2020.11.19
Joshin 試用レポート
まるでカフェの味わい!豆本来の味と香りを引き出す象印の全自動コーヒーメーカーでほっと一息。


象印コーヒーメーカー 珈琲通 EC-SA40
挽きたてのコーヒーの香りって癒されますよね。
お店で頼むコーヒーは、もちろんいい香りですが、おうちで豆から挽いたときの、新鮮な香りに包まれるのも楽しい。
今回レポートする象印の全自動コーヒーメーカー「EC-SA40」は、豆本来の味と香りを引き出し、挽きたてのコーヒーの香りを存分に堪能できるんです。
ミルケースごと取り外して洗えるほか、抽出時のお湯がミルケース内部の珈琲粉を洗ってくれるので、お手入れもカンタンですよ。
コーヒー豆本来の味と香りを楽しみながら、ほっと一息つきたいと思います。
ライター:みにとまる
全自動タイプの象印コーヒーメーカー 珈琲通 EC-SA40
セット内容:計量スプーン、ミルケースブラシ、浄水カートリッジ、
ペーパーフィルター(2枚)、ステンレスメッシュフィルター
サイズ(約):幅24.0×奥行25.0×高さ32.0cm
質量(約) :3.7kg
象印のコーヒーメーカー「珈琲通」といえば、手軽にドリップコーヒーを作れるものから、本格的に豆を挽くところから楽しめるものまで様々な種類があり、EC-SA40は全自動タイプのコーヒーメーカー。
水が通るパイプをマイコン制御で予熱し、水をヒーターで2回加熱する「ダブル加熱」によって高温で抽出することにより、豆本来の香りとコクを引き出します。
カフェで出て来るような本格的なコーヒーが、手軽におうちでも味わえますよ。
本体サイズは、サーバーを従来モデルのステンレス製からガラス製に変えたことで、従来と比べて高さが5㎝ほどコンパクトになりました。
それでも高さはあるように見えますが、一般的な全自動のコーヒーメーカーならこれくらいかな、という印象です。
味の濃さと挽き目は2段階から調整できるので、同じ豆で4通りの味を楽しめます。
保温は2時間たつと自動的にオフになる「自動オフ機能」つきで、アイスコーヒーを作るときに活躍しそうな「保温なし」モードも搭載されています。
保温時はマイコン制御により、温度上昇を抑制して煮詰まりを軽減するので、淹れたての温度をキープできますよ。
日々のお手入れをラクする「ミルクリーン構造」のミルケース
挽き目:中細挽き、粗挽き
濃度:ストロング(濃い)、レギュラー(普通)
コーヒーを作るときに重要な衛生面やお手入れ面。
せっかく豆から挽いた新鮮なコーヒーを作れるのに、お手入れのめんどくささ故に作る頻度が減ってしまってはもったいない!
EC-SA40のミルケースは、ミルケース内部についた珈琲粉を、抽出するときのお湯で洗い流してくれる(ミルクリーン構造設計)なので、お手入れがとにかく楽チン。
また、ミルケースは取り外して洗えるので、いつでも衛生的で安心です。
ミル出口には挽き目を変える挽き分けフィルターがあり、挽き目を中細挽き、粗挽きの2種類から選べます。
中細挽きなら△印を、粗挽きなら◎印にフィルターを外して揃えることで、挽き目を変更できます。
いつでも清潔!洗浄可能なパーツと洗浄コース
これでもか!というくらい衛生面にこだわって設計されているようで、分解して洗えるパーツたちが盛りだくさん。
ミルケースやステンレスメッシュフィルターのほかに、水タンク、スイングバスケットも分解して洗浄可能。
汚れが付きにくい設計のミルケースは、軽く洗い流すだけでキレイになり、どのパーツもささっと洗えるので、ズボラな筆者にはとてもありがたい。
さらに特別なお手入れとして、別売のコーヒーメーカークリーナー「パイプ洗浄用クエン酸 EC-ZA01」を使って「クエン酸洗浄コース」を選択すると、お湯が通るパイプのカルシウムなどのミネラル分の洗浄が行えます(クリーナーは下記ページからお求めいただけます)。
実際に淹れてみよう
水タンクに浄水フィルターをセットしよう
容量:540mL(コーヒーカップ4杯)
1度に作れる容量は、コーヒーカップ4杯の最大540ml分。
タンクに淹れた水の分だけコーヒーが抽出されるので、飲みたい量をセットするようにしましょう。
付属の浄水カートリッジをセットすることで、水道水を浄水します。
豆を挽いて抽出!
