2025.07.25
Joshin 試用レポート
ランナーのためのスマートウォッチがさらに見やすくなってマイク&スピーカーも搭載。新モデル『Forerunner 970/570』を実機レビュー!



ガーミン スマートウォッチ Forerunner 970 / Forerunner 570
ランナーのためのガーミンスマートウォッチ「Forerunner(フォアランナー)」シリーズに、新モデルが登場!
高彩度AMOLEDディスプレイがさらに明るくなり、シリーズ初のマイク&スピーカーも搭載。
視認性と利便性の両方が向上し、より快適に使用できるようになりました。
ランナーが最高のパフォーマンスを発揮するために設計されたフラッグシップモデル『Forerunner 970』と、目標達成のための高度な機能を備えたミドルレンジモデル『Forerunner 570』を、前モデルとの違いに注目しながらレポートしていきます!
ライター:くっきー
画面がより明るく色鮮やかになり、マイクとスピーカーも加わって視認性と利便性が向上!
スポーツパフォーマンスを高めたい人に向けて設計された、ガーミンのスマートウォッチ「Forerunner」シリーズ。
前モデル「Forerunner 965、265」の発売から2年以上が経ち、新たに『Forerunner 970(以下:970)』と『Forerunner 570(以下:570)』が登場しました。
970は965の後継機にあたり、570は265から機能を強化したミドルレンジモデルです。
前モデルで好評だったAMOLED(有機EL)ディスプレイは、さらに視認性が向上。
タッチパネルの反応も良く、操作がスムーズで快適です。
スピーカーとマイクを内蔵したことで、音声コマンドや音声アシスタントといった便利な機能も追加されました。
走行中でもボタン操作をすることなく、声で直接コントロールが可能です。
Forerunner 970と570の違い
970と570は、いずれも本格的なランナー向けの高性能GPSウォッチですが、上位モデルである970にはさらにプレミアムな素材と機能が採用されています。
レンズを見ると970は耐傷性に優れたサファイアクリスタルを使用しており、過酷な環境下でも高い視認性と耐久性を確保。
一方、570にはCorning Gorilla Glass DXを採用しています。
ベゼルは970が軽量かつ強度の高いチタニウムを使用して高級感と堅牢性を両立しているのに対し、570はコストバランスに優れたアルミニウム製です。
見た目のデザインには大きな違いはありませんが、使用されている素材には明確な差があります。
機能面での大きな違いは、970に搭載されているフルカラーマップ。
地図上に経路や周辺情報を表示でき、未知のルートにも強みを発揮します。
570はルート案内は可能ですが地図表示には対応しておらず、ナビゲーション性能にも違いがあります。
最高のパフォーマンスを発揮するフラッグシップモデル『Forerunner 970』
外観とスペック
| Forerunner 970 | Forerunner 965 | |
|---|---|---|
| ケースサイズ(約) | 47.0×47.0×12.9mm | 47.2×47.2×13.2mm |
| 重量(約) | 56g | 53g |
| ディスプレイ | 1.4インチAMOLED(454x454) | 1.4インチAMOLED(454x454) |
| ベゼル素材 | チタン | チタン |
| レンズ素材 | サファイアクリスタル | Corning Gorilla Glass DX |
| 稼働時間(約) | スマートウォッチモード: 15日間 GPSモード: 26時間 |
スマートウォッチモード: 23日間 GPSモード: 31時間 |
| 防水機能 | 5ATM(50m防水) | 5ATM(50m防水) |
| LEDフラッシュライト | 〇 | - |
| タッチ操作 | 〇 | 〇 |
| 内蔵スピーカー/マイク | 〇 | - |
| Garmin Pay / Suica | 〇 | 〇 |
970は965をベースにしながら、より実用性を高めた900番台のフラッグシップモデルです。
中でも大きな進化ポイントは、LEDフラッシュライトと内蔵スピーカー・マイクの搭載。
夜間のランニング時の視認性が向上し、音声操作や通話にも対応するようになりました。
実際にランニングで使用した感想は後ほど詳しくレポートします。
ディスプレイは引き続きAMOLED(有機EL)を採用していますが、さらに明るく視認性がアップ。
サイズは従来通り1.4インチながら、ケースサイズはややコンパクトに。
レンズ素材もサファイアクリスタルに変更され、傷への耐性が強化されました。
バッテリー駆動時間は、前モデルと比べてやや短く、スマートウォッチモードで約8日、GPSモードで約5時間の減少。
これはディスプレイの明るさや新機能による利便性向上とのトレードオフと考えることができます。
決済機能(Suica/Garmin Pay)については、前モデルと変わりありません。
新しい視点でランニングを把握
970にはランナーの効率やフォーム、持久力に関する高度な分析機能が多数搭載されています。
ダイナミックラウンドトリップは、フルカラーマップを活かした便利なナビゲーション機能です。
