2023.04.10
Joshin 試用レポート
最高のクロワッサンとトーストが焼けたよ! 象印 STAN.のオーブントースターの実力を検証



象印 STAN オーブントースター EQ-FA22-BA
パンを美味しく食べられる機能が充実しているというオーブントースター 象印 STAN.(スタン)シリーズの『EQ-FA22-BA』で、今日は冷凍生地のクロワッサンと食パンを焼いて実力検証。
クロワッサンが焼けるまで、我らスタッフ陣が象印さんの事務所で起こした疑心暗鬼っぷりをレポートします。
先に言っておくとクロワッサンも食パンもめちゃくちゃおいしく焼けます。
ライター:ぴよこ
象印 STAN オーブントースター EQ-FA22-BA
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オーブンレンジ ES-SA26をキュッとしたようなデザインのEQ-FA22-BA -
「スタンバイ」「スタンダード」「スタンス」の3つの意味を込めて作られた象印のSTAN.シリーズは、ブラック×キャメルのカラーにマットで上品な質感のデザインで統一された、象印のキッチン家電のブランドです。
炊飯ジャーやホットプレート、ポットなど様々なアイテムが登場していますが、今日はオーブントースター EQ-FA22-BAに注目してレポートします。
同じSTAN.シリーズのオーブンレンジ ES-SA26をそのままキュッ!と小さくしたような見た目で、シリーズで合わせてキッチンに置きたくなる…。
上部には表面を素早く焼き上げる「遠赤外線ヒーター」
本体サイズ(約) | 幅33.5×奥行30.0×高さ26.5cm |
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庫内寸法(約) | 幅27.0×奥行23.0×高さ10.5cm |
重量(約) | 4.3kg |
セット内容 | トレー、レシピブック |
トースターの加熱方式は庫内に内蔵されているヒーターによって変わります。
EQ-FA22-BAはというと、上部には「遠赤外線ヒーター」、床側には「石英管ヒーター」を採用しています。
石英管ヒーターは昔からある多くのオーブントースターに採用されているヒーターで、遠赤外線ヒーターは食材の水分が蒸発するよりもはやく表面を焼く事ができるヒーターです。
本体奥行は約30cmで、1度に焼ける食パンは2枚まで。
焼き網は目が細かくてお餅も安心して焼けます。
扉は取り外す事ができるので、パンの粉や油の付着が気になる時もスッキリお手入れができます。
パン好きに嬉しい9つの「マイコン自動コース」
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天板にマイコン自動コースの記載があります -
EQ-FA22-BAは温度コントロールにこだわったトースターで、9つの「マイコン自動コース」でおいしくパンを焼き上げます。
天板部分にメニューの記載があり、トーストだけでも「サクふわ」「トースト」「冷凍サクふわ」と3つも搭載!パン生地の2次発酵~焼き上げが簡単にできる「手作りパンコース」やロールパンやクロワッサンのあたためなど、充実したパンメニューがいっぱい!
「焼きいも」も遠赤外線ヒーターで、じっくりゆっくりとおいしく焼く事ができますよ。
コース名 | 説明 |
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サクふわトースト | 外はサクっと、中はふんわりとした絶妙な食感のトーストに仕上げます。 |
トースト | 食パンをこんがり焼き上げます。 |
冷凍サクふわトースト | 冷凍した食パンを、サクふわトーストに仕上げます。 |
冷凍トースト | 冷凍した食パンをおいしく焼き上げます。 |
ロールパン | 焦げつきやすいロールパンを上手にあたためます。 |
クロワッサン | クロワッサン生地本来のサクっとした食感を残しながら、表面を焦がさず、中までしっかりあたためます。 |
冷凍クロワッサン生地焼き上げ | 焼き上げが難しい、冷凍クロワッサン生地を上手に美味しく焼き上げます。 |
手づくりパン | パンの2次発酵~焼き上げが簡単にできるコース。 |
フライあたため | 揚げ物をおいしく温めます。 |
パンの焼き上がりを確かめよう!
「冷凍クロワッサン生地焼き上げ」コースの実力を検証!
今回は象印さんの事務所にお邪魔してレポートを行っております。
レポートにあたり象印さんは「冷凍クロワッサン生地焼き上げがオススメなんです!おいしいんです!」と「冷凍クロワッサン生地焼き上げ」コースを激推し。
そこまで推すなら試してみよう、という事で冷凍クロワッサンの生地を用意し、クッキングシートを敷いたトレーに乗せてEQ-FA22-BAにイン。
選択つまみを回してコース番号「7」を選び、焼き色を選択します。
焼き色「中」を選択した所、加熱時間は「70分」。
70分と聞いて筆者は思いました。「めっちゃ時間がかかるな」と。
でも象印さんの前だし「なるほど」で済ませようとしたら隣にいたスタッフが「長いな」って言っちゃいました。
象印さんは「はい。この時間はパン好きの方が喜ばれるよう、おいしいパンにこだわった加熱コントロールと焼き上がりにこだわった結果です!絶対おいしいから!」と期待は裏切らないと太鼓判。
さらにハードルあがっちゃったけど大丈夫?
