
Joshin 試用レポート
テレビの音をすぐそばで。離れた場所でもはっきり音が楽しめるお手元テレビスピーカー
オーディオテクニカ テレビ用ワイヤレススピーカーシステム AT-SP767XTV
状況に合わせて音量を変えるテレビの音。
キッチンにいる時は大きな音、子供のお昼寝中は小さな音…。
耳が遠い方のために音は大きくしたいけど、他の家族にはその音が大きすぎたり…。
オーディオテクニカのAT-SP767XTVは、手元にスピーカーを置けるから様々な状況でテレビの音が楽しめます!
設定・設置もカンタンとの事なので、さっそく部屋で試してみました。
ライター:ぴよこ
テレビのスピーカーが持ち運べる! オーディオテクニカ AT-SP767XTV
本体寸法(約): (幅)196×(高さ)128×(奥行)84mm
本体重量(約):630g
セット内容:本体、送信機用ACアダプター、角形光デジタルケーブル (1.5m/角形光プラグ) 、オーディオケーブル (1.5m/φ3.5mmステレオミニプラグ)、説明書、かんたんマニュアル
AT-SP767XTVは、テレビのスピーカーだけをテレビから分離させて持ち運べちゃうテレビ用ワイヤレススピーカーシステムです。
人の声を重視してチューニングされた2つの大口径φ52mmステレオスピーカーで、クリアで高音質な音が楽しめますよ。
配線や設置が難しいんでしょ?と思われるかも知れませんが、設置はとてもカンタンです。
唯一難しいとすれば、テレビの裏を確認する事くらいです。
軽いので片手で運べますし、上部には太めの固定ハンドルがついています。
操作ボタンは3つだけ!
操作ボタンも3つだけ。
上部中央に電源ボタン、左側に「はっきり音」スイッチ、右側にボリュームコントローラーが配置しています。
AT-SP767XTVは、声の立ち上がり方が自然で聴きやすい『はっきり音』機能を搭載しており、好みに合わせて2段階で調整ができます。
本体の右側側面にφ3.5mmステレオミニジャックがあるので、ヘッドホンでも音を楽しめますよ。
充電時間:約5時間
連続使用時間:約16時間 ※ 使用条件により異なります。
入力端子:角形光デジタル端子/φ3.5mmステレオミニジャック
送信機は本体と同じ幅で、後ろの突起に本体を挿すようにして本体を置きます。
送信機に本体を置く事で充電が行えます。本体(裏側の凹部)の裏側にDC入力端子があり、別売のスピーカー用ACアダプターを使用すれば、電池残量を気にせず、スピーカーが使えますよ。
送信機の背面左側に、電源ケーブルと入力端子が配置ています。
あら?接続部分らしきものはこの3つの穴だけしかなさそうです。
さっそく接続を行ってみましょう。
接続を行ってみよう!
大きな図!少ない文字! 3コマで説明終了!のかんたんマニュアル
今から設置を試みますが、説明書は嫌いなので、かんたんマニュアルだけで設置が出来ると信じてレッツ・トライ。
かんたんマニュアルガイドは1枚ものの紙で、大きな図!少ない文字!”準備・充電・使う”の3コマで説明終了!
これなら筆者にも出来る(ドヤ顔)。
ケーブルは3本付属しますが、接続に必要なのは2本のケーブルです。
ACアダプターは電源供給のため必須。
という事は、残った光デジタルケーブルか、オーディオケーブルのどちらかだ…。
テレビが対応している音声入力を確かめよう
さてここで、接続するテレビがどの音声入力に対応しているかを調べる必要があり、テレビの裏のケーブルの樹海に足を踏み込まなければなりません。
ご覧ください!
ケーブルがワチャワチャしていてヤル気を削いできますよ! 明日でいい気がしてきた!
気力を振り絞って端子部を確認すると、我が家のテレビはデジタル音声出力に対応していたので、使用するケーブルは光デジタルケーブルです。
デジタル音声出力が無い場合は、オーディオケーブルをテレビのヘッドホン端子に挿してください。
ケーブルをセットしたら、テレビは元の位置に戻しましょう。
音声ケーブルと電源ケーブルを繋げば接続完了!
テレビに挿したケーブルと電源ケーブルを送信機に接続し、ACアダプターをコンセントにさせば、接続完了!
