2022.01.19
Joshin 試用レポート
超小型スマホジンバル「PowerVision S1」がとても使いやすかった!



パワービジョン スマホ用ジンバル「PowerVision S1」エクスプローラ版
「持ち運びしやすいスマホジンバルがほしい・・・」と思ったことがある方は、ポケットに入っちゃう小さなジンバル『PowerVision S1』がおすすめです。
本体に三脚スタンドを内蔵し、大容量バッテリー搭載でモバイルバッテリーとしても活躍するなど、小さくても機能性は抜群!
専用アプリでは、撮影した動画にBGMやテロップを入れたりと、本格的な編集ができるみたいなので、早速動画を撮ってみます! ライター:もあ
超小型で多機能なスマホジンバル「PowerVision S1」
スマホで高クオリティの動画を撮るなら、手ブレを抑えるジンバルは必需品。
ですが、一般的なジンバルは大きく、小さいバッグで出かける時は「今日は持っていかなくていいや」となることも。
シャッターチャンスはいつ訪れるか分からないし、ジンバルもスマホと一緒に常に携帯したい!
そんな願いを叶えるのが、手のひらサイズの折りたたみ式スマホジンバル『PowerVision S1』。
ドローンの開発で有名なPowerVisionらしく、アームを折りたたんで本体に収納したデザインが特徴的で、折りたたみ時に凹凸が少なくズボンのポケットにもスッと入ります。
スマホの着脱は強力なマグネットで行い、本体に三脚スタンドを内蔵、撮影時には手ブレを軽減して被写体の自動追尾機能も搭載と、スマホでの動画撮影がスムーズになる機能が盛りだくさん!
さらに大容量バッテリー搭載で対応スマホのワイヤレス充電、ケーブルを使った急速充電が可能と、モバイルバッテリーとしても活躍します。
カラーは、明るいパステルカラーのスカイブルーとアップルグリーン、シックなモダンブラックの3色。
スカイブルーとアップルグリーンは幅の狭いストライプ模様、モダンブラックはレザーのような仕上がりで、実際に持った時にグリップが滑りにくい、手になじむと感じたのはモダンブラックでした。
どのカラーも特殊保護フィルム「フルラッププロテクション」が貼ってあり、傷や塗装の剥がれを防いでくれますよ。
外観をチェック&スマホをセット
セット内容 | 本体、Type-C充電ケーブル(約30cm)、マグネット式スマホホルダー |
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サイズ(約) | 収納時:高さ141.5 × 幅58.4 × 奥行27.9mm 展開時:高さ258.5 × 幅58.4 × 奥行59.3mm |
質量(約) | 298g |
対応スマホ | 最大重量:220±60g、最大長:164mm Max |
折りたたみ時は女性の手のひらサイズで、重さはりんご1つ(約300g)と大体同じ。
筆者のスマホ(iPhone 13 Pro)を装着しても500mlペットボトルの重さと変わらず「ジンバルは重くて持ち歩きにくい」というイメージが、音をたてて崩れていきます。
アームが折りたためすべて中に収まり、バッグから取り出すときに引っ掛かりがないのもGOOD!
左側面にはスマホを動かすジョイスティック、撮影ボタン、電源ボタン、ズームスライダーと、下にUSB Type-Cの充電端子があります。
小型な分操作ボタンも小さめですが、グリップを握ったまま親指だけで軽々操作できます。
「背面のフタを開ける→アームを起こす→スマホ装着部を折り曲げる→アーム先端を反時計回りにひねる」の4ステップで組み立て完了!
組み立て手順はパッケージにイラストがあり、本体にも組み立ての順番が書かれたシールが貼ってあります。
スマホケースに直接貼るマグネットと、スマホを挟んで取り付けるマグネットホルダー※が付属。
※ 取り付け可能なスマホの幅:67 – 84mm、スマホの厚み:7.0 -10mm
アームとマグネットパーツの凹みを合わせるように近づけると、一瞬でピタッとくっつきます。
マグネットで着脱するタイプのジンバルは、撮りたい時にすぐに撮影モードに入れて、スマホに連絡が来たらスムーズに取り外しできるのでとても使いやすい!
電源を入れるまではスマホの角度が安定せずブラブラですが、強力なマグネットでしっかり固定されて、スマホの落下が怖いという心配はなかったです。
電源を入れるとスマホの角度が固定されて、水平・垂直・回転の3軸に対しての手ブレが補正されます。
バングルを上下左右に振ってみましたが、細かいブレも軽減されて動きがとても滑らか!
