2025.12.08
Joshin 試用レポート
エボルタNEOはなぜ長寿命で安全なの? パナソニックの乾電池生産拠点、パナソニック エナジー 二色の浜工場でお話を聞いてきました!



パナソニックの乾電池生産拠点「二色の浜工場」でのこだわりを聞いてきた
パナソニック エナジーは「エボルタNEO」という乾電池を製造しています。
エボルタNEOは長寿命で安全性にもこだわった高品質な乾電池ですが、規格が決まっている乾電池でなぜ「長寿命で安全」な電池ができるの?
その秘密に迫るべく、パナソニックの乾電池を製造するパナソニック エナジー 二色の浜工場(以下:二色の浜工場)で、モノづくりのお話を聞いてきました! ライター:ぴよこ
パナソニックの乾電池をつくる「二色の浜工場」にやってきた!
パナソニックの国内向け乾電池を製造する「二色の浜工場」にやってきました!
家電のイメージが強いパナソニックですが、実は乾電池の製造販売の歴史も長く、1931年から自社生産を続けています。
二色の浜工場では「エボルタNEO」や「エボルタ」などの市販用乾電池を製造しています。
2023年に本社のある守口工場から大阪府貝塚市の二色の浜工場へ移転したばかりで、とてもキレイな工場です!
屋上全面に太陽光パネルが設置され、CO2排出実質ゼロ※を達成するなど、環境への取り組みも進んでいます。
二色の浜工場に訪れると必ず目に留まる高さ17mの「エボルタNEO」の巨大モニュメントは、水素タンクにエボルタNEOのデザインをラッピングした物で、なんてムダのない使い方…!と心を打たれます。
※ 省エネ推進や再エネの導入、クレジットの活用などにより、CO2排出を実質的にゼロとした工場。
パナソニックの電池の始まりは、自転車のランプ!?
まずは「なぜ電池を作ろうと思ったのか」を学べる歴史館を見学させていただきました。
電池を作るきっかけは、なんと大正12年(1923年)までさかのぼります。
パナソニックの創業者・松下幸之助が、自転車のランプがローソクか石油ランプだった事に着目し、不便さを解消するために「乾電池式砲弾型ランプ」を開発。
これが評判となり大ヒットし、電池事業が本格化となりました。
当時の乾電池式砲弾型ランプのレプリカや、紙製の乾電池なども展示されており、まさに歴史博物館でした。
1954年に発売された「ナショナルハイパー乾電池」ですが、のちに乾電池の代名詞になるほど普及する「ナショナルハイトップ」のデザインとよく似ている!
現在販売されているパナソニックのマンガン乾電池は、1963年に発売された「ナショナルハイトップ」のデザインを踏襲していて、ブランド価値としての重要な資産として継承されているのですが、電池のデザインとしては、赤とストライプ誕生時から変わっていなかったんですね!
いよいよ製造現場に潜入!
いよいよ製造ラインに潜入!
自動搬送・自動ラック倉庫など、様々な場面で機械化が進んだ二色の浜工場の製造ラインは、通路と機械が交互に並び、まるで図書館の本棚のように整然と配置されています。
時々見かける従業員の方は、機械のメンテナンスや確認・点検を行っているそうで、かなり人が少なくて驚きました。
『寸法や電圧など規格化されている乾電池で、いかに他のメーカーと差をつけるのか』が詰まった現場なだけあり、「ここは絶対に企業秘密ですが、他の企業の方にはマネできない自慢の技術です」という現場の数々。
内容は詳しくお伝え出来ませんが、製造工程ごとにカメラやセンサーを駆使した徹底的な品質管理が行われていました。
材料の正確な投入、重量・高さの均一性、パッケージの汚れや向きなどをチェックし、異常があれば即座に排出。
機械はスピードを維持しながらも、異常がある乾電池を瞬時に排出と、技術の高さを実感することができました。
製造だけでなく、電池の弱点である湿度や温度への対策として徹底した試験や管理に、万が一不具合が発生した場合に備え、生産された電池を少しずつ保管し調査を行う専用の倉庫を設置するなど、あらゆる面から電池の安全性を追求されていました。
電池のプロにお話しを伺います!
パナソニックのアルカリ乾電池は、結局どれを買えばいい?
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沢山あるとどれを選べばいいのか迷ってしまう -

エボルタとエボルタNEOの違いも知りたいです
「パナソニックの乾電池は、液もれ防止製法や逆接防止デザイン、使用推奨期限10年などを施し、安全性を重視しています。
基本的なモデルが『アルカリ乾電池』で、より長持ちさせたいという思いから『エボルタ』を開発。
さらに長寿命で環境にも配慮し、再生材も利用して作られているのが『エボルタNEO』です」「アルカリ乾電池と比べてエボルタは約1.2倍※、エボルタNEOは約1.3倍※長持ちするので、おもちゃや防災用品などには『エボルタNEO』がおすすめです」
※使用した懐中電灯:LED懐中電灯 BF-BG41K-W、使用電池:単1形×2本、連続使用時間
なぜエボルタNEOは電池が長持ちするの?
「アルカリ乾電池に必要な材料はどのメーカーでも基本的には同じです。
先ほど工場を見ていただきましたが、パナソニック エナジーは材料の詰め方や量もしっかりこだわっており、個体差がないように全て同じように作る事に徹しています。
その1つ1つにより多くの材料を効率よく詰める事や、材料を詰めた後のフタの形や本体のくびれなど、細かいところにも気を配ることで、他の乾電池よりも長持ちさせることができました」
電池の事故が増えているけど、エボルタNEOは安心して使える?
