2021.08.24
Joshin 試用レポート 特別編
電気調理鍋徹底比較|簡単・時短で料理がうまい!作った料理大公開


【電気調理鍋比較】シャープ ホットクック/ティファール クックフォーミー/アイリスオーヤマ KPC-MA4/ショップジャパン CKP01
巣ごもり需要で自炊をする方も増えましたが、毎日料理を作るのは大変ですね!
そこで今回は、シャープのホットクックに、ティファール クックフォーミー、アイリスオーヤマ KPC-MA4、ショップジャパン CKP01の『電気調理鍋』4機種をまとめて比較!
短い時間と少ない手間で料理ができると噂の鍋で料理を作り、機能や調理の仕方の違いを確かめてみました。
家族の人数が多いとそれだけ料理をする量も増えますし、容量タップリの具材をフライパンで炒めたりするのは結構な重労働!
キッチンに立つ時間を減らしてパパッ!と手軽に料理を作りたい方は必見! ライター:ぴよこ
今回試用する電気調理鍋4機種のスペック
-
電気調理鍋4つを使って料理をしていきます! -
火を使わずに電気で温度の管理やタイマー機能が使える電気調理鍋が4つ、我が家にやってきた!
実際にどんな料理ができるのか、使い勝手はどう違うのか、実際にレシピを見ながら料理を作ってみました!
まずはそれぞれの鍋の特徴を軽く確認しておきましょう。
本体や付属品もご覧になりたい方は試用レポートも合わせてごらんください。※ 今回試用するホットクックはKN-HW24Fです。
2021年8月にサイズが小さくなって機能性がアップしたKN-HW24Gがリリースされましたが、基本の機能や操作などはほぼ同じです。
各社電気調理鍋の特徴
ホットクック KN-HW24F |
ティファール クックフォーミー |
アイリスオーヤマ KPC-MA4-B |
ショップジャパン CKP01 |
||
---|---|---|---|---|---|
サイズ(幅×奥行×高さ) | ![]() |
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重量(約) | 6.1 kg | 4.8 kg | 4.5 kg | 3.6 kg | |
調理容量(約) | ![]() | ![]() |
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量の目安(最大) | 6人前 | 4人前 | 5人前 | 4人前 | |
フタのタイプ | ![]() |
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レシピブック掲載数 | ![]() |
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自動調理メニュー数 | 134 | 210 | 80 | 0 | |
最大予約設定時間 | 15時間 | 15時間※一部レシピのみ | 12時間 | 12時間 | |
保温機能(最大) | 12時間 | 5時間 | 12時間 | 3時間 | |
消費電力 | 800W | 900W | 1000W | 700W | |
専用アプリ | 〇 | 〇 | - | - | |
調理機能 | 無水 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
圧力 | × | 〇 | 〇 | 〇 | |
低温 | 〇 | × | 〇 | 〇 | |
炒める | 〇 | 〇 | × | 〇 | |
煮込む | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | |
蒸す | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | |
炊飯 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | |
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シャープは無水調理、ティファール・アイリスオーヤマ・ショップジャパンは圧力調理がメインの調理方法です。
それだけでなく、煮込むや蒸す、炊飯ができるなど、さまざまな調理に活用ができ、炒め機能があるものなら、コンロが足りない場合にも便利です。
今回は調理容量が2.0~2.6Lモデルの4人分以上の調理ができるモデルを集めています。
シャープのホットクックは1.0L、1.6L、アイリスオーヤマは1.4Lと小容量モデルが、ティファールにはたっぷり作れる6Lモデルもラインナップされていますので、ご家族分や、作り置きもたっぷり作りたいなど、どのようにご使用されるかでお選びください。
容量と共に本体サイズも確認しておきましょう。
ホットクックは本体サイズが結構大きいので、筆者のマンションのシンクでは半分くらいの場所を占めていたので、あらかじめ設置スペースに余裕があるかもチェックすることをオススメします。
実際に料理を作ってみた
実際に料理した動画と、調理時間をまとめました!
