2023.06.13
Joshin 試用レポート
部分洗いの救世主!パワーアップして帰ってきた シャープ 超音波ウォッシャー UW-X1を使ってみた!



シャープ ハンディ洗濯機 超音波ウォッシャー UW-X1
ランチのソースがシャツに飛び散ってしまったり、ファンデーションやリップ、ボールペン跡が付いたりなど、洋服の部分汚れに困った経験がある方は多いと思います。
そんな、濡れティッシュやハンカチではなかなか落ちない緊急時の汚れの救世主、シャープ『超音波ウォッシャー』が、パワーアップして帰ってきました!
衣料用漂白剤(酸素系)が併用可能になり、落としにくかった襟元の黄ばみにもしっかりアプローチする、新モデル『UW-X1』。
実際に汚れた衣類を用意して、その実力を確かめてみましょう! ライター:もあ
汚れをなぞって部分洗い!シャープ 超音波ウォッシャー UW-X1
セット内容 | 本体、充電台、ACアダプター、取扱説明書 |
---|---|
サイズ(約) | 幅40×奥行40×高さ168mm |
質量(約) | 206g(キャップ、充電台除く) |
充電時間(約) | 5時間 |
使用可能時間(約) | 15分 |
『超音波ウォッシャー』は、超音波振動で水を振動させて汚れを落とすタイプのハンディ洗濯機。
2016年に初代モデル「UW-A1」が発売されると、食べこぼしの多い小さなお子様のいるご家庭や、シャツの汚れが気になる会社員など幅広い層から注目を浴び、いざという時に持っていきたい便利アイテムとして有名になりました。
そんな超音波ウォッシャーの新モデル『UW-X1』が登場!
サイズやデザインはそのままに、
・さらにハイパワーになって洗浄のスピードがアップ
・衣料用漂白剤(酸素系)と併用可能で落としにくかった黄ばみ汚れにも対応など、機能面がしっかり進化しています。
UW-X1の使い方は、衣類を水に浸けて汚れをなぞるだけと、とってもカンタン。
先端のホーンが毎秒約38,000回もの超音波振動を起こして、気泡の力で汚れを弾き飛ばしていくというメカニズムです。
生地を擦ったり叩いたりしないので、摩擦による傷みの心配がないのも嬉しいポイントです。
UW-X1の本体カラーはシルバーのみ。
外観はシンプルながら高級感があり、初めて見た筆者は「これは美容家電ですか?」と聞きそうになりました。
スリムで重さは500mlペットボトルの半分もないので、出張やお出かけにも持っていきやすいです。
キャップを外すと先端に銀色のホーンがあり、電源オンにすると超音波振動が開始します。
電源オンにしても、機械音がなくてホーンも動いているようには見えない・・・本当に振動しているの?と水に浸けてみたところ「シューーッ」という音と水しぶきがありました!
さすが毎秒約38,000回の振動。目に留まらない速さが確かにありました。
駆動中は必ずホーンを触らないようにしましょう(ヤケドの恐れがあります)。
充電する際、初代モデルは底面の充電ポートにケーブルを差していましたが、UW-X1は専用の充電台が付属していて、本体をポンと置くだけでOKです!
少しのスペースがあれば置けるので、引き出しにしまい込むより目の付く場所にセットしておいて、サッと手軽に使うのがよさそうです。
バッテリーもちは、フル充電時に最大約15分連続駆動。
洗濯と考えるとすごく短いように感じるけれど、1枚の衣類にかかる時間はどれくらいなのだろう・・・?
3ステップで汚れを落とす
汚れの落とし方は、衣類を水にひたす→先端のホーンで汚れをなぞる→すすぐの3ステップ。
まずは衣類を1~2mmほど水に浸します。今回は平らな容器を使いましたが水道などでもOKです。
醤油汚れの付いたシャツをUW-X1でなぞるように動かすと・・・超音波によって汚れが浮き出されてみるみるうちにキレイになっていきました!