先にも述べた通り、パナソニックのアルカリ乾電池には『液もれ防止製法』や『逆接防止デザイン』を施しています。
そもそも「液もれ」はどういう状態なんですか?
「乾電池は化学反応で電気を発生させますが、その際には必ずガスが発生します。
過放電や逆向きで使うと、このガスが大量発生して電池の内圧が上がることがあります。
乾電池にはガスを外に逃がす仕組みがありますが、その際に電池の材料である電解液が外に出てしまう事が、液もれの原因です。
パナソニック エナジーは独自の材料を採用することで、ガスの発生量を減らしており、液もれによる機器のサビつきや破損をできるだけ抑える仕組みになっています。
液もれは、高温多湿だったり落下といった外部要因や、機器に入れた状態で長く使わないと起こる過放電によって引き起こされます。
乾電池は、直射日光、高温多湿を避けた涼しい場所で保管したり、機器を使わない時は電池を抜く事で、より安全にお使いいただけます」
冷蔵庫にいれたら長持ちするって本当ですか?
「長持ちする、という事はありません。
冷蔵庫から乾電池を取り出すと、温度差で乾電池に結露した水滴がついて乾電池が劣化する、という事もありますので出来れば温度変化の少ない場所で保存をするのがおすすめです」
パナソニックの乾電池はなぜ紙パッケージ?
− 従来の乾電池は、電池の形に合わせて成形されたプラスチックを台紙に貼り付けたブリスターパッケージでしたが、なぜ紙パッケージにしたのですか?
「環境への配慮から、包装材を減らすために紙パッケージを採用しました。
耐久性にもこだわり、衝撃や湿気に強い素材で、水をはじく加工もしています。
食品と一緒に買った時に結露が気になるかもしれませんが、そんな時でも安心して買い物袋に入れられるように考えました」
プラスチックのパッケージは無くなるのですか?
「ゴミの量だけで考えると、実はシュリンクフィルム※は紙のパッケージと比べて約1/5の重量になる、というのが実情ですので、ごみの総量を増やさないためにも、シュリンクパッケージも並行して販売を行っています」
※電池をプラスチックフィルムでピタリと包んだパッケージのこと
シュリンクフィルムのこだわりは?
「使いたい分だけを取り出せるよう、1本単位でミシン目が入っています。
ミシン目を指や爪で簡単に押しやぶって切り離せ、使わない分はバラバラにすることなく保管ができます。
未使用の電池はパッケージに入ったままなので、古い電池との見分けが付きやすく、混用の防止にもなります。
電池の使用推奨期限も見やすいように向きを揃えて包装しているので、一目で確認できるのもシュリンクパッケージの良いところです」
Q. ボタン電池※1もこだわりがある?
最後に、電池を作らせてください
「小学生以外の団体の方で、電池を作られるのはおそらくはじめてです」
教室で体験できる「乾電池づくり」を快く体験させてもらえることに。
実際に教室で使われる乾電池キット(非売品)で、自分だけの電池を作っていきます!
まずは筒の内側を液体(電池教室では安全のために水道水を使用)で湿らせて、黒い粉末・二酸化マンガンをたっぷりいれます。
「二酸化マンガンをこぼすと大変な事になるので、こぼさないようにしましょう!
こぼしても絶対に触らないでください、大変なことになるので!」
こぼしましたし、触ります
結果、わずかな量で文字がかけるほど二酸化マンガンが伸びて指が真っ黒に!
拭いても全然取れずに後悔です。
小学生のみんな!絶対にこぼしても触っちゃダメだよ!
炭素棒を挿入し、端子となるパーツを木槌で叩いて封をすれば電池の完成!
好きな絵を描ける無地のラベルもついていますが、ラベルは後で仕上げるとします。
筒に液体と粉と棒をさして封をして、キットに入っていたコード付きの豆電球が光るのかを試してみると…明かりがついた!
その後は電池を連結させたときの違いなどを教わりながら、大人がワイワイ楽しみました。
「工場見学やファミリーイベントは、電池についてもっと身近に知ってもらいたいという思いから開催しています。
私たちは『国内で供給される乾電池に責任を持つ』という強い気持ちで、日々製造に取り組んでいます。
日本人だからこそ、日本から世界に誇れる高品質な製品を、この二色の浜工場から生み出せることは、エンジニアとして非常に誇らしいことです。
子供たちにも『こんな仕事をしているんだよ』と胸を張って伝えたいという気持ちが大きいですね」
まとめ
パナソニックの乾電池はエボルタNEOが有名で、エボルタNEOは長寿命!だと広く認知されていますが、パナソニックの乾電池は長年にわたり、安全性へのこだわりを持って作られています。
特に、小さなお子様向けのおもちゃや防災用の長期保存には、「長持ちで安全」という品質は欠かせません。
この「安全を守る」という思いは、自転車ランプを発明した時代から変わることなく、従業員の方々によって脈々と受け継がれてきた信念です。
今回、二色の浜工場を訪れ、製造現場の見学や開発者の方のお話を伺い、その信念が今もなお息づき、徹底した品質管理に反映されていることを改めて実感しました。
「世界ナンバーワン長持ち乾電池『エボルタNEO』をぜひ体感してください!それだけの品質は追求しています」
その言葉の通り、開発者の方が電池に求められる性能を究極まで追求し続けた技術が、パナソニックの乾電池には詰まっています。
日々の暮らしや非常時の備えに、大きな安心をもたらしてくれるはずですので、ぜひご体感ください!
2025.12.08 (ぴよこ)













































