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【紅葉撮影方法 紹介ページ】美しい秋の色を鮮やかに残そう!

秋の行楽シーズン到来!美しい秋の色を鮮やかに残そう!

暑さも和らぎ、おでかけしたくなる季節となってきましたね。 旅先では、色づいた木々の色鮮やかな景色が次々と目に飛び込んできます。 そんな素敵な風景は見たままの鮮やかな色で素敵な写真にして残したいですよね。 この秋は一眼カメラを使って、ちょっと特別な一枚の写真撮影に挑戦してみませんか?

■ 紅葉撮影の準備

①行きたい場所の見ごろをチェック

紅葉の見ごろは場所によって様々です。事前にWebサイトなどで各地の現在の色づきの状況をチェックしておきましょう。
撮影の時間は、写真を撮影するのに最も適していると言われる、日の出・日の入り頃のマジックアワーを狙うのがベストです。 紅葉の赤く染まった感じを表現したい時に、さらに日の光で赤く染められているとより雰囲気が増します。 紅葉の場所によってベストな時間帯は変わりますのでしっかり調べてから撮影に挑みましょう。

②バッテリーやメモリーカードの空き容量をチェック

せっかく素敵な場所を見つけても、バッテリーやカードの容量不足でベストタイミングでの撮影を逃してしまった、なんてことは避けたいですね。 準備をしっかりして撮影に挑みましょう。予備のバッテリーやメモリーカードを用意しておくと、もしもの時でも安心です。

■ 撮影のポイント

①いろいろな構図で撮影してみよう

  • 紅葉 風景全体
  • 作品つくりには「構図」が非常に重要です。レンズの焦点距離や、タテ・ヨコ位置、光の入り方などを変えることで、同じ場所でも雰囲気の異なる様々な写真を撮ることができます。こちらは「広角」で撮影した、場所全体の様子がわかるような写真です。 背景を入れて全体を撮影したいときは絞りを絞って、葉っぱや枝をクローズアップして引き立てたいときは絞りをなるべく開いて撮影しましょう。

  • 紅葉 葉のアップ
  • せっかくの晴天なのに空が青く映らない…そんな時はPLフィルターを付けて撮影してみましょう。
    PLフィルターには光の反射を取り除き、被写体の色がはっきりと写りやすくする効果があります。風景を鮮やかに写す他、窓ガラスや水面の反射を写したくないときに使用することで反射を低減した写真を撮影することができます。
    また、紅葉の撮影に便利なのが、広角から望遠までを一本でこなせる高倍率のズームレンズです。
    広角と望遠によって写り方は大きく変わります。広角は迫力を生み、望遠は引きよせとボケ描写に優れています。それぞれの特徴を活かして撮影しましょう。
    紅葉があまりない時や、背景が邪魔な場合、天候が悪い場合は、望遠レンズで紅葉の一枚にぐっと近寄って切り取れば、素敵な一枚を撮ることができます。

  • 紅葉 落ち葉
  • 紅葉撮影は木々だけが映える被写体ではありません。視点を変えて、落ち葉なども撮影してみましょう。 落ち葉は動かすことができるので、色の対比などを考えてお好みの配色になるように撮影してみるのもいいでしょう。
    また、水面の映り込み等を利用すると、身近な景色でも雰囲気の違った写真が撮れるかもしれません。 いろいろな視点や角度で紅葉の撮影を自由に楽しみましょう。

②光を意識して撮影してみよう

同じ葉でも光の入り方を意識して撮影位置を変えることで雰囲気がガラッと変わる一枚が撮影できます。

〇「順光」で赤がより映える一枚
順光とは撮影者の背中側に太陽がある状態で、見た目に近い自然な感じで紅葉の赤がハッキリと写ります。
紅葉の背景に比較的暗く見える木を配置すれば、より赤が映えるので工夫して撮影してみましょう。

〇「逆光」でドラマチックな一枚
右斜め前方からの光を利用し、葉の裏側から撮影しました
「順光」の画と比べると、味わいがある雰囲気の写真になります。
逆光で葉を透過させると、透明感が出て色鮮やかになり、葉が輝くような写真を撮ることができ、
暗い背景を利用すると、明暗差のコントラストでドラマチックな表現ができます。
背景に別の木がある場合も、暗めに撮影することで上手く背景を消すことができます。
暗くなりすぎて思うような鮮やかさにならない場合には、露出補正を+方向に設定し、明るさを調整しましょう。

〇「木漏れ日」を活用した一枚
全体に均一な光が当たっているのではなく、木漏れ日が一部に当たっている状況を捉えた一枚です。
画像の中に明暗が生まれ、明るい部分がアクセントになります。
このように光の入り方を意識するだけで雰囲気の違う写真が撮影できます。
光の角度を変えながら撮影を楽しんでみてはいかがでしょうか。

③お気に入りの色で撮影してみよう

紅葉をイメージ通りに撮るには、明るさや色味など、カメラでの調整が欠かせません。
光の向きや天候、被写体に合わせて露出補正とホワイトバランスを調整しイメージに合う明るさや色を見つけましょう。 設定を変更することで、色を自分好みに変える事ができ、写真の印象も大きく変わります。

  • 紅葉の鮮やかな「赤」を強調
  • 紅葉の鮮やかな「赤」を強調したい場合にはホワイトバランスを「くもり」に変更しましょう。全体の赤みが増し、紅葉の赤や黄色をより鮮やかに表現できます。
    ※赤味は協調されますが、画面全体に赤味がかった仕上がりになります。

  • ピクチャースタイル
  • ピクチャースタイルを変更してみましょう。
    キヤノンEOSシリーズなどでは、写真表現や被写体に合わせて用意された項目を選ぶだけで、効果的な画像特性が得られる機能「ピクチャースタイル」が搭載されています。
    紅葉撮影では「風景」を選択すると、青空や葉の赤や黄色が鮮やかで、とてもくっきりした写真になります。
    他のメーカー品の多くでも同様の機能が備わっていますので、設定を変更して、イメージに合った色味を探してみましょう。

紅葉は、晴れの日はもちろん、雨の日でも撮影の方法次第で良い雰囲気の写真が撮れます。
雨の中では光がさらに柔らかくなり、色も落ち着いてきます。葉についたホコリも雨によって洗い落とされて、地面や葉についた水滴がしっとりと光ります。 天候が悪い日は空はあまり写さず、水滴を留めた落ち葉を望遠レンズで撮影するだけでも秋を感じられますよ。

紅葉はキレイなタイミングが一瞬で過ぎてしまう被写体のひとつです。
しっかりと下調べをして、一番いいコンディションを狙って撮影しましょう。

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