2021.10.12
Joshin 試用レポート
スポーツ後の筋疲労や関節の痛みに。マイクロカレント治療もできる低周波治療器 筋肉速回復 HV-F081


オムロン 低周波治療器 HV-F080シリーズ 筋肉速回復 HV-F081
体のこりに使うイメージが強い低周波治療器に、スポーツ後の筋疲労や関節の痛みのケア向けの低周波治療器『HV-F081』がオムロンより登場。
1番の特徴は、プロアスリートも使用しているマイクロカレントでのケアが出来る事!
早速試してみようと箱から取り出すと、低周波治療器としては大きいパッドが出てきてビックリ!
大きな筋肉にもしっかり対応しているのが分かります。 ライター:ぴよこ
オムロン 低周波治療器 HV-F080シリーズ 筋肉速回復 HV-F081
セット内容:専用パッド(筋肉用:2枚、関節用:1組2枚入×2)、導子コード×2、専用ACアダプタ、収納ケース、パッドホルダー×2
本体サイズ(約):横17.2×縦9.75×厚さ2.7cm
ポーチとセット一式の重さ(約) :774g(スタッフによる計測)
セットは全てポーチの中に収納された状態です。
自宅で保管しやすく、無駄なくキッチリ全てが収納できる小ぶりなポーチは移動先で使うのに便利なサイズです。
ポーチに全てを保管した状態の重さは800g弱ほどですので、楽に持ち運べます。
ポーチの内側には仕切りがあり、上段に本体、下段に他のパーツと分けて収納ができます。
フタの内側には薄型ポケットがあり、説明書を入れるのにピッタリでした。
画像は開封直後で、パッドは個包装された状態で入っています。
パッドの使用後は同梱されているパッドホルダーに貼って保管してください。
本体の外観
スッキリした見た目の本体は、携帯型ゲーム機のようなサイズで片手で持てるほどの大きさです。
これだけ見ると低周波治療器とはなかなか思わないデザインです。
上部の電源ボタンを短押しするとモニターにメニューが表示され、モニター下のボタンをタッチして操作をします。
操作ボタンは上下ボタン・スタート・ストップの3つが、本体の左右にそれぞれあり、左右のパッドそれぞれで設定ができます。
HV-F081は充電式です。
付属のアダプターを本体右側の接続端子に差し込み、充電を行います。
充電中は橙色の充電ランプが点灯し、消灯すれば充電完了です。
約5時間で満充電となり、約6回分(1回30分)の使用できます。
筋肉用の大きなパッドと関節用パッドが付属
HV-F081のパッドがとても大きく、筆者の絶賛愛用中のオムロンの低周波治療器 HV-F314のパッドと比べてみたところ、その違いは約3倍ほどでしょうか。
太ももなどの大きな筋肉もしっかり包めるサイズです。
HV-F081は、筋肉用パッドの他に関節用パッドも付属し、関節用パッドは1つの袋に2枚入っています。
HV-F081の本体や、筆者のHV-F314もですが、最近の低周波治療器はデザインがスッキリしたモデルも多くなったと感じます。
従来のような「操作が分かりやすいモデル」に加えて、デザインにこだわったモデルもあるのは選ぶときに嬉しくなります。
余談ですが筆者はHV-F314を見た目の良さとワイヤレスで使用できるという事で選びました。
治療モードの違い
治療モード
モードの種類 | 表示 | 説明 | |
---|---|---|---|
低周波 | リカバリーモード | リカバリー1 | 筋肉をもみほぐすような感覚で刺激する |
リカバリー2 | 筋肉を押すような感覚の刺激 | ||
リカバリー3 | 筋肉をたたくような感覚の刺激 | ||
ペインケアモード | ペインケア1 | 一定のリズムでさするような感覚の刺激 | |
ペインケア2 | 一定のリズムで指で押すような感覚の刺激 | ||
マイクロカレント | マイクロカレントモード | マイクロカレント | ごく微弱な電流を使った治療。 通常、刺激を感じる事はありません。 |
そもそも低周波治療とは?
