2023.12.06
Joshin 試用レポート
圧倒的静寂の中で空間オーディオを楽しめる Bose Quiet Comfort Ultra Headphones



ボーズ ノイズキャンセリング機能搭載 Bluetooth対応ヘッドホン Bose Quiet Comfort Ultra Headphones
世界最高クラスのノイズキャンセリングでお馴染みのBoseのヘッドホンに、空間オーディオ対応モデル『Bose Quiet Comfort Ultra Headphones』が登場!
圧倒的静寂に加え、目の前で演奏を聴いているような臨場感も楽しめるようになりました。
従来のQuietComfortシリーズ最新モデル『Bose Quiet Comfort Headphones』もお借りしたので、実際に聴き比べをしながら詳しく見ていきます。 ライター:もあ
圧倒的静寂の中で迫力の高音質を楽しめる Boseの最新ヘッドホン
| Quiet Comfort Ultra Headphones | Quiet Comfort Headphones | |
|---|---|---|
| サイズ(約) | 縦19.56 x 横13.97 x 奥行き5.08cm | 縦18.4 x 横15.24 x 奥行き7.62cm |
| 質量(約) | 253g | 234g |
| 対応コーデック | SBC / AAC / aptX Adaptive | SBC / AAC |
| バッテリー持続時間(約) | 最大24時間 (Immersive Audioオン時は18時間) | 最大24時間 |
| 充電時間(約) | 3時間 | 2.5時間 |
| 急速充電(約) | 15分充電で2.5時間再生可能 (Immersive Audioオン時は2時間) |
15分充電で4時間再生可能 |
| 装着時自動で電源オン | 〇 | - |
| CustomTuneテクノロジー | 〇 | - |
| 空間オーディオ | 〇 | - |
| マルチポイント接続 | 〇 | 〇 |
| マイクの数 | 12個 | 6個 |
| カラーバリエーション | ブラック/ホワイトスモーク/サンドストーン | ブラック/ホワイトスモーク/ サイプレスグリーン/ムーンストーンブルー |
| 付属品 | キャリーケース、充電用USB-Cケーブル(長さ:約30cm)、2.5 mm〜3.5 mm AUX/マイクケーブル | |
高いノイズキャンセリング(以下:NC)性能が特徴の「Bose Quiet Comfort」シリーズ。
同シリーズの完全ワイヤレスイヤホン「QuietComfort ULTRA Earbuds」が空間オーディオに対応したことで話題となりましたが、同じく全ての音を立体的に変換する機能を持った新たなフラッグシップヘッドホン『Bose Quiet Comfort Ultra Headphones』も発売しています。
「Quiet Comfort Ultra Headphones」は、Boseのヘッドホンで初めて、空間オーディオ再生と、装着時に自動で音を最適化する「CustomTuneテクノロジー」、高音質コーデック「aptX Adaptive※」に対応したモデル。
これまでのシリーズとは仕様が大きく異なり、完全ワイヤレスイヤホン「QuietComfort ULTRA Earbuds」のメインの機能が全て使えるヘッドホンというイメージです。
※aptX AdaptiveコーデックはSnapdragon Sound対応機種でのみ再生できます。
同時に登場した『Bose Quiet Comfort Headphones』は、2021年発売の「QuietComfort 45 Headphones」の後継機。
空間オーディオ再生など上で述べた新機能は非対応ですが、NC性能や音質が従来モデルからパワーアップしています
また、スマホとパソコンなど2つの端末で同時接続できる「マルチポイント接続」にも対応しました。
どちらも持ち運びに最適な、本体を折りたたんでコンパクトに収納できるケースが付属しています。
空間オーディオに対応した『Bose Quiet Comfort Ultra Headphones』
外観と装着イメージ
まずは新機能を多く搭載した「Quiet Comfort Ultra Headphones」から見ていきましょう。
外観は、ヒンジ部分が高級感のあるメタリックカラーになり、ワンカラーだった従来モデルからガラッと雰囲気が変わりました。
操作ボタンは右側に2つあり、上の大きめのボタンは音楽の再生/停止とアンビエンスコントロールの切り替えが行え、下の小さい方は電源ボタンとペアリングボタンを兼ねています。
電源は、装着したときに自動でオンに、外したまま10分程経つとオフになります。
ボリュームは、ボタンの隣にあるセンサーを上下にスライドして調節できるようになりました。
このセンサーには、長押しで音声アシスタントの起動などの操作を振り分けすることもできます(専用アプリより設定します)。
空間オーディオ再生など機能が増えても操作はすごくシンプルで、従来モデルよりも直感的に使いやすいと感じます。
