2022.03.12
Joshin 試用レポート
カシオvsシャープ 電子辞書比較対決 Ver.2022年


【2022年 高校生モデル 電子辞書比較】カシオ EX-word XD-SX4810/シャープ Brain PW-H2
単語の検索だけでなく、普段の学習や大学入試対策をサポートする電子辞書は、高校生の必須アイテム。
今回は電子辞書の2大メーカーである、カシオ「EX-word」とシャープ「Brain」の2022年高校生モデルを徹底比較!
使い勝手や収録コンテンツの違いに注目し、各モデルのポイントをまとめたので、電子辞書選びの参考にしてください。 ライター:もあ
「カシオ」と「シャープ」の電子辞書(高校生モデル)のスペックの違い
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コンテンツ数 | 220コンテンツ | 230コンテンツ |
本体寸法(約) | 幅157.5 × 奥行101.0 × 高さ18.4 mm | 幅152.4 × 奥行94.5 × 高さ18.4mm |
液晶画面 | 5.7型タッチパネル(5.2型864×480ドットTFTカラー液晶) | 5.5型WVGA+カラー液晶(854×480ドット、横121.1mm×縦68.0mm) |
重量(約) | 290g(電池込み) | 260g(リチウムイオン充電池込み) |
メモリ容量(約) | 本体メモリ:900MB | 本体メモリ:200MBM 外部メモリ:32GBまでのmicroSD/SDHCカード |
電源 | 単3形アルカリ乾電池LR6×2本 または 単3形eneloop(エネループ)×2本 または 単3形充電式EVOLTA(エボルタ)×2本 パソコンや別売USB-ACアダプターからのUSB給電 | リチウムイオン充電池 |
使用可能時間(約) | 電池寿命(単3形アルカリ乾電池LR6の場合):約130時間 | 140時間 |
付属品 | タッチペン、単3形アルカリ乾電池×2本 | タッチペン、microUSBケーブル、ACアダプター |
カラー | ブラック/ホワイト/グリーン/ブルー/ピンク | ブラック/ホワイト/ネイビー/レッド/バイオレット |
高校生の必修科目6教科で使う教材がギュッと詰まった電子辞書。
言葉の意味を調べるだけならスマホでもできますが、電子辞書は正確性の高い情報だけが短い言葉でまとまっていて、情報収集の効率が大きく上がります。
今回比較する2機種は学習機能が優秀で、大学入学共通テストや英語検定対策に向けたコンテンツを搭載。
スマホを使う時に多い「通知に気を取られて脱線してしまう」という心配もなく、学習の力強いサポーターになること間違いなしです!
今年、カシオとシャープは両社とも「2022年高校生モデル」を発売。
基本スペックを比較すると、収録コンテンツ数はシャープの方が多いです。
ただ、国語辞典はカシオが「デジタル大辞泉」、 など採用している辞書や教材が異なるので、詳しくはコンテンツ表を確認してお選びください。
デザインとサイズ、バッテリー面は両機種とも前モデル(カシオ「XD-SX4800」/ シャープ「PW-H1」)と変わりません。
シャープの は、学校や塾など頻繁に持ち歩いて使いたい時にすごく便利!
カシオの特徴の1つがWi-Fiを搭載してパソコンを使わずにコンテンツを追加できることですが、内蔵容量が前モデルの500MBから900MBに拡張したことで、より多くのコンテンツをダウンロードできるようになりました。
シャープの場合は1度パソコンにダウンロードしてからとなりますが、 。
高校授業だけでなく、大学生や社会人向けのコンテンツもダウンロードして長く使えるのはうれしいですね。
デザインの確認
カラーバリエーションはそれぞれ5色ずつ。
カシオは天面に文字がないシンプルでクールな見た目ですが、カラーはパステルやスモーキーカラーなど、柔らかな色を使っています。
カシオはヒンジ部分以外はワンカラー、シャープは になっています。
個人的には、ネイビー/レッドのビビットカラーとブラックの組み合わせがカッコよくて好みです。
シャープは
この「縦型学習スタイル」は、電車の中や休憩時間などのスキマ時間に手軽に勉強できると大好評で、筆者も単語帳の使いやすさに感動しました。
スマホよりサイズは大きめですが、ヒンジ部分の凹みに手がフィットして、片手で操作しやすいのもGOOD!
