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| 今回の主な道具
今回、使用する主な道具は、接着剤(プラモデル専用セメント)、紙ヤスリ、平ヤスリ、デザインナイフなどです。 パーツ同士を組み合わせた際に、接着剤をたっぷりつける(はみ出す)ことで、継ぎ目を消すことができますが、はみ出した部分は、パーティングラインのような見た目になります。 あとは、前回の特集でご紹介したように、パーティングラインを削る要領で、合わせ目や段差を馴染ませていきます。 | HGズゴックを例に作業します
以前、組み立てたズゴックを例に合わせ目消しを行います。このズゴックは、ガンダムのプラモデル(ガンプラ)HGシリーズなので、パーツ同士の合いや設計は完成されたものがありますが、それでもパーツの合わせ目は発生します。
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| プラモデルを分解します
このズゴックは接着剤を使用していないので、このように簡単に分解できます。各パーツを再度確認し、合わせ目が不自然に思えるところは全てこの作業で消していきます。
| 合わせ目の確認
ズゴックが背面に背負っているパーツです。中央に合わせ目が発生し、これが不要なラインになっています。
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| ボンドを塗ります
先程のパーツを分解し、接地面を確認したら接着剤を塗っていきます。リモネンセメントは香りが良く、まわりを気にする方には最適だと思いますが、粘度が低く、はみ出しにくいため、通常のタミヤセメントの方が使いやすいです。 接着剤は、はみ出すほどたっぷりと塗るのがコツですが、今回の加工が必要ない部分(パーツを組み合わせると、表からは見えない部分など…)もあると思いますので、その部分は接着剤を塗らないか、薄く塗るようにしてください。可動部分などは特に慎重に行いましょう。 | 両面にたっぷりと
写真のように、両面にたっぷりと接着剤を塗りました。接着剤は一度接着面に塗ってから1分ほど時間を置き、パーツを溶剤で溶かしておきます。さらに2〜3度接着剤を塗り重ねてからパーツを貼り合わせて下さい。ボンドの余分な部分がムニュッとはみ出てくると思いますが、はみ出した部分はそのまま残しておきます。
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| 1週間ほどで作業再開
パーツはボンドがはみ出した状態で1週間ほど乾燥させます。貼り合わせた部分が少し盛り上がっているのが確認できます。写真はリモネンセメントなのでタミヤセメントなら更に盛り上がります。しっかり乾燥させずに削るとキレイに仕上がりませんのであせりは禁物です。
| 削っていきます
合わせ目に沿って不要な部分を削っていきます。ここからはパーティングラインの処理と同じように、デザインナイフでカンナ掛けを行います。刃を立てて削るのが基本ですが、盛り上がり部分が大きい場合はある程度刃を寝かして切ると良いでしょう。
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| ペーパー掛け
デザインナイフだけでもそれなりにキレイになりますが、更にペーパー掛けを行うと仕上がりが違ってきます。今回は手間をかけずに、番手600番→1000番で磨いています。
| 仕上がりを確認
ペーパー掛けが終わりました。合わせ目が均一になってキレイになりました。多少ペーパー掛けの擦り傷(少し白くなっているところ)が残っていますが、後から塗装すればわからなくなるので、問題ないでしょう。
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| 更に磨きます
塗装する場合は、ここまでの作業でもまったく問題ないと思いますが、ここからは、ガンプラを塗装無しで楽しみたいという方向けの作業になります。 先程の状態から、更にペーパー掛けを1500番くらいまで行い、最後はコンパウンドで細かいキズを無くしていきます。 | コンパウンドの仕上がり
コンパウンドを柔らかい布に少量とって磨いて行くと、こんなにピカピカになりました。まるで初めから一体成型だったようなキレイな仕上がりです。布は、着古した肌着(シャツ)などがあればベストですが、無い場合はティッシュペーパーなどで代用すると良いでしょう。この上から塗装する場合はコンパウンドをしっかりと洗い流して下さい。
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| 腕の部分も
順番に他の部位も作業していきます。組み合わさったパーツを離すには、デザインナイフを潜り込ませて開きます。しかし、強引に行うと刃先が簡単に折れますのでご注意ください。多少合わせ目部分が刃によって潰れても問題ありません。
| パーツを外しやすく
実はあらかじめ、パーツに細工をしてパーツ同士を離しやすくしておきました。刃先が指し示す場所に接合部があるのですが、これを少しニッパーで切っておくと開きやすくなります。 プラモデルを一度接着剤無しで組み立てることを仮組みと言います。慣れてくると改造したり、塗装する時に仮組みが必要になってくることがあります。 |