作った料理は、それぞれの鍋に付属のレシピによるものです。
調理時間の記載ですが、ホットクックとアイリスオーヤマは、自動メニューを選んだ後に表示される調理時間を、ティファールとショップジャパンはレシピの時間に予熱や減圧の時間が含まれていないので、筆者が鍋での調理開始~調理が終了するまでの時間を表記しております。
どの電気鍋でも無水調理ができる!調理時間や仕上がりの違いは?
シャープ ホットクック |
ティファール クックフォーミー |
アイリスオーヤマ KPC-MA4-B |
ショップジャパン CKP01 |
|
---|---|---|---|---|
調理時間 | 約1時間5分 | 28分 | 約1時間10分 | 56分 |
- ホットクック食材の旨味が凝縮された、酸味が強いトロトロカレー
- 食材を鍋に入れたら、後は自動で鍋の中をかき混ぜてくれるので完成までほったらかし。
ルゥも一緒に入れるので、後で入れたり煮詰めたりする手間もゼロ。
加熱前からは想像できないほどの水分が出て、野菜の爽やかな味とトマトの酸味が効いたカレーが出来ます。
野菜を大量にみじん切りにするのでフードプロセッサーがあると便利。
手間 味 時間 ◎ 〇 △
- ティファール野菜とカレー粉で作るスパイシーなサラッとカレー
- カレー粉で野菜を炒めて作ります。
スパイスの香りとナスやトマトの味が効いた、さっぱり味でサラサラのカレー。
柔らかくなった野菜がゴロゴロしていて具沢山です。
鍋であらかじめ炒める必要はあるが、減圧が一瞬で終わるので最も時短調理!
手間 味 時間 〇 〇 ◎
- アイリスオーヤマトマトの酸味が効いた、野菜ゴロゴロトロトロカレー
- 圧力調理後にカレールゥを加えて、鍋モードで少し加熱を行い完成です。
粗くみじん切りした野菜と鶏モモを使って無水調理で仕上げる、セロリとトマトの爽やかなカレー。
たっぷり水分が出て、野菜がゴロゴロと具沢山で食べ応えがあります。
材料がシャープのカレーと似ており、野菜のゴロゴロ感はティファールのような印象。手間 味 時間 〇 〇 △
- ショップジャパン我が家で大好評。トマトの酸味が効いたサラサラカレー
- 豚ひき肉と野菜を炒めて、赤ワインを加えた、コクのあるカレーです。
レシピでは炒め時間は3分ですが、再加熱を行い5分ほど炒めました。
予熱完了は無音で、切り替わると3分で自動停止をするので、予熱間も鍋を気にする必要があります。
再加熱には再度ボタンを押して設定する必要があり、他の鍋に比べるとやや手間がかかります。
手間はかかりましたが、カレーのコクとトマトの酸味のバランスが良く、4つの中で1番最後に作ったカレーだったのにも関わらず食べた瞬間に「ウマイ」が飛び出た、我が家で1番好評なカレー。
手間 味 時間 △ ◎ 〇
シャープ ホットクック |
ティファール クックフォーミー |
アイリスオーヤマ KPC-MA4-B | ショップジャパン CKP01 |
|
---|---|---|---|---|
鍋を使った 調理時間 |
約25分 | 約24分 | ー | 約33分 |
電気調理鍋ではパスタやうどんといった麺類の調理も行えます。
フライパンと鍋でパスタを作る場合よりやや時間はかかりますが、1つの鍋で全ての調理が行えますので、洗い物のかさばりが少なくすむのがメリットです。
アイリスオーヤマの麺メニューはうどんのみを搭載し、鍋機能で調理をするのでここでは比較しておりません。