キーボード
カシオのキーボードは、パソコンのようにキーが突起していて、アルファベットのある中段列は山なり形状。
シャープは です。
実際に使うと、カシオのキーは指がかかりやすく、軽いタッチで反応してスラスラ打ち込めます。
対してシャープのキーは、1つずつグッと押し込むように打っていく感覚でした。
長い英単語を抵抗なく打てたのは圧倒的にカシオだったので、キーボードの打ちやすさを重視する方はカシオがおすすめです。
電源方式の確認
2機種の大きな違いの1つが、電源方式。
カシオは単3形アルカリ乾電池2本を使った電池式、 を採用しています。
予備の乾電池があれば交換してすぐに使えるカシオと、電池の買い替えが不要で充電が切れてもすぐに付属のアダプターや市販のモバイルバッテリーで充電できるシャープ。
カシオもモバイルバッテリーを使って駆動しますが、充電ではなく給電なので、ずっとケーブルを接続する必要があります。
カシオは乾電池の代わりに市販の単三型充電池が使えるので、これを利用すれば繰り返し使えて経済的です。
電源方式はそれぞれにいいところがあるので、使うシーンに合わせて好みの方をお選びください。
ちなみにシャープをフル充電するのにかかる電気代は、1回たったの約0.5円(※目安)。
です。
ディスプレイ
カシオには、目の疲れを抑えるブルーライトカット機能が搭載。
設定からオン/オフを切り替えられ、オンにすると画面が黄味がかって液晶特有の眩しさが軽減されます。
コンテンツのアイコンが大きいからか、シャープと画面を並べた時、見たい項目がどこにあるのか分かりやすかったのはカシオでした。
背景は11種類から変更でき、どれもシンプルな色合いで視認性が高いです。
シャープのメイン画面は
前モデルのホーム画面と比べると、アイコンの並びが整ってスッキリした印象。
画面の切り替えがとても速くなり、上部の検索窓の位置が固定されたことで、さらに使いやすくなっています。
今回のシャープの大きなポイントは、
通常の検索では辞書の見出し語に対応する意味が出てきますが、ホーム画面の「探究学習」アイコンから探究検索をすると、説明文に検索キーワードの入った言葉がズラリと並びます。
キーワードは5つまで追加でき、例えば「地球温暖化 日本」で検索すると、日本で行った温暖化対策や携わった人物の名前が一覧で調べられるのです。
効率のいい情報収集機能と、プレゼン資料作成のための正しい熟語やことわざを調べられるコンテンツで「探究学習」をしっかりサポートしますよ。
収録辞典・コンテンツ比較
主な国語・英語コンテンツを比較
国語
カシオ XD-SX4810 | シャープ PW-H2 | |
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国語・漢和辞典 | デジタル大辞泉 第二版対応版(約282,100) | 大辞林 4.0 2021年5月改訂版(約269,000) |
明鏡国語辞典 第二版(約70,000) | 明鏡 国語辞典 第三版(約73,000) | |
新明解国語辞典 第八版(約79,000) 新漢語林 第二版(約14,629) |
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古語辞典 | 古語辞典 第十版(約43,500) | 古語辞典 第十版 増補版(約43,500) |
全訳古語辞典 第五版(約22,500) | ||
反対語辞典 | 反対語便覧[新装版](約12,000) | |
類語辞典 | 角川類語新辞典(約50,000) | 日本語大シソーラス(約320,000) |
カタカナ外来語辞典 | 現代カタカナ語辞典(約16,500/略語約2,100) | 現代用語の基礎知識 カタカナ外来語略語辞典2022年版(約41,000) |
ことわざ | 明鏡 ことわざ成句使い方辞典(約4,055) | 学研 故事ことわざ辞典(約4,500) |
四字熟語 | 大修館 四字熟語辞典(約2,653) | 学研 四字熟語辞典(約1,450) |
その他 | 楷行草 筆順字典(約2,997) NHK 日本語発音アクセント新辞典(約75,000) |
日本語コロケーション辞典(約4,000) |
日本語検索のメインで使う中型国語辞典は、カシオが「デジタル大辞泉」、 を採用。
カシオは前モデルでは「広辞苑」を収録していましたが、今回は語録数の多い「デジタル大辞泉」になりました。(※英語・国語強化モデル「XD-SX4910」は広辞苑を収録しています)
シャープが採用する「大辞林」は現代語のほとんどの項目にアクセント表示があり、言葉の隣に書かれた数字で下げる位置を表します。
若者ことばを中心に現代語が豊富で、デジタル大辞泉にはなかった「リムる(リムーブするの意)」も出てきました。
どちらの辞書も検索時には現代の日常で使用頻度が高い意味を先に出し、古語や特定の分野で使われる語義は後になっています。
時事問題など現在の状況を把握しやすいのはうれしいですね。
「シミュレーション」を「シュミレーション」など、つい言い間違えやすいうろ覚え言葉にも対応し、ちゃんと正しい言葉を教えてくれるのも助かります。
両モデルに「明鏡国語辞典」がありますが、
「エモい」「サブスク」などの新語が多く追加され、正しい言葉の使い方が記載されています。
