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試用レポート
ジーフォース
PROGBOX + TS50 Type-C Combo

ESCの性能を最大限に引き出す、プログラムBOX!
ラジコンカーのセッティングを試してみました!
 ラジコンカーでレースに勝つためには欠かせないオプションパーツといえば高性能モーター。なかでも、メンテナンスの手間が少なく、耐久性や回転効率に優れるブラシレスモーターが人気です。

 そこで今回は、人気のブラシレスモーターとESC(スピードコントローラー)がセットになった「TS50 Type-C Combo」に加えて、パソコンを使ってESCのプログラムが変更できる「PROGBOX」を用意。ラジコンカーのスロットル設定をカスタマイズしてみました。

「TS50 Type-C Combo」のセット内容
 左から、モーターの回転数を制御するESC(スピードコントローラー)、ブラシレスモーター、センサーケーブルです。

 
ブラシレスモーター外観
 ブラシレスモーターの外観上の特徴はケーブルが3本あるところです。センサーケーブルを接続する端子も付いています。

 
蓋の取り外し
 モーターの蓋を外してみます。六角レンチで固定ピンを取り外すことができます。

 
ブラシレスモーターを分解
 中からは磁石の入ったローターが出てきました。通常のモーター(ブラシモーター)と異なり、カン側にコイルが巻かれているのが特徴です。これにより通電するためのブラシが不要となり、メンテナンスの頻度が軽減、通電効率がアップします。構造がブラシモーターとは全く異なりますので、対応するESCもブラシレスモーター専用のものが必要となります。そして、細やかな設定が出来るのもブラシレスモーター用ESCの特徴です。

 
受信機と接続
 まずは手持ちの送信機で使えるように設定を行います。ESCとバッテリー、受信機を接続します。手で持っている部分がESCのスイッチです。

 
送信機の設定
 ESCのランプ点滅を確認しつつ、説明書に従って設定をしていきます。

 
設定完了
 タミヤのプロポ・受信機とのセッティングが完了しました。スロットルレバーを引けばモーターが回転します。

 
PCリンクソフトウェア
 G-FORCEのホームページよりPCリンクソフトウェアをダウンロードし実行します。「PROGBOX」とPCを接続し、ファームウェアアップデートメニューよりプログボックスのアップグレードを行います。

 
アップグレード完了
 正常に完了すると「PROGBOX」の表示がver1.08になります。

 
PROGBOX
 ここからは、ESCのセッティングに移ります。ESCから受信機に接続していたケーブルを「PROGBOX」に接続しなおし、スイッチを入れます。正常に接続されていれば「PROGBOX」にメニューが表示されるので、「ESC Setting」を選択します。

 
Running Mode
 「Running Mode」を選択すると「前進/ブレーキ/後進」「前進/後進」「前進/ブレーキ」を選択することが出来ます。レースによっては「後進」が禁止される場合もありますので、この場合は後進できなく設定しておくこともできます。

 
基本セッティング
 また先ほどのPCリンクソフトウェアを使用すれば、より細やかな設定もPCを使って可能です。写真は基本セッティングのPC設定画面です。タブを切り替えれば、スロットルコントロール、ブレーキコントロールの設定が可能です。

 
スロットル設定
 ここからは、スロットルコントロールを設定したいと思います。この画面でスロットル感度をカスタマイズできます。

 
スロットルカーブで設定
 スロットル設定・ブレーキ設定では、効き具合をグラフを使って設定することが可能です。実際に手持ちのラジコンカーを使って、スロットル60%まではゆるやかに加速するように、その後、急加速するような設定に変更してみました。
 スロットルの引き方はほぼ同じ条件で撮影していますので、動画のモーター音を聞き比べてみれば、その違いが分かるかと思います。(下記動画参照)

 



 いかがだったでしょうか。ラジコンカー初心者の方がESCと聞くとなんだか難しそうに感じてしまいますが、やってみると意外と簡単に設定することが出来ます。操縦の下手な私にとって、パソコンでスロットルカーブを設定できるのは非常に重宝します。熟練度や環境に合わせて設定を変えられるのもブラシレスESCならではですね。入門機からのステップアップをお考えの方に是非おすすめいたします。

2015. 1.30.公開(Panta

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