[ 2026年 5月 5日付 ]
ハイエンドオーディオのichinoseです。
今回は、2020年の発売からロングセラーを続けている除電アクセサリーの定番モデル、SFC「SK-3 RHODIUM」をご紹介いたします!!
■ SFCの除電ブラシは、オーディオアクセサリーとして長い歴史があり、進化の過程で「オーディオ用」として磨き上げられた逸品です。
LPレコードはジャケットからの取り出し時や、クリーニング時にかなりの量の静電気が帯電してしまいます。帯電したまま再生してしまうと子音「サシスセソ」は「ザジズゼゾ」と濁り、母音は痩せ、低域も豊かに伸びません。また、スクラッチノイズと重なって、ピックアップの針先でおきる帯電静電気の火花放電が、耳障りなノイズとなってスピーカーから聴こえてしまいます。
CDやBlu-rayでもホコリを拭き取る際にも静電気が帯電して音質に影響を及ぼしている事が知られています。
※CDの表面には300V〜500Vの静電気が、LPには何と3、000V〜20、000V もの静電気が帯電していると言われています!!
SFCは少しの静電気も許されないLSIの製造工場や、警察の鑑識が行う現場検証などで用いられている、高い除電効果のある素材やアイテムを開発するブランドです!!
「静電気を完全に除去しながら、対象物を傷つけない」という極めて高い要求に応えるために開発されました。その除電に関する高いノウハウを活かしてオーディオ用の静電気対策製品を開発!
人工毛(導電性繊維・サンダーロン)はアクリル繊維に硫化銅を化学結合させた繊維で表面に導電膜を形成しています。
■ SFC、除電ブラシ「SKシリーズ」の歴史
・初代「SK-1」の開発(2000年発売)
鑑識で使われていた除電ブラシの除電性能に注目したオーディオ界から要望があり、レコード用として製品化されました。導電性繊維(人工毛)と天然毛を混合するスタイルを確立、山羊の髭を採用したことで、レコード愛好家の間で「盤面を傷めずに除電できる」と一躍人気になりました。
・二代目「SK-2」2008年発売
「SK-1」の基本設計を引き継ぎつつ、さらに信頼性を高めたモデル。体毛の柔らかさで知られる、黒山羊の毛の中でも、生産量が少ない上に、最も細く、柔らかい「髭」を使用しており、格段と柔軟さがアップ。
・三代目「SK-3」2014年発売
「SK-2」を大幅にブラッシュアップし、より除電効率を追求して登場。毛材を10%増量し、盤面との接触面積を増加、バインド構造の改良により導電繊維を15mm奥に配置し、天然毛だけが盤面に触れる安心構造を強化。
・四代目「SK-3 RHODIUM」2020年発売
持ち手部分が導電性の高いロジウムメッキになった進化版、除電ブラシを極めた現行モデル!!
■ 「SK-3 RHODIUM」の主な効果と特徴
静電気除去とクリーニングの相乗効果!
手で触れる金属部に、導電率の高いロジウムメッキを施したことで、静電気を人体へ逃がすアース効率が大幅に向上。
毛材(天然毛と人工毛)の比率見直しと増量、さらに盤面への接触面積の拡大により、前モデルに比べ除電効果を改善。
非常に細く柔らかい天然毛(黒山羊の髭)が表面の埃を掃き出し、導電性繊維(人工毛)は毛先から15mm奥に配置されているため、レコードやCDの盤面を傷つける心配がありません。※特許(1677237号)技術
汚れて中性洗剤などで洗った後も、除電能力は落ちることはなく、基本的には半永久的な除電能力を維持できます!!
