櫻井:「デッ怪」は、いままでフロア内はどこも同じ危険度なので、右回りで回っても左回りで回っても良いのですが、そこに思考するタイミングを設けられないか、という発想で生まれました。予め非常に危険なエリアが提示されれば、そこは後回しにしようとか、今のうちにこっちに抜けておこうといった、戦略に発展する用途となります。ただ、完全に危険エリアになってしまうと足止めのストレスになってしまうので、道具の消費などで倒すことができます。そこもまた、道具を消費して倒すか、足踏みをして消えるのを待つかという駆け引きを感じていただければと思います。
見た瞬間ヤバイ!と感じて貰う必要があり、巨大なら強そう!勝てないと思う!ということで、3Dなら巨大にするのも容易だというということもあり、シレンシリーズでは初の3x3マスのモンスターとなりました。正面や左右は無敵のため簡単には倒せないけど倒す手段があるというのが、初代にいた正面戦士に似ていることもあり、きっとユーザーはわかってくれるという事で決まりました。
「ドスコイ状態」は満腹度が減ったら食料を食べるという流れを、他の目的で食料を使うきっかけとして考えられました。満腹度が150になるのはなかなか大変ですが、その分の見返りのパワーアップを、いつどのタイミングで「ドスコイ状態」になるのが良いのかという、今までの満腹度が下がったから食料を使うだけではない、新しい満腹度管理を楽しんでいただければと思います。満腹度の影響なら見た目が肥った見た目にすると直感的だよねと言う流れも有り、3Dなら肥った見た目も表現しやすいということで、「ドスコイ状態」となりました。
どの新要素も、「どうしよう?」という思考を巡らせる要素につながるように考えられ組み込まれています。まだヒミツにしている新要素も、遭遇したらぜひ「え、どうしよう?」と考えていただければと思います。