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3社ハンディスチーマーを使ってみました

[ 2017. 9.15 ]

お出かけ前に取り出した服にシワが・・・。
バシッと決めたい時こそ、シワの無い服でお出かけしたいですよね。

そんな時に便利なのがハンディアイロン。
プレス式のアイロンに比べて小さくて軽く、衣類にスチームを当ててシワを伸ばしますので
ハンガーにかけた状態でもアイロンがけが行えます。

でも、思っていたよりもシワが伸びなかったらショックですよね。
そこで今回は3社のハンディアイロンで実際にシワを伸ばし、使い勝手などをスタッフと確かめてみますよ。

今回使用するハンディアイロン

パナソニック
衣類スチーマー NI-FS530
 薄型でスタイリッシュな外観。本体重量700gという軽さで、手の負担は少なめ。電源は入/切するだけのシンプルな設計です。
 スチーム噴射ボタンが、ハンドルの裏側に付いているので押しやすいポジショニングです。スタンドを使ってもかなり薄型なので、ちょっとしたすき間などに収納ができそうです。
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日立
衣類スチーマー CSI-RX1
 コロリとした小さなボディがかわいらしく重量は約690g。ハンドル部分の後ろが本体と繋がっていないので、自由に握りやすく、操作性に期待が持てます。
 付属のアタッチメントブラシを使えばホコリや毛くずを取り除きながらスチームを当てる事ができます。温度は3段階の調整が可能。
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アイリスオーヤマ
衣類用ハンディスチーマー KIRS-01
 電源を入/切するだけのシンプルな設計で、従来のアイロンをハンディサイズにした印象のボディ。重量は約790gと少し重め。
 赤色の部分がえんじ色なので黒との対比で重厚感があり、男性にもぴったりの外観です。
 掛けづらいところを付属のミトンで支えると、ハンガーで掛けた状態でもアイロン掛けが行えます。
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アイロンがけの準備

タンク容量・注ぎ口

アイロンスイッチONパナソニック

パナソニック
約50ml

アイロンスイッチON日立

日立
約70ml

アイロンスイッチONアイリスオーヤマ

アイリスオーヤマ
約60ml

 どの製品も付属のカップが付いておりますので入れるときはこちらを利用すると、こぼれる心配も無く注ぎやすいです。

 パナソニックは注ぎ口が側面にある為、注いだ水のかさを入れながら確認ができないので若干不憫に感じました。

 日立は温度調整ボタンの上部に注水口があり、タンクを取り外したり、アイロンを傾けたりせずに手軽に給水が行えるナイスポジショニング。タンクの窓は水のかさが見えにくいので目をこらして確認しました。

 アイリスオーヤマはタンクが取り外し可能なので、水道から直接入れるときや水があまって捨てるときでも、本体を持つことなく楽チンです。付属のカップの満水のメモリに合わせて注水すると溢れてしまうため、タンクを傾けて入れないといけません。

電源をON!立ち上がり時間

アイロンスイッチONパナソニック

パナソニック
約24秒 / 160℃

アイロンスイッチON日立

日立
約30秒 / 170℃

アイロンスイッチONアイリスオーヤマ

アイリスオーヤマ
約35秒 / 160℃

 どの製品が早くあたたまるか勝負です。さて、スイッチをON! 各製品点滅しております。

 ぬぬぬ…お? パナソニックが1着!! 約24秒であたたまりました! 早い!早すぎる! すぐに続いて…2着!日立! そして3着、アイリスオーヤマ!

 日立は約30秒、アイリスオーヤマは約35秒であたたまります。競争といえど、どの製品も待つという感覚はほとんどなく、早くあたたまるので、筆者のようなせっかちの人でも大丈夫です!

今回使用する衣類はこちら

家からヨレヨレの服を持ってきました! その中から厳選してアイロンがけを行いたいと思います。
※シワを取っていきますが、同じシワを作り出すことはできませんので多少の違いが出るのはご了承ください。

実践

結構なシワですよ。(あんまん)


アイロンを信じよ。(ぴよこ)

シャツ(シワがつきにくいもの)& 夏用のズボン

パナソニック 衣類スチーマー NI-FS530

あんまん

スチームが優しくて静か!穏やかでもちゃんとシワが取れてます。 シャツの腕の部分は2往復くらいできれいになりますね。

ぴよこ

パワフルスチームって聞いてたからブシュー!って出るのかと思ったら 優しさ溢れるスチーム感で、そんなに出てるイメージもないね。 それでもシワが取れてるから凄い。

Good!
 シャツは約5分後にスチームが出なくなり、丁度良い具合に背面までしっかりシワを取る事が出来ました。 シャツを引っ張りながら「ピッ!」と張った状態で伸ばすと、腕の部分などは2往復くらいでシワが取れましたよ。
もうひといき!
 優しく出てくるスチームですが満水時でも1着につき1回給水しないといけないので、こまめな給水が必要です。
 夏用のパンツの股部分のシワは、アイロン台などに置いてプレスしないと難しそう。

日立 衣類スチーマー CSI-RX1

あんまん

スーッと当てるだけで一瞬。
スチームの出も申し分ないです。持ち手が独立しているので、スナップがききやすい!

