2022.08.24
Joshin 試用レポート
ナノケアシリーズ史上最大風量!コンパクトデザインになったパナソニックのヘアードライヤー『EH-NA0J』



パナソニック ヘアードライヤー ナノケア EH-NA0J
髪を乾かしながら、高浸透「ナノイー」とミネラルを含んだ風でヘアケアができる、パナソニックのヘアードライヤー「ナノケアシリーズ」。
最新モデルの『EH-NA0J』は、ナノケアシリーズ史上最大風量を実現し、形状は従来モデルから変わって、とても小さくなっています。
こんなに小柄だけど本当に風量はアップしたのか、従来モデルのEH-NA0Gと比較して、進化したポイントをみていきましょう! ライター:もあ
うるおいと風量がさらに進化した パナソニック ナノケア EH-NA0J
一般的なマイナスイオンの約1,000倍以上の水分を含んだ「ナノイー」を、髪に浸透させるパナソニックのナノケアドライヤー。
パワフルな風量と風圧でしっかり髪を乾かしながら、同時にヘアケアもできるのが魅力で、社内のスタッフにも愛用者がたくさんいる大人気シリーズです。
ちなみに、筆者は2代前のモデル「EH-CNA0E」を愛用しています。
今回の新モデルはどんなだろうとパッケージを開けると、え!?今までと形が全然違う!
これまではカラーバリエーションや機能は変わっても、あまり形は変化しなかったので、これは本当にナノケアシリーズ?と驚きを隠せません。
『EH-NA0J』は、一般的なドライヤーの形状からまるで木槌のようなデザインに変わって、従来モデル「EH-NA0G」からの大幅な小型化を実現しました。
小さくなりましたが、風量はシリーズ史上最大!
高浸透「ナノイー」&ミネラル吹出口をこれまで以上に髪に近づけられる形状から、よりうるおいのある髪に仕上げられるようになっています。
カラーバリエーションは、ディープネイビー/ラベンダーピンク/ウォームホワイトの3色で、EH-NA0Gと同じです。
ディープネイビーはブラックに近く、ウォームホワイトは雪のように真っ白。
EH-NA0Gのモイストピンクはピンクゴールドのような華やかなカラーでしたが、EH-NA0Jのラベンダーピンクは青みが混ざってより落ち着いた雰囲気のくすみピンクです。
新しくなったコンパクトデザイン
セット内容 | 本体、根元速乾ノズル、セットノズル |
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サイズ(約) | 幅14.8 × 奥行7.4 × 高さ22.1cm |
質量(約) | 550g(ノズル含まず) |
電源コードの長さ(約) | 1.7m |
EH-NA0Jの体積比はEH-NA0Gと比べると約27%減少、質量は約45g軽くなっています。
EH-NA0Gと並べると、ひと回り以上小さくなっているように見えます。
ハンドル部が折り曲げできなくなったので、収納に困るのではと心配しましたが、折りたたんだ状態のEH-NA0Gと大きさはほとんど同じです。
従来モデル(EH-CNA99)を愛用しているスタッフが、普段収納しているスペースに置き換えてみたところ、必要なスペースはあまり変わりないようでした。
引き出しやカゴに収納する場合は問題なさそうですが、曲げたハンドル部を引っ掛けるドライヤーホルダーは使いにくいかなと思います。
ハンドルではなく上部分が小さくなったからか、手に持つと実際のサイズ以上に軽く感じます。
また、EH-NA0Jを数日使うと、従来モデルのハンドル曲げがめんどくさいなと思うようになりました。
我ながらどれだけ面倒くさがりなんだと苦笑しましたが、毎日朝・夜に欠かさず使うんだから、手間が少ないほうがいい!となるのは仕方ありません。
本体の形状が変わりノズル部分の出っ張りがなくなったので、高浸透「ナノイー」&ミネラル吹出口を、より髪に近づけられます。
これによって高浸透「ナノイー」&ミネラルが髪に行き届きやすくなって、しっとりと滑らかな髪になり、頭皮の水分量アップに期待できます。
また、高浸透「ナノイー」&ミネラルがしっかりと髪に届くと、摩擦ダメージが抑えられ、ヘアカラーした髪のキューティクルが剥がれにくくなるよう。
寝ているときやブラッシング時の摩擦によってできる、髪の傷みや枝毛は気になるし、本当に髪を乾かすだけで摩擦ダメージを軽減できたら嬉しすぎる!
ということで、摩擦によって引き起こされた静電気をどれだけ抑えられるか、実験してみたいと思います!
静電気をどれだけ抑えられるか実験!