- ホットクックパスタもほぐれて硬さもちょうどいい。レシピの分量がやや気になる
- 材料全て鍋に入れたら、後は待つだけで完成。
レシピでは4人前の分量でパスタは2束分(240g)と、やや少なめの分量な気がします。
我が家では1人で1束食べるので、4人前で作るつもりでしたがケチャップが220g(大さじ約14)は2人で食べるには量とカロリーが気になってしまい、半量に減らして作りました。
調理時の水分が減った事になりましたが、スパゲティはちょうどいい硬さで、重ねたパスタもしっかりほぐれました。手間 味 時間 ◎ 〇 〇
- ティファール時短調理で味も絶品。自家製冷凍食品にするのにも◎
- メニューを選択し、予熱(6分)→食材の炒め(3分)→圧力調理(予熱~減圧含めて15分)を行い、約24分で完成しました。
味付けもおいしく、ペンネのかたさもほどよく、とても美味しいです。
個人的にはパスタで1番美味しく、保存袋に入れて冷凍したものも美味しかったです。
余らせがちなペンネを大量消費するのに最高なレシピ。
手間 味 時間 〇 ◎ 〇
- ショップジャパン
- 食材を炒めて(予熱3分+炒め9分)圧力調理(予熱~減圧含めて21分)を行い約33分で完成しました。
食材を炒めるのに「炒め・煮込み」ボタンを計3回押して調理を行いました。
加熱後のパスタをほぐしましたがややハリがあり、食べると歯ごたえがあって、芯が残った仕上がりに。手間 味 時間 △ △ △
煮物の定番「肉じゃが」。ホットクックは旨味たっぷり、ティファールはシャッキリ仕上がった
シャープ ホットクック |
ティファール クックフォーミー |
アイリスオーヤマ KPC-MA4-B |
ショップジャパン CKP01 |
|
---|---|---|---|---|
調理時間 | 35分 | 16分 | 59分 | 44分 |
- ホットクック一晩寝かせた煮物のような旨さ!
- 美味しいの一言。無水調理が基本のホットクックは、煮物料理は何度食べてもお腹が「おいしい!」と満足。
出来立てなのに一晩寝かせたかのような味になり、野菜の甘みが濃くなったように感じます。
圧力をかけずに調理を行いますが、ティファール以外の電気圧力鍋よりも短い時間で調理ができます。手間 味 時間 ◎ ◎ 〇
- ティファール驚きの速さだけど、じゃがいもはシャッキリした仕上がり
- 食材を炒めて(予熱6分+炒め4分)、鍋で圧力調理(6分)を行い、約16分で肉じゃがが完成しました。
レシピ食材にニンジンが含まれていないので、見た目はシンプル。
他の鍋を寄せ付けない速さで仕上げたものの、箸でジャガイモがスッと切れるほどのやわらかさではなく、シャッキリした触感。
味のしみ込み具合も1番少なく、味にもスピーディーさが表れていました。手間 味 時間 〇 △ ◎
- アイリスオーヤマ煮崩れなしのホクホク肉じゃが
- 圧力鍋らしく煮崩れがなく、ジャガイモも箸でスッと切れます。
圧力調理を行った後に煮詰めるので、味もしみ込み、野菜もやわらかでホクホク。手間 味 時間 ◎ 〇 △
- ショップジャパンしっかり調理を行って、おいしい肉じゃがの完成
- 食材を炒めて(予熱3分+加熱5分)から圧力調理(予熱~減圧まで33分)を行い、フタを外して9分煮詰めて完成です。
ショップジャパンは圧力調理を行う前に炒めを行った分、アイリスオーヤマに比べて味はよりしみ込んでいた印象。手間 味 時間 △ 〇 〇
ローストビーフの低温調理と圧力調理では仕上がりはどう違う?