個人的には普段使っている言葉を丁寧に言い換える「品格欄」が追加されたのは大きいと思います。
用例があるのでどのシーンで使うかが分かりやすく、小論文を書くときや面接時など活躍する場面が多そうです。
英語
カシオ XD-SX4810 | シャープ PW-H2 | |
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英和辞典 | ジーニアス英和辞典 第5版(約105,000) ウィズダム英和辞典 第4版(約104,000) オーレックス英和辞典 第2版 新装版(約105,000) ベーシックジーニアス英和辞典 第2版(約55,000) |
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英語類語辞典(約21,000) | コンパスローズ英和辞典(約105,000) カタカナで引ける英和辞典(約44,000) |
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和英辞典 | ジーニアス和英辞典 第3版(約83,000) ウィズダム和英辞典 第3版(約92,000) オーレックス和英辞典 第2版(約129,000) |
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英英辞典 | ロングマン現代英英辞典 6訂版(約230,000) | |
オックスフォード現代英英辞典第10版(約228,000) | ||
英文法 | 総合英語 Evergreen Vision Quest 総合英語 2nd Edition 英文法・語法 Vintage 3rd Edition 総合英語 be 3rd Edition |
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ジーニアス総合英語 ゼロから始める英文法 ユメブン 0/1 |
徹底例解ロイヤル英文法 クラウン総合英語 第3版 英文法のトリセツ 動詞活用マスタードリル |
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英単語 | キクタン/新ユメタン0/1/2/3 システム英単語 5訂版(約2,200) 英単語ターゲット1900 6訂版(約1,900) |
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英単語ターゲット1200 改訂版(約1700) 英単語ターゲット1400 5訂版(約1,400) ユメジュク |
英単語ターゲット1900 6訂版 語彙力確認テスト 英熟語ターゲット1000 [4訂版](1,000) 英熟語ターゲット1000 [4訂版] 実戦問題集 Z会 音読英単語 入門編(1,200) Z会 速読英単語 必修編(1,945) 改訂第2版 キクタン/キクタンサイエンス 新ユメジュク |
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TOEIC TOEFL |
- | 聞いて覚える英単語 キクタン TOEFL® Test 【頻出編】 完全攻略! TOEFL iBT®テスト 新TOEIC®テスト文法特訓プログラム TOEIC®TEST 文法・語彙出るとこだけ!問題集 1日3分 TOEIC® Test Part5 |
英検 | 英検でる順パス単 1-3級 7日間完成 英検予想問題ドリル 改訂版キクタン英検 1-3級 |
英検でる順パス単 1-5級 英検過去6回全問題集 2021年度版 1-5級 改訂版 キクタン英検 2-3級 |
GTEC | キクタン GTEC®【Basic&Advanced両対応】 | |
GTEC® 総合対策ガイドブック GTEC® 過去問題集 Basic/Advanced |
- | |
TEAP | TEAP英単語ターゲット | |
NHKラジオ講座 | 基礎英語1~3 2019年版(各1年間、36冊分) ラジオ英会話 2018年版(1年間、12冊分) |
基礎英語1~3 for Brain(2018年4月~2019年3月放送から抜粋、11か月分) |
基本的な英和辞典が同じなこともあり、前モデルまでは英語コンテンツを両社比較するのは難しかったのですが、今回の
コンパスローズ英和辞典は、英語のニュアンスがしっかり伝わるよう、イメージ図や単語の意味を語源と関連させて解説した辞典。
例えば「see」「look」「watch」など同じ「見る」の意味を持つ単語も、イラストで見ると意味が異なってくるのが分かりやすいです。
試験対策については、英語検定はカシオに予想問題ドリル、 があり、どちらもしっかり対策できます。
GTECは過去問題集やガイドブックを収録したカシオが強く、 にしかありません。(※カシオ英語・国語強化モデル「XD-SX4910」はTOEIC・TOEFL教材を収録しています)
NHKラジオ講座はカシオの方が最新版で、コンテンツ数も多くなっています。
主要辞書を最新版に更新したカシオと、新しい辞書を取り入れたシャープ。
2機種の 。
単語帳の種類が豊富なのも、縦型学習スタイルで手軽に確認できる魅力を上手く引き出していてGOOD!
