
Joshin 試用レポート
AZLA「SednaEarfit XELASTEC」にAirPods Pro専用イヤーピースが登場!
AZLA SednaEarfit XELASTEC
「AirPods Pro」の装着感をもっとよくしたいとお考えのみなさんに、朗報です。
耳に吸いつくように密着するイヤーピース AZLA「SednaEarfit XELASTEC」シリーズに、AirPods Pro専用が登場しました!
体温によって変形して耳の形に合わせてフィットし、耳に密着しているのに蒸れない、かゆくならない。
さらに耐久性も高い・・・と、イヤーピースは耳にガッチリ隙間なく装着したい派の筆者は、興味津々です。
純正のシリコンイヤーピースや、筆者イチ押しのイヤーピース「コンプライ」とも比較しつつ見ていきます。
ライター:もあ
AirPods ProのためのAZLA「SednaEarfit XELASTEC」
サイズ:SS / S / MS / M / ML / L(全6サイズ)
イヤホンの装着感や音質を左右するイヤーピース。
多くのイヤホンに付属している柔らかなシリコンタイプのイヤーピースは、優しい付け心地で、汚れたときは水洗いもしやすいのですが、遮音性が高くなく、使う方によっては柔らかすぎてフィット感が足りないことも。
耳にガッチリフィットして遮音性を高める低反発素材のものなど、様々な形状・素材があり、一度こだわると、自分に合った物を探すのが楽しみになったりします。
AirPods Proは、高音質でノイズキャンセリング機能の性能が高く、iPhoneユーザーなら1度は使いたい人気のイヤホンですが、ノズル部分が特殊な形状をしているため、一般的なイヤーピースは付けられませんでした。
・・・が、ついに!AZLA「SednaEarfit XELASTEC」シリーズに、AirPods Pro専用のイヤーピースが登場しました!
純正のシリコンイヤーピースにはない密着感とフィット感が体感できて、さらにサイズが全6種類と豊富!

早速AirPods Proにイヤーピースを装着!
普段Mサイズのイヤーピースを使用している筆者ですが、Sサイズがピッタリだったので、購入の際は1サイズ小さめも視野に入れてみてください。
6サイズあれば、付属の3サイズではしっくりこなかった方も、自分にあったサイズを見つけられそうです。
体温でイヤーピースの形を変えてフィットさせる
イヤホンの重さでイヤーピースがズレて音がこもってしまうのは"完全ワイヤレスイヤホンあるある"。
SednaEarfit XELASTECは、密着性を重視して作られたイヤーピースです。
熱により変形しやすい高品質な熱可塑性エラストマーを採用することで、耳に入れているときに体温によって形が変わり、抜群のフィット感が生まれます。
SednaEarfit XELASTECを手で触っていると、粘り気はありませんが、手に吸い付く感覚があります。
SednaEarfit XELASTECはイヤホン本体との密着性をあげるために、通常では困難な「ウレタンコーティング」を施しており、音漏れの防止やノイズキャンセリング機能の性能を最大限まで引き出します。
形はAirPods Proに付属している純正のシリコンイヤーピースに似ていますが、柔らかいシリコンイヤーピースに比べ、SednaEarfit XELASTECは硬さがあって感触は全く異なります。
SednaEarfit XELASTECは中にある黒い部分(マウントアダプター)を装着したままイヤーピース部分を取り換えることができるので、着脱時のイヤホンへの摩耗を減らすことができます。
長くイヤホンを愛用したいので、イヤホンへの負担を減らせるのはうれしいです。
AirPods Proのイヤーピース接続部分は、本当に