
今年もやってきました。そう、電子辞書の季節です。
見た目が似ているだけに機種による機能の差が分かりにくい電子辞書。
初めて買うし、失敗したくない!という方のために、2大メーカー「カシオ」と「シャープ」をスタッフが実際に使って、違いを確認してみました!ぜひ、電子辞書選びの参考にしてみてください。
今回は、高校生モデルで比較。大学入試やセンター試験など、大きなテストが控える時期に使うので、機種選びには特に慎重になります。まずは、スペックを比較しましょう。
今年はカシオのホーム画面のデザインが大きく変わっていて驚きました。コンテンツが表示され、手軽に見れるように!昨年は、見やすさでシャープが圧倒的でしたが、今年はいい勝負です。液晶自体のキレイさは、やっぱりシャープが頭一つ分飛び出ています。テレビの製造技術が生かされているのでしょう。クリアで見やすくかといって目疲れしない明るさです。ともに、レスポンスが早く、2年目のスマホを使っている身には感動的でした。さっとストレス無く調べられるのはいいですね!
差が出たのは起動後の画面と、キーボードのタッチ感。シャープは起動時に、持ち主のデータが表示されます。教室の移動や塾で忘れ物をしたときにすぐ確認できて便利ですね!(写真は設定画面)
キーボードは、ボタンの大きさや反映スピードに差はありませんでしたが、タッチに差がありました。カシオのほうが「しっかり押している感」が、シャープは「滑らかなタッチ感」があります。一文字ずつしっかり押したい人はカシオが、軽やかなタッチをお求めの方はシャープがおすすめです。このあたりは、好みですね。
ここからは肝の辞書機能をチェック。昨年は紫式部だったので、今年は清少納言で検索しました。カシオは一文字でも追加すれば自動で絞込みます。シャープは「漢字ON/OFF」で検索方法が変わってきます。漢字OFFだと、カシオと同様に一文字でも追加すれば自動で絞込みで検索してくれます。漢字ONだと、漢字変換後に検索します。昨年はこの仕組みを知らなくて、お伝えすることが出来ませんでした。申し訳ないです・・・。漢字検索は、同音異義語や全文検索に便利ですね!
ノートや音声、ちなみに、マーカーはカシオが3色(ピンク・ブルー・イエロー)、シャープが5色(緑・黄・ピンク・オレンジ・紫)になっています。ほかにも、カシオにはSジャンプ機能のほかにミニ辞書というポップアップ(小窓)で分からない単語を検索できる機能が付いていたり、シャープはタブ切り替えで検索方法がさっと変更できる仕様になっているなど細かな違いがありました。
続いて、最近よく耳にする「AI(人工知能)」を検索。ワードのチョイスミス、検索結果が多い!多すぎて少し検索結果の表示に時間がかかりました。「AI」だけの単語は、カシオはなんとか一画面に収まりましたが、シャープの検索結果の多さ・・・原因は、初期設定のまま全ての辞書を検索対象としていること。ご覧のとおり、全ての辞書を検索対象にしたままだと、検索結果が多すぎたり、検索に時間がかかったりしますので、ぜひカスタマイズをおすすめします!
通常のキーボードでの入力のほかに、両者とも「手書き入力」と「ソフトキーボード入力」があります。
「手書き入力」はカシオは罫線あり(日本語入力時は2枠、英語入力時は5枠)、シャープは罫線なしの白紙でした。筆者がこの機能を使うのは、読み方が分からない漢字が出てきたときなので、罫線なしの方が自由に書けてうれしいかも。常用的に使う方には、カシオのほうが書きやすくてよさそうに思えます。
認識はどちらも自動と手動が選べます。カシオは手動でも二文字目以降を入力すると自動で一文字目を認識。認識のスピードは驚くほど早く、待ったなしです。なので、3文字書いている画像が撮れませんでした・・・せっかちな筆者には助かる認識スピードです。手動は最後の文字や一文字入力のときに「認識ボタン」を押します。シャープの自動は書いている間は認識しないのか、書き終わった後、ゆっくり認識。手動は「認識ボタン」を押すまで入力されません。難しい漢字を書くときには、これくらいの認識スピードがいいのかも。読み取りはどちらも優秀で、悪筆でも、丁寧に書けば読み取ってくれます。
「ソフトキーボード入力」では、画面タッチで文字を入力できます。パソコンとおなじ配列のアルファベットでの「ローマ字入力」とあいうえおでキーを打ち込む「50音入力」を搭載。ローマ字入力が苦手な方には、50音入力はありがたいですね!