検索方法と検索速度を比較!
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今年のシャープは、画面の切り替わりとタッチ反応がとにかく速い!
従来モデルまでなら、検索スピードはカシオの右に出るものはいないと思っていましたが、もう目では分からないくらい追いついています。しかしスピーディーに検索するなら、キーボードの打ちやすさは外せないポイント。
使っていくうちに慣れるところではありますが、パソコンのように長文をスラスラ打てるカシオのキーボードは強いです。やっぱり検索面はカシオかと思いましたが、英数字を含む言葉を日本語検索したいときはまさかの逆転!
「3D」を調べるとき「すりーでぃー」と打つ必要があるカシオに対して、 はとても調べやすいです。
手書き入力
手書き入力は、カシオはマスに1つずつ書き、 スタイル。
どちらの方が書きやすいかは好みによって分かれそうですが、画数の多い漢字を書くときはカシオのマスを拡大すればとても書きやすかったです。
どちらも自動認識機能があり、ほとんどは調べたい言葉を書き終わる前に予測検索で出てくるので検索がスムーズ。
認識スピードは、次の文字を書くとすぐに認識されるカシオの方が速いです。
「y」を「x」と読み込むなど誤認はありましたが、文字をタッチすれば間違えた箇所だけを修正できるのでストレスになりにくいです。
と感じましたが、読み込む前に削除を押すとすべて消えてしまうので、長い英単語は自動認識されるのを待ちながら書いた方が良さそうだと思いました。
分からない語句は、なぞって検索!
分からない言葉が出てきたときタッチペンでその言葉をなぞると、カシオは下にミニ辞書が表示、 、元の画面を見ながら他の言葉の意味を調べられます。
カシオは言葉をなぞるだけですぐ意味が出てくるので、文字検索を頻繁に使いたい方や検索にスピードを求める方におすすめです。
シャープは「Sジャンプ」アイコンを押す動作は必要ですが、2分割の大きな画面でとても見やすいです。
長文が見やすいのはどっち?
文字サイズはカシオが5段階、 で切り替え可能。
シャープの最小サイズは文字がとても細かく長文をスクロールなしで全文確認できます。
最大サイズは漢字1文字が画面いっぱいにドンッと表示される大きさで、この状態で文字を読むことはないのではと思いましたが、画数が多く難しい漢字が出てきた時に便利でした。
カシオの最小サイズはシャープの2段階目とほとんど同じ大きさで、すごく小さい!という印象はありませんが、自然に目に入ってきやすいです。
ブルーライトカット機能もあり、頻繁に長文を見る方でも目の負担が抑えられそうですね。
英語4技能を高める教材
カシオ「ENGLISH TRAINING GYM」
カシオの英語学習メニュー「ENGLISH TRAINING GYM(トレジム)」では「聞く、話す、読む、書く」の英語4技能を自身のレベルに合わせて学べます。
中学1年の英語からスタートするレベル1から、難関大学受験対策ができるレベル5まであり、自分のレベルを知れる簡易診断もあるので「どこから勉強したらいいか分からない」となりがちな方におすすめです。
1年分の「NHKラジオ基礎英語」が収録しているのもポイントで、イラストで話の雰囲気をつかみながらよく使う英語の定型文を覚えられます。
シャープ「Brain Learning」
シャープの「Brain Learning」では、英語4技能を各項目ごとに鍛えられるメニューを搭載。
「今日は書くことに集中しよう」など、部分的に学べるのはうれしいです。
「読む」の項目には「オペラ座の怪人」や「オズの魔法使い」など有名作品が収録した
いきなり洋書を読むのはハードルが高いと思いましたが、レベル別に限られた単語数と文法だけで書かれているので読みやすいですよ!