ホットクック KN-HW24F |
ティファール クックフォーミー |
アイリスオーヤマ KPC-MA4-B |
ショップジャパン CKP01 | |
---|---|---|---|---|
調理時間 | 3時間15分 | 15分 | 2時間10分 | 30分 |
どのレシピブックにもローストビーフのレシピが掲載されていましたが、ホットクックとアイリスオーヤマは低温調理、ティファールとショップジャパンは圧力調理。
調理方法が異なるので調理時間は当然違いがあるのであまり評価するところでもありませんが、お肉の仕上がり具合に違いがあるのかも含めて作ってみました。
- ホットクック時間をかけて調理したお肉はしっとり柔らか! 食べやすい味付けも◎
- 4機種の中で調理に1番時間をかけた分、味も触感も1番美味しかったです。
お肉を袋に入れて低温調理することで、お肉の内側がとてもしっとり仕上がっていました。
味付けは好みによるかと思いますが、お肉の味付けは塩コショウと牛肉のたたきのようでもあり、日本人好みの味付けです。
ローストビーフのレシピページにバルサミコソースのレシピも添え書きされているのですが、これが絶品です。
シンプルな味のローストビーフとよく合うので、ぜひ一緒に作って召し上がってください。手間 味 時間 〇 ◎ △
- ティファール圧力調理でスピーディーにできるローストビーフは、ややお肉に硬さがある
- 圧力調理で仕上げるのでローストビーフが15分(焼きの予熱から圧力調理まで)で完成しました。
お肉を鍋で焼いて直接赤ワインを入れて加熱。
出来上がったお肉の内側には加熱部分の層ができていて肉の繊維が目立ち、肉汁がたくさん溢れてきました。
肉本来のニオイがあり、レアなステーキを食べているような印象でした。
短時間でできる事を考えると充分美味しいですが、低温調理の仕上がりには劣ります。手間 味 時間 〇 △ ◎
- アイリスオーヤマ焼かずにしっとり。ブランデーを使った大人向けの味。
- 生肉をブランデーやスライスした野菜と一緒に保存袋に入れて低温調理。
とても本格的な味付けで大人向けの味です。
じっくり低温調理を行ったお肉は、カットした時の断面のほとんどがピンク色で、とてもきれいな見た目でした。
しっとりとしたお肉のローストビーフらしいローストビーフです。
手間 味 時間 ◎ 〇 △
- ショップジャパン
- お肉を炒めて玉ねぎや調味料を入れ(約15分)、圧力調理(約15分)を行い、お肉を取り出してアルミホイルに包んでそのまま冷やしてカットします。
ゆっくり減圧を行いますし、お肉もアルミホイルに包んだからか、ティファールよりもお肉のパサつきはやや少なめ。
ティファールと同じようにお肉の内側のフチはやや茶色くなっていて、噛み応えがありました。手間 味 時間 〇 〇 〇
各社使い勝手の違いのポイント
筆者が料理を作った結果、良かったところやあと一歩!というところが見えてきましので、違いをまとめました。
操作性・表示のわかりやすさ
ホットクック KN-HW24F |
ティファール クックフォーミー |
アイリスオーヤマ KPC-MA4-B |
ショップジャパン CKP01 |
|
---|---|---|---|---|
操作 | ボタン | ダイヤル&ボタン | ダイヤル&ボタン | ボタン |
自動メニュー | あり | あり | あり | なし |
調理時間目安の表示 | あり | 圧力調理開始後に表示 | あり | なし |
調理終了の合図 | メロディと音声 | 音 | 音 | なし |
- ホットクック操作性・調理時間の目安もわかる
- 画面を見ながらボタンで操作。
メニューを選べば、自動で設定されて、調理完了目安も表示されます。
表示されているメニューを見れば、レシピまで迷わず到着でき、いつ料理ができるかも把握ができるのは安心です。
調理終了は音でお知らせされるのでとても分かりやすかったです。操作性 表示 ◎ ◎
- ティファール操作はカンタンだけど、予熱中や工程毎に操作が必要
- ダイヤルを回してメニューを選び、ボタンで決定。
メニューが内蔵されており、加熱時間などが自動で設定されます。
炒めるなどの工程がある場合は、調理工程毎に液晶画面で「次へ進む」というボタン操作を行います。
圧力調理開始後は、モニターに「予熱中」の表示が出て、圧力調理へ進むとカウントダウンタイマーが表示され、調理終了は音でお知らせされます。操作性 表示 ○ ○