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| 削ります
こちらも丁寧に削っていきます。段差があるところは特に慎重に刃を動かします。場合によってはヤスリを使ってみます。今回のパーツは他のパーツ(上腕)と組み合わさっていますので、勢い余ってこちらにキズを付けないようにしてください。テープなどを貼って予め保護しておくといいかもしれません。
| 左右で仕上がりの確認
左が合わせ目を消した状態で、右が加工前の腕です。右はいかにもプラモデルって感じがしますが、加工するとパーツに一体感がでます。
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| 全体的に同じ作業を
この作業を全体的に行っていきます。写真はすべてのパーツの合わせ目を消した状態です。全体的に継ぎ目がありません。ボディの側面すべてに合わせ目が入っている状態ですが、キレイに消えています。
| 旧キットも同じく
ガンダムの旧キットも同じように合わせ目を消していきます。HGシリーズなど現代のプラモデルと違い、パーツの精度がよくありません。必然的に削り取る部分が多くなります。場合によってはパテなどを足さなければいけないこともあります。
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| 力強く削るには
デザインナイフで削ってみましたが、多少パーツが波打っています。平ヤスリで力強く削ってみます。これで削れていないところがあればパテを盛りますが、このままで大丈夫そうです。仕上げに紙ヤスリを掛けていきます。
| 紙ヤスリにも工夫を
平らな面を磨くには角材などで紙ヤスリに添え木をして磨くのがおすすめです。今回は隙間など、狭い場所もありますので写真のように折り曲げて使いました。紙ヤスリの接地面を指で押さえて強く磨くと面が波打つことがあります。
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| 隙間にも入ります
写真のように折ることで、力の掛かる部分を分散させます。隙間にも入り込みますので磨きやすくなります。
| ペーパー掛け後の確認
写真右が磨いた後で、左が磨く前です。もう少し磨いた方が良さそうですが、ほぼ平らになっています。塗装する場合は白くなっていても問題ありませんので、ズゴックのように磨き上げることはしません。
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| 左右共に削ります
両方磨き終わりました。全体真っ白になっています。厳密には白い状態は細かいキズが残っているということです。ズゴックはコンパウンドで磨くことで、キレイになりましたが、他にも方法があります。
| トップコート
もし塗装無しでプラモデルの素材そのものをキレイにしたい場合は、トップコートを吹き付けるとキレイになります。トップコートは、塗装後のプラモデルの質感を均等にしたり、塗膜、デカールの保護といろいろ使えます。
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| トップコートをかけてみて
写真右にトップコートを吹きかけてみました。もとのプラモデルの色が戻ってきています。細かいキズをトップコートで埋めることで表面が均一化され、キズ(白い部分)が目立たなくなるのです。トップコートについてはまた詳しくご紹介できたらと考えています。
| ミリタリーも同じです
前回使用したミリタリーのお馬さんも合わせ目が気になりますので消していきます。のど元に合わせ目が出来ています。生体なのでより目立ってしまいます。
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| 削ります
合わせ目に沿って削っていきます。生体は直線では成り立っていませんので滑らかなラインが出るように心がけます。
| デザインナイフだけでも
デザインナイフだけでもキレイに削れました。表面がこれくらい滑らかだとペーパー掛けも不要だと思います。全体に合わせ目を消すことが出来れば後は塗装ですね。
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今回はパーツ同士の合わせ目消しを行いました。地味な作業ですが、これをキチン行うことで不自然な貼り合わせ部分が無くなります。前回のパーティングラインの消し方と合わせて行うことで、モデルの仕上がりがとてもよくなるでしょう。プラモデル作りの基本的なテクニックですので是非取り入れてみてください。
使用するプラモデル用接着剤ですが、文中でお伝えしましたように、出来ればタミヤセメントがオススメです。リモネン系とは成分の含有量に違いがあります。溶剤の中にプラモデルの成分である合成樹脂が含まれるのですが、リモネン系は通常のタミヤセメントより少なく、液体もサラッとしています。その分、リモネン系は、はみ出し部分を作りにくくなってしまうということです。 しかし、リモネンセメントは香りがいいので周りを気にしなくていい、という利点があります。ご自身に合ったものをお選びください。 |
| --- E N D --- | 2012/8/28 公開(ガルダン) |