2024.03.11
Joshin 試用レポート
長さ約22cmのマイだんじりが作れます! つね矢 泉州だんじりDX(岸和田型)



つね矢 泉州だんじりDX(岸和田型) プラモデル
秋だけと言わず、年中だんじりを眺めたい!曳きたい!という方、必見!
つね矢『泉州だんじりDX(岸和田型)』は、お好みで切妻屋根、入母屋屋根を選べる、約22cmのだんじりプラモ!
プラモは得意じゃないけどマイだんじりが欲しい!というお客様のために、筆者が組み立てて難易度を確かめたいと思います。
ライター:ぴよこ
つね矢 泉州だんじりDX(岸和田型) プラモデル
構成は7枚のランナーとデコレーションアイテム
作る前から楽しめるパーツたち
彫刻が再現されたパーツが沢山あって、ランナーの状態でパーツを眺めるのもまた一興です。
個人的には小さな提灯「御神燈」に興奮していました。このサイズはかわいすぎる。
作るのに必要な道具
作る道具として、ニッパー、接着剤、やすり、ナイフ(筆者は未使用)をご用意ください。
やすりがあると切ったパーツの断面をキレイにできます。
筆者はほぼニッパーだけで完成させたので断面が目立っていますが大目に見ていただければ…。
パーツは接着剤で留める必要があるので必須です。
接着後は修正が難しいので、手順をしっかり確認しながら進めましょう。
A3用紙の作り方とだんじりの歴史
作り方はA3用紙の両面(ほとんど片面で完成)にあり、大きく8工程に分かれています。
用紙にはだんじりの歴史や各部の名称、上だんじりと下だんじりについての説明など、だんじりについてしっかり学べる1枚になっています。
泉州だんじりDXを作っていこう!
第1工程:台木部分の組み立て
制作開始! 第1工程は「台木部分の組み立て」です。
説明書の「図」と「説明文」をしっかり見ながら組み立てます。
ランナーは1枚をのぞいて全部けやき色。
同じ色のランナーから対象のパーツを探すのが大変ですっ。
ランナーの端の英字と、パーツのそばにある数字を確認してパーツを切り取っていきます。
台木パーツに後梃子やコマ、鼓巻きパーツを装着!
切ったパーツを土台に接着すれば、15分くらいで第1工程が終了しました。
難しい所は特にありませんが、全工程を通して『パーツの前後をしっかり確認する』という事が多かった印象です。
第2工程:見送り部分の組み立て
第2工程は左右対称のパーツが多いのでパーツの向きをしっかり確認!
見送り人形は正面が外を向くように接着して、と。
第2工程では、パーツを装着する場所を図で確認しただけだと「うん?」と悩む事が多く、30分ほどかかりました。
う~ん…あ、ここか。と続けていたら、知らない間にかっこいいパーツが出来てました。
第3・4工程:腰廻り・小屋根の組み立て
第3工程は「腰廻り」、第4工程は「小屋根と枡組部分」の組み立てです。
ランナーの状態で眺めていた見送り連子の彫りパーツが遂に登場です。
腰回りの側面全体に装着して、その上に勾欄も付け、見送り部分の上の小屋根も組み立て、3~4工程は30分ほどで終了。
第5工程:大屋根を選んで組み立てる
大屋根は切妻と入母屋(二重破風)型の好きな方を選んで組み立てます。
ここでは切妻型で組み立てていきますが、せっかくなので入母屋(二重破風)の大屋根パーツも少しだけ組みたてて写真を撮っとこっと。
切妻型の場合は「屋根の前後に注意」があり、入母屋(二重破風)の場合は「どちらか好きなパーツを選んで屋根に装着する」といった事が作り方に書かれています。
切妻型で作った筆者は、パーツを何度見ても前後が分からず、結局そのまま組みあがってしまいました(すみません)。
入母屋(二重破風)の場合だと、よ~く見ると彫りの模様が違うパーツが選べます。
大屋根の工程は1時間くらいで終了!
作ったパーツをつなげていけば、だんじり本体が完成となります!
制作時間 約2時間15分、だんじり本体が完成しました。
長さ22cmの小さなだんじりながらも、絵巻の彫りがしっかりと造られている逸品です。
本来はコマの部分も接着するのですが、筆者は接着させずにコロコロと回るようにして、1人でだんじりを曳いて楽しめる仕様にしました。
作業はまだ終わっていません。
献灯台やだんじりを飾る吹きちりや装飾幕、町旗を作って本当の完成となりますが、ここから頭を悩ませました。
1番迷った「献灯台の組み立て」
お気に入りの御神燈を装着する「献灯台の組み立て」ですが、「作れないぞ!?」が発生しました。
かなり悩んだのですが、結果的に筆者の手順が間違っていました。
作り方は「フックパーツに御神燈をひっかけて、屋根と献灯台の柱の部分を組み立てる」なのですが、筆者は「献灯台を完成させて、御神燈を装着する」としていました。
屋根と柱の部分を装着してからだと献灯台はひっかからず、御神燈が傾いたままになります。
パッケージでは御神燈はすぐ下の木のパーツに乗っていますが、御神燈は浮いた状態になります。
吹きちり・装飾幕・町旗の装着方法は書いていない
最後の工程「吹きちり・金綱・装飾幕・町旗の組み立て」です。
シールパーツで装飾幕を作り、金色のランナーからカットしたパーツとシールや紐を組み合わせて、金綱・町旗・吹きちりを作ります。
おっと、装着場所の記載がありません。
こういう時はパッケージや説明書の最終形を参考にするとしましょう。
金色のパーツの行方はいかに
作り方には出てこない金パーツがランナーにはまだいます。
パッケージの最終形態には登場しているので、参考にしながら装着し、遂にプラモデルが完成しました!!
筆者が作った最終形の『つね矢 泉州だんじりDX(岸和田型)』をご覧ください!
つね矢 泉州だんじりDX(岸和田型)の完成!
制作時間:約2時間30分、ついに『つね矢 泉州だんじりDX(岸和田型)』が完成しました!
飾りつけなしの姿でもかっこよかったですが、飾り付けをするとやはり華やかさが違いますね!
筆者には聞こえてきますよ…「そーりゃ!そーりゃ!」の掛け声が…!
お祭り感をもっと増したい方は、だんじりフィギュアも一緒に飾ってみてはいかがでしょうか。
彫りの細かさがとても凝っていて、ぐるぐる回して眺めたくなります。
金綱パーツを使わずにあわじ結びにしたので、より本格的になった!と個人的に感じております!
まとめ
細かいパーツが少なく、パーツの方向さえ間違わなければサクサクと組み立てられるので、初心者の方でも作りやすいプラモデルです。
完成すると長さ22cmのだんじりになり、小さなボディにはしっかり細かい彫りが再現されていますよ。
だんじりが好きな方や、少年団だったあの頃が恋しい!という方はぜひ、ご自身の手でマイだんじりを作ってお楽しみください!
2024.03.11 (ぴよこ)