汚れはぶわっと弾き出されますが、水しぶきが飛んでくることはありません。
今回様々な汚れを試した中でも醬油のシミ汚れは特に落ちやすく、汚れてすぐに洗浄すれば数十秒で跡形もなくなりました。
汚れが落ちるまでがすごく速いので、これならバッテリーを気にせずどんどん洗えそう!
汚れが落ちたらキレイな水で軽くすすぎ、乾かして完了です。
衣料用漂白剤(酸素系)使用OK!黄ばみ汚れにもアプローチ
毎回きちんと洗濯しても徐々に色濃くなっていく、シャツの襟元の黄ばみ汚れ。
時間が経った汚れはとてもガンコで、通常の洗濯や手洗いでキレイに落とすのは難しいです。
UW-X1は衣料用漂白剤(酸素系)を併用しての洗浄が可能になりました。
40℃ほどのお湯に衣料用漂白剤(酸素系)を溶かしてしばらく置いてから洗浄していけば、シャツの襟汚れや脇の汗ジミなどの黄ばみ汚れがキレイに落とせます。
手によるもみ洗いに比べて衣料用漂白剤(酸素系)にあまり触れずに洗浄できるので、手荒れも防げますよ。
※衣類の素材、漂白剤の種類や黄ばみの程度によって洗浄効果が異なります。塩素系漂白剤は使えません
今回用意したシャツは普段から襟元の汚れを丁寧に落としていて、それでも若干の黄ばみが残ってしまったものなので、特別キレイになった!というのは分かりにくいのですが、公式ページにある動画ではキレイに洗浄できていました。
1回の洗浄では落としきれず色素が薄く残った場合は、日光(紫外線)がたっぷりと当たる場所で天日干しするとキレイになる場合もあります。
年季が入って諦めていた汚れにアプローチできるのは嬉しいですね。
いろいろ洗浄してみました
マスク生活以降ブームとなった「落ちにくいリップ」は、UW-X1を使っても水だけではなかなか落ちず、本当に落ちにくいんだと実感。
特に時間が経っていると黄ばみ汚れ並みにガンコですが、お湯と衣料用漂白剤(酸素系)を使ってひたすらUW-X1でなぞれば、1分ほどでキレイに落とせました。
ケチャップは醤油よりも衣類に染み込みやすいのか(そもそもケチャップの量が多すぎたのか)、水だけでは跡が残ってしまいました。
こちらも衣料用漂白剤(酸素系)を使えば、目を凝らして見れば薄っすら跡が残っているかも・・・?くらいまでキレイにできます。
胸ポケットに入れるときなど、意外と付きやすいボールペンの跡は今回試した中では1番落ちにくく、漂白剤を使って5分ほど汚れをなぞっても目で見えるくらい残ってしまいました。
シャープさんに確認したところ「繊維が染色されると落とせなくなるため、衣類の素材とインクの種類によっては汚れ落ちの洗浄効果が異なるものもある」とのことです。
まとめ
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手洗いや通常の洗濯では落ちにくい部分汚れをなぞって洗える『超音波ウォッシャー』。
食べこぼしや汗シミなどの汚れが、水に浸してなぞるだけで気持ちよく落ちて、あっという間にキレイになります。
汚れてから数時間以上経ったものや油分を多く含む汚れは、洗剤や衣料用漂白剤(酸素系)が必須で洗浄時間も長め(3~5分ほど)ですが、シャツの黄ばみなど正直もう諦めていた汚れを落とせるのは嬉しいです。落ちにくい汚れを集めて休みの日に一気に洗浄するにはバッテリーが心もとないかもしれないので、汚れが気になった時にサッと使うのが良さそうです。
デリケートな衣類やぬいぐるみ、ラグ、ソファなど、丸洗いが難しいものの洗浄にもおすすめです。
緊急時に「あってよかった」と思えるアイテムです。ぜひチェックしてみてください。 2023.06.13 (もあ)