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音場工房

[ 2024年 7月 9日付 ]



KEFの良コスパなアクティブスピーカー『 LSX2-LT 』をご紹介!

こんにちは、ハイエンドオーディオ "ichinose" です。
今回はKEFから発売されている、超良・コスト・パフォーマンスを誇るアクティブスピーカー「LSX2-LT」をご紹介します。

ペアで137,500円(税込)と低価格を実現しながら、上位機種譲りの高品位なユニットやアンプが搭載されていて高い完成度を誇ります!!

カラーは「ストーン・ホワイト」「セージ・グリーン」「グラファイト・グレー」の3色が用意されています。

ベースとなっている上位モデル「LSX-2」と同じ、第11世代・Uni-Qドライバー・ユニットを搭載。内蔵アンプも基本設計は同じ(低域用:70W/ch+高域用:30W/ch」)Dクラスの総合200Wが搭載されています。

インダストリアルデザイン界の巨匠、マイケル・ヤング設計のキャビネットは仕上げこそ異なりますが、大きさは一緒で基本設計はそのまま継承されています。大幅なコストダウンが実施されていますが、高い完成度はキープされており、チープさは全く感じません。

総合的に見て、クラスの概念を超えた、大変優れたアンプ内蔵スピーカー(アクティブスピーカー)としてお勧めいたします。


◆「Amazon Music」「Chromecast」「Spotify」など、簡単にストリーミングが可能!!

「AirPlay 2」「Google Chromecast」などでスマホに貯めている音楽をワイヤレス接続で再生できます。「USB-TypeC」「光デジタル」入力を通じて、デスクトップやノートパソコンなどに簡単に接続する事ができます。
「HDMI-ARC」入力でテレビと接続すれば、テレビの音声を高音質で楽しめます。


◆KEF「Uni-Qドライバー」HiFiサウンドについて

第11世代のUni-Qドライバーを搭載
「スイートスポット」を拡張し、サウンドを均一に配分するシングルポイントソースとして機能します。これにより、部屋のどこにいても、広いエリアで臨場感のあるサウンドを楽しむことができます。

トゥイーターをベース/ミッドレンジコーンの中心に配置し、これらの異なる周波数を1つの点音源から分散させることで、干渉の問題を回避し、音の歪みを抑えています。


◆部屋のどこにいても、精細な音像を

Uni-Qテクノロジーは、トゥイーターをベース/ミッドレンジコーンの音響中心部に正確に配置することで、両者が単一の点音源として機能し、部屋全体に音をより均等に分散させます。

その結果、範囲の限られた「スイートスポット」がなくなり、部屋の異なる場所に居るすべての人が、同じ様に自然で精細な音像を楽しむことができるようになります。


◆よりクリアで、歪みの少ないサウンド

従来のスピーカーでは、異なる位置から放たれる中域と高域が互いに干渉し合っていましたが「Uni-Q」ユニットは、トゥイーターをベース/ミッドレンジコーンの中心に配置し、これらの異なる周波数を1つの点音源から分散させることで、干渉の問題を回避し、音の歪みを抑える事に成功しています。


◆ぴったりのタイミングで届くサウンド

「Uni-Q」の点音源設計では、すべての周波数が同時に耳に届きます。よって、より正確でリアルなサウンド再生が可能です。

従来のスピーカーでは、それぞれの周波数帯域のスピーカーユニットから微妙に異なるタイミングで耳に到達するため、音が不鮮明になり、自然な響きが得られませんでした。


◆一貫した革新性

「Uni-Q」ドライバーは、長年に亘るKEFの開発チームのたゆまぬ革新性の結晶です。開発の原点は、「同軸型ユニット」によって音質改善効果が得られるという概念です。それは今も昔も変わらない考えです。そのアンサンブルは現代の音響エンジニアリングの傑作と言えるでしょう。

第11世代Uni-Qでは、新しいコーン・ネック・コントロールにより、ドライバーのレスポンスがよりスムーズになりました。コーンとボイスコイルの間に弾力性のある高制振のつなぎを採用し、ドライバーの帯域内の信号のみをコーンに伝達することができるようになっています。


中心部分にあるのがタンジェリン・ウェーブガイドで、その奥に19mmアルミニウムドームツイーターがある


中央の振動板が115mmマグネシウム/アルミニウム合金製ウーファー


外周の黒い部分は、回折効果を抑制し整流効果を高める独自技術“Z-Flexエッジ”だ


◆「LSX-2LT」はW2ワイヤレスプラットフォームを搭載

※このスピーカーを利用するには、KEFが用意している「KEF-Connect」アプリをスマートフォンなどへのインストールする必要があります。

直感的なオンボードからKEFの専用アプリ「KEF-Connect」によるリスニング・エクスペリエンスのカスタマイズまで、ユーザーが使いやすい実用的な機能が満載です。シンプルで繊細かつパワフルなEQ設定により「LSX-2-LT」をあなたの部屋や好みに合わせて微調整できます。必要なものはスピーカーの位置を測るメジャーくらいです。

「LSX-2」にも採用されている最先端のW2ワイヤレスプラットフォームにより音楽を簡単にストリーミングすることができ、どんな音楽でもいつでも素晴らしいオーディオで聴くことができます。


◆テレビやパソコンなどに接続可能

「HDMI-ARC」端子にHDMIケーブル1本(別売)をつなぐだけで電源やボリュームがテレビのリモコンと連動させる事が出来ます! 今まで使っていたテレビの音声を大幅にグレードアップする事が出来ます!!

「USB Type-C」端子でノートパソコンやゲーム機などを接続!

