょう。
ケガキ針を通します。
緊張の一瞬、ケガキ針での位置決めです。これを誤るとパンタグラフがゆがんでしまいます。慎重にケガキましょう。
穴あけ
穴あけをします。パンタグラフの穴は0.7mmですが、まず0.5mmで穴をあけて、それから0.7mmをあけると狂いにくいです。
仮乗せ
穴があいたら仮乗せします。もし、狂っていたら修正しましょう。ここもドキドキする一瞬です。
簡易パンタ台を作る
電車のパンタグラフをよく見るとパンタグラフを乗せる台の上に絶縁用の碍子を通して乗っかっています。模型の場合、そのまま穴をあけた屋根板のところにパンタグラフを乗せてもよさそうですが、ちょっと精密感にかけます。今回は1mm×2mmに切った0.5mm厚のプラ板を簡易パンタ台してみます。材料を切り出す前に先に0.7mmの穴をあけるのがミソです。
比べてみると
本当は真鍮製のパーツを使えばもっとリアルになるのですが、こんな感じでも十分リアルに見えます。手前がパンタ台使用例、後ろがそのまま乗せた場合です。ちょっとしたことでも精密感が違うということがおわかりいただけようかと思います。
穴埋め
これで大丈夫でしたら、穴埋めをします。先ほど位置あわせで使ったランナー引き伸ばし線で穴埋めするといいでしょう。接着剤が乾いたら、不要な部分を切断し、穴を埋めます。
次のページではいよいよ仕上げ編になります・・・。


特集表紙

組立編

小加工編

仕上げ編