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2021.07.28

Joshin 試用レポート

Anker初のノイキャン搭載モデル『Soundcore Liberty Air 2 Pro』をレビュー!

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Anker 完全ワイヤレス Bluetoothイヤホン Soundcore Liberty Air 2 Pro

高性能かつ手頃な価格帯で人気の「Soundcore Libertyシリーズ」に、ついにノイズキャンセリングと外音取り込み機能搭載モデルが登場しました!

充分なバッテリーにワイヤレス充電対応、防水性能も搭載と、コストパフォーマンスがとても高く、重低音が目立つドンシャリ系統のパワフルなサウンドは、バンドミュージックを聴く方にピッタリ!
専用アプリにはプリセットの豊富なイコライザーがあり、好みの音を見つけることもできます。

環境に合わせて強さを変える「ウルトラノイズキャンセリング」の中で聴く音はどうなのか、実際にみていきます。 ライター:もあ

ノイズキャンセリング機能を搭載したAnker『Soundcore Liberty Air 2 Pro』

  • Anker『Soundcore Liberty Air 2 Pro』
    Anker『Soundcore Liberty Air 2 Pro』
  • パッケージもカッコイイ
    パッケージもカッコイイ!

モバイルバッテリーなどでお馴染みのAnkerから生まれたオーディオブランド「Soundcore」。
同シリーズ「Liberty 2 Pro」の、高域と低域のメリハリがあるパワフルなサウンドは個人的にとても好みで、よく聴くバンドミュージックが臨場感たっぷりで楽しめたのが印象に残っています。

今回レポートする新モデル『Liberty Air 2 Pro』は、イヤホンの外側と内側に配置した2つのマイクで周囲の音を検知して、環境に合わせて強さを変える「ウルトラノイズキャンセリング」を搭載。
周囲の音を取り込む「外音取り込み機能」もあり、通話では音声をクリアに届けられるので、テレワークやオンライン授業でも活躍します。

ドライバーには、10個の硬化ナノレイヤーで構成された「PureNoteドライバー」を搭載し、低音域を増強させながらクリアな音を作ります。
Liberty 2 Proと同様、ドンシャリ系統の音で迫力と臨場感があり、ロックやバンドミュージックが特にハマります。
コーデックはSBC/AACに対応していて、iPhoneユーザーはノイズの少ないクリアなサウンドを楽しめますよ。

  • 専用アプリでモードを変更
    専用アプリでモードを変更
  • 専用アプリ「Soundcore」を使えば、シーンに合わせてノイズキャンセリング(以下:NC)と外音取り込みの切り替えが可能。

    周りの環境に合わせて自動でNCの強さを調整してくれるだけでなく、モードを交通機関・屋内・屋外から選べ、よりノイズの少ない環境で音楽が楽しめます。
    ひと通り試してみたところ、車や電車のエンジン音などの低域を中心にノイズをカットしている印象で、機械音や人の声は少し聞こえやすく感じました。
    室内モードを選ぶとエアコンや扇風機、キーボードの音も軽減され、デスクワークがさらに快適になります。

    外音取り込み機能は、人の声を中心に取り込む「音声フォーカスモード」が特に使いやすく、イヤホンをつけたまま自然な会話ができます。

外観と付属品をチェック

  • カラーバリエーションは4色
    カラーバリエーションは4色
  • 本体は横に真っ直ぐ収納
    本体は横に真っ直ぐ収納
  • 本体の下部分が伸びた形状
    本体の下部分が伸びた形状

カラーバリエーションは、ピンク/ホワイト/ブラック/ブルーの4色展開。
すべてのケース・本体共に、触り心地がサラッとしていて艶消しされたようなマットな色合いですが、ピンク/ブルーには光沢もあり煌びやかな印象です。
ホワイト/ブラックはとても落ち着いたトーンで、ホワイトのケースには石のような小さな粒模様が入っており、グレーのような色味です。

本体は「Liberty Air 2」と同じく下部分が伸びた形状ですが、ケースの収納が縦入れから横に真っ直ぐ入れるタイプに変わり、さらに出し入れしやすくなりました。
ケースは手のひらに収まるコンパクトサイズで、上着やズボンのポケットにも入るのがうれしいです。
本体は隙間なくピッタリと収まっているので、フォームタイプなど硬めのイヤーピースに付け替えたときは、ケースがしっかりと閉まらないことがありました。