また、サブウーファー専用出力も搭載されているため、映画や音楽にさらに重低音を追加することもできます。


◆対応ストリーミング:「Spotify」「Tidal」「Amazon Music」「Qobuz」「Deezer」「QQ Music」「Internet Radio」「Podcast」

対応ワイヤレス接続:「AirPlay 2」「Google Chromecast」「UPnP Compatible」「Bluetooth 5.0」

入力端子:「HDMI-ARC」「TOSLINK」「USB-TypeC」「USB-TypeC(左右スピーカー間)」「RJ45イーサネット(ネットワーク用)」

出力端子:RCAサブウーファー出力


◆上位モデル「LSX-2」と「LSX-2-LT」の違い

▼「LSX-2」のリアパネル(PRIMARY) ▼

▼「LSX-2」のリアパネル(SECONDARY) ▼

▼「LSX-2-LT」のリアパネル(PRIMARY) ▼

▼「LSX-2-LT」のリアパネル(SECONDARY)▼

・アナログ3.5mm AUXを省略
・左右スピーカー間のワイヤレス接続を省略・USB-C接続のみに変更
・「MQA」や「Roon Ready」には非対応
・電源はプライマリー側のみに内蔵 (LSX-2は左右に内蔵)
・筐体仕上げに違い (LSX-2は周囲がファブリック仕上げ)
・手に届きやすい価格

大きな違いは、左右スピーカー間の接続方法で「LSX-2」は左右間をワイヤレス接続が可能。「LSX-2LT」は有線接続のみとなり、付属のUSB-C(USB-C/付属3.0m)ケーブルで接続となります。

また「LSX-2」はUSB-C、HDMI ARC、光デジタルのほかにアナログAUX入力を備えていますが、「LSX-2LT」はアナログAUX入力を削除。さらに「MQA」や「Roon Ready」には非対応となります。

使い勝手の面では「LSX-2」は左右筐体それぞれに電源を内蔵し、左右スピーカー個別に電源ケーブルが必要(電源ケーブルが2本必要)。「LSX-2LT」はプライマリー側のみに電源を内蔵の為電源ケーブルは1本で使いやすく、「USB-C」ケーブルで音楽信号と電源供給を一緒に伝送します。

重量を確認すると「LSX-2」は7.2kg(ペア)に対して「LSX-2LT」は6.8kg(ペア)と少し軽くなっていて、これは電源の違いによるものと思われます。音色は基本的に同じと言えますが、電源の違いからかエネルギー感では「LSX-2」に分があります。またキャビネットやユニットの仕上げにも違いがありますので、設置場所の雰囲気、ご家族の意見やご自身の好みなどで選んでください。

両機種とも、入力データとしては384kHz/24bit(ネットワーク)までサポートしますが、左右間の伝送はすべての信号が96kHz/24bit(PCM)に変換されて伝送されます。

左右間の接続に使うUSBケーブルには、USB 3.0の規格に合わせつつ、KEFが自社で動作をチェックした「C-Linkスピーカー間ケーブル」という名称が付けられています。

※信号と電源を同時に送信するため一般に発売されているスマホやPC用のケーブルでは動作保証されていません。
※安定したストリーミング、特にハイレゾ音源のストリーミングには、有線接続か5GHzWiFiネットワークが推奨されています。
※オーディオをストリーミングするには、モバイル機器がスピーカーと同じWiFiネットワークに接続されている必要があります。


◆担当者より

音質は大変素直で、デザインも美しく、使い勝手も洗練されており、非常に完成度の高いスピーカーだと思います。デスクトップでPCと接続してニアフィールドで使ってもよし、テレビとHDMI ARC接続してリビングで手軽に高音質を楽しむのもよし!!

操作やチューニングはスマートフォンなどに専用アプリ「KEF Connect」をインストールして行います。電源のオン・オフや音量調整はもちろん、EQによる音の補正など詳細な設定が可能で、内容は分かりやすく直感的に操作ができると思います。

テレビの音声を更に高音質で楽しみたい方は勿論ですが、スマホに保存している音楽や、契約してるストリーミングの再生も簡単に出来ます。テレビ内蔵スピーカーからサウンドバーにして「音が良くなった」と感じた方で更に高音質を望まれる方にお勧めのスピーカーです。

サウンドバーと変わらない使い勝手でオーディオグレードの音質が楽しめます。2ch専用再生となるので映画のサラウンド効果はありませんが、基本的な音質改善ができるので、音楽番組はもちろんあらゆる番組でその効果が実感できると思います。

搭載されている同軸ユニットはウーファーとツイーターが点音源の為、ニアフィールド(近距離視聴)に強いのも優れた特徴と言えます。特に各ユニットの繋がりや、音色の統一感が見事なので、様々な状況で使っても違和感の無い再生が出来ます。

視聴距離が1m以下のニアフィールド再生でも低音から高音まで音色の一体感があり、ボーカルや楽器の定位が明確、3次元的な音の広がりの表現もよく感じられます。

サウンドは透明度が高く、大変素直な印象です。中域から高域にかけての音色は澄んでいて自然で気持ちよく、リラックスして音楽が楽しめます。低域は棚置きや後ろの壁が近い場合で調整が難しい時は、別売りのスタンドに設置する事でかなりの改善が期待出来ると思います。ベースが優れているため、デフォルトの状態でもかなり完成度の高い音色でしたので、EQの調整は焦らずに聞き込みながら出来ると思います。

この価格でパッシブスピーカー+アンプ+DAC・ネットワークストリーマー+接続ケーブル類を全て揃えて、同じレベルのサウンドを実現するのは不可能と断言できるほどコストパフォーマンスが高いと思います。

「サウンドバーの利便性とピュアオーディオ音質の両立」という難題を見事に解決した画期的製品として広くお勧めいたします。





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