2025.04.22
Joshin 試用レポート
本格派も大満足!デバイスタイル「ワインセラー」3モデルの特徴を比較してみた



デバイスタイル ワインセラー 特集『L7』『WF-C53W』『CG-C30W』
ワインは温度変化に非常にデリケートなお酒!
開封したワインを冷蔵庫で保管する方も多いかと思いますが、頻繁に扉を開閉する冷蔵庫は温度変化が起きやすく、ワインに適した温度よりも冷えすぎてしまう場合があります。
ワインの熟成を楽しむなら「ワインセラー」の導入は欠かせません。
今回は豊富なラインナップを展開するデバイスタイルのワインセラー3モデルをピックアップ!
本格的に熟成を楽しむ方からカジュアルに楽しむ方まで、ピッタリな1台が見つかるはずです。
ライター:くれあ
デバイスタイル ワインセラー 3モデル
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冷却性能に優れたコンプレッサー式のワインセラー3種 - Wine
ワインは熟成による香りや味わいの変化を楽しめるお酒。
適切な環境で保管されたワインは時間の経過と共に味わいが深まりますが、不適切な環境では品質が低下してしまうことも…。
ワインの熟成には、温度・湿度・光・振動などの様々要素が影響すると言われています。
特にワインは温度変化に非常にデリケートなため、ワインに適した温度を安定して維持することが重要!デバイスタイルは20年以上にわたり家庭用のワインセラーを展開し、豊富なラインナップを揃えています。
今回は冷却性能に優れたコンプレッサー式の中から、大容量で本格仕様の『L7』、ミドルサイズの『WF-C53W』、コンパクトサイズの『CG-C30W』をピックアップして特徴を確認します!
ワインセラーの冷却方式は主に、コンプレッサー式(蒸気圧縮式)、ペルチェ式、吸収式の3つ。
デバイスタイルはエネルギー効率を考慮し、冷却能力に優れランニングコストの低い「コンプレッサー式」または「ペルチェ式」のいずれかを採用しています。
コンプレッサー式の中でも『L7』と『WF-C53W』はファン式、『CG-C30W』は直冷式と冷やし方が異なります。
ファン式 | ファンで冷気を循環させ、庫内を均一に冷やします。ファンの音は少し発生。 |
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直冷式 | 庫内の冷却器が直接冷やすため静音性に優れている。 置き場所によって温度ムラが生じる場合も。 |
ワイン好きのロマンがかき立てられる『L7』
外形寸法(約) | 幅595×奥行715×高さ1,720mm |
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質量(約) | 93kg |
キーロック | ○ |
Lシリーズは高性能な温度管理や耐振動性に加え、使いやすさとデザインにもこだわった、最高峰のシリーズです。
『L7』は、最大125本※のワインボトルとワイングラスを収納できる大容量モデルで、長期保存するワインが多く、オシャレに保存したい方にオススメです。
お気に入りのワインボトルは斜めに立てかけたり、ライトアップできたりと、ワイン好きのロマンがかき立てられる要素がたくさん詰まっています!
※ 標準的な750mlボルドータイプボトルの場合。ボトルの形状によっては収納できない場合があります。
『L7』はよりエネルギー効率の高い「インバーターコンプレッサー式」を採用。
従来のコンプレッサーは回転数が変化しないのに対し、インバーターコンプレッサーは周囲の温度に応じて回転数が変化するため、冬場や夜間はパワーを下げ、夏場はパワーを上げて賢く運転することで、よりエネルギー効率の高い冷却を実現します。
さらに「加温機能」の搭載、断熱性に優れた「アルゴンガス入りLow Eガラス」を使用しているため、庫外の冷気や暖気の影響も受けにくい仕様!