マネキンの髪を下敷きやビニール袋でひたすら擦り、静電気でボサボサにしました。
少々やりすぎた感があります。寝起きでも多分ここまでボサボサにはならない。
この状態の髪に、EH-NA0JとEH-NA0Gの風を1番強いモードで2分間、半分ずつ同時にあてていきます。
水やヘアオイル、ブラシは使いません。ドライヤーと手ぐしのみです。
ボサボサの髪はキレイになるのか、EH-NA0Jの方が速くしっとりと滑らかな髪になるのは本当なのか、ぜひ動画でご確認ください。
この実験を行う前は、仕上がりにEH-NA0Gとの変化はないんじゃないか、むしろ水なしでキレイにするのは難しいのでは・・・?と思っていましたが、結果は一目瞭然!
EH-NA0Jでケアした髪はしっとりとまとまって、静電気がほとんど取れています。
EH-NA0Gは追加で数分ケアすると同じ状態になったので、どうやら時間が足りなかったよう。
これで、EH-NA0Jの方が高浸透「ナノイー」&ミネラルが、速く髪に浸透することが分かりました。
ここまで摩擦ダメージをしっかりケアできるなら、ヘアカラーの色持ちもよくなりそうだし、髪のパサつきも改善されそうです。
ナノケアシリーズ史上最大風量を実現
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温風温度(約) 風量【強】/HOT時:95℃、スカルプモード:60℃
※室温30℃の時風量(約) 約1.6m3/分(風量【強】・ノズル装着なしの時) 風量は3段階で選べ、強モードの時には約1.6m3/分と、EH-NA0Gの約1.5m3/分(TURBO時)を超えて、シリーズ史上最大風量を実現しました。 温風温度はEH-NA0Gよりやさしくなりましたが、風量と風圧が強く髪を乾かす時間はかなり時短できそうです。
モーター音も勢いがありますが、個人的にうるさいと感じる音ではありませんでした。
EH-NA0Gとの風量の比較と、モーター音を動画撮影したので、ぜひご確認ください。
風温を自動でコントロールする「スマートセンシング」
風量・風圧が強くなると熱による髪へのダメージが気になりますが、EH-NA0Jには自動で適切な風温に調整する「スマートセンシング」が搭載しているので安心です。
これは従来モデルにあった、室温に合わせて風量を自動調整する「インテリジェント温風モード」がさらに進化したもので、室温だけでなく風温も感知して、過度な熱を抑えます。
インテリジェント温風モードはボタンで切り替えしていましたが、スマートセンシングは自動で働いているので、常に適切な温度で髪を乾かすことができますよ。
シーンに合わせて使い分けできるノズル
速乾ノズル | ぬれた毛束をほぐしやすい強弱差のある風 |
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根元速乾ノズル | 髪の根元まで届くしぼった風 |
セットノズル | 狙った場所にあてやすい幅広い薄型の風 |
付属のノズルは、従来モデルからあった「セットノズル」だけでなく「根元速乾ノズル」が追加されました。
風が出る範囲はギュッと絞られていますが、その分勢いのある風を集中的にあてられるので「毛量が多くて根本を乾かすのが大変」という悩みに応えてくれます。
ツヤツヤの髪に導く4つのモード
温冷リズムモード | 温風と冷風が自動で交互に切り替わる |
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毛先集中ケアモード | 毛先を逃しにくい弱風で集中的にケア |
スカルプモード | 地肌にやさしい温度(約60℃)の風で心地よくドライ |
スキンモード | 高浸透「ナノイー」&ミネラルを肌にあててケア |
ハンドル部の上に、風量を調節するボタンと、モード切り替えボタンが並んでいます。
従来モデルにあった「インテリジェント温風」が、常に風温を自動調整する「スマートセンシング」に進化したので、モードは4つになりました。
忙しいとつい通常モードしか使わなくなりがちですが、モードによって仕上がりが変わるので、時間に余裕があるときは毛先だけモードを変えたり、髪だけでなく肌ケアもしようかなと思います。
ナノケアシリーズ愛用のスタッフが使ってみた
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早く乾くし、いつもより髪がしっとり! スタッフ:みにとまる
髪のかたさ:やわらかい 太さ:細い 毛量:多い 長さ:ロング
愛用ドライヤー【EH-CNA0B】普段は何世代か前のナノケア「EH-CNA0B」を愛用中。
『EH-NA0J』はシリーズ最大風量というだけあり「EH-CNA0B」よりダイレクトに風が当たるので、乾くのがいつもより速かったと思います。
HOTモードでも暑くなりすぎず、本体が小さくて軽いので、ヘアドライがだいぶラクでした。
驚いたのが、乾かしたあとに「なんか…いつもより髪が重い?」と感じたこと。
「EH-CNA0B」で乾かした時よりしっとりと、髪全体が水分をしっかり含んでいるイメージ。
乾燥しがちな毛先まで水分が含まれたことで、重く感じたのかもしれません。
乾かすときにアウトバストリートメントをつけませんでしたが、これならつけなくてもいいんじゃない?と思えるような、ツヤとうるおいのある仕上がりになりました。
強いて言えば、ハンドル部分が折り畳み式ではないので、ドライヤーホルダーから取っ手がはみ出してしまうのは惜しいなと思いました。
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風量がスゴイ!でも少し髪が絡まりやすいかな? -
スタッフ:くれあ
髪のかたさ:やわらかい 太さ:細い 毛量:少ない 長さ:ミディアム
愛用ドライヤー【EH-NA0G】愛用している「EH-NA0G」は広範囲に風が届くのに対して『EH-NA0J』は、筒状のストレートな風が届きます。
「ブオオー」と力強い風で少し驚きましたが、風量はナノケア史上最大風量というだけあって流石です。
乾くスピードは早く感じましたし、何より軽いのに感動しました!
