2025.02.05
Joshin 試用レポート
純正ルームミラーの上から簡単設置!より快適な運転をサポートするデジタルバックミラー『AN-DM001』を実機レビュー



KEIYO デジタルバックミラー AN-DM001
愛車のルームミラーをデジタル化して、より快適なドライブを楽しみませんか?
今回は、ブームになりつつあるデジタルバックミラーを試してみました。
「えっ!デジタルバックミラーって何?」と、まだご存知ない方は、ぜひこのレポートをお役立てください。
ライター:くっきー
KEIYO デジタルバックミラー AN-DM001
セット内容 | デジタルバックミラー本体、リアカメラ(ケーブル長0.5m)、シガー電源ケーブル(4.5m)、リアカメラケーブル(8.5m)、リアカメラ用両面テープ×1枚、本体固定ゴムバンド×1セット、取扱説明書(保証書付き) |
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ドライブレコーダーやカーナビでお馴染みのKEIYOから発売された「AN-DM001」は、純正ルームミラーの上からバンドで簡単に固定できる録画機能のないシンプルなデジタルバックミラーです。
リアガラスに設置するカメラの映像を映し出すので、車内が満員でも、後部座席に荷物が満載でも、問題なく後方の状況を確認でき、より快適な運転をサポートしてくれます。
シガープラグ付きなので電源の供給は車のシガーソケットに差し込むだけ。
配線もケーブル1本なので取り付けが簡単です!
起動スピードが早く、エンジン始動後約2秒で映像が表示されます。
デジタルバックミラー本体 | |
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画面サイズ | 9.3インチタッチパネルディスプレイ |
サイズ(約) | 257(W)×72(H)×20(D)mm |
質量(約) | 310g |
リアカメラ | |
カメラセンサー | CMOSセンサー約200万画素 |
カメラ記録画角 | 水平100°/ 垂直53°/ 対角120° |
カメラF値 | 2.0 |
フレームレート | 25fps |
サイズ(約) | 55(W)×42(H)×36(D)mm |
質量(約) | 30g |
デジタルバックミラー本体は厚みがあり、適度な重さで高級感があります。
画面は鏡面仕上げなので、オフ時は通常のバックミラーとしても使用できます。
リアカメラには、車のリアガラスに内側から貼り付けるための両面テープが付いています。
親指ぐらいの大きさで、質量はたったの30g。
これなら目立つこともなく、後方視界を妨げることはありません。
デジタルバックミラー本体の電源は車のエンジンを始動させた時に連動してオン状態になり、停止時にオフ状態になります。
またエンジン起動時に電源ボタンの長押しで電源のオン・オフ、短押しで画面のオン・オフをコントロールできます。
後部座席を確認したいときは短押しで画面オフにすると良いでしょう。
設置側の面には純正ルームミラーにゴムバンドで固定するためのフックと右端ギリギリにスピーカーが搭載されています。
では早速、実際に取り付けていきましょう!
実際に取り付けてみた
デジタルバックミラー本体の取り付けは非常に簡単!
付属の固定バンドをフックに引っ掛けて固定するだけです。
純正ルームミラーへの接触部分には柔らかい素材が使われているのでキズを付けることはありません。
リアカメラはリアガラスに両面テープで内側から貼るだけですが、向きに注意が必要です。
型番の横に表記された矢印を上にして取り付けましょう。
あとはそれぞれのケーブルをつなぎ合わせ、シガープラグをソケットに差し込むと車への取り付けは完了です。
が・・・、このままでは車内にケーブルが溢れたままなので配線を隠す作業が必要です。
配線を隠す
ケーブルはすべてつなぎ合わせると約13.5m。
このケーブルを出来るだけ目立たせないように車内に隠していきます。
最初にAピラーカバーを取り外しておきましょう。
筆者は初めての体験でしたが、L時のくぎ抜きを上部のすき間に引っ掛け、力強く引き抜くと簡単に外れました。
シガーソケットからのケーブルを助手席の足元からすき間を通して上に持ち上げ、デジタルバックミラー本体の電源端子に差し込みます。
差し込んだケーブルはフロントガラス上部のすき間に押し込みながら左側サイドへ(フロントガラス上部にはケーブルを隠すすき間が用意されています)。
Aピラーに沿わせてシガーソケットからのケーブルとデジタルバックミラー本体からのケーブルを合流させ、ケーブルを隠すように取り外したAピラーカバーを戻します。
続いてウェザーストリップを取り外します。
この作業は指でつかんで力強く引っ張ると外れたので、筆者の車には工具が不要でした。
ウェザーストリップを取り外すとケーブルを隠すことができるすき間が現れます。
サイドやリアのウェザーストリップを利用してリアカメラまで続くケーブルを出来るだけ目立たないように隠しましょう。
リアカメラ付近のケーブルは、後部ドアを開けた時に引っ張られないよう少し余裕を持たせておく必要があります。
これだけで車内の配線はスッキリしました。
今回はBピラーとCピラーを外さずに取り付けたので若干ケーブルが見える箇所もありますが、想像していたよりも作業が手軽だったので助かりました。
それでいて、ここまでスッキリしたのでたいへん満足しています。
リアカメラケーブルのリバース連動線(赤線)は、バックランプなどの電源につなぐことで車のギアをリバース(R)に入れた時に画面に駐車サポートのガイドラインが表示されますが、今回は簡易接続のため接続していません。
実際に操作してみた
本体のミラー画面はタップする位置で異なる操作が可能です。
画面上部をタップすると明るさ調整のスライドバーが現れ、左右に動かすことで調整できます。
画面中央またはサイド部をタップする毎に拡大倍率が×1.5、×2.0、標準と3段階に切り替わり、上下にスライドすると角度が調整できます。
画面下部をタップすると設定画面が現れ、正像/鏡像の切り替えやスモーク設定(リアガラスの露出度設定)などがタッチ操作でおこなえます。
視野角を検証
純正ルームミラーと視野角を比べてみると違いは歴然。
最大水平画角100°の『AN-DM001』は、サイドミラーでしか見ることのできなかった斜め後方の状況も確認することができます。
また200万画素の高画質で視界が見やすく、画像補正技術WDRにより夜間や明暗差が大きな環境でも「白飛び」や「黒つぶれ」を抑えます。
しばらく『AN-DM001』を取り付けて走行してから純正ルームミラーに戻すと、後方視角が狭く「怖い!」という恐怖感を覚えました。
昨日までバックミラーはこの視野角だったのに・・・。
まとめ
予想以上に後方視界が拡がり快適に運転することができました。
1度取り付けると手放せなくなるアイテムです。
実際に取り付けてみて、車には配線を隠すためのすき間がたくさん用意されていることを知りました。
はじめての方でも簡単に取り付けでき、車内の配線もスッキリさせることができます。
すでにドライブレコーダーは設置済で、録画機能のないシンプルなデジタルミラーをお探しの方や、いつも後部座席に荷物が満載という方には特におすすめです。 2025.02.05 (くっきー)