2024.06.22
Joshin 試用レポート
組み立てる楽しさ、広がる可能性をELEKITで体験!「サイボーグブラスター」と「にょろっとアーム」をあわせてレポート!



ELEKIT サイボーグブラスター【MR-9130】/ にょろっとアーム【MR-9131】
エレキットは様々な教育の分野でも採用されており、組み立てから完成後の使用方法まで幅広く楽しむことができる人気の高い工作キットです。
たくさんの種類があるエレキットの中から今回は「サイボーグブラスター」と「にょろっとアーム」を選定!
組み立てにじっくり時間をかけ、完成後はいろんな遊び方を考えていきましょう!
※「にょろっとアーム」は組み立て完成後からのレポートです。 ライター:くっきー
エレキットとSTEAM教育
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エレキットとSTEAM教育 -
エレキットの組み立てキットは、STEAM教育※の各分野をバランスよく学ぶための優れたツールとなっています。
子供から大人まで幅広い年齢層が、電子工作やロボットキットを通じて科学技術に対する興味を深め、将来的なキャリアの可能性を広げることが期待できるでしょう。※STEAM教育は、科学(Science)、技術(Technology)、工学(Engineering)、芸術(Arts)、数学(Mathematics)の5つの分野を統合的に学ぶ教育アプローチです。これらの分野の基礎知識とスキルをバランスよく身に付けることで、創造力や問題解決能力などを育むことが期待できます。
サイボーグブラスター【MR-9130】
サイズ(約) | 幅556×奥行292×高さ165mm(最大時) |
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重量(約) | 390g(水を入れていない時) |
部品点数 | 179点 |
工作時間(約) | 4時間 |
対象年齢 | 10歳以上 |
サイボーグブラスターはユーザーの手をカスタマイズするパワーアップメカです。
「ブーメランモード」「ソードモード」「シールドモード」「クロスボウモード」「グリッパーモード」の5タイプに変形し、トリガーを引くと勢いよく水が飛び出すウォーターガンにもなります。
早速、使用してみたい気持ちが高ぶるのですが、まずは自分の手で組み立てなければなりません。
部品点数は179点、組み立て説明書は34ページもあるので、作りごたえは充分ありそう!
工作時間の目安が4時間になっているので早速、スタートしていきます。
サイボーグブラスターを組み立て
組立説明書に記載の必要な工具8点(上の画像1枚目)を用意しましたが、実際にはニッパー、ラジオペンチ、プラスドライバー(No.1)、はさみ、綿棒、キッチンペーパーの6点のみで完成させることができました。
ここで注意する点は、プラスドライバーの太さが4.5mm以下のものを使うことです。
組立説明書には注意点や工具の使い方、完成後の遊び方までふりがな付きでとてもわかりやすく記載されています。
最初は分厚い説明書に少し退き気味でしたが、組み立ての工程が丁寧なイラスト付きだったので安心しました。
組み立てを開始してすぐにバネの取り付けが・・・。
バネは取り付けを失敗すると飛んでいってしまうので、指で押さえながら慎重に行わなければなりません。
組立説明書に取り付け後の真上から見たイラストも載っていたので、間違えることなく取り付け完了!
ねじりバネの取り付けには少し手間取りましたが、取り付け手順ごとにイラストがあったのとチェックポイントがわかりやすく書かれていたので大丈夫でした。
なんと動画で確認するためのQRコードまで載っています。
開始早々ばねの取り付けばかりですが、次は押しばね(大)の取り付けです。
細長いパーツに差し込むだけなのですが、押しばねは3種類あるので間違いのないように組立説明書の「実物大イラスト」でチェックしておくと確実です。
押しばねを取り付けた左右のパーツを組み合わせ、ギアを取り付けると一気にメカっぽくなりました。
大きな黄色のパーツは指のグリップ部分で、ギアと組み合わせる位置に注意が必要です。
完成後の取り付ける手によって組み立て方が変わる部分が現れました。
全部で10ページもありますので、組立説明書の「組み立てる前に必ずお読みください!」に記載されているように、取り付ける手ではない方の図に「×」を付けておきましょう。
この作業を事前に済ませておくことで間違いを防止し、スムーズに組み立てを進めることができます。
時々、オイルを塗る場面が現れますので見逃さないように注意しましょう。
オイルを塗る箇所は6箇所あり、ここで綿棒を使用します。
筆者が意外と苦しめられたのが三角のシール(4番と5番)を貼るシーンです。
つまみにくい極小サイズで貼る箇所も多く4番が10箇所、5番が11箇所あります。
「このシールほんまに必要なん?」と後半はずっとぼやきながら作っていました。
右側のグリップアームが組立完了したので待ちきれず動かしてみました。
「よしよし、ちゃんと動くじゃないか」
なんかめちゃめちゃカッコいいんですけど・・・、感激っす!!!
左右のグリップアームも組み立てた時に「おや?」、よく見るとグリップアームの位置がずれていませんか?
うわーーーーっ、もしかしてやり直しーーーっ!