今回はコーヒカップ2杯分の水をタンクに入れ、本体にセット。
2杯分を作るのに必要な豆の量18gを投入口に入れ、コース、濃度を選択してスタートボタンを押します。
粉からセットする場合は、フィルターに直接粉を入れ、粉コースを選択し、スタートボタンを押しましょう。
動画では操作方法や、抽出の様子がご覧いただけます。
ボタンを押すと、バリバリ音を立てながら豆を挽き始めました。
運転音がやや大きいので、小心者な筆者は最初ビクっとしましたが、何度も使ううちに慣れました。
お子様はびっくりするかもしれないので、使う時間は選んだほうがよさそう。
豆を挽いてから抽出までの時間が長い・・・、それもそのはず。
マイコン制御により、コーヒーエキスをしっかり抽出できるよう、ドリッパー(フィルターケース)の抽出口を閉め、お湯を閉じ込めて20秒間蒸らします。
蒸らし効果を高めているこの時間は、おいしいコーヒーを作るための我慢のひとときです。
今回、軽めでスッキリとした飲み口だという浅煎りの焙煎豆を使用し、味の設定は粗挽き、濃度は濃いにして抽出を行ってみましたが、アメリカンのような淡い色をしたコーヒーが出来上がりました。
香りは控えめで、酸味がかなり強く、苦みはほんの少し感じられる味でした。
挽き方や豆によっても味や香りが変化すると思うので、同じ豆を使って淹れ比べを行い、深煎りの豆の抽出も行ってみましょう。
味・香りを徹底比較検証!
まずは先ほど使用した浅煎りの豆を4通りの味で淹れてみました。
粗挽きは色が淡く、中細挽きはブラックらしい深い色味になりました。
粗挽きは酸味が強く、苦みと香りが控え目でアメリカンらしい味なのに対し、中細挽きは見た目とは裏腹に、かなり苦みと香りが強いコーヒーです。
普通と濃いとでは見た目に違いがわかりませんが、濃いほうがダントツにコーヒーらしい苦みのある味でした。
お次はお店で挽いてもらった、深煎りの豆を普通・濃いで抽出し、比較。
深煎りの豆というだけあって、コーヒーらしい深みのある色味で、苦みがきいています。
普通と濃いでは味の違いは目立ちませんが、濃いでは香りの良さが抜群に引き立って、アロマがよく出ているのが感じられました。
珈琲通で淹れたコーヒーをスタッフたちと飲んでみた結果、全体的にあっさりとした味で飲みやすく、香りを楽しむコーヒーになるという印象。
カップを口に近づけたときの、鼻に抜ける上品な香りがたまらんのです…。
味が濃くなればなるほど、香りが強くなりました。
まとめ
豆本来の香りを引き出すことにこだわって作られているだけあり、こころゆくまで香りを楽しむことができて、仕事の疲れが癒されました。
挽きたての豆から淹れるコーヒーはおいしくて、イイ香りで、控え目にいって最高でした。
浅煎りの豆ではややあっさり目で、アメリカンコーヒーに近い仕上がりになりましたが、深煎りの豆を使えばしっかり苦みも出ておいしかったので、豆の種類を変えてたくさんの味と香りをお楽しみください。
お手入れもカンタンかつ衛生面を考えた設計なので、使えば使うほど魅力に深みが出る商品だな…と思います。
コーヒーは香りも絶対こだわりたい!と思っている方は必見です。
コーヒーアロマに包まれて過ごす休日の朝は、きっと最高なんだろうなぁ~。
2020.11.19 (みにとまる)