ぴよこ

早っ!目に見えるスチームと「頑張ってます」感のする機械音が力強くて、 比例するようにシワも取れる! これはホントに一瞬!
時々スチームが荒ぶって出てくるのがちょっと気になるかな。

Good!
 シャツはかなり軽く掛けただけでピシッとシワが伸び、約3,4分で完了。夏用のパンツもシャツ同様サッときれいになりました。足の部分は先端を持ちながら、上から下へとスーッとスライドすると気持ちよくシワ伸ばしができました。
もうひといき!
 他に比べるとやや音が大きめ。時々スチームが「ボシュッ!」と、急に力強く噴出されるので、端っこをする時などは、スチームを使わず、やけどに気を付けてください…。

アイリスオーヤマ 衣類用ハンディスチーマー KIRS-01

あんまん

スチームの減りが少ないので長持ちしますね。
すそはミトンですると伸ばしやすい!

ぴよこ

スチームのボタン位置が外側か・・・。ちょっと力を入れながらアイロン掛けする事になりそう。 でもシワはしっかり伸びるし、ミトンを使えば細部までシワ伸ばしが出来るのがいいね。

Good!
 サッと当てるだけで、お!シワが取れていく!という感じです。何回か当てていくと見事に美しい姿に。タンクの水を使い切る事なくシワが伸ばせました。夏用パンツは、上から下へスーッとスライドさせていくとシワがキレイに。当てにくい足先は付属のミトンが大活躍しました。
もうひといき!
 ミトンを使えば、細かいところはキレイになりますが、ミトンを使っている間は、衣類をつかめませんのでコツが必要です。

秋冬用スカート & ニット

パナソニック 衣類スチーマー NI-FS530

あんまん

生地がしっかりしているので、サーッとはいかず。きれいにはなりますが、タンクの水が尽きてしまうので、容量が欲しいと感じました。ニットは優しいスチームで軽く当ててシワ伸ばし完了!

ぴよこ

スカートは生地がかたい分、シャツの時のようにサッととはいかないなぁ。 丁寧なアイロン掛けなら取れるけど、それだともうちょっとタンクの水が欲しいところ。 デリケート素材には優しくゆっくりシワ伸ばしをしていたので、優しさを感じる。

Good!
 秋冬用スカートは、約5分間スチームを当てると7割ほどのシワが取れました。プリーツ部分はハンディのほうが気軽に行える印象ですので、プレスした後の仕上げに使うのにもよさそうです。
ニットはゆっくり丁寧に行う事で、デリケートな素材を痛める事なく、優しくシワ伸ばしが出来ました。
もうひといき!
 生地が固いスカートは念入りにスチームを当て続けてのアイロンがけとなりました。プレスとの併用でキレイになりそうです。

日立 衣類スチーマー CSI-RX1

あんまん

スカートのプリーツ部分も崩さずにシワが伸ばされてます!
驚きなのはニットのシワがひと掛けで消えてる!?

ぴよこ

固い生地でもやっぱり取れる! プリーツ部分も崩さずにこのパワフルさが凄い! ニットもサッと一瞬で、生地を傷める前にシワを取っちゃう感じ。 めっちゃ心強いわ~。

Good!
 秋冬用スカートはプレスでも難しいのに、スチームを出しながらササッと動かすだけでかなりスピーディーにシワが取れていきました。スチームだからプリーツ部分も印象を崩さずキレイに。ニットはサッとひと掛けするだけでシワがなくなり仰天しました。一瞬です。
もうひといき!
 スチームを出すボタンが押し続けにくいので、秋冬用スカートをケアするときは何回もスチームボタンを意識して押し続けていました。

アイリスオーヤマ 衣類用ハンディスチーマー KIRS-01

あんまん

スチームを出して何回か当てていくと、シワが目立たなくなりました。ボタンを押し続ける親指に少し疲れが…。
少し残ったシワはミトンを使えばよりいっそうキレイになりそうです!

