特大サイズのインクタンクを搭載したインクジェットプリンター
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複合機 G6030 プリント解像度※
(横×縦)最高解像度
4800×1200 dpiインク色数 4色 印刷最大サイズ A4 給紙容量 カセット250枚
後トレイ100枚液晶 2行モノクロ 両面印刷 ○ 外形寸法:幅x奥行x高さ 403×369×195mm 質量 8.1kg -
プリンター G5030 プリント解像度※
(横×縦)最高解像度
4800×1200 dpiインク色数 4色 印刷最大サイズ A4 給紙容量 カセット250枚
後トレイ100枚液晶 2行モノクロ 両面印刷 ○ 外形寸法:幅x奥行x高さ 403×369×166mm 質量 6.5kg -
モノクロプリンター GM2030 プリント解像度※
(横×縦)最高解像度
600×1200 dpiインク色数 1色 印刷最大サイズ A4 給紙容量 カセット250枚
後トレイ100枚液晶 なし 両面印刷 ○ 外形寸法:幅x奥行x高さ 403×369×166mm 質量 6.0kg
ギガタンクモデルは、用途に合わせて3つのモデルがあります。
上記画像の、カラー対応でコピー機能もある複合機G6030と、カラープリンターのG5030に、モノクロプリンターのGM2030です。(GM2030には少し細工があるようです。のちほど・・・。)
正面を見ると、性能が高いほどボタンの数が多く、液晶も大きいですね。
一番シンプルなGM2030のみ液晶画面は非搭載となります。
幅と奥行は3機種とも同じ、幅403×奥行369mmと、外観はよく似ていますが、複合機である「G6030」だけ高さがあります。
プリンターであるG5030の頭にスキャナーが付いてる、という印象ですね。
背面給紙にこだわるキヤノン!ス~ッと立ち上がる後トレーには、普通紙ならば100枚ほどセット出来ます。
光沢紙などをセットする時は、後トレーからの給紙で普通紙は前面カセットにセットすれば軽快です。
背面はスッキリとフラットで、ケーブルを挿し込んでも邪魔にはなりません。
GM6030の原稿台は、左奥がセット位置になります。
特大容量タンクのインク注入部
GM2030にカラーインクカートリッジが装着できる
インク注入には手を添えてください
印刷をする
それでは印刷を始めてみたいと思います。
印刷解像度は「G6030」と「G5030」は同じですので、大容量インクタンクではないモデルのインクジェット機とレーザープリンター機との比較を行ないます。
「G6030」を使用してまずはコピーを行い、あとはパソコンから写真や新聞に似たデータを印刷して、速度・画質を比較したいと思います。
カタログのモノクロコピー(G6030)
カタログのカラーコピー(G6030)

次に製品カタログの表紙をカラーコピーしてみました。
カラーのコピーには3つの画質モードがあり、それぞれの時間は同じ様に、読み取りの時間も含めての印刷時間です。
エコノミーモードは速度が速く、インクの節約も出来るモード。パッと見では、エコノミーも充分キレイだと感じます。
ジックリ見るとインクの濃さや違いが分かりますが、文字の太さ・犬の写真の色・プリンターの白の質感の違いはあれども、大きな違いはありません。
一番わかりやすいのは、【標準】と【エコノミー】にはブルーの部分に筋がありますが、【キレイ】には無い事でしょうか。
※印刷結果で波を打っているように見えますが、これはカタログが丸まった状態の物を真っ直ぐにしたため、抜け切れなかった結果を読み取ってしまっています。
【写真データのカラープリント】
5色プリンターとの印刷品質を比較する
(G6030 / TS6230)

次にパソコンから写真のデータをUSB接続で印刷をします!
ここでは5色のインクジェットプリンター「PIXUS TS6230」を用意し、「キレイ」と「標準」モードを比較します。
印刷には「光沢紙」を使用しています。
「PIXUS TS6230」で標準で印刷を行いましたが、印刷速度が速く、染料インクの黒インクがあり、写真はやっぱりキレイです。
対する「G6030」は、光沢紙に使えるカラー3色で表現し、この画質です。
黒の関係で奥行が薄く、全体的にわずかに淡くなりましたが、充分見ごたえある写真に仕上がっています。
【写真データ モノクロ印刷】
レーザープリンターとの印刷品質を比較する
(G6030 / LBP162)

今度は同じデータをモノクロで印刷してみます。
ここでは比較用にモノクロのレーザープリンター「LBP162」を用意してみました。
レーザー式とインクジェット式では、色の感覚が違うので同じ黒色にはなりませんが、画質・速度をみてみましょう!
速度ですが、レーザープリンターは独自の「オンデマンド方式」で、かなり高速です。
やってはいけない比較だったかもしれません。
画質ですが、「キレイ」と「レーザー機」ではそれぞれで少し粒状感やノッペリ感があるものの、キレイに表現できています。
「標準」と「エコノミー」では違いがわからないレベルです。
横縞が入ってしまうのは、高速に印刷するがゆえにどうしても出るようです。
ですが、モノクロ写真をA4で印刷する・しかも普通紙なので少し妥協しないといけないのかな?
会議資料などではA4の所々に写真を挿入することを想定するとそれほど横縞は気にならないかと思います。
速度重視にしているのが結果に出ています。
【文書データ モノクロ印刷】
5色インクジェット・レーザープリンターとの印刷品質を比較する
(G5030 / TS6230 / LBP162)

最後にパソコンからPDFの新聞のような文書データを印刷します。
ここでは5色のインクジェットプリンター「PIXUS TS6230」と、モノクロのレーザープリンター「LBP162」のどちらも登場してもらっての比較です。
速度は「LBP162」が速く、次に「G5030」、最後が「PIXUS TS6230」になりました。
画質は「LBP162」は文字の太さにメリハリがあり、クッキリしています。
「G5030」と「PIXUS TS6230」は、小さめの文字がやや太くなり、ハッキリした印象です。
好みがあると思いますが、「G5030」と「PIXUS TS6230」も文字が潰れている訳ではありませんので、ハッキリと見やすくなったのは良い印象でした。
まとめ
インクジェット機でも、ここまで速い速度での印刷ができ、インクジェット機らしいカラー印刷のキレイさをもったギガタンクの3台。
しかも、カラー写真の印刷を3色でこなしている事を考えると、よくここまで表現できるなという、かなりキレイに仕上がっていた印象でした。
モノクロ印刷も文書印刷をサクサクと印刷してくれて滲みなどがほとんどなく、仕事もプライベートでも活躍できると思います。
インクジェット機のインクコストと速度に不満を持たれていた方はご検討頂いてはいかがでしょうか?
「写真印刷はするけどそれほど出番はないし、でもテキストや資料の印刷はそこそこするんだよね」という方には、特にオススメのプリンターです。
2019.08.23 ダブルk