  • セット一覧
    セット一覧
  • イヤーピースのサイズが豊富!
    イヤーピースのサイズが豊富!
  • 通話の際声を届けやすい形状です
    通話の際声を届けやすい形状です

セット内容:本体、充電ケース、イヤーチップ(XXXS/XXS/XS/S/M/M+/L/L+/XL ※Mサイズは本体に取り付け済み)、充電ケーブル(USB Type-C)、取扱説明書
質量(約):6.0g(片側)
コーデック:SBC/AAC
防水性能:IPX4
※IPX4:いかなる方向からの水の飛沫によっても有害な影響を受けない

Liberty 2 Proをレポートした際、最初に目を奪われたのが全7サイズのイヤーピースでしたが、Liberty Air 2 ProはXXXS/XXSサイズが追加され、全9サイズ付属!
これまで数々のイヤホンを見てきましたが、ここまで多くのイヤーピースが付属したモデルは初めてです。

本体は耳の奥まで押し込むタイプではなく、耳穴の手前付近で引っかけるイメージ。
フィット感がいいので落ちそうにはなりませんが、遮音性が少し足りないと感じるので、筆者は普段よりワンサイズ大きいイヤーピースで耳穴をガッチリ塞いでいました。

本体は長く伸びた下部分にマイクがあって装着すると口元に近づくので、通話の際には小さな声もしっかりとらえて相手に届けられます。

本体で6時間、ケース込みで最大21時間連続再生可能

  • 手のひらサイズの充電ケース
    手のひらサイズの充電ケース
  • 上へスライドして開きます
    上へスライドして開きます
  • 充電端子はUSB Type-C
    充電端子はUSB Type-C

充電時間:約2時間
再生可能時間
通常モード:最大7時間(本体のみ) / 最大26時間(充電ケース使用時)
ノイズキャンセリングモード:最大6時間(本体のみ) / 最大21時間(充電ケース使用時)
外音取り込みモード:最大6.5時間(本体のみ) / 最大23時間(充電ケース使用時)
急速充電:約15分間の充電で約3時間再生可能
Qi認証のワイヤレス充電器(別売):対応

充電ケースは丸みを帯びたスクエア型で、バッグやポケットに入れてもかさばらない手のひらサイズです。
開閉はスライド式で、上へ押し出すとスッと開きます。

バッテリーはNC機能使用時で、本体で約6時間、ケースを含むと約23時間連続再生可能。
さらに約15分間の充電で約3時間再生可能な急速充電と、Qi認証のワイヤレス充電にも対応しています。
充電に関するアイテムを多く取り扱うAnkerの技術がしっかり受け継がれていて、バッテリー面は一般的な完全ワイヤレスイヤホンよりも充実している印象です。

音を聴いてみた

  • 装着イメージ
    装着イメージ
  • スマホとペアリング
    スマホとペアリング
  • 本体はタップで操作
    本体はタップで操作

4色すべて装着してみました。
下に伸びた部分がスリムなので目立ちすぎず、落ち着いた大人な色合いがオシャレです。
耳穴の手前のくぼみにしっかりフィットするので頭を振っても落下せず、圧迫感も少なくて長時間付けていても疲れにくいです。
耳穴をガッチリ塞ぎたい派の方にとっては遮音性が物足りなく感じるかもしれませんが、付属のイヤーピースのサイズが豊富なので自分に合うものを選べば改善されますよ。

ペアリング方法

ケースをスライドして開くと自動で電源がオンになるので、端末のBluetooth設定で「Soundcore Liberty Air 2 Pro」を選択して接続します。

本体操作方法

音楽の再生/一時停止 右側2回タップ
曲送り/曲戻し 左側2回タップ/アプリで設定
モードを切り替える(NC→外音取り込み→標準) 右または左を2秒間長押し(アプリで設定)
音量(+/-) アプリで設定
音声アシスタントを起動 アプリで設定