金属部を両サイドから持ち、対象物を撫でる事でコロナ放電現象を発生させ、人体へ静電気を逃がし帯電を完全に除き、併せてチリ、ホコリ等を除去いたします。
使用時は必ず、金属部を両サイドから指で挟み込むようにお持ちください。使用方法を間違うと除電効果を得ることができません。
■ 「SK-3 RHODIUM」によるLPレコード盤面への当て方
毛先を垂直に立てる、力を入れる必要はありません、毛先が軽く盤面に触れる程度がベスト。導電性繊維(内側の短い毛)が直接盤面に強く当たらなくても、近接させるだけで除電効果は十分発揮されます。
動作はゆっくり動かすのがコツです、焦って素早く動かすよりも、ゆっくり撫でる方が確実に静電気がきれいに抜けます。盤面を一周させたら、最後はそのまま盤面の外側へ払い出すように逃がすと、集めたホコリと静電気を効率よく除去できます。
・ブラシのお手入れ(重要)
ブラシの毛先にホコリが付着した場合は、指や専用のコームなどで軽く払う(静電気が無いため軽く叩くだけでOK!!)。水洗いも可能、毛先が汚れたり束になったりした場合は、中性洗剤を薄めたぬるま湯で洗い、陰干ししてください。除電性能は半永久的なので、洗ってもその効果は落ちません。
■ より効果的な日常のLPのクリーニング方法
予備除電「SK-3 RHODIUM」→本格除電「SK-3 RHODIUM」→掻き出し「AT6012a」→仕上除電「SK-3 RHODIUM」+演奏後除電「SK-3 RHODIUM」
予備除電:内袋から出す前に軽く除電すると、摩擦抵抗が減って、自重でスッと滑り出てくるようになります。
本格除電:レコードのレーベル面と縁を片手で持ち、もう一方の手でブラシのロジウムメッキ部分(金属部)をしっかり触ります。
盤面の円周に沿って、優しく撫でるようにブラッシングします。
この除電により、静電気で溝に吸着していた微細な埃が浮き上がり剥がれやすい状態になります。
AT6012a(乾式/湿式・掻き出し)
静電気が消えた状態でオーディオテクニカ AT6012a(湿式/乾式クリーナー)を使用すると、クリーナーのベルベットが溝の奥まで確実に届き、埃を効率よく掻き出すことができます。湿式で使った場合はその後に2〜3分乾燥時間が必要です。
仕上げの「SK-3 RHODIUM」(最終仕上げ・完全除電)
ベルベットで拭いたクリーニング時の摩擦でわずかに発生した静電気を、演奏直前の「本格除電」でゼロに戻すことで、針先への埃の再付着を強力に防ぎます。「ホコリが付きにくく、ノイズのない」最高の状態で針を落とせます。「無音溝」の静寂感がぐっと高まります。
演奏終了後に収納する際にも軽く「SK-3 RHODIUM」をかけると、内袋との摩擦による再帯電を防げるのでおすすめです。
※筆者は根本的なレコードクリーニングには「レイカ バランスウォッシャー」で時間をかけて徹底的に行い、日常的には上記クリーニング方法で試聴しています。
■ レコード以外のオーディオ機器にも効果があります。
CDやBlu-rayは「SK-3 RHODIUM」で除電する事で音質や画質の向上に効果があります。
その他にも
・トーンアーム:金属パイプ部分を優しくなぞる事で、カートリッジ周辺の帯電を防ぎ、音の解像度が向上します。
・ケーブル類:各種ケーブルの表面を撫でる、静電気によるノイズ成分(滲み)が消え、音像の彫りが深くなります。
・機器類のパネル:アンプやプレーヤーのフロントパネル、ホコリの付着を抑制し、電子回路への悪影響を低減。
・CD/Blu-rayのトレイ:表面や可動部周辺を軽く撫でる、ディスク読み取り時の安定性が向上し、音質・画質が改善。
・プロジェクター:レンズ表面を軽く払う 傷をつけずにホコリを取り除き、映像の鮮明度がアップ。
※「SK-3 RHODIUM」は帯電にアプローチするだけなので他のクリーニング類との兼用も全く問題ありません。
■ オーディオ機器以外にも様ざまな所で優れた除電効果によるクリーニング能力を発揮出来ます。
※注意※
オーディオ以外にも使い出すとその驚きの効果で病みつきになります!!