ヒトはもともと微弱な電流「生体電気」を発生させており、この生体電気をうまく利用し、生体電気の異常となってあらわれる体のこりや痛みなどの治療を行おうとすることが「電気治療」で、低周波治療は電気治療の代表的な治療法の1つです。
低周波電流を体に与えると、筋肉が収縮弛緩(シカン)し、収縮弛緩を繰り返し行う事で、血行が促進されます。
痛みを感じにくくする領域に低周波電流を流すと、痛みを伝達する機能に作用し、脳に痛みの感覚を伝えにくくするために、痛みを和らげるといわれています。
治療を行う
導子コードで本体とパッドを接続する
付属の導子コードのプラグを本体下部の差込口に接続し、導子コードをパッドの接続端子に接続します。
パッドの接続部はスナップボタンですので、軽い力で押せば留まり、着脱もカンタンです。
使い始めはフィルムからパッドを剥がします。
パッドはジェルで体に接着させます。
耐用期間はメーカー調べで約30回。粘着力が無くなってきたらパッドを交換してください。
パッドを体に装着したら治療コースを選ぶ
パッドを体に装着したら本体の電源を入れて、コースを選びます。
コースの横に「●」が点滅するので、上下ボタンで移動させて自身が試したいコースに合わせてスタートボタンを押します。
スタートボタンを押すとディスプレイの中央に残り時間(30分)が表示され、コースの左側に強さが表示されます。
強さは20段階まで調整でき、上下ボタンで変更します。
パッドが正しく装着できていないとディスプレイに「PAD」と表示され、動作が止まります。
パッドを正しく貼りなおしてください。
筋肉用パッドは太ももの前や裏、ふくらはぎに
せっかくなので室内で20分間の軽い筋トレと全身運動を行い、その後出来る限りスクワットして大腿直筋を追い込んでから試してみました。(画像モデルは男性です)
リカバリーモードの1と2、ペインケアモードの1は、電気風呂に入った時のようなさざ波のような刺激があり、リカバリーモードとペインケアモードの3は、トントンと叩くような刺激です。
リカバリーモードにはON・OFFのリズムがあり、ペインケアモードは継続的に刺激されます。
20段階で強さ調整ができますが、筆者は10にするとパッド付近の筋肉や脂肪が大きく動き、刺激も強かったので5~8で充分な強さでした。
足が重だるいと感じている運動直後に軽い電気刺激が加わると心地がいいです。
久しぶりに運動をしたので翌日には筋肉痛になってしまいましたが、そんな足にもさらにやさしい強さで低周波治療を行ってみると、前日よりも気持ちがいいと感じました。
マイクロカレントは「微弱な電流を使った治療で、刺激を感じる事はない」と取説にも記載がある通り、まったく刺激がなかったので効果は体感しにくいです。
痛みがあるときやトレーニング後のコンディションケアにオススメです。
【ご注意】
1回の治療時間は30分以内がメーカー推奨目安です。
長い治療時間や強い刺激は筋肉疲労をまねき、逆効果になります。
個人差はありますが、長時間での使用や強い刺激での使用は避けてください。
関節用パッドは治療したい部位を挟み込むように貼る
関節用パッドは主に足首などの関節ケアに使います。
2枚のパッドで患部の間接や治療したい部位を挟むように張り付けて治療を行います。
足首、ひじ、ひざの内側や外側の治療にお使いください。
関節以外にも腕や足裏、肩・腰にも使用できます。
筆者は右肩のツライ部分に、関節用パッドでペインケアの治療をするのがとても心地よかったです。
※1ヶ所に長時間(60分以上)連続で使用しないでください。
※捻挫、肉離れなど、急性(疼痛性)疾患の人は、医師と相談してご使用ください。
まとめ
今回レポートしたオムロンの筋肉速回復 HV-F081は、スポーツ後の筋疲労や関節の痛みに特化した低周波治療器で、筋肉用や関節用といった専用パッドによる低周波治療とプロアスリートも使用しているマイクロカレントによる治療が行えます。
HV-F081は充電して使用できるので、使う場所を選ばず、家の中で楽な姿勢で治療ができ、強さは20段階と細かく選べるので、体の状態に合わせてしっかり対応してくれます。
筆者は数年に1,2度、肩や腰、首といった部位に強烈な痛みを伴う症状が出るため、低周波治療器を愛用していますが、体の痛い部分に低周波治療器の刺激はとても心地よいです。
そんな低周波治療で、運動後の重だるい足の血行を促進し、筋肉の疲れを取ってくれますので、部活で運動をされるお子様や、定期的にスポーツをされる方の日々のケアにぜひ取り入れてみてはいかがでしょうか。
2021.10.12 (ぴよこ)