2026.03.23
Joshin 試用レポート
使いこなせたら最強!クリエイター向けの左手デバイス『DOIO KB16』を導入してみた



片手デバイス DOIO KB16
各スイッチに任意の操作を割り当てることで、作業スピードを劇的に引き上げる左手デバイス『DOIO KB16』を導入しました。
重厚感あふれるアルミニウムボディと豊富なカラー、メカニカルキーボードのような打鍵感に一目惚れしましたが、キー設定は少し複雑で上級者向け…?
しばらく使い込むと画像・動画編集の優秀なサポーターになったので、レポートします。 ライター:もあ
画像・動画編集に役立つ!クリエイター向け片手デバイス『DOIO KB16』
● クリエイティブ作業の手数を減らしたい
● 重厚な質感やキーの打鍵感を重視したい
● 自分好みのキーマップを組みたい中〜上級者
| セット内容 | 本体、USB-Cケーブル(Type-A to C)、2in1プラー、VIAセットアップガイド |
|---|---|
| サイズ(約) | 幅142.5×奥行96.2×高さ33mm |
| 質量(約) | 320g |
『DOIO KB16』は、16個のキーと3つのノブ(ダイヤル)に様々な操作を割り当てできるデバイス。
コピー&ペーストなどの基本操作から、複雑なショートカットまでを指先ひとつで完結でき、使いこなせれば作業効率が大幅にアップします。
Windows・Mac・Linuxだけでなく、AndroidやiOSにも対応しておりタブレット端末でも使えます。
高級感のあるアルミボディに、静かで上質な打鍵感で、画像や動画編集で直感的に使いやすいノブまで付いており、約1万円のお手頃価格とは思えません。
コスパ最強で、デスク周りのガジェットにこだわりたい方にピッタリです。
キー操作の割り当てはQMKファームウェア「VIA」で行いますが、プリセットがなくショートカットのコマンドを1つずつ登録するため、最初は少し戸惑います。
筆者も初めての「VIA」に頭を悩ませましたが、検索とAIチャットを頼り何とかAdobeソフト「Photoshop」と「Premiere Pro」で便利に使えるようになりました!
自作キーボードの経験がある方なら、自由度の高いキーマップを柔軟に書き換えて、すぐに理想の入力操作を構築できると思います。
パッケージに段ボールクラフトが付いていました
パッケージ裏に段ボールクラフトのようなものが付いていたので、切り離して作りました。
組立図はないので直感で山折りor谷折りしていくと、動物っぽい雰囲気!
おそらく上記画像4枚目が完成形です。トナカイ…?シカかも…?
豊富なカラーバリエーション
カラーバリエーションは8色とかなり豊富。
定番のブラック・シルバーはもちろん、鮮やかなイエローやパステル調のピンクまで、デスク周りの雰囲気に合わせて選べます。
一緒に使っていたスタッフはイエロー激推しで「ガジェット界隈でパキッとしたイエローは貴重ですよ!よくあるクリーム系をイエローと呼ぶのとは訳が違います!」と熱く語っていました。
確かに、このビビッドカラーは唯一無二かもしれません。
筆者はネイビーを愛用!シックとポップさを兼ね備えた色味で、デスク上で程よく個性を主張してくれます
高級感あふれるアルミボディ
サイズ感は、文庫本をひと回り小さくしたイメージ。
デスク上でジャマにならない絶妙なコンパクトさですが、キーとノブがギュッと密接しているので使用感が気になるところ。
上面は触れる度に所有欲が満たされる重厚なアルミ合金素材で、背面は基盤が薄っすらと見えるスケルトン仕様です。
アルミ特有のズッシリとした質感と背面四隅の滑り止めのおかげで、使用中に位置がズレてくるストレスは全くありませんでした。
16キー+3ノブの質感とライティング
接続は有線のみで、ワイヤレスでは使えません。
デスク周りの見映えにこだわりたい方は、配線を隠してスッキリ整えるか、あえてデザイン性の高いケーブルを魅せるのもアリです。
キーの押し心地は軽やかで、打鍵音は「コトコト…」と耳に優しい静かな響きです。
ノブは上部2つの距離が近すぎるように思いましたが、回転に適度な重みがあるので指が触れて勝手に回ることはありません。
ノブは回転だけでなく押し込み操作の割り当ても可能です。
クリック感は「カチッ」と小気味よく「回転で拡大/縮小・押し込みで100%に戻す」などの直感的な操作で作業のテンポが良くなりました。
電源オン状態では背面が発光し、ゲーミングデバイスのようなライティングを楽しめます。
ホワイトやピンクなどの淡い本体カラーは柔らかい光と特に相性が良く、オシャレデスクを目指すならこっちかも…!?と揺らぎました。カラー選びは熟考しそう。
ライティングは「VIA」より光の明るさや動きのパターン、メインカラーなどを変更できます。
筆者は試行錯誤の末「本体カラーピンク×白ライト点灯」の王道組み合わせに落ち着きました。
ライトはオフ設定もできますが、上段左端のキーのみ有線接続中を知らせるインジケーターとして点灯し続ける仕様です。
Webサイト「VIA」でキー操作を設定

本体を接続し、Webサイト「VIA」へアクセスするだけで準備完了。
専用アプリは不要で、設定はデバイス本体に保存されるため、別のPCに替えてもそのまま使えます。
「VIA」はUS配列(英語配列)キーボードを基準にしていること、WindowsとMacでは異なるキー操作があることに注意です(※今回はWindowsパソコン用に設定します)。