加熱を始めると、膨らんだのは生地じゃなくて不安だった
期待をしながら待つ事にしましたが、いかんせんハードルは上がっているのでEQ-FA22-BAの様子が気になって、遠赤外線ヒーターに負けない熱量で我らスタッフ達は熱視線を集中砲火。
そんな視線をよそにEQ-FA22-BAのヒーターは消灯&無音を貫くので、え?動いてる? 加熱始まってないんじゃないですか? コンセントささってますか? 触っても冷たいですよ!?不具合なんじゃないですか!?と、スタッフの不安を掻き立てるわけですよ。
残り時間35分まで開始時から変わらないEQ-FA22-BAの顔色に現場は混沌!広がるカオス!
加熱をスタートさせて70分…。不安と混沌と疑心暗鬼に溢れた70分だったのに、焼きあがったクロワッサンは「完璧」という言葉を体現した仕上がりに。
まだ食べてもないのに「おいしい!」が思わず出ました。
それくらい見た目とバターの香りが、本当においしい。
トレーの中央に小さく佇んでいたあの頃が懐かしい。トレーの奥行いっぱいに近いほど大きくなって、高さも出ています。
焼きたてのクロワッサンを包丁で2つにカット。
柔らかかったので包丁で切った時に生地が押されて高さは少し半減しましたが、断面はしっかり蜂の巣状になっています。
確認出来たところでその味を確かめてみると、パリッとしたクラストにやわらかなクラム…なにこれめちゃくちゃおいしい!
市販の生地がおいしかったのもあるだろうけど、その味にこの食感とふんわり感を与えたのは間違いなくEQ-FA22-BAです。
70分は長いと思ったけれど、確かに期待を裏切らない味でした。
これを書いている今も「また食べたいなぁ」と思いだせるほどおいしかった。
朝から70分は待てないけれど、休日ランチとして焼きたてクロワッサンを楽しむ時間は増えるかと思います。
「サクふわ」「トースト」コースの違いを比較
トースターで最も活用するのはやっぱりトースト機能でしょう。
今回は買ってきた食パン(4枚切り・角)で「サクふわトースト」と「トースト」で焼き上がりの違いを比較してみます。
どちらも焼き色「ふつう」を選択した時、焼き時間は「サクふわ」は4.5分、「トースト」は2.5分を表示。
トーストは平均的な焼き時間だと思うけれど、サクふわはトーストの倍近い時間がかかります。
よりリッチな仕上がりになるのだろうと思ってしばしば観察していると、開始から終了直前までパンは白い姿のまま加熱が進み、クロワッサンの時のようにスタッフは動揺しましたが、終了間際の10秒ほどで一気に表面に焼き色が広がるという魔法を目撃。
「サクふわ」と「トースト」の焼き色を見比べると「サクふわ」の方がムラなくキレイに全面に焼き色がつき、「トースト」は生地の真ん中が少し白い印象。
食べ比べてみると…正直甲乙つけがたい!
どちらも「中ふわっ・外サクッ」で、「サクふわ」は表面の焼き色がしっかりしている分、香ばしい香りが強くて食パンの味が芳醇に感じます。
「トースト」は焼き色が薄い分、外側も少し柔らかくて全体的にやわらかめ。
外側はガリリッというより薄くカリッと仕上がっているので、ふわふわ食感を楽しみたい方はトーストでも充分においしいと感じられるはずです。
それが2.5分で仕上がるのなら、時間のない朝だと「トースト」で大満足です。
同じ食パンを焼いても違う味わいになるし、焼き色を変えるだけでもまた味は違ったものになるはずなので「トースト」だけでかなり食パンを焼くのが楽しめるのではないでしょうか。
まとめ
今回はトーストと冷凍クロワッサン生地をEQ-FA22-BAで焼いて加熱の旨さを確認しました。
クロワッサンの時にヒーターが付かない!とスタッフたちはソワソワしていましたが、遠赤外線ヒーターは素早く食材の表面を焼き上げる事が出来るので「温めすぎない」ように上手にヒーターコントロールがされています。
トーストの際に仕上げに一瞬で焼き色を付ける、といった焼き方が見れたのも、象印さん独自の繊細な温度コントロールによるものかと思います。
そうして焼きあがったパンたちの味は、中はふわふわで外はカリッとしていてとっても美味しかったです!
今回は試していませんが、冷凍食パンもサクふわに仕上がりますし、手作りパンも美味しく焼けるコースも搭載と、まさにパン好きにはたまらないオーブントースターになっています。
いろんなパンを美味しく食べたい!というパン派なお客様は、ぜひEQ-FA22-BAをお試しください。
2023.04.10 (ぴよこ)