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音場工房

[ 2026年 4月 7日付 ]



◆ アキュフェーズより 12年ぶりの単体DAC『 DC-500 』新発売!!

ハイエンドオーディオのichinoseです。
今回ご紹介する 新製品の「DC-500」は、アキュフェーズの単体DACとしては2014年に発売された「DC-37」以来の12年ぶりの製品となります。

その間も、SACD/CDの最上級となるセパレートモデルでは発売されていましたが、単体DACでの発売はありませんでした。


■ デジタル音源の情報を余すことなくアナログ信号へ変換するDACは、音質を左右する最も重要な要素のひとつです。

アキュフェーズは長年にわたりDAC技術の開発に注力し、歴史に名を刻む数々のディジタル・プロセッサーを送り出してきました。
複数のD/Aコンバーターを並列動作させることで量子化誤差やノイズを平均化し、ダイナミックレンジとS/N比を大幅に向上させる独自の「MDS」(Multiple Delta Sigma)方式を確立(1991年)。

さらに「MDS」の発展形として確立した「MDSD」(Multiple Double-Speed DSD)方式 は、DSD信号を複数回路で高速並列処理し、ストレートにD/A変換することでジッターやノイズを抑制し、微細な音のニュアンスまで忠実に再現。「DC-801(2006年発売)」に初めて搭載され、DSD再生の高精度化を達成しました。

2014年に登場した単体DACの「DC-37」は、MDSD方式を活かしてPCオーディオやハイレゾ再生に対応し、高精度のディジタル・プロセッサーとして高い評価を獲得。さらに、2021年の50周年記念モデル「DP-1000/DC-1000」では、セパレート型プレーヤーのリファレンス機として高精度・高解像度再生を確立。新製品の「DC-500」は「DC-37」の系譜と「DC-1000」の技術を受け継ぎつつ、扱いやすさと現代のオーディオ環境に最適化されています。

「MDS」および「MDSD」の高精度再生思想に加え「ANCC」(Accuphase Noise Cancelling Circuit) を搭載することでひずみやノイズをさらに低減し、より精緻で透明度の高い音質を実現しています(2018年)。
新製品の「DC-500」はコンパクトな筐体にフラッグシップの思想を凝縮した、新世代のディジタル・プロセッサーなのです。


■ 上位機種の開発で培った技術を投入し高精度のD/A変換処理を実現

・「DC-1000」の理想的な部品・パターンレイアウトを踏襲したDACアッセンブリー回路構成
・IV変換回路、フィルターアンプに「ANCC」を採用、低ひずみ・低雑音を実現
・ESSテクノロジー社のDACチップ「ES9028PRO」を8回路並列動作の「MDS++」を搭載
・「MDSD」(Multiple Double Speed DSD)によるDSD再生
・ライン/バランス出力は独立回路で互いの影響がないDirect Balanced Filterを採用


■ 強力な電源回路搭載

・ディジタル/アナログ各専用トランスで完全独立電源回路搭載
・専用に開発した総容量120,000uFの高音質フィルター・コンデンサーを搭載した余裕の電源回路


■ 豊富な入出力端子装備

入力端子:HS-LINK端子x1系統、COAXIAL端子x1系統、OPTICAL端子x2系統、USB端子x2統
出力端子:BALANCED端子x1系統、LINE端子x1系統


■ その他

・高級感のある本木目光沢塗装仕上げのサイドパネルを標準で装着
・アルマイト・ヘアライン仕上げのトッププレート
・サンプリング周波数・ビット数表示するディスプレイ
・約250ステップのデジタルアッテネータ(0〜-80dB)搭載
・バランス出力位相切替スイッチ
・リモコン受信ON/OFF設定可能(リモコンはしていません)
・電源ケーブル:純正「APL-1」(2.0m)付属
・Accuphase・USBドライバー4:CDソフト付属


■ 現在お使いのアキュフェーズSACD/CDプレーヤーをグレードアップしませんか!!

「DC-500」は現代のネットワークオーディオなどのハイレゾ機器への接続が主だと思いますが、歴代のアキュフェーズの「HS-LINK」搭載のトランスポート(SACDプレーヤー)と接続して最新スペックで楽しむ事も出来ます!!


アキュフェーズの「HS-LINK」誕生の背景(2000年)

SACDに記録されたDSD信号は、著作権保護のため通常のデジタル端子(光・同軸)での出力が禁じられています。これを安全かつ高品位に伝送するために、アキュフェーズが独自に開発したのがLAN端子(RJ-45)を利用した「HS-LINK」です。

名称の由来: 「High Speed Link」の略で、当時としては画期的な最大1.9Gbps(理論値)の高速伝送能力を備えていました。

※光は約4.6Mbps〜9.2Mbps程度、同軸は約9.2Mbps(0.01Gbs)の伝送能力しかありません。

Ver.2への進化(2014年): 14年後の2014年12月に発売されたD/Aコンバーター「DC-37」において、現在の主流である「HS-LINK Ver.2」へとアップデートされました。 Ver.2は、最新のハイレゾ音源(384kHzや5.6MHz DSD)を劣化なく送るために、より広い帯域と、ジッター(音の揺らぎ)をさらに抑える独立クロック伝送を採用しています。

・音楽データとマスタークロックを独立して伝送するため、通常の接続よりもジッター(信号の揺らぎ)を抑えた高精度なデジタル伝送が可能です。
・SACDのDSD信号だけでなく、CDのPCM信号(44.1kHz/16bit)もあわせて伝送できる設計になっています。

