特集 ホームシアター

AVコンポ編

 DVDシアターセットが物足りなくなったり、好みの組み合わせを楽しみたい場合はコンポーネントオーディオがおすすめ。一般的にコンポーネントオーディオの方がDVDシアターセットよりもワンランク上のサウンドを楽しむことができます。
 このページでは単品で販売しているAVアンプをはじめ、各ポジションのスピーカー、サブウーハーなどをご紹介します。

AVアンプ ~ホームシアターの司令塔

 ホームシアターをコンポでそろえようと思えば、まずはAVアンプを1台用意しましょう。AVアンプはホームシアターの司令塔とも呼べる製品で、DVDレコーダーやプレイヤー、各種チューナー、CD、MDなどのオーディオデッキなどあらゆるAVソース、そしてテレビモニターやプロジェクター、スピーカーをつないで集中コントロールします。
 機能的にはDVDやチューナーなどを切り替えるシステムセレクター部、5.1chのデコーダー、そしてチャンネル数分のパワーアンプなどが内蔵されています。さらにマニアックな機種になると、コントロールやデコーダー部分とパワーアンプが分かれている製品もあります。

メインスピーカー ~縦長(トールボーイ)タイプがおすすめ

 テレビやディスプレイ画面の左右に置くのがメインスピーカー。次に述べるセンタースピーカーと合わせて、最も重要なスピーカーと言えるでしょう。
 AV用途でスピーカーを購入する場合、まず注意が必要なのが防磁タイプであること。テレビやモニターなど強い磁気を出す、あるいは磁気の影響を受ける機器のそばに設置するので、防磁タイプであることは必修です。(プロジェクターは例外です)
 さらに縦長のトールボーイタイプであれば、大画面テレビの横でも高さを合わせてしっくりと並べることができます。

センタースピーカー ~クリアな音質のものを

 5.1chサラウンドでは、メインスピーカーと合わせて重要なのがこのセンタースピーカー。映画では俳優のセリフを、音楽ではボーカルなどを担当するとても重要なスピーカーです。当然、セリフが聞き取りにくくては映画はストーリーがわかりません。センター専用のスピーカーを選べば、クリアで聞きやすい音質に調整されています。
 センタースピーカーはテレビの上やテレビ台の中、スクリーンの下などに設置するため、その形も注意が必要。サイズをきっちり調べて、どこに置くかを考えてから購入するようにしましょう。

サラウンドスピーカー ~設置場所に合わせてチョイス

 背後に置いて周囲の音や臨場感を盛り上げる役割を担うのがサラウンドスピーカーでリアスピーカーとも呼ばれます。一般的にリアのスピーカーは高い位置に設置する方が臨場感が盛り上がるので、小型のものを金具で天吊り設置するケースが多いようです。
 本来であれば、5本のまったく同じスピーカーを設置した方が音場的には安定するのですが、お部屋の形状や設置場所などによりそれは無理な場合がほとんどです。特にリアスピーカーは、設置場所の状況(部屋の形や家具の有無など)を考慮しながら決定した方が良いでしょう。
 天吊りにした場合は、使用する金具によりスピーカーの角度が自由に変えられるものがあります。写真のように、いろいろな角度を試すと良い結果が得られる場合が多いようです。

スーパーウーファー ~迫力を求めるならハイパワーのものを

 アクション映画の腹に響くエンジン音や爆発音。ライブの地響きを立てるドラムの音や観衆のざわめきなど、スーパーウーファーはサウンドに迫力を求めるなら欠かせません。低音はあまり音に方向性がないので、設置位置は音の立体感にあまり影響しないと言われています。そのためスーパーウーファーはリスナーの前方であればあまり置き場所に神経質になる必要はありません。
 スーパーウーファーはアンプを内蔵したものが一般的です。サウンドに迫力を求めるなら、なるべく口径が大きなウーファーとハイパワーなアンプを積んだものをチョイスすれば良いでしょう。


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