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試用レポート
ソニー
テーブルトップパソコン「VAIO Tap 20」

20インチの大画面タッチパネルを採用した「VAIO Tap 20」
「Windows 8」搭載で、巨大なタブレットとしても使いこなせる
 タッチパネルを本格的に採用した「Windows 8」だけに、これから新しいパソコンを購入する場合は大画面タッチパネルにこだわってみたいところ。そこで今回レポートするのが、ソニーから新登場の「VAIO Tap 20」です。

 なんと20インチの大画面タッチパネルを組み込んだ、一体型スレートパソコン。キーボードやマウスはワイヤレスなので、本体(モニター)だけでも単独で巨大なタブレットとして使うことができます。本体をテーブルに寝かせて、指でぐりぐりと操作するなど、まったく新しい使い方が期待できる新型VAIOをレポートします。

綺麗!大きい! 20型タッチパネル搭載
 今回レポートするVAIO Tapの特長である20型の大型タッチパネル液晶の第一印象は「表示が綺麗!」 タッチ感度もなかなか良好です。
 ワイヤレスで使用できるキーボードとマウスが同梱されており、机の上でもコードに邪魔されず配置する事が可能。もちろん、タッチパネル搭載ですので、マウスを使用せずに直接ディスプレイにタッチするだけでパソコンを操作できます。

 
背面のスタンドアームを折りたたみます
 本体背部にスタンドがあり、これを動かすことで写真立てのように画面の傾斜を調節する事ができます。可動域の範囲内であればどこででも止まるので、細かい調整を行う事もできます。そして、そのスタンドを背面にくっつく位に移動させて、机に置くと……

 
大画面タブレットパソコン!
 20型の大きなタブレットパソコンとして使うことができます! みんなが座ったテーブルの真ん中にVAIO Tapを置けば、パソコンと人が1対1ではなく1対複数で使用する事ができるのです。

 
みんなで遊べるパソコンとして使えます
 例えばゲーム。写真は標準搭載のサッカーゲームですが、ピンボールのように画面を見下ろしながら遊べます。10点マルチタッチ対応なので、1台のパソコンで対戦をする事も可能です。

 
Windows 8を見ていきましょう
 ここからは、VAIO Tapに搭載された新OSの「Windows 8」を見ていくことにしましょう。 電源を入れると、最初に写真のようにカラフルなタイルが並ぶ画面が表示されます。 これが、Windows 8の「スタート画面」になります。
 Windows 7以前では、スタートボタン(スタートキー)を押すと、左下からびょーんとのびたメニューから選択していましたが、Windows 8だと画面いっぱいに広がったタイルからアプリやプログラムを選択します。

 
画面を下端から内側になぞると、バーが表示されます。
 しかし、この画面ではすべてのプログラムを表示しきれていません。そもそもデスクトップ画面はどこに!?
 はい、このスタート画面は基本的にアプリや画面など、Windows 7以前で言うところのお気に入りの「ショートカット」を並べておく場所になります。デスクトップ画面にアイコンを並べるのと同じイメージですね。
 「すべてのプログラム」を表示したい場合は、画面の下端から上へ画面をなぞると、画面下からメニューがスライド表示されます(マウスだと右クリック)。そこで右下に表示された「すべてのアプリ」というアイコンをタップします。

 
すべてのアプリが表示されます
 すると、アプリケーションのアイコンの一覧がずらっと表示されます。アプリケーションの削除や各種設定等を行えるコントロールパネルのアイコンもここにあります。以前のOSと配置が変化していますが、一度覚えてしまうとこちらの方が呼びやすいかもしれません。

 
マップアプリも搭載
 「アプリ、アプリ」と先ほどから連呼しておりますが、Windows 8では、AndroidやiOSと同じく、専用フォームからアプリを購入しダウンロードする事ができます。もちろん無料のアプリも多数あります。
 また、標準搭載として写真のようなマップアプリやゲームなどがインストールされています。このあたりは、やはりタブレット端末を意識してのものでしょう。マップも含めて実際にいくつか使って見ましたが、軽快に動いて快適でした。

 
従来どおりのデスクトップ画面も健在
 もちろん、以前のバージョンのようにデスクトップ画面も存在します。スタート画面から「デスクトップ」をタップすると写真の画面に切り替わって、慣れ親しんだ画面で作業ができます。
 以前のWindowsと見比べると……画面左下にあった「スタートボタン」がなくなっています。

 
ディスプレイ部に Windowsロゴキー
 ではスタートボタンはどこかというと、ご覧のようにディスプレイの下枠に搭載されており、このボタンを押す、もしくはキーボードのWindows ロゴキーを押すことでスタートメニューを呼び出す事ができます。
 このボタンがない場合はキーボードのWindowsロゴキーを押すか、画面の右端を左へはらってスタートボタンを呼び出す必要があります。

 

 実は筆者自身、Windows 8を操作するのが今回初めてで、特にVistaから7に移行してからその使いやすさに思い入れがあり「タッチ操作が主体って、どうせ使いにくいんじゃない?」という先入観がありました。しかし、いざ使ってみると直感的な操作が可能で(もちろん、ボタン配置や基本操作はある程度覚える必要がありますが)、慣れると特にOSを意識せずに使いこなす事ができました。

 今回レポートしました「VAIO Tap」は、Windows 8を軸にしてユーザーの事を考えている商品だと感じました。特に、これからのファミリー向けパソコンとして、複数ユーザーでも一台で楽しめるというポイントは大きな魅力であると思います。SONYの「VAIO Tap」、そして、「Windows 8」を是非使ってみて下さい。

2012. 12.26.公開(大黒天

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