電子辞書とPDAを使いこなそう

辞書・地図ソフト

 パソコン用のデータCDやDVDに地図データをおさめたのが地図ソフト。分厚い地図帳に本棚を占領されることもなく、また郵便番号や電話番号検索などの便利な機能が用意されていて欲しい地域の地図がすぐに手に入ります。
 CDに国語辞典や英和・和英辞書などをおさめた辞書ソフトも大人気。パソコンを使いながら調べたい語句をワンタッチで検索可能。またパソコンのマルチメディア機能を生かして、動画や音などもおさめられた百科事典も発売されています。

ネットワークから最新地図データをダウンロード

 インターネットへの常時接続が普及してきた関係で、ネットワークから地図をダウンロードして利用するサービスが増えている。特に地図は道路の新設や新しい建物などでどんどん変わっていくもの。最新の地図がリアルタイムで利用できるというのが、電子地図の醍醐味であると言えるだろう。

 例えばIncrementPが提供しているMapFan(右写真)は、インターネットの常時接続を前提とした電子地図サービス。パッケージに入っているCD-ROMには地図ソフトが入っているだけで、データはすべてインターネットからダウンロードしてパソコンのハードディスクにストックされる仕組み。1年間のライセンス期間は常に最新のデータが提供される上に、ライセンスが切れてもパソコンに残ったデータはそのまま利用可能だ。必要に合わせて、新しいライセンスを購入すれば良い。
必要な部分だけ印刷して活用

 電子地図は5~10段階程度に縮尺が変えられるものが多い。紙の地図でそれだけの縮尺の地図を用意すれば、一体何ページあるかわからないほどの分厚さになるだろう。印刷も可能なので、持ち歩きたい場合は必要なページだけをカラープリンターで印刷すれば良い(左写真)。無駄な紙を消費しないので、電子地図は省資源と言える。

 電子地図は他にも、郵便番号や電話番号で場所をピンポイント検索する機能、出発点と到着点を設定して最短経路を検索する機能など、紙の地図では真似のできない機能をいくつも用意している。
辞書ソフト・百科事典ソフトはパソコンの知識源

 最近発売のパソコンは電子辞書をプリインストールしているものが増えたが、見あたらない場合や付属ソフトに満足いかない場合は辞書ソフトを別途用意してはいかがだろうか。

 パソコンに辞書ソフトがインストールされていると、ホームページや文書ファイルの閲覧中に辞書を起動してわからない語句を調べる事が可能。ソフトによっては、調べたい語句を範囲指定してマウスを右クリックすることによって入力せずに辞書をひくことが可能だ。

 辞書ソフトはCDやDVDで供給されるが、ハードディスクに余裕がある場合はコピーして使用できるものも多い。ふだんはCD/DVDを持たないモバイルパソコンでも、内蔵ハードディスクに辞書をインストールしておけば電子辞書のように使うこともできる。モバイルパソコンのユーザーにはおすすめだ。