まとまり感に違いは感じられませんでしたが、楽に速く乾かしたい方にピッタリだと思います。
ただ、筆者の髪の毛は細くて直ぐに絡まりやすいので、風量のスゴさに乾かすときに髪の毛が少し絡みやすいと感じました。
上から乾かすと髪の毛が乱れずに上手く乾かせるのですが、ナノイーの吹出口が髪の毛(頭部)から少し離れてしまうのが少し惜しいところです。
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太くて多い髪でも乾くのが速い! -
スタッフ:ぴよこ
髪のかたさ:針金 太さ:太い 毛量:マリモ 長さ:ショート
愛用ドライヤー【EH-CNA99】太髪、多い・クセありの飼い主泣かせの髪。
髪を短くしているけど、髪を乾かす時間はロングヘアの人たちと変わらないんじゃないかと思う。
そんな髪だと夏場はもう大変。洗面所が屋外みたいな気温になるし、湿度も上がるから乾いた所で髪の毛が湿気で膨らむのだ。
乾かして気持ちがガッカリするって何?って思う。愛用している「EH-CNA99」にはインテリジェント温風モードを搭載しているから、夏場でも暑すぎない風が出るけど、ボタンで切り替えが必要。
『EH-NA0J』はその切り替えなしで使えるので、数秒の事とはいえ夏に熱風を感じたくないし、手間も少ないのでやっぱり便利。
しかも風量も強くて直線的な風で集中的に乾かせるので、比較的早く髪を乾かせた!
しっとり具合などはあまり変わりないけど、畳まずにそのまま収納できたり、ボタン切り替え無しで使えたりと、所作が簡素化された感じで使いやすい。
畳まない分、収納場所で場所を取らないかと心配だったけど、そこまで大きさも変わらないかと思います。
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髪がしっとりした気がする! -
スタッフ:もあ
髪のかたさ:やわらかい 太さ:細い 毛量:多い 長さ:ミディアム
愛用ドライヤー【EH-CNA0E】毛は細くて柔らかいけど、とにかく量が多い筆者。
乾燥しやすいのかすぐにパサパサになってしまうし、どれだけ抑えてもアホ毛が目立つから、ブローの際にヘアミルクは欠かせません。
「EH-CNA0E」を使い始めてからはマシになったと喜んでいたのですが『EH-NA0J』で乾かすと、アホ毛がさらに落ち着いている気がする!
全体の髪のまとまりに大きな違いは感じられなかったけれど、髪のしっとり感はアップしたように思います。
風圧がとてもパワフルで「これだけ強いと髪が離れてしまうのでは」と心配でしたが、普段より速く乾きました。スゴイ!
従来モデルから大きく変わった形状については、EH-CNA0Eを収納しているカゴに問題なく入るし、ハンドル部を曲げる手間がなくなるし、なにより軽くて使いやすいので大満足です。
まとめ
筆者は毎日朝・夜にドライヤーをしますが、朝は急いでいることが多く、夜はお風呂上りで暑いので、少しでもドライヤーの時間は短縮したい。
愛用している従来モデルも風量が強く助かっていたのですが『EH-NA0J』はさすがシリーズ史上最大風量。これが速乾か・・・!と感動しました。
軽量化されたことでより手軽になったこともあり、使いやすさは格段に上がったと思います。
スタッフ数人に感想を聞いたところ、高浸透「ナノイー」&ミネラルによる髪のまとまりやしっとり感は、ロングヘアのスタッフほど従来モデルとの違いを実感しやすかったようです。
「スマートセンシング」で常に暑すぎない快適な風温を保ったまま、短時間で乾くのは、一同大絶賛でした。
光沢がなく落ち着いたカラーは部屋馴染みが良さそうで、年齢・性別問わず選びやすいデザインになっています。
髪のダメージや色落ちが気になる方は、ぜひ新しくなったナノケアドライヤーで、毎日髪にうるおいを与えてみてください。 2022.08.24 (もあ)