走行したい距離を入力すると、スタート地点に戻る周回ルートを自動で生成し、画面表示と音声案内で走行をサポートしてくれます。
ランニング中の自由度と安心感を高めてくれる、実用的な機能です。
ランニング耐久値は、平坦な地面を1km走行した際に身体にかかる機械的な負荷(衝撃負荷)を基準とし、どの程度の衝撃に身体が耐えられるかを数値化した指標です。
この数値に基づき、Garminのアルゴリズムが個々に適したトレーニング負荷を提案。
オーバートレーニングの防止に加え、持久力の向上やパフォーマンスアップ、さらにはケガのリスク軽減といった効果が期待できます。
ランニングエコノミー※は、走行時にどれだけ効率的にエネルギーをスピードに変換できているかを数値化し、長期的な視点でランニング効率をモニタリングする機能です。
無駄なエネルギー消費を抑えることで、効率的な走りが可能となり、結果として持久力やスピードの向上につながります。
心電図アプリに対応
Forerunnerシリーズ初となる心電図(ECG)機能が搭載されました。
Garmin Connectアプリと連携した状態で、テーブルの上に970を装着した腕をのせ安静にします。
右上のSTARTボタンを押して「心電図アプリ」を選択し、もう片方の手の親指と人差し指をベゼルに置くと心電図の記録が開始されます。
約30秒そのままでいると記録が完了し、リズムの安定性や異常の有無をアプリ上で確認できます。
安静時に測定することでより正確なデータが取れるため、朝起きたときやトレーニング後の落ち着いたタイミングに使うのがおすすめです。
スマートウォッチでここまで本格的な心電図チェックができるのかと驚きました。
データは自動でGarmin Connectアプリに保存され、見返すことも可能です。
目標達成のための高度な機能を備えたミドルレンジモデル『Forerunner 570』
| Forerunner 570[47mm] | Forerunner 570[47mm] | Forerunner 265 | Forerunner 265S | |
|---|---|---|---|---|
| ケースサイズ(約) | 47.0×47.0×12.9mm | 42.4×42.4×12.9mm | 46.1×46.1×12.9mm | 41.7×41.7×12.9mm |
| 重量(約) | 50g | 42g | 47g | 39g |
| ディスプレイ | 1.4インチAMOLED (454x454) |
1.2インチAMOLED (390x390) |
1.3インチAMOLED (416x416) |
1.1インチAMOLED (360x360) |
| ベゼル素材 | アルミニウム | FRP | ||
| レンズ素材 | Corning Gorilla Glass 3 | Corning Gorilla Glass 3 | ||
| 稼働時間(約) | スマートウォッチモード: 11日間 GPSモード: 18時間 |
スマートウォッチモード: 10日間 GPSモード: 18時間 |
スマートウォッチモード: 13日間 GPSモード: 20時間 |
スマートウォッチモード: 15日間 GPSモード: 24時間 |
| 防水機能 | 5ATM(50m防水) | 5ATM(50m防水) | ||
| タッチ操作 | 〇 | 〇 | ||
| 内蔵スピーカー/マイク | 〇 | - | ||
| Garmin Pay / Suica | 〇 | 〇 | ||
570は「Forerunner」の新モデルで、ミドルレンジに位置づけられながらも、フラッグシップモデルに迫る高性能を備えています。
サイズは47mmと42mmから選べ、47mmモデルには1.4インチ(454×454)、42mmモデルには1.2インチ(390×390)の高解像度ディスプレイを搭載。
いずれも優れた視認性を実現しています。
本体はアルミニウムベゼルとGorilla Glass 3レンズを採用し、耐久性の高い仕上がり。
マイクとスピーカーを内蔵しており、音声アシスタントの利用や通話も可能です。
心拍計は第5世代の光学式センサーとなり、トレーニング中の変化にも高い精度で追従します。
Garmin Pay/Suicaに対応し、タッチ操作も可能。
5ATM防水仕様で日常使いにも安心です。
GPSモードで最大18時間稼働するバッテリー性能も備え、デザイン・機能の両面でバランスに優れています。
トレーニングの信頼できるパートナー
570には、日々のコンディションに応じた効果的なトレーニングをサポートする多彩な機能が搭載。
Garmin Coach トレーニングプランでは、ランニング、トライアスロン、サイクリング、筋トレのプランで、レースや目標達成、フィットネス向上のためのトレーニングに取り組めます。
選択したプランは、ユーザーのパフォーマンスや回復、健康状態に基づいて毎日パーソナライズされ、無理なく継続できるトレーニングを実現します。
トレーニングレディネスは、睡眠の質、リカバリータイム、直近のトレーニング負荷などを総合的に判断し、今日が追い込むべき日なのか、休息や軽めの運動にとどめるべき日なのかを数値で示してくれます。
無駄なオーバーワークを避け、効果的なコンディショニングに役立ちます。
トレーニングステータスでは、HRV(心拍変動)ステータスや最近の運動履歴、パフォーマンス指標などをもとに、現在の状態が「生産的」「ピーク」「疲労」といった形で表示されます。
