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音場工房

[ 2024年 10月 29日付 ]



LUXMAN 半導体フォノイコライザーアンプ「E-07」をご紹介!!

こんにちは、ハイエンドオーディオ担当 "ichinose" です。

MCカートリッジのバランス接続に対応した、4基の新型ステップアップトランスを内蔵。
左右チャンネル完全独立構成の全3トランスによる大容量電源回路を搭載。
LUXMANらしい、半導体フォノイコライザーアンプ「E-07」をご紹介いたします!!



惜しまれながら生産を終えた全段真空管回路による無帰還回路構成の「EQ-500」や、音質と使いやすさを高次元で両立したコンパクトな定番モデル「E-250」に次ぐ、半導体構成の本格的なフルサイズ・フォノイコライザーアンプです。

アナログレコードの音溝からピックアップされた微細な音楽信号を、カートリッジの発電方式やインピーダンスに合わせて最適に正確に増幅するため、MCは4.7Ωから1kΩまで6段階、MMは47kΩを中心に4段階の細やかなインピーダンス選択を可能とした切り替えスイッチを装備。

スーパーパーマロイ・コアを採用した新開発のMCカートリッジ昇圧用ステップアップトランスは、MCカートリッジからの出力エネルギーを損失させることなく、差動信号のまま受け取ることのできるバランス入力にも対応し、かつLRチャンネルとLow/Highゲインをそれぞれ独立させた全4基構成とすることで、左右のセパレーション性能を向上させながら選択したインピーダンスグループごとに最適な巻線を選ぶことが可能となりました。

アンプ回路はRIAA規格のイコライジングカーブに徹しつつ、初段FETの4パラレル化による低ノイズ化を実現した伝統の高S/N・NF型増幅回路をこだわりのカスタムパーツ群で磨き上げています。

また、インジケーターやリレー駆動のための周辺回路とアンプブロックのLRチャンネルの電源供給回路を、電源トランスの段階から完全に分離した3トランス構成とすることで、各回路ブロックの負荷変動が互いに影響し合わない贅沢なセパレーション構成も採用。

奥深いアナログ再生の愉しみをレベルアップするための性能と機能を徹底的に追求し、演奏者がリアルに浮かび上がる豊かな音場感と彩り鮮やかな音色を再生する新たなリファレンス製品として、2025年の創業100周年を控えたLUXMANから、多くのオーディオファン・音楽ファンに向けて発売されます。


◆機能・入出力

・XLR入力端子によるMCカートリッジのバランス接続に対応。
・バランス(XLR)1系統+アンバランス(RCA)2系統の入力端子を装備し、最大でトリプルアーム、または3台のアナログプレーヤーの接続に対応。
※バランス入力対応のMCカートリッジ昇圧トランス内蔵!!


・入力ごとに独立した大型の真鍮製・金メッキ仕上げの信号グラウンド端子+フレーム(シャーシ)グラウンド端子。
※フォノケーブルは勿論、アースケーブルでも音が変わる事は認知されていましたが、LUXMANではアース端子でも音質に影響があることを提案、高品位なアース専用カスタム端子を搭載!!


・さまざまなアンプ機器との接続に対応するバランス(XLR)1系統+アンバランス(RCA)2系統の出力端子。


・使用するカートリッジのインピーダンスに合わせて細かく選択可能な負荷インピーダンス切り替えスイッチ。
(MM[背面]:34kΩ/47kΩ/56kΩ/100kΩ、MC[前面]:4.7Ω/10Ω/40Ω/100Ω/300Ω/1kΩ)


・MMカートリッジの特性に合わせて適切にコントロール可能な負荷容量切り替えスイッチ([背面]:0pF/100pF/220pF/320pF)


・レコードの反りなどによって発生する有害な低域成分を排除するローカット・スイッチ
・モノラルレコードの再生時に便利なモノラルモード・スイッチ
・再生する音楽の信号電流でカートリッジやMCトランスを消磁するアーティキュレーター機能


◆電気回路

・初段FETを4パラレル接続することで低ノイズ化を実現したRIAAカーブ対応のNF型フォノイコライザーアンプ回路
・LRチャンネルとLow/Highインピーダンスを独立させた計4基のスーパーパーマロイ製・新型MCステップアップトランス


・LRチャンネルと周辺回路用のそれぞれを完全独立させた大容量OI型電源トランス
・各回路ごとに専用のブロックコンデンサーとディスクリート構成のレギュレーター回路を採用したハイイナーシャ電源回路


・微小信号を扱う回路の伝送安定度を高めるために採用された新たなグラウンド接続構造PGS
 ※ PGS(Petal-shaped Ground Supply):信号基準点から極厚の銅板材によって同一の距離と同一の超低インピーダンスで各回路ブロックへ放射状に供給される花片形状のグラウンド接続構造


・デリケートな音楽信号の流れに配慮し、スムーズな電流伝送を実現するラウンドパターン配線基板
・各芯スパイラルラップ・シールドと芯線の非メッキ処理で自然な信号伝送を実現する独自のOFCワイヤー内部配線


◆筐体・付属品

・コントロールアンプやプリメインアンプと横幅を合わせた薄型の筐体サイズ


・多種切替スイッチと製品のフェイスを印象づける細身のインジケーターウインドウを配したブラスターホワイト仕上げのフロントパネル


・電源部とアンプ部を厳重にシールドし、シャーシ電流によるアースインピーダンスの上昇を抑えるループレスシャーシ構造
・グラウンドマスの増大や筐体の剛性向上に寄与する極厚の鋼板ボトムシャーシ(2枚構成の計3.6mm厚)
・音楽再生に不要な振動を抑えるグラデーション鋳鉄製のインシュレーターレッグ


・装着方向を変更し端子全体でケーブル重量をサポート可能とした金メッキ仕上げのACインレット
・従来より導体を太くしながら取り回しの良いスリムタイプに進化したノンツイスト構造の新・電源ケーブルJPA-10000i付属


◆担当者より

LUXMANのフォノイコライザーといえば、2015年に発売されて惜しまれつつも生産完了となった全段真空管増幅の「E-500」が人気でした。

今回ご紹介した「E-07」は半導体フォノイコライザーアンプとなりますが、ハイエンドユーザーにはもはや必要不可欠といえるバランス入力に対応!!

しかも、MCには昇圧トランスを内蔵し、勿論バランス入力対応で(Low/High)ゲイン対応のために、4基のトランスを内蔵するという贅沢な構成です!!

アンプ回路はシンプルなRIAA規格専用とし、流行の温故レーベル対応は採用されていません。
初段FETの4パラレルによる低ノイズ回路で、入念に磨き上げた高S/N・NF型増幅回路を搭載しています。

LUXMAN創業100周年を記念して発売される注目の製品となります。





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