本体は中央のメーカーロゴ部分をタップして操作可能。
本体操作は専用アプリでカスタマイズできますが、右/左それぞれを2回タップか長押しの4つの操作しか登録できないので、音量設定と曲のトラック変更、NCの切り替えをすべて本体で操作することはできません。
よく使用する操作を登録しておいて、音量設定や曲の切り替えは、Siriなどの音声アシスタントを使うと便利ですよ。

タップ操作はしっかりと触れないと反応しにくいので、誤操作がほとんどなくストレスフリーでした。

  • ドンシャリ系統のハデなサウンドです
    ドンシャリ系統のハデなサウンドです
  • 配信ライブも迫力満点で楽しめる!
    配信ライブも迫力満点で楽しめる!

サウンドは専用アプリのイコライザーで細かく設定できますが、まずはデフォルトのままで聴いてみます。

iPhoneのストリーミングサービスでいつも聴いている曲を流してみると、高域と低域がハッキリと分かれたハデな音に仕上がっているのが分かります。
パワフルさはLiberty 2 Proに似ていますが、効き比べてみるとノイズがない分Liberty Air 2 Proの方が音がクリアで、より聴きやすくなったと感じました。

重低音が響きやすくて音が引き締まっているので、ドラムのツーバス演奏が目立つようなメタルやロックミュージックがバッチリハマります。
バンドの生演奏は臨場感たっぷりに楽しめるので、ライブ音源や配信ライブを楽しむのにもピッタリですよ。

ボーカルの声よりもサウンドが前に出る印象で、ギターやピアノなども少し弱く感じたので、中音域を中心に聴きたい方は、アプリでイコライザーの設定をおすすめします。

専用アプリ「Soundcore」でイコライザー設定が可能

  • 豊富なイコライザープリセット
    豊富なイコライザープリセット
  • HearID機能で音の聞き取りやすさを測定
    HearID機能で音の聞き取りやすさを測定

専用アプリには、ベース・ダンス・クラシックなど曲に合わせて選べるイコライザープリセットが22種類と、音楽グラミー賞を受賞した方がカスタムしたイコライザーがあります。
同じ曲でもイコライザーによって全く違う音になるので、新たな曲の魅力を追求するのがとても楽しい!
デフォルトでは少し埋もれ気味だった、リードギターやピアノの音も、高域と低域の幅が少ないイコライザー(フラットなど)を選べば気持ちよく聴けますよ。

アプリでは音の聞き取りやすさを測定して、自分に合ったイコライザーを作成してくれる「HearID機能」もあります。
聴力検査のような方法で高域から低域まで、聴き取りにくい音がないかチェックできますよ。
HearID機能で作成されたイコライザーで聴いてみると、デフォルトよりも聴こえる楽器の音が多くなり、より聴きやすい音になったと実感しました。

まとめ

人気の「Soundcore Libertyシリーズ」で、初めてNCと外音取り込み機能が搭載された『Liberty Air 2 Pro』。
Ankerらしい長時間バッテリーと防水性能を搭載し、サイズの豊富なイヤーピースも付属と、イヤホンに欲しい機能がギュッと詰まってこのお手頃価格は、コスパ最高!としか言えません。

NCの性能は、価格が3倍近くするハイエンドモデルのように「周りの音がスッと消えた!」と実感するのは難しいですが、アプリでシーンによって切り替えができる電車を使う通勤や室内は満足できる静かさになっています。

音質はイコライザーで自分好みに調節できますが、高域・低域のメリハリが聴いたパワフルな音が持ち味だと感じるので、パンクやロックミュージックが好きな方に特におすすめしたいです。 2021.07.28 (もあ)

スタッフが使ってみました

    今回使用した音源 ※別カートです

    • 黒崎真音【ROAR】
      黒崎真音
      【ROAR】
    • NIRVANA【Smells Like Teen Spirit】
      NIRVANA
      【Smells Like Teen Spirit】
    • BABYMETAL<br>【FUTURE METAL】
      BABYMETAL
      【FUTURE METAL】
    • 中島美嘉【桜色舞うころ】
      中島美嘉
      【桜色舞うころ】
    • Perfume【VOICE】
      Perfume
      【VOICE】

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