ぴよこ

シワが取れにくい生地だから、この重さとボタンを押す指が、時間が経つにつれて辛くなりそう。でもシワとり自体は普通にアイロンを掛けるより取れてるからおおむね満足。ニットはパナソニックと似た印象だけど、ちょっと力が弱いかな。

Good!
 秋冬用スカートは、少しシワが残りましたが約8分ほどでキレイに。シワが残った部分は、ミトンを使えばキレイになりそうです。ニットは何回か当てていくと、ゆっくりシワが伸びました。
もうひといき!
 秋冬用スカートは約8分間当てていたので重さで腕がだるくなり、スチームボタンを押している親指も少し疲れてしまいました。もう少し軽ければ…

スタッフが買うならコレ!

 静かにたっぷりスチームでシワを取るパナソニックに、パワフルな音とスチームでスピーディーにシワ伸ばしをする日立。ミトン付きで細部までシワを伸ばせるアイリスオーヤマ。

 3社とも頑張ってガンコなシワ伸ばしをしてくれました! その感触を確かめた所でスタッフも欲しくなってきたので買うならどれかを、勝手に発表したいと思います!

あんまん

あんまんが選ぶなら…アイリスオーヤマ
どの製品もキレイにシワを取れることができて選べないのですが、強いて言うならアイリスオーヤマを選びます。
お恥ずかしながら普段からアイロンがけをしない私なので、アイロンデビューとしてコスパが良いと感じました。スチームが長持ちなのも、良い点ではないでしょうか。なるべく水を追加せず、沢山の衣類にスチームを当てることが出来るのでササ~ッとできちゃいます。他の製品より少し重いと感じたところも、個人的には二の腕ダイエットが出来る一石二鳥な製品と考えます。

ぴよこ

ぴよこが選ぶなら…日立
なんといっても早かった。スンススーン!!!と素早くシワが伸びます。
黄色のスカートは筆者の私物ですが、普通のアイロンだとプリーツ部分が気になったりと、かなり苦労させてた じゃじゃ馬スカートでした。それがスンススーン!!!と伸びたんですよ。あて布なしで。
動作音は一番大きかったですが、スチーム量も一番パワフル。それなのに案外タンクに水が残ってたのもポイント高し。 小さいし、パワフルだし、購入決定。買うわ。

製品表とコメント

パナソニック
衣類スチーマー
NI-FS530
日立
衣類スチーマー
CSI-RX1
アイリスオーヤマ
衣類用スチーマー
KIRS-01
電源
AC100V 50/60Hz
消費電力
950W 800w 950W
水タンク用量
約50ml 約70ml 約60ml
立ち上がり時間
約24秒 約30秒
(高温設定時)
約35秒
温度
中(約160℃) 低(約100℃)
中(約135℃)
高(約170℃)
中(約160℃)
オートオフ

約10分後
×
幅×奥行×高さ(本体)
約70mm
×
約150mm
×
約150mm
約175mm
×
約85mm
×
約125mm
約165mm
×
約70mm
×
約130mm
幅×奥行×高さ(スタンド収納時)
約90mm
×
約170mm
×
約160mm
約180mm
×
約100mm
×
約155mm
約180mm
×
約85mm
×
約150mm
本体質量
約700g 約690g 約790g
電源コード長
約2.5m

パナソニック

 今回スタッフには選ばれませんでしたが、音も静かでスチームもタップリ。蒸気の透明度が高いので、気付けばタンクの水が無くなってる事があるかも。薄型ですき間収納も可能ですし、レポートで紹介していますが、プレス時のすべりの良さはピカイチ! どの角度からでもアイロン掛けが行えて、押しやすいボタン配置など、とてもバランスの良いハンディアイロン。

日立

 今回使用したハンディアイロンの中で唯一3段階の温度調整が可能で、温度も10度高かった日立。掛け面が小さくて持ちやすいハンドルで、アイロン掛けの動作がとてもラクでした。スチーム音もスチーム発射もパワフル。素早いシワ伸ばしが可能。シワを素早く伸ばしたい方は日立がオススメ。

アイリスオーヤマ

 プレスアイロンを思わせる先端がある掛け面のアイリスオーヤマ。スチームもしっかり出ていて、シワも取れる。日立やパナソニックと比べると少しシワ伸ばしに時間はかかるけれど、コスパを考えると満足できそう。細部のアイロン掛けも行える付属品のミトンもちょっと嬉しい。


スタッフが使ってみました

『NI-FS530』は『NI-FS540』に生まれ変わり、スチーム量が3倍になりました