リコー デジタルカメラ GRIII
ボディ素材はもちろん、軽くて強いマグネシウム合金を採用。
前モデルよりも小型化したGRIIIは、幅 約109.4 × 高さ 61.9 × 厚み 33.2mm。
GRIIよりも幅は7.6mm短くなっていますが、その分、内蔵フラッシュは削られたようです。
背面パネルはGRシリーズ初となるタッチパネルを採用。
ピント合わせやシャッターもタッチ操作で簡単に行えます。
画面サイズは3インチで強化ガラスになり、解像度は103.7万ドットとGRIIよりやや下がっています。
AFファンクション切り替えレバー&ボタンは無くなり、十字ボタンの外周にコントロールダイヤルが搭載されました。
背面の操作ボタンやダイヤルのデザインに変わりはありませんが、側面に配置された動画ボタンに無線通信マークがあります。
撮影画像の再生中にこのボタンを押すことで、アプリ「Image Sync」を使ってスマホへ転送が行えます。
無線通信はWi-Fi接続の他、Bluetoothにも対応。
これにより、GRIIIの電源を落とした状態でも画像の閲覧や、撮影画像の自動転送設定が行えます。
本体でのリモート操作は行えなくなりましたが、アプリを入れた端末よりリモート操作ができるようです。
外部出力端子にUSB Type-Cを採用
-
APS-Cセンサーで、有効画素数は約2,424万画素 -
センサーサイズはAPS-C。
有効画素数は約2,424万画素。
レンズはズーム機能のない、焦点距離21mm相当の超広角レンズで絞りはF2.8と変わりませんが、4群6枚の薄型光学系を新たに採用しています。高性能プロセッサー「アクセラレーターユニット」も新たに搭載し、ノイズを抑えて、最高ISO 102400を実現しました。
どのあたりからノイズが目立つか、薄暗い場所でISO感度を変更しながら撮影してみましょう。深い色合いが得意ですのでノイズが少々乗ってても、それが味だと感じてしまいますが…。
ISO3200辺りから黒い影の部分にノイズが見えはじめますが、あまり気にならないレベルです。
夜景撮影だとISO10000は厳しいですが、イルミネーションなど光を撮る場合ならノイズはあまり目立たないかと思います。
ISO20000以上だとさすがに目立ちますが、ISO20000まで目立たないという事がすごいですね…。
3軸方向・4段分の手ぶれ補正機構
-
3軸方向・4段分の手ぶれ補正機構 -
イメージコントロール:スタンダード
シャッター:0.6
絞り:f/5
ISO:320
露出補正:0 -
イメージコントロール:ハイコントラスト白黒
シャッター:1/125
絞り:f/3.2
ISO:1000
露出補正:0
GRシリーズ初となる手ぶれ補正が採用され、ボディ内に3軸方向・4段分の手ぶれ補正が搭載されました。
レンズやセンサーの性能があがり、手ブレがついた…。
前モデルよりもかなり性能が高くなっていると言えますね。
夜景を手持ちで撮影してみましたが、シャッター速度を0.6にしてもブレず、ISO感度が低いままで撮影ができました。
モノクロならISO感度を少し上げてノイズが出てきても、味にしか感じないのは不思議です。
2段階分のNDフィルター内蔵、アウトドアモニター搭載
10種類のイメージコントロール
マクロモードはレンズの先端から最短6cm
作例
まとめ
ズルいカメラです。
小さいからずっと手に持ちながら歩けて、いつでもカメラを構えられる状態になり、シャシャッと撮った写真がコンデジとは思えない仕上がりになります。
ただ、バッテリーの消耗が速く、ミラーレスと変わらないような印象です。
使っていると本体がかなり熱くなるのでちょっと心配になりました。
モバイルバッテリーで充電が行えるので、セットで持つ方がいいかと思います。
よりコンパクトになって、手ぶれ補正も新たに搭載されたGRIII。
これ以上はないという携帯性の良さに加え、撮るのが楽しくなる表現力。
スナップ撮影が最高に楽しめるカメラです。
何を撮っても深みがあり、普段の筆者が撮る写真とは全く違いましたので、GRIIIの力が大きく働いてたんだと分かっていますが「カメラ…上手くなったやん」って勘違いができました。照
2019.07.26 ぴよこ