ケーブルが2本なので送信機まわりのゴチャつきも少ないです。
電源ケーブルをつないだ送信機に、電源OFFの状態の本体を乗せると、充電インジゲーターが赤く光って充電が開始されます。
実際に音を聞いてみた
さっそくAT-SP767XTVで音を聞いてみましょう。
テレビから少し離れた場所で、AT-SP767XTVの電源を入れて、ボリュームを上げると、音ずれもなくスピーカーからテレビの音が聞こえてきました!
遅延もなく、違和感もなく、クリアな音です。
ボリュームコントローラーの中ほどあたりでも音がかなり大きくなりましたので、耳の遠い方にも聞こえやすい音量に調整できるかと思います。
『はっきり音』を使用すると、より声にハリが出て、音の大きさが1段上がるような印象です。
スイッチを切り替えるたび、声が前に出てくるような音になりますので、ニュースやドラマなど、人の声をハッキリ聞きたい時に、お好みで使ってみてください。
テレビの前のソファーに座る人にはちょうどいいボリュームでも、後方のテーブルに座る人には音は少し遠い事もあります。
そんな時でもAT-SP767XTVがあれば、テレビに近い人も、遠い人も、快適な音量でテレビが楽しめます。
『ソファーで寝ている子供を起こしたくない』と思った時も、テレビの音は消音にして、AT-SP767XTVを使って自分の近くで音を楽しむ…なんてこともできます。
IPX2 相当の防水性能だからキッチンでも安心
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料理や洗い物をしていてもドラマがしっかり楽しめる! -
キッチンで料理をしている時は、換気扇の音もあるし、調理中の「パチパチ」「ジュージュー」といったオーケストラ演奏も鳴りやみません。
リビングのテレビの音はキッチンまで届かず、映像だけを眺める事もあるかと思いますが、AT-SP767XTVをキッチンに置けば、しっかりテレビの音が届きます。
IPX2 相当の防水性能がありますので、キッチンでも安心してお使いいただけます。
※IPX2相当…垂直より左右15°以内からの降雨によって有害な影響を受けない調理中は電子レンジを使用する機会も多いかと思いますが、その場合はスピーカーの仕様上、音が途切れる事もあります※。
プツプツっと途切れていても、電子レンジが止まれば音途切れもなくなりますよ。
※AT-SP767XTVと電子レンジの送信周波数帯が同じ2.4GHz帯のため、干渉を起こして音途切れを起こします。
リスニングエリアは最大約30m!
『音が出ない』『音が小さい』と感じた時はお試しください。
レポートでは、問題なく大きな音を出す事が出来ましたが、テレビの設定や接続方法によっては音の出方が異なりますので、以下の方法をお試しください。
■ 『スピーカーから音が出ない』
テレビの設定によっては、接続しても『スピーカーから音が出ないぞ!?』という場合が発生します。
その場合は、テレビの音声出力設定を「PCM」に設定すると音が出ます。
PCMの設定はテレビによって異なり、説明書(カンタンマニュアルではありませんよ)に、主な設定方法が記載されておりますのでお試しください。
■ スピーカーとテレビの両方から音声を出したい
オーディオケーブルでテレビのヘッドホン端子に接続した場合、音声が非常に小さいなどといったお声をいただく事がございます。
「スピーカー出力切換」など、テレビ側の音声をオン/オフできるテレビでは、スピーカーとテレビの両方から音声を出すこともできます。
こちらもテレビの設定を確認する必要がありますのが、説明書に主な設定方法が記載されておりますのでお試しください。
まとめ
食事はソファーの後ろにあるテーブルでとるのですが、テレビの前のソファーに座っている時よりも大きな音にするのが習慣です。
それほど離れていない距離でも、テレビの音は場所によって聞こえ方が変わります。
自分は「聞こえないなぁ」と思っていても家族にはちょうど良かったりもしますし、年齢を重ねるにつれて音への悩みも増えますね。
AT-SP767XTVは小さくて持ち運びしやすく、シンプルにテレビのスピーカー機能だけを搭載しているので、操作もとてもシンプルで、どなたでも使いやすくなっています。
『寝ている赤ちゃんを起こさないようテレビを楽しみたい』
『祖父母に丁度いい音でテレビを楽しんでほしい』
『ベッドやキッチンの側に置いておきたい』
『隣の部屋に迷惑にならないようにテレビを楽しみたい』
など、様々な状況でテレビの音が楽しめますので、一家に1台あっても便利ですし、プレゼントにもおすすめですよ。
2020.09.14 (ぴよこ)