ただし、オーディオだけの時と較べてかなり毛先が汚れてしまいますのでご注意ください。
カメラレンズ
「SK-3 RHODIUM」でレンズ表面の静電気を除去することで、空気中のチリやホコリが吸着するのを防ぎます。毛先が非常に柔らかいため、高価なレンズのコーティングを傷つける心配がありません。また静電気を帯びやすいカメラボディの液晶モニターにも最適。
PC・周辺機器(キーボード・モニター)
パソコンの液晶画面は静電気の塊です。今まで拭いてもすぐに付着していたホコリが劇的に付きにくくなります。「SK-3 RHODIUM」ならキーボードの隙間に入り込んだ微細なホコリを、静電気を抑えながら安全に掻き出せます。
プラモデル・フィギュア
塗装前のパーツの除電(ホコリ付着防止)や、完成した作品のディスプレイ中のホコリ掃除に。「SK-3 RHODIUM」は非常にしなやかな毛先なので、細いアンテナなどの破損しやすいパーツも安全に掃除できます。
メガネ・時計
メガネのレンズ、時計の風防を掃除する際に、事前に静電気を逃がすことで、拭き跡が残りにくく、その後のホコリ付着も抑制されます。静電気を帯びたレンズや風貌は、空気中の水分(蒸気)も引き寄せやすい傾向があり、除電する事で、曇っても素早く乾燥してくれます。
冬場の「ドアノブ・バチッ」の予防
部屋のドアノブに触れる前に、自分自身の手やドアノブを軽く撫でるだけで、あの嫌な「バチッ」という放電を防げます。「SK-3 RHODIUM」により溜まった静電気を緩やかに放電(コロナ放電)させるため、ショックが和らぎます。
テレビやPCモニター
テレビ画面は内部の高電圧回路によって静電気が呼び寄せられ、いくら掃除しても直ぐにホコリが付いてしまいます。「SK-3 RHODIUM」で撫でておくと、ホコリの吸着スピードが劇的に落ちる効果があります。
クルマのダッシュボード
クルマの室内は乾燥しやすく、さらに服の摩擦で静電気が溜まり放題です。普通のクリーナーはホコリが伸びるだけになりますが「SK-3 RHODIUM」なら一筋の埃も残さずスッキリ取れ、暫くの間ホコリが付きにくくなります。
レジ袋、ポリ袋などが静電気で密着して開かない時
袋の口を「SK-3 RHODIUM」で撫でると、静電気が逃げて開きやすくなります。クリアファイルに書類が張り付いて出し入れしにくい時にも一撫でするだけでスムーズに取り出せます。
棚に飾っている、旅行先で買い集めた工芸品や、お土産でもらった大切な品々を痛めずに静電気を除去できます。
焼き物の表面や貫入(細かいヒビ模様)に入り込もうとする微細なホコリを、極細毛が優しく掻き出します。静電気を除去することで、棚に戻した後のホコリの付着も抑えられます。
お酒などのガラス瓶もホコリの温床、ガラスは最も静電気を帯びやすい性質があり、更に拭き跡が目立つ素材です。
「SK-3 RHODIUM」なら、拭き傷を一切つけずに、指紋と一緒に吸い寄せられたチリをリセットして、ガラス本来の透明感を引き出せます。
また、高級なお酒のラベルによく使われている和紙は繊細で掃除が難しい素材ですが「SK-3 RHODIUM」ならラベルを痛める事無く、効果的にホコリだけを優しく浮かせて取り除けます。さらに、冷蔵庫から出して結露が始まる前に除電する事で固着を防止する事も出来ます。
金箔の「輝き」を維持する
お仏壇や装飾品に使われている金箔は、強くこすると剥がれたり、輝きが鈍ったりする恐れがあります。
「SK-3 RHODIUM」で軽く撫でるだけで除電してホコリを飛ばせるので、摩擦によるダメージを最小限に抑え、金箔の美しい光沢を長く保てます。
■ 「レコードのついでに、生活のちょっとしたイライラを解消する」というのは、この高価なブラシを日常使いする醍醐味。
共通しているのは「摩擦」への対策です、プラスチックやビニールは、動かすだけで静電気が起きてしまいます。「SK-3 RHODIUM」が手元にあると、「くっつく」「まとわりつく」という物理的なストレスをすべて、撫でるだけでリセットできるのが面白いところです。