スペック面の大きなポイントとして、対応のAndroid端末と接続した時に低遅延・高音質を実現する「aptX Adaptive」コーデックで再生できるようになりました。
AAC接続よりも音の解像度が上がり中高域がさらに明瞭になるため、対応の端末をお持ちの方はより従来モデルからの音質の進化を感じやすいです。
個人的にBoseのアイテムはiPhoneユーザーに最適なイメージがあったので、AndroidでもBoseの強力なNCと迫力の音を満足に味わえるようになったのは嬉しいです。
装着感は、個人的にこれまで使ってきたヘッドホンの中でもトップクラスに好みです。
厚みのあるイヤーパッドとヘッドパッドはとても柔らかく、低反発素材のように優しく耳と頭部を包むイメージで、窮屈な感じや圧迫感がありません。
抜群のフィット感で実際の質量よりも軽く感じ、長時間快適に付けていられました。
イヤーパッドが耳全体にしっかり密着するので多少動いてもズレる気配はなく、音漏れの心配もなさそうです。
バンドの長さはヒンジ部分を引き出して、無段階で調節できます。
コンテンツや環境問わず全ての音を立体的に変換
Bose独自の立体技術「ImmersiveAudio(イマーシブオーディオ)」の搭載で楽しめるようになった、空間オーディオ。
通常のステレオ再生では音は耳元から聴こえますが、空間オーディオ再生では自分を囲うように配置されたスピーカーから鳴っているような、音に包まれる感覚を味わえます。
ImmersiveAudioのスゴイ点は、空間オーディオで再生するための対応端末やDolby Atmosなどの音源は関係なく、全ての音を立体的に変換するところ。
普段よく観る配信映画やライブ映像、ASMR動画などコンテンツ問わず、映画館のような臨場感たっぷりの音で楽しめますよ。
ImmersiveAudioには「静止」と「移動」の2つの音の聴こえ方があります。
| 静止 | ヘッドトラッキングセンサーにより、頭の向きに合わせて音像も動く |
|---|---|
| 移動 | 頭の向きに関わらず音像が固定される |
「静止」は、顔の向きを変えると数秒遅れて音が動いて、定位置に到着するイメージ。
常に目の前から音が鳴っていると感じられるため、映画館やライブ会場に居る感覚に近いです。
「移動」はエクササイズ中など頻繁に頭の向きを変えても音の定位置が変わらず、スピーカーに囲われているような聴こえ方です。
音の世界に入り込んだような臨場感をより楽しめたのは「静止」でしたが、歩いている際など頭の向きを頻繁に変える時は「移動」の方が音が自然で聴きやすかったです。
世界最高クラスのノイズキャンセリング
Quiet Comfort Ultra Headphonesは「CustomTuneテクノロジー」に対応しており、装着時の「ブンッ」という起動音で音の響き方を測定して、サウンドとNCの聴こえ方を最適化します。
これのおかげかQuiet Comfort Ultra HeadphonesのNCは、元々強力なイメージがあった従来モデルよりもはるかに強く「ここまでの静けさは体験したことがないかも」というレベルに仕上がっていました。
近くでターボモードにしたドライヤーを使ったり、大きめの音量で飛行機のエンジン音の動画を再生してみてもすごく遠くに聞こえて、音楽を流せば全くと言っていいほど気になりません。
人の声や車の走る音、風切り音も驚くほどカットされ、にぎやかな屋外でも音楽に集中できました。
電車や飛行機によく乗る方や、カフェなどで集中して作業したい方などに「NCは強力であればあるほどいい!」と言われたら筆者はスッとQuiet Comfort Ultra Headphonesを差し出します。コレを選んでおけば間違いないです。
NCのレベルは専用アプリ「Bose Music」で10段階で調整できます。
レベル8以上では音楽を再生していなくても電車のアナウンスなどを聞き逃しそうなので、シーンに合わせて登録しておきましょう。
本体の大きめのボタンを長押しすると、クワイエット(NC)→アウェア(外音取り込みモード)→イマーション(NCレベルMAX+空間オーディオ再生)→登録したシーン別のモードと、切り替わります。
Awareモード(外音取り込み機能)
個人的にNCよりも感動したのが、周囲の音を取り込むAwareモード(外音取り込み機能)。
マイクの数が12個と多いためか、風切り音のようなザワザワした音や機械で作り出したような不自然な聞こえ方がほとんどなく、ものすごく自然です。
自身の声の跳ね返り方も自然なので、ヘッドホンをつけたままストレスなく会話ができました。
さらに、車が近くを走る音など大きめの音は自動で快適なレベルに調整するため、どのようなシーンでも音楽と周囲の音の聞こえ方のバランスが絶妙です。
最長24時間再生可能なロングバッテリー
【音質レビュー】目の前で聴いているようなリアルなサウンド
aptX Adaptiveコーデックに接続し、まずはImmersiveAudioオフの状態で音楽を聴いてみました。
Boseらしいラインの濃い低域に解像度の高い中高域が乗り、従来モデルよりもメリハリのある音になっているように感じます。
分離感がしっかりあるためひとつの楽器の音を追いかけやすく、聴きごたえ抜群です。