電源ボタンを連続で2回押すとスマホの向きが縦/横に切り替わり、ジョイスティックで自由に角度調節ができます。
スマホを下に向けて持つと、手持ちでは撮りにくいローアングルも安定しますよ!
モバイルバッテリーとしても使える
充電時間(約) | 2時間 |
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動作時間(約) | 15時間 |
バッテリー容量 | 15.86Wh/1030mAh 15.4V(※ 容量は4120mAh 3.85V相当です) |
PowerVision S1は4120mAhのバッテリーを搭載し、スマホやデバイスのモバイルバッテリーとして使えます。
この充電機能がとても優秀で、対応のスマホなら本体に乗せるだけでワイヤレス充電を開始!
寝るときに充電中のPowerVision S1にスマホを乗せておくと、翌朝には両方フル充電!
これは実際に使っていてとても便利でした。
ワイヤレス充電が非搭載のデバイスは、USB-Cケーブルを使って充電できます。
有線の方がワイヤレスよりも充電が早く終わるので、急いで充電したいときにも大助かりですよ。
専用アプリ「Vision+S1」で動画を撮影してみた
手ブレ補正と自動追尾機能を確認
手持ちしたスマホ(iPhone 13 Pro)とPowerVision S1で、手ブレの様子を比較してみました。
スマホにも手ブレ補正があり、普通に歩くだけだとブレはあまり気になりませんが、走ったり階段を使うと上下の揺れが激しく高クオリティの動画とは言えない・・・。
一方、PowerVision S1を使うと画面の角度がしっかり固定され、スマホと比べると揺れと画面の傾きがかなり軽減されています!
通常のカメラアプリでも撮影できますが、専用アプリ「Vision+S1」ではズームやジョイスティックの速度変更などジンバルの細かな調整ができます。
スローモーションやタイムラプス、パノラマなど撮影メニューも多く、周りとは一味違う個性的な動画を撮りやすいですよ!
アプリから行える自動追尾機能もとても優秀で、人が走っている緑のマークを選んで被写体を緑の枠で囲うと、被写体が動いてもジンバルが自動でしっかりついてきます。
歩きながら自撮りをするときも顔からピントが外れず、動きの多い子供やペットの撮影にもピッタリです!
入学式や運動会など、多くの人が集まる中でも活躍しそうですね。
アプリでテロップやBGMを入れてカンタンにVlogが作れます
PowerVision S1を使っていて1番面白い!と思ったのが、アプリを使った動画編集。
複数の動画を繋げてカットしたりはよくありますが、Vision+S1は切り替わり時のトランジションやエフェクト、スタンプなど動画の雰囲気を変える機能が豊富で、編集がとても楽しい!
テロップやBGMも追加できるので、他のアプリを使うことなくVlogが出来上がります。
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少し歩いて偶然出会った動物を写しただけですが、エフェクトのおかげかオシャレな動画になったような気がします。
移動時の手ブレが少なく、スマホを動かさずズームができて、真上からしか撮れない場所に入り込んだネコちゃんもバッチリ撮れました!ジンバルを構えたまま少し走ったり、高い場所でスマホを水平にしたり「スマホが落ちたら大惨事」という状況もありましたが、強力なマグネットは裏切りませんでした。
ただ充電がなくなってくると突然スマホが固定されなくなり、ブラブラ状態になります。
スマホが落ちることはありませんでしたが、めちゃくちゃ焦りました。充電はしっかりしておこう・・・。
まとめ
ジンバルを使うと動画のクオリティが上がると分かっていても、大きくてアームの飛び出た独特の形は常に持ち歩くのは難しい・・・という方は多いと思います。
筆者も荷物は極力減らしたい派ですが『PowerVision S1』は、普段はモバイルバッテリーとして使って、撮影したいときにジンバルにするという使い方で、常に携帯できました。
三脚が内蔵しているので本体を動かさないタイムラプスやパノラマ撮影がしやすく、アプリでの本格的な動画編集もとても楽しい!
「最近動画がマンネリ気味、個性的な動画にも挑戦したい!」という方にはピッタリです。
登山やツーリングなどなるべく荷物を減らしたい場面や、観光、学校行事でも大活躍です!
スマホ動画のクオリティを上げたい方はぜひチェックしてみてください。
2022.01.19 (もあ)