自分のトレーニングが正しい方向に進んでいるかを客観的に把握できるのが特徴です。
イブニングレポートでは、就寝前に必要な睡眠時間の目安や、翌日のトレーニング予定、天候、スケジュールなどが一目で確認できるリマインダーとして表示されます。
日々の計画を立てやすくし、翌日に向けた準備をサポートしてくれる便利な機能です。
これらの機能により、570は単なるトレーニングツールではなく、日常生活全体を通して最適な一日をデザインするための頼れるパートナーとなります。
実際にランニングでForerunner 970を使用してみた
内蔵スピーカーとマイクを検証
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ランニングしながら通話ができる -
新たに内蔵されたマイクとスピーカーを検証してみました。
スマートフォンとBluetoothでペアリングしておく必要はありますが、着信があった際にはスマホを取り出さなくても、ウォッチ本体からそのまま通話に応答できます。実際に使用してみると、音声は想像以上にクリアで、こちらの声もしっかりと相手に届いている様子でした。
静かな場所であれば会話に不便は感じず、日常の中でのちょっとした通話に十分対応できます。
音声アシスタント機能にも対応しており、SiriやGoogleアシスタントを呼び出して、音楽の再生・一時停止・スキップなどの操作を声だけで行えます。
スマートウォッチ単体でここまでの機能を備えているのは驚きです。
内蔵マイクを活用した音声コマンドでは「10分計って」「ここをポイント登録する」などの指示で、タイマーや現在地登録も可能。
ランニング中の操作を最小限に抑えてくれました。
LEDフラッシュライトの効果は
LEDフラッシュライトが夜間のランニングでどれほど実用的なのかを検証してみました。
本体左上のLIGHTボタンを長押してフラッシュライトを選択すると起動。
明るさはUPまたはDOWNボタンで4段階に調整でき、赤色ライトへの切り替えも可能です。
後から気づいたのですが、LIGHTボタンを素早く2回押すだけでもライトが点灯します。
走行中でもすぐに使えるため、これは非常に便利な操作性だと感じました。
明るさを最大に設定し真夜中のランニングコースで使用したところ、足元を照らすには十分な明るさがありました。
ただし、ランニング中に常時足元を照らし続けようとすると、腕の振りが制限され、走りに集中できません。
「足元が見えにくい一瞬だけ使う」といったスポット的な使い方が良さそうです。
街灯のないトレイルなど、完全な暗闇でのランニングには不向きですが、都市部の夜間ランや暗所でのちょっとした確認には十分役立ちます。
日常生活においても、夜の帰宅時や手元の確認など、ランニング以外のシーンでも活躍する実用的な機能だと思います。
ダイナミックラウンドトリップで10km走
ラウンドトリップ機能を使って10kmのランニングを楽しみました。
いつものコースとは違ったコースを走れるのはなんだかワクワクします。
距離と進行方向を選択すると「ルート探索中」の画面に。
少し時間がかかりましたがスタート地点に戻る3つのルートを自動で提案してくれました。
その中から気になるコースを1つ選び、ランニングを開始。
次の曲がり角までの距離が表示され、曲がり角まで来ると警告音で知らせてくれます。
初めての土地でも道に迷う心配がなく、安心して景色を楽しみながら走ることができました。
土地勘のないエリアでも快適に走れるのがこの機能の魅力。
この機能を活用し、今後はより多くの場所でのランニングを快適に楽しんでいきたいと思います。
知らなかった!自分のランニング耐久値
新機能のランニング耐久値を確認したところ、現在の筆者の耐久値は「21km/週」と表示されました。
これは1週間あたり21kmのランニング負荷に体が耐えられることを示しています。
過去7日間の実績は13.3kmとまだまだ許容範囲内ではあるものの、連日の猛暑(最高気温35℃超)が走行距離を鈍らせます。
短期的な衝撃負荷「16.3km/週」も良好な範囲内で、無理のないトレーニングを継続できていると評価されました。
これらの数値は、トレーニング強度を客観的に見直すうえで非常に有用であり、オーバートレーニングの防止やケガのリスク軽減にもつながりそうです。
フルマラソン完走を目指す筆者としては、今後の耐久値目標を「40km/週」に設定し、無理なく距離や強度を段階的に増やしていきたいです。
まとめ
970はガーミンのフラッグシップモデルとして、より視認性の高いAMOLEDディスプレイをはじめ、LEDライトやマイク&スピーカー、心電図機能など最先端の機能を多数搭載しています。
570は、フラッグシップに迫る充実のスペックを備えつつ、マイクとスピーカーを搭載して新たに登場したミドルレンジモデル。
どちらも高精度な計測機能でランナーのパフォーマンスをしっかり支えます。
最新技術やマップを活用しながら走りたい方には970、ランニングに特化した機能をバランスよく求める方には570がおすすめです。
目的に応じて選べば、どちらも日々のトレーニングを力強くサポートしてくれることでしょう。2025.07.25 (くっきー)











