最新モデルはどちらも英語学習機能が進化。とくに、英検の試験対策に力が入っています。カシオはホーム画面の大きな「ENGLISH TRAINING GYM」ボタンを押すと、シャープは横にスライドすると、英語学習専用の画面が出てきて、勉強のサポートをしてくれます。
カシオは1〜3級までの問題集を収録。過去問に加えて予想問題ドリルも収録するなど徹底してサポートしてくれる、心強い味方です。また、自分の英語レベルが分かる問診がついていますので、何級を受けたらいいかの目安にも。
シャープは1〜5級までの問題集を収録。ゆる〜いキャラが勉強具合を気にかけてくれます。英検ガイドなる出題範囲や流れなどを教えてくれるコンテンツもあり、英語が苦手な方にも嬉しい仕様となっています。
また、カシオは棒グラフ、シャープは円グラフで進捗状況を教えてくれます。視覚的にも分かりやすくてやる気が出ますね!!
カシオは2018年1月に改訂された「広辞苑 第七版」を収録。一万項目追加されたと話題の最新版の広辞苑ですよ!
収録された一万項目には、「朝ドラ」「クリアファイル」「ふるさと納税」「(スティーヴ)ジョブズ」「東京スカイツリー」など、普段使いのワードが盛りだくさん。最新の広辞苑が収録されているといわれると、それだけで嬉しくなります。
カシオが広辞苑(約25万項目)なら、シャープは大辞林(約26万5千項目)を収録。シャープの大辞林も最新版で、アクセントの表示をはじめ、同音語・類義語の使い分けや誤用の解説なども載っています。
例文などは、広辞苑は古典文学を、大辞林は近代小説家を引き合いに出すことが多いのだそう。違う辞書を持っている友達と同じワードを検索して、違いを見ても勉強になるのではないでしょうか。
ちなみに、去年差が出た最新健康ワード「ブロッコリースプラウト」は今年もカシオは掲載されており、シャープは見つけることが出来ませんでした。同じような辞書が登録されていると思っても、細かく差が出るんですね。
2回目ともなると手馴れたもの・・・と思いきや、コンテンツがふんだんに盛り込まれていて、あれもこれもでかなりの時間を費やしました。恐るべし、電子辞書。
カシオは、勉強意欲のある方を徹底サポートしてくれる検索力とコンテンツが魅力的です。昨年より見やすくなったホーム画面も好印象。お伝えし切れませんでしたが、英語・国語以外の理数系の収録内容も充実していますよ。とくに学習カテゴリーはシャープと圧倒的な収録差を誇ります。さらにハイレベルな英語学習、難関大合格を目指す方には高校生・上位モデルもオススメです。
シャープは液晶の美しさに加え、予め辞書を絞り込んだ検索など手軽な使い勝手の良さが魅力。英検も5級までフォロー、英検ガイドで初めての受験生の不安を払拭するなど、英語が苦手な方にも親切な設計になっています。忘れ物が多い筆者には、持ち主設定が大変魅力的でした。
今年は、どちらのモデルも「英語に注力」されているのが特徴的でした。とくに、「聴く」「話す」といった、より実践的な、使える英語の習得に役立つコンテンツが満載。
塾や英会話教室で行う勉強も、電子辞書一つで片付いてしまう日が来るかもしれませんね。ぜひ、新学期のお供にこのページがお役立ちできたら幸いです。
2018.3.19 (しもんぬ)