上部と下部の庫内を個々に温度設定できます
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上部と下部の庫内をワインの種類に合わせて個々に温度設定できます! -
5℃~20℃の温度範囲を1℃刻みで設定でき、ワインだけでなくほとんどの日本酒も保存できる温度です。
ワインの適切な保存温度は赤ワインと白ワインで異なり、赤ワインは約15℃~18℃、白ワインは約10℃~14℃が理想と言われています。
『L7』は上部と下部の庫内が独立していて、ワインの種類に応じて個々に温度を設定できるのが強み。
いずれかのワインしか飲まないという方は、保存温度と飲み頃温度で設定するのもアリです。画像では、日本でお馴染みの「摂氏(℃)」で温度表示されていますが、アメリカなど海外で使われる「華氏(°F)」での表示設定も可能。
筆者は1番右のライティングボタンを長押しすると、摂氏・華氏が切り替わることを知らず「急に温度が分からなくなった!」と焦りました。
Lシリーズならでは!グラスも一緒に収納できる上部庫内
Lシリーズにはお気に入りのワイングラスをオシャレに収納できる「グラスシェルフ」があり、お家にいながら「特別感」を味わえます。
グラスサイズによりますが、やや大ぶりのグラスは1列に4脚、細長いグラスは5脚収まりました。
上部庫内の棚板はワインを斜めに立てかけて収納できるフック付きで、ラベルが見やすい他、開封済みのワインを極力空気に触れずに保存できます。
フックを倒した場合は、積み重ねて1枚の棚板に22本(手前11本・奥11本)収納できますが、フックを起こして斜め置きする場合は、1枚の棚板に15本(手前6本・奥9本)と最大本数の収納はできません。
ボトルの形状によって収納本数は変わる?
標準的な750mlのボルドータイプの場合は、最大収納本数の125本を収納できますが、ブルゴーニュタイプの場合は、収納本数がやや少なくなります。
上部庫内に立てかけて確かめてみると、ボルドータイプだと6本収納できるところ、ブルゴーニュタイプだと5本になりました。
最大81本収納できる下部庫内を確認
下部庫内の棚板は7枚あり、1枚に10本のワインを収納できます。
棚板は手前に大きく引き出せるので、奥側に置いたボトルの取り出しもラクちん!
最下部のスペースは、ボトルを積み重ねるようにして11本収納可能です。
庫内を美しく魅せるデュアルLEDライティング
庫内の両サイドにLED照明が合計28個配置し、お気に入りのワインを美しくライトアップします。
ワインは紫外線による影響を受けると言われていますが、紫外線成分を含まず温度上昇の少ないLED照明を採用しているので安心!
立てかけたワインのラベルは浮き出るように照らされ、いつまでも眺めてしまいそう…!
温かみのあるアンバー色で、インテリアとして存在感を放ちつつ、落ち着いた空間を演出します。
大容量モデルをスッキリ設置するなら『WF-C53W』
外形寸法(約) | 幅513×奥行498×高さ1,270mm |
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質量(約) | 48kg |
キーロック | - |
収納本数に余裕のある容量で、スッキリ設置するなら『WF-C53W』がオススメ。
「L7」は前後のワインを交差して入れる仕様ですが、『WF-C53W』は交差させず横1列で収納するため、奥行きは「L7」よりも約21.7cmコンパクトに設計されています。
高さもかなり抑えられているため、設置した時の圧迫感はあまりなく、より多くのご自宅にフィットしやすいモデルです。
スリムなボディながら最大53本※のワインを収納可能!
多くのワインを長期保存したい方や1回に購入するワインが多い方は、容量の大きいモデルを選ぶと安心です。
※ 標準的な750mlボルドータイプボトルの場合。ボトルの形状によっては収納できない場合があります。
『WF-C53W』は高い冷却機能と「加温機能」を備え、温度変化の少ない「ペアガラス」を採用しているため、真夏や真冬でも外気の影響を受けにくく、安定した温度管理ができます。
ワインの種類に応じた温度をすばやく呼び出せる
6℃~18℃の温度範囲を1℃刻みで設定できます。
『WF-C53W』にはクイック設定ボタン(SET)があり、スパークリングワイン・白ワイン・赤ワインそれぞれの適切な温度をすばやく呼び出せるのが魅力的!