Ver.1: DSD 2.8MHz、PCM 192kHzまで、100Mbps未満(2000年〜2014年)
Ver.2: DSD 5.6MHz、PCM 384kHzまで、数百Mbps(2014年〜)


■ 「DC-500」の性能を有効活用できる「HS-LINK」搭載の過去のアキュフェーズ製品一覧

● HS-LINK「Ver.1」搭載モデル(Ver.1: DSD 2.8MHz、PCM 192kHzまで)

※「DC-500」はVer.1との互換性もあります(スペックはver.1に準ずる伝送となります)。

・トランスポート(セパレートモデル)


(DP-800)

・2000年7月発売「DP-100」
・2006年12月発売「DP-800」
・2011年6月発売「DP-900」


・一体型SACD/CDプレーヤー


(DP-78)

・2002年12月発売「DP-77」(オプションボード「DI2-HS1」で対応)
・2005年11月発売「DP-78」(オプションボード「DI2-HS1」で対応)
・2007年12月発売「DP-700」
・2013年12月発売「DP-720」


● HS-LINK「Ver.2」搭載モデル(Ver.2: DSD 5.6MHz、PCM 384kHzまで)

トランスポート(セパレートモデル)
・2016年9月発売「DP-950」
・2021年8月発売「DP-1000」


・一体型SACD/CDプレーヤー


(DP-570)

・2016年12月発売「DP-560」
・2018年6月発売「DP-750」
・2020年11月発売「DP-570」
・2023年11月発売「DP-770」


● 2系統のUSB(Type-B)入力端子を装備

・USB 2.0 High Speed (480Mbps) に準拠
・PCやネットワークプレーヤー等、USB 2系統同時接続可能。
・ASIO時には「DSD22.5MHz」に対応(DoP時:11.2MHz)
・現時点でのアキュフェーズ最新世代の仕様に準拠(最高峰のハイレゾスペックに対応)

・PCM信号: 44.1kHz〜384kHz(16〜32bit)
・DSD信号: 2.8MHz、5.6MHz、11.2MHz(1bit)
・11.2MHzはASIO方式によるネイティブ再生に対応します。

・PCやネットワークプレーヤー等「USB2」x2系統同時接続可能、DSD 22.5MHzに対応(ASIO時、DoPは11.2MHz)
・合計6系統の入力端子:HS-LINKx1, COAXIALx1, OPTICALx2, USB Type-Bx2


1. HS-LINK Ver.2 接続(トランスポートから)

HS-LINK端子が装備されたアキュフェーズ製トランスポートやSACD/CDプレーヤーとの接続に使用します。
DSD信号:2.8MHz(SACD標準)、5.6MHz まで
PCM信号:44.1kHz〜384kHz/32bit まで
メリット:専用プロトコルにより、SACDのデータを最も低ジッターかつ高音質に伝送できます。

2. PCオーディオ接続(USB入力)

Windows PCやMac、高品位ネットワークトランスポートとの接続に使用します。
DSD信号: 2.8MHz〜22.5MHz (DSD512) ※ASIO時
PCM信号: 44.1kHz〜384kHz/32bit
メリット: DC-500から対応した22.5MHzまでの超高レート音源を、PCからダイレクトに再生可能です。
USBx2系統の活用:「USB1に常時起動のPC」「USB2にネットワークプレーヤー」を繋ぎ、フロントパネルのセレクターで切り替え。

「HS-LINK」の接続には三重シールドの純正の AHDL-15を推奨。
※純正以外で接続出来るLANケーブル「カテゴリー5e(Cat5e)」以上でシールド付き(STPケーブル):メーカー保証対象外なので自己責任となります。
※audioquest、The CHORD Company、Wireworld、国産でもACOUSTIC REVIVE、AET、SAECなどのオーディオグレードは実績あります。

「USB」の接続には、22.5MHzの高速伝送を安定させるため、信頼性の高いオーディオ専用「USB2.0」ケーブルをお選びください。


■ 担当者より

「DC-500」は最新のUSB-DACとして、ネットワークトランスポートとUSB接続すると大変優れた性能を発揮してくれます。
また、単体DACとして、アナログ出力段に非常にこだわりの回路が投入されており、USBから入力されたデジタル信号はMDS++で変換した後、強力なバッファーアンプを介してバランス出力されます!

出力インピーダンスも低く抑えられているため接続するアンプへの信号伝送は正確で、微小な音のディテールを見事に再現してくれます。ノイズ問題の多いPCとの接続時にもデジタル部とアナログ部は徹底的に分離された構成のため、USB端子から入り込むPC由来のノイズを効果的に遮断します。

アキュフェーズのトランスポートやSACD/CDプレーヤーをリフレッシュするのに最適なDACでもあります!!
筆者的にはこの使い方に大変興味があり、アキュフェーズのSACDをお使いの場合は是非試してもらいたいです!!

当然、純正トランスポートとの親和性は抜群で、予想以上の効果を発揮してくれるのでないでしょうか!!
少し古くなったと感じているSACD/CDプレーヤーをアキュフェーズの最新サウンドに蘇らせる事が出来るかもしれません!!

ネットワークトランスポート、PCオーディオ、SACD/CDトランスポートなどのデジタルソースを集約するデジタルの中心機として活躍してくれるでしょう!






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