aptX Adaptiveで再生すると全体的にバランスの整った音になることが多いですが、Quiet Comfort Ultra Headphonesはベースラインなどの低域がとにかく厚く、迫力のあるパワフルな高音質という印象です。
ImmersiveAudioをオンにすると、音場が一気に広がってボーカルとの距離がグッと近づきます。
中高域の伸びがさらに滑らかになり、繊細な音の余韻もとても美しく、生演奏を目の前で聴いているような感覚を楽しめました。
Dolby Atmosのような空間オーディオ専用の音源でなくても、無理に臨場感を演出したような不自然さがなく自然に音に包まれる感覚を味わえるので、すごく聴き心地が良かったです。
「QuietComfort」シリーズは音量を小さくしても低域の迫力がそのままで音が痩せる印象がないのですが、空間オーディオ再生でも変わらず、どんなシーンでも臨場感やボーカルとの距離を満足に楽しめました。
従来モデルから消音性能が進化した『Bose Quiet Comfort Headphones』
外観と装着イメージ
これまでのシリーズの後継モデル『Quiet Comfort Headphones』も見てみましょう。
形状は前モデル「QuietComfort 45 Headphones」とよく似ていて、ヒンジ部分も含めワンカラーデザイン。
カラーバリエーションは全4色と豊富です。
Quiet Comfort Ultra Headphonesと同じく低反発素材のようなイヤーパッドとヘッドパッドで耳と頭部を優しく包み、長時間付けていても負担がかかりにくいです。
ほんの少しですがヘッドパッドの厚みがQuiet Comfort Ultra Headphonesの方があるため、ホールド感はQuiet Comfort Ultra Headphonesが好みでした。
バンドの長さはアームでカチカチと段階的に調節します。
ボタン配置は、左側にNCとAwareモードを切り替えるボタン、右側に音楽の再生/一時停止と曲の変更を行うマルチファンクションボタン、音量調節ボタンが並んでいます。
電源のオン/オフとペアリングは正面のロゴマークの上にあるスイッチで行い、タッチセンサーはありません。
ノイズキャンセリング機能と音質
ノイズキャンセリングと外音取り込み機能
NCは前モデルからかなり進化していて、車や電車の走る音、話し声などを自然にカットします。
専用アプリから風切り音の低減も設定でき、ザワザワとした人の多い街中でも、静寂の中で音楽に集中できました。
Quiet Comfort Ultra Headphonesと聞き比べてみたところ、近くで鳴らしたドライヤーの音は気持ちこっちの方が聞こえやすいかも・・・?くらいで、特別大きな違いはないように思います。
しかしAwareモード(外音取り込み機能)を聞き比べると、マイクの数が2倍違うところが出たのか、ヘッドホンを付けていないように自然!とはいかず、少し機械っぽさが残っているように感じました。
ただこれはQuiet Comfort Ultra Headphonesが文句なしの完成度であるからで、自然に会話する分には問題ありませんし、他のヘッドホンと比べても充分満足できるレベルです。
音質レビュー
こちらはaptX Adaptiveコーデックが非対応なため、AACコーデックで再生しました。
低域がグンッと前に出てくる迫力のあるBoseらしい音で、音のキレがよくビシビシと鳴らす印象。
空間オーディオ再生でなくても、音場はQuiet Comfort Ultra Headphonesの方が広いのでオーケストラなどは少し印象が変わるかもしれませんが(これはコーデックも関係していそうです)、疾走感のあるバンドミュージックやEDM、ポップスはとても気持ちよく聴けました。
曲によりますがパワフルな雰囲気になることが多く、本来のBoseサウンドが好きという方は間違いなくハマる音だと思います。
まとめ
『Quiet Comfort Ultra Headphones』は空間オーディオに対応しただけでなく、aptX Adaptiveコーデックの対応やパーソナライズ機能により音質とNC機能がこれまでのシリーズから頭ひとつ以上抜けて、これ以上ない満足度の高いヘッドホンとなっています。
空間オーディオ再生は、同じ機能を持った完全ワイヤレスイヤホンでも感動しましたが、空間をよりリアルに感じられたのはヘッドホンの方で、家でじっくり映画やライブ配信を楽しむならこちらをおすすめしたいです。
『Quiet Comfort Headphones』は定番シリーズの後継機種ということで、強力なNC性能やBoseらしいパワフルなサウンドを引き継ぎつつ、さらに進化しています。
空間オーディオ再生にこだわらないのであれば、従来モデルからの買い替えも充分満足できるレベルに仕上がっていると感じました。
どちらも極上の装着感で圧倒的静寂の中、低域の迫力満点の高音質をお楽しみいただけます。
ぜひ、新しくなったBoseのヘッドホンをチェックしてみてください!2023.12.06 (もあ)

