分からない単語が出てきても「Sジャンプ」で意味を調べながら読み進められます。
ネイティブな発音を聞いて発声練習をしたり、一問一答形式の問題に答えていったりと、学習方法はカシオもシャープも似ていますが、
辞書検索した言葉が自動で追加される単語帳もあり、 です。
各特長のまとめ
カシオ EX-word XD-SX4810
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打ちやすいキーボード、検索反応の速さ、ブルーライトカット機能搭載でとにかく使いやすい!
- ここが良かった!
- ・パソコンのようにスラスラ打てるキーボード
- ・画面の切り替わりが速く、検索がとてもスムーズ!
- ・落下しても故障しにくいボディの丈夫さ
- ・Wi-Fiで新しいコンテンツをダウンロードできる!
- もうひといき!
- ・手書き入力の誤認識がある
- ・TOEIC、TOEFLの学習教材は未搭載
文字入力と検索がとてもスムーズで、とにかく使いやすいカシオ。
前モデルからの変化は収録コンテンツの更新が主で、あまり変わらないように思いますが、本体容量が増えて多くのコンテンツをダウンロードできるようになったのは大きいです。
上位モデル「高校生英語・国語強化モデル」では新規コンテンツが豊富だったので、欲をいえば通常モデルにも少しほしかったと思うところ。
高校生英語・国語強化モデルには、新しい古語辞典や、自分の意見を論理的に述べる力を付けるコンテンツ「英語で話す力」など、ワンランク上の学習にピッタリの教材が収録されているので、難関大学の受験を考えている方は詳細を試用レポートでご確認ください!
シャープ Brain PW-H2
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新メニュー、新コンテンツの追加で検索の幅がとても広い!
「縦型学習スタイル」で気軽に勉強の癖付けができる!- ここが良かった!
- ・物事を深堀りできる「探究学習」メニュー
- ・「コンパスローズ英和辞典」など最新コンテンツが豊富
- ・「縦型学習スタイル」でスキマ時間に勉強しやすい!
- ・充電式でランニングコストを抑えられる
- もうひといき!
- ・キーボードの押し心地はかため
- ・手書き入力の際にタイムラグがある
新メニューと新規コンテンツの追加で、前モデルから大きく変わったシャープ。
高校生の新カリキュラム「総合的な探究の時間」で学ぶ学習活動「探究学習」に早くも目を向け、情報収集に特化したメニューを搭載したのはスゴイです。
英語の細かなニュアンスをイラストや表で分かりやすく記載した「コンパスローズ英和辞典」を通常モデルに収録しているのも高ポイント!
上位モデル「高校生英語強化モデル」との差はカシオほど大きくない印象ですが、英語強化モデルのみに収録の英語で自己紹介ができる本「ABOUT ME」の例文は、英語面接の際にかなり使えます。
他にもTOEICなどの試験対策の教材が豊富だったりと、ワンランク上の学習ができるので、ぜひ試用レポートでチェックしてください。
カシオとシャープの電子辞書「2022年高校生モデル」を比較しましたが、今年は
もちろんカシオの早打ちしやすいキーボードや検索スピードは素晴らしく、使いやすさで選ぶなら個人的にはカシオかなと思いますが、収録コンテンツを見るとどちらを選ぶか非常に悩みます。
カシオ、シャープそれぞれに良い特徴があるので、迷ったら収録コンテンツ・本体の大きさ・キーボード・電源方式が、どちらが自分に合っているかチェックしてみてください。
大学入学共通テストや学校のテストで求められる読解力を鍛えるには、普段から分からない言葉を積極的に調べて、コツコツと知識をたくわえることがとても大切!
学習の効率を上げるためにも、よく検討して自分の学習スタイルに合った電子辞書をお選びください。 2022.03.12 (もあ)