- アイリスオーヤマホットクック同様、操作や調理時間の目安が分かる
- ホットクックはボタン、アイリスオーヤマはダイヤルを回してメニューを選び、ボタンで決定操作を行います。
メニューが内蔵されており、加熱時間などが自動で設定され、調理完了目安も表示されます。
パパッと本体だけを見て操作ができ、設定後に「何時に出来上がり!」と正確な時間も把握でき、調理終了は音でお知らせされます。操作性 表示 ◎ ◎
- ショップジャパン
- レシピブックに記載のあるメニューボタンを押して、手動で調理時間を設定するので、鍋で調理する前に少々手間がかかります。
予熱時間や減圧時間は状況によって異なりますので調理時間の目安はなく、フタのピンが下がれば調理終了です。操作性 表示 △ △
ティファール クックフォーミー | ショップジャパン | |
---|---|---|
消費電力 | 900W | 700W |
レポートでの予熱平均時間 | 6分 | 3分 |
加熱時間 | 継続 | 最長3分 |
予熱完了時 | 音でお知らせ。モニター表示 | 無音。タイマーが点滅 |
どのレシピの調理時間を見ても、ティファールは他の鍋の半分(もしくはそれ以上)の時間で調理が完了します。
同じ電気圧力鍋であるアイリスオーヤマやショップジャパンとの大きな違いは減圧時間です。
アイリスオーヤマとショップジャパンは10~15分ほどかけてゆっくりと減圧を行うのに対して、ティファールは蒸気口やフタの隙間より一気に蒸気を排出し、およそ30秒ほどで減圧が終わります。
そのため短時間で調理ができますが、肉じゃがを作った時のように、やや他の電気調理鍋と比べて食材はかために仕上がります。
ティファールは炒め時の温度も高く、鍋も安定
-
ティファールは炒め時に鍋が動かない -
鍋で食材を炒められるティファールとショップジャパンでは、温度や使い勝手に違いがありました。
ショップジャパンはやや火力が弱いと感じることがあり、「炒め・煮込み」の運転も最長3分のため、再加熱する事が多かったです。
『3分予熱→3分で運転停止→再度炒めモード選択』と手間が多いので、コンロに空きがなかったり、鍋1つで料理を済ませたい場合以外は筆者はフライパンで調理する方が楽だと感じました。
ティファールは継続して炒め物ができ、温度も高いので、十分に炒め機能が活用できました。
地味に便利だったのが、ショップジャパンは丸い鍋を本体にのせて炒めるので、鍋がくるくると回る事があったのですが、ティファールは鍋の耳が本体にはまって固定されるので、炒める時も安定しています。
パーツの着脱のしやすさやフタの手入れにやや違いがある
-
シャープ ホットクック
5点。取り外しやすい -
ティファール クックフォーミー
8点。やや取り外しにくい -
アイリスオーヤマ KPC-MA4-B
8点。取り外しやすい -
ショップジャパン CKP01
9点。取り外しやすい
ホットクック KN-HW24F |
ティファール CY8708JP |
アイリスオーヤマ KPC-MA4-B |
ショップジャパン CKP01 |
|
---|---|---|---|---|
着脱可能なパーツの数 | 5 | 8 | 8 | 9 |
内ふた | あり | あり | なし | あり |
ピン式の圧力鍋はノズル部分などに異物が詰まらないよう、着脱してお手入れができます。
細かいパーツは多いですが、アイリスオーヤマもショップジャパンも、シリコン素材のキャップを外せばピンが取れたりとパーツを簡単に取り外せるようになっています。
ショップジャパンはフタに内ふたとパッキンが装着されていますが、アイリスオーヤマはパッキンのみです。
フタの汚れが気になる場合はどちらもフタごと水洗いを行ってください。
ティファールは本体のフタの内側にある金属ふたは、中央のねじを回して外します。
金属ふたに装着しているバルブカバーは回転させるようにして取り外し、ふたの反対面のボールキャップはひねって外せば、中のボールが取り外せます。
やや回して外す部分が多く、バルブカバーを外す(装着する)のみ少し力がいるので、やや手間がかかります。
ホットクックは内フタがフラットで洗いやすく、着脱も簡単です。
それ以外のパーツも簡単に外せるので、お手入れは1番ラクでした。
各社の電気調理鍋を使った筆者の感想
- ホットクック料理はおいしく手間も少ない! パーツのお手入れもカンタン!
-
材料を鍋に入れさえすれば後は完成を待つだけなので、手間が本当に少ない!