『DOIO KB16』は4つのレイヤーが作成でき、画像編集用・動画用などにカスタマイズしたレイヤーを切り替えて使えます。
レイヤーは「VIA」上では0〜3、『DOIO KB16』本体では1〜4表記で、0=1・1=2…のレイヤーが適用されます。
『DOIO KB16』が認識されると「VIA」上にキーがズラリと並びます。
上段のデバイス図からキーやノブを選び、下段のキーマップで設定したいものをクリックしてカスタマイズする流れです。
単一のキー操作の設定は左のタブを「基本」にして割り当てたいキーを選ぶだけと簡単で、数字を割り当てるとテンキーが登録できました。
他にも「メディア」にある音量調整や再生コントロール操作などはワンクリックで設定できます。
ノブの操作の割り当てには専用コードの入力が必要ですが、音量・ズーム・スクロールといった定番操作は検索ですぐにコードが見つかりました。
複雑なのは、ショートカットとマクロを使った設定です
例えば、コピー操作(Ctrl+C)を割り当てるなら「特別」タブからキーマップの1番最後にある「Any」を選び【C(KC_C)】のコードを入力します。
貼り付けはC(KC_V)・保存ならC(KC_S)になり、ShiftやAltの入るコードは表の通りです。
| 保存操作(Ctrl+S) | C(KC_S) |
|---|---|
| Photoshopのデータ保存(Ctrl+Shift+S) | C(S(KC_S)) |
| Photoshopの画像保存(Ctrl+Shift+Alt+S) | C(S(A(KC_S))) |
検索やAIでコードを調べて法則性が掴めると、ショートカット操作を次々と割り当てできて「使いこなす楽しさ」が味わえました。
ショートカットの割り当てはマクロでも組めますが、個人的にはAnyキーの方がシンプルで分かりやすかったです。
マクロはよく使う定型文を瞬時に入力できるように設定しました。
登録したいマクロ番号に定型文をローマ字入力して「Save」で保存するだけと簡単ですが、セキュリティの観点からパスワードのマクロ化は厳禁です。
他のレイヤーへ切り替える操作も、忘れずに割り当てましょう。
画像・動画編集作業に取り入れてみた
ノブの直感的な回転操作がお気に入り。慣れるとスムーズに操作できました
Lightroomの画像切り替えをノブの回転で操作したくて大ノブに登録しましたが、大ノブの回転操作は「同じ操作を2回入力」になっているらしく、画像が1つ飛ばしに…。
ゆっくり回せば1回操作もできるようですが、画像切り替えは小ノブにして、大ノブには大きく変えることの多い数値変更を割り当てます。
画像全体の色調整くらいなら『DOIO KB16』だけで行えて、効率化を実感できました。
Photoshopは画像のトリミング→レベル補正→削除ツール・コピースタンプ→保存と、いつもの編集作業が流れるように行える組み方をすると、操作のスムーズさに感動です。
画像・動画編集用共に、よく使うツールをすぐに呼び出せてとても便利に使えましたが、正直『DOIO KB16』の実力を100%引き出せていない感じはあります。
キーマップとマクロを勉強すればもっとできることがあるハズ…!
スタッフ"ぴよこ"も使ってみた!
よく使う操作をすぐに呼び出せるのは便利!欲しい…!
片手デバイスを使った事がなかったので、最初は何を登録したらいいものか…と悩みました。
画像編集用には主にPhotoshopとブラウザでよく使うもの、動画編集用にはPremiere Proで使うコマンドを割り当てました。
※ 各ソフトウェアの環境設定でショートカットのカスタム設定をした状態での呼び出しも含む
右手がマウスから外れるショートカットや使用頻度の高い操作を並べてみて、使いながら登録変更、登録変更、登録変更…と繰り返した結果、画像編集用レイヤーはかなり使いやすい状態に。
おまけ感覚でタスクマネージャーのショートカットを登録しましたが、重い編集作業が続いてソフトが不安定になる場面に、即「タスクの終了」ができて自分の環境的にベストでした。
動画編集用はまだ慣れておらず、まごまごすることはありますが、よく使うウィンドウをすぐに呼び出せるようにして、『DOIO KB16』で大まかな作業が済む状態に。
最初は「ショートカット覚えてるしな…」と思っていましたが、よく使うウィンドウをすぐに呼び出せることの恩恵が大きく、作業効率は格段によくなったので「…欲しい…」と購入を検討中です。
まとめ
-
iPadでも使えました -
今回は画像や動画編集の効率化を目的に導入しましたが、操作を自由にカスタマイズできるため、イラスト制作やゲームなど幅広いシーンで活躍しそうです。
タブレットでのイラスト制作は、ノブにブラシサイズの変更やズームを割り当てれば、手を止めることなくスムーズにペンを動かせました。キーコードの入力には慣れが必要ですが、1度設定できればマウスとキーボード間を往復する手間が激減し、作業スピードのアップも実感できると思います。
ノブ付きの左手デバイスとしてはリーズナブルながら、洗練されたデザインとライティング機能まで備え、所有欲も満たしてくれます。
「自分だけの理想の操作環境」を構築したい方、クリエイティブ作業をもっと快適にしたい方は、ぜひ取り入れてみてください。 2026.03.23 (もあ)
