「黒山羊の髭」は音溝の奥に入るほど細いため、工芸品の入り組んだ彫刻の隙間にもスッと入り込み、ダメージを与えずホコリだけを掻き出せます。「静電気で浮かせて取る」ため、力を入れてこする必要がありません。表面を優しくなでるだけでホコリが離れていくので、貴重な表面装飾を守ることができます。
ロジウムメッキの持ち手を握って使用することで、工芸品自体の帯電をリセットします。単にホコリを払うだけでなく、「ホコリを寄せ付けない状態」にするため、綺麗な状態が長持ちさせる事が出来ます。
1.「SK-3 RHODIUM」の基本的お手入れ(普段使いの時)
毛先に着いたホコリを払う: 使用後は、指先で毛先を軽くピンピンとはじいて、吸着したホコリを飛ばすだけで十分です。
ロジウム部分を拭く: 持ち手のメッキ部分は、時々メガネ拭きなどの柔らかい布で皮脂を拭き取ってください。これにより人体アースの通電効率が最高の状態で保たれます。
2. 水洗い(汚れが目立ってきたら)
「毛先が束になってきた」「除電効果が落ちた気がする」と感じたら、水洗いが可能です。洗っても除電性能は落ちません。洗浄は中性洗剤(食器用洗剤など)をぬるま湯に薄く溶かし、毛先を優しく洗います。
3.乾燥は乾いたタオルで優しく挟んで水気を取り、その後自然乾燥させます。
完全に乾いたら、仕上げに手で毛先を軽くほぐせば、元のしなやかな質感に戻ります。
※ドライヤーの熱は毛を傷める可能性があるため、避けてください。
4.保存方法
「SK-3 RHODIUM」の毛(黒山羊の髭)は非常に柔らかいため、横に寝かせて置くと自重で毛先に「寝癖」がついてしまいます。購入時に入っていた透明の毛先用プラスチックケースは捨てずに、保管用として使いましょう。
毛先がどこにも触れず、垂直に立っている状態をキープする為にコップなどに立て掛けて直ぐに使える状態で保存しましょう。天然の山羊毛を使用しているため、強い直射日光は毛を傷める原因になります。
また、湿気が多い場所に放置すると、天然毛特有の臭いが出たり、カビの原因になったりすることがありますのでご注意ください。
※もし使っているうちに毛先が広がったり、クセがついた場合は、蒸しタオルなどの湯気に軽く当ててから、手で優しく形を整えて陰干しすると、元の綺麗な状態に戻せます。
■ 担当者より
筆者の除電ブラシ歴は長く、初代「SK-1」を2006年頃に購入、その後3代目の「SK-3」を2016年頃に購入、先日「SK-3 RHODIUM」に買い換えました。アナログ再生で頻繁に使いますが、かなり長持ちしてくれます、ほぼ10年サイクルで買い換えしていますね!
前作「SK-3」でも特に不満が無かったのですが、毛先が広がって見栄えが悪くなってきたのと、手に触れるメッキ部分がかなり汚れてきた為、買い換えをする事にしました!除電効果は劣化しないはずですが、買い換えた感想は「めっちゃ良くなっている〜!もっと速く買い換えれば良かった!!」とかなり後悔しております!!
データ的には10%の改善となっていましたが体感的にはかなりの改善と感じました!おそらく、毛量の増加で盤面への接触面積が拡大し、より広範囲を効率よく除電できるようになったのと、やはりロジウムメッキの効果が大きいのかなと思いました。
一度試されれば、静電気がどれほど音(と絵)に悪さをしているかが良く分かると思います、手軽に使えて高い効果が期待できる優れた製品で、あらゆる物の静電気対策に使えますので、すべての方に広くお勧めいたします!!
「くっつく」「まとわりつく」という物理的なストレスをすべて、撫でるだけでリセットできるのが面白いところです。「黒山羊の髭」はレコード盤の音溝の奥に入るほど細いため、あらゆる隙間に入り込み、ダメージを与えずホコリだけを掻き出せます。
※我が家では「SK-3 RHODIUM」への買い換えを機に、以前使っていた「SK-3」をオーディオ以外の様々な場所での除電用として有効活用しています。
※安心の「MADE IN JAPAN」素材を使用


















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