操作もわかりやすく、料理も作りやすく、使った後のパーツも簡単に取り外せるのでかなり利便性が高いです。
唯一難点なのが、本体が大きくて重たい事。
据え置きになるので設置スペースがあるかどうかで選択肢が左右されます。味には好みがあるので評価項目ではありませんが、レシピブックの料理は万人に食べやすい味付けで、材料も比較的家庭でよく使う物が多く、個人的には1番作りやすかったです。
調理の手軽さ 本体の操作性 調理の速さ お手入れ面 設置面 おいしさ ◎ ◎ ○ ◎ △ ◎
- ティファール何よりもすばやく調理したい方向け!
- 減圧時間がほぼ無いので、ホットクックや他の圧力鍋に比べて段違いですばやく仕上がります。
本体も小さくて軽いので設置・移動がしやすく、炒め料理も十分できるほどの加熱力もあります。
調理時間が短い分、料理によってはやや硬めに仕上がることもありますが、何よりスピーディーに料理を作りたい方はティファールが断然オススメ。
他の鍋と比べると、使用後のお手入れパーツの着脱が少し面倒。調理の手軽さ 本体の操作性 調理の速さ お手入れ面 設置面 おいしさ ◎ 〇 ◎ 〇 ◎ 〇
- アイリスオーヤマ使い勝手がよく、そつなく調理がこなせます
- モニターの表示もわかりやすく、操作性もよく、お手入れパーツも着脱しやすくと使い勝手がとても良いです。
見た目がとてもオシャレで、鍋モードでうどんレシピを作れば、そのまま食卓に鍋を置いて楽しめる、という個性も持ち合わせています。
比較的小さく、重さも軽い。ハンドルも持ちやすく、見た目がオシャレ。調理もしやすく、手入れもカンタンと、とても優秀な電気圧力鍋です。
レシピブックは定番のレシピから、ナンプラーやブランデーといった調味料を使ったり、グリーンカレーやブイヤベースといったレシピが掲載されていて、レシピも少し大人向けな印象。調理の手軽さ 本体の操作性 調理の速さ お手入れ面 設置面 おいしさ ◎ ◎ 〇 〇 ◎ 〇
- ショップジャパン圧力調理がメインで他の調理機能は補助的に使いたい
- 手ごろな価格帯ながら、1台で圧力調理・無水調理・炒め・煮込みなど、8つの調理機能が搭載。
他の鍋のように本体にレシピが内蔵されてはいないので、手動でそれぞれの機能を設定する必要があります。
調理完了目安はなく、炒め機能は最長3分と、やや他の電気調理鍋と比べると使い勝手は劣りますが、「シンプルに圧力調理を電気にしたい」など、そこまで機能を求めなければ十分に活用できます。調理の手軽さ 本体の操作性 調理の速さ お手入れ面 設置面 おいしさ 〇 〇 〇 〇 〇 〇
比較特集ではそれぞれの鍋で同じ料理を作ってみましたが、調理中の様子や仕上がりが違ったりと個性がありました。
思い返せば、鍋で調理をしたというよりも、下ごしらえをいっぱいした記憶がほとんど…。
多少の炒めや仕上げに煮込むなどはあるものの、どれも材料を鍋に入れたらほとんど調理は終わったも同然でした。
普通の鍋でパスタをゆでるだけでも、お湯を沸騰するまで様子を見る・パスタがくっつかないように時々まぜる・お湯が吹きこぼれないかチラ見・ソースを作るなど、キッチンに滞在する時間は多いです。
電気調理鍋を使うと、それらのちょっとした調理時間がガラリと少なくなるので「魔法のようだ」「なんてラクなんだ」と感じられるかと思います。
『感動するような美味しい味を体験したい』『何より時短で済ませたい』『圧力調理を電気でおまかせしたい』など、ぜひこの特集を参考にして、お客様に合った1台をお選びください。 2021.08.24 (ぴよこ)
無水調理は鍋の中を密閉にして加熱をし、食材から出てきた水分を活用して調理を行います。
鍋の中にうま味を閉じ込めるので食材本来のおいしさが味わえます。
圧力調理も鍋を密閉にして加熱を行いますが、庫内に高い圧力を加えて中の液体の沸点を高める事で、短時間で調理ができます。
ただし、圧力調理が5分だった場合でも、庫内の圧力を高めるための加熱時間や、圧力調理後の減圧時間も必要ですので、完成までに20~30分ほどかかります。