ワインの熟成を本格的に楽しみたい方から手軽に楽しみたい方まで、幅広いニーズに応えます。
最大53本収納できる庫内を確認
「L7」と同様、木の温もりを感じられる木製の棚板を採用。
庫内の棚板(最下部用の棚板は除く)は10枚あり、1枚に5本のワインを収納できます。
ワインは横1列に並ぶため「L7」ほど棚板を大きく引き出せませんが、ボトルネックを掴みやすい位置まで引き出せるので取り出しやすい!
最下段用の棚板はワインを横にして3本収納可能です。
シンプルなライティングを演出
庫内上部にLED照明があり、上段のワインを立体的に美しく照らします。
3段目以降はほとんど光があたらないので、派手すぎないライティングを演出!
紫外線成分を含まず、温度上昇の少ないLED照明なので、熟成への影響もほとんどありません。
コンパクトに設置できる『CG-C30W』
外形寸法(約) | 幅513×奥行498×高さ812mm |
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質量(約) | 36kg |
キーロック | - |
よりコンパクトなモデルをお探しの方は『CG-C30W』がオススメ!
「WF-C53W」と比較すると、接地面積は同じものの、高さは約45.8cmも抑えられています。
最大収納本数は33本※とそこまで多くないので、短いサイクルでワインを飲み切ることが多く、長期保存するワインが比較的少ない方向けの印象です。
※ 標準的な750mlボルドータイプボトルの場合。ボトルの形状によっては収納できない場合があります。
『CG-C30W』は上記の2つのモデルと同じコンプレッサー式ですが、ファン式ではなく「直冷式」を採用し、稼働音を気にせず一人暮らし家庭にも設置しやすいです。
2重のペアガラスのうち、1枚はLow Eガラスなので、断熱性能もバッチリ!
クイック設定ボタンを搭載
6℃~18℃の温度範囲を1℃刻みで設定でき、スパークリングワイン・白ワイン・赤ワインの適切な温度をすぐに選択できるクイック設定ボタン(SET)があります。
ただし「加温機能」がないため、外気温が設定温度を下回る寒冷地などでは、ワインの適切な温度の維持が難しくなるかもしれません。
庫内上部のLED照明がワインを優しい光で照らします。
LED照明は1つだけですが、木製のラックよりも隙間があるので、光が下まで届きます。
設置スペースの確認
庫内温度を保つためには、ワインセラー周囲に放熱スペースの確保が必要ですので、購入前に確認しておきましょう。
L7 | 放熱スペース:上部:10mm、左右:5mm、背面:20mm以上 必要設置スペース:幅605×奥行735×高さ1,730mm |
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WF-C53W | 放熱スペース:上部・左右・背面:10mm以上 幅713×奥行598×高さ1,370mm |
CG-C30W | 上放熱スペース:上部・左右・背面:10mm以上 必要設置スペース:幅613×奥行598×高さ912mm |
まとめ
ワインセラー導入後「もう少し大きいモデルを買えば良かった」と、後悔する方や買い替える方が多いそうです。
持っているボトル数に応じた容量ではなく、増える本数を考慮して少し容量の大きいモデルを選ぶと安心です。
ワインを長期保存・熟成したい方は、加温機能を備えた『L7』と『WF-C53W』がオススメ。
外気温が設定温度を下回る場合はヒーターで加温し、1年中安定した温度管理ができるので、温度変化にデリケートなワインの品質を長く保てます。
中でも『L7』は庫内上部と下部で個々に温度を選択でき、設定できる温度範囲も広いため、より本格的な熟成を楽しめます。
デバイスタイルのワインセラーは豊富なラインナップを揃えているので、設置スペース・容量・冷却方法にこだわりのある方でも、求めていた1台が見つかりますよ。
2025.04.22 (くれあ)