そういえば右側アームの取り付け時に仮止めしていたF8のパーツが、途中でポロッと外れていたような気がします・・・。
グリップアームを取り付ける際は途中で仮止めするF8、F9パーツが取り付け完了するまで外れないように注意しましょう。
所要時間 約3.5時間で完成だ!
最後にウォーターボルトを取り付けると・・・、ついに完成です!
撮影しながらゆっくりしたペースで組み立てましたが約3時間30分で完成しました。
組み立てに慣れている人なら3時間を切ることもありえるでしょう。
6色に色分けされたランナーのパーツが合わさってとても鮮やかになりました。
とてもカッコいいフォルムなので、みんなの前で装着すると人気者になること間違いなし!
遊び方は、人差し指でウォーターガン・トリガーを中指と薬指でグリップボタンを親指でグリップアームロックを操作します。
上記「実際に腕に装着してみた」の画像は左手用に組み立てたサイボーグブラスターをウラ側から見たものです。
5つの変形モード
完成後は腕に装着して、5つのモードに変形させたり、グリッパーやウォーターガンとして遊ぶことができます。
自分自身で組み立てると、構造がわかっているので変形の方法もすぐに身につきますよ。
変形方法はすべてグリッパーモードからの手順です。
ブーメランモードへ変形
片側の「グリップアーム変形ロック」を解除したまま縦方向に後ろ側へカチッとロックするまで回転させると変形完了です。
「グリップボタン」を軽くにぎると自動でグリッパーモードに戻ります。
シールドモードへ変形
ブーメランモードと同じ要領で左右両方とも後ろ側にカチッとロックするまで回転させると変形完了です。
「グリップボタン」を軽くにぎると自動でグリッパーモードに戻ります。
ソードモードへ変形
「グリップボタン」を握ってグリップアームを前方で閉じ、「グリップアームロック」でロックすれば変形完了です。
「グリップアームロック」を解除すれば自動でグリッパーモードに戻ります。
クロスボウモードへ変形
両側の「グリップアーム拡張フック」を解除してグリップアームを外側に広げ、フックにカチッとはめ込みます。
そのあと、ブーメランモードと同じ要領で左右両方とも後ろ側にカチッとロックするまで回転させ「グリップアームロック」でロックすれば変形完了です。
にょろっとアーム【MR-9131】
サイズ(約) | 幅340×奥行320×高さ400mm(最大時) |
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重量(約) | 590g |
部品点数 | 279点 |
工作時間(約) | 5時間 |
対象年齢 | 11歳以上 |
にょろっとアームは、にょろにょろと動くニシキアナゴ型のロボットです。
モータやギアではなくワイヤーを使っているので、まるで生き物のようなリアルさでくねくねと動きます。
ヘッドをグリップに交換することができるので、ロボットアームとしても楽しめます。
組立完成後の「にょろっとアーム」を見て行きましょう!
操作方法を身に付けよう!
グリップモードでLボタンを押すと3本指を握り、Lボタンを離すと開いたら状態に戻ります。
Rボタンを押すと3本指が回転します。
ヘッドモードでLボタンを押すと口を開き、Lボタンを離すと閉じた状態に状態に戻ります。
Rボタンを押すと頭が回転します。
グリップモードとヘッドモードではLボタンを押したときの開閉が逆なので注意が必要ですね。
左側のジョイスティックを動かすと4本のワイヤーでアームの下側(根っこのあたり)の動きを操作することができます。
同じように右側のジョイスティックを動かすと4本のワイヤーでアームの上側(ヘッド部分のすぐ下)の動きを操作することができます。
これらの操作にL/Rボタンの操作を合わせて対象物を捕まえましょう!
ワイヤーはかなり丈夫で多少力を入れて操作しても切れることはありませんでした。
遊び方はいろいろ
ヘッドモード(ニシキアナゴ型ロボット)で遊んでみた
グリップモード(ロボットアーム)で遊んでみた
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消しゴムをつかむ(グリップモード) -
グリップモードは3本の指でつかむことができるロボットアームです。
ロボットといっても、自分の両腕や親指をつかって操作するので、電池が不要で経済的。
いろんな遊び方があると思いますが、今回は近くにあった消しゴムをテーブルに置いてつかみ上げてみることにしました。
ヘッドモードとは違い3本の指による繊細な操作は、つかみ上げることに適しています。ただ細い3本の指なので持ち上げられる重さには限度があり、17gの消しゴムでギリギリといったところです。
エレキットの組み立ては組立説明書に従って進めますが、完成後の遊び方は自由な発想をもってチャレンジしていただけます。
その遊び方を考えるところまでエレキットの醍醐味の1つなので、みんなで知恵を絞りアイデアを出し合って楽しみましょう!
まとめ
制作風景までレポートできたのは今回「サイボーグブラスター」のみでしたが、過去に制作したエレキットも含め組立説明書がとても親切で分かりやすいと感じました。
組み立てやすさが考慮されているので、初心者の方でも安心です。
組み立て後の遊び方にも魅力がいっぱいで、いろんな発想を取り入れて使ってみるのも楽しいでしょう!
難易度や対象年齢は事前に確認できるので、自分の興味やスキルに応じてチャレンジしてみて下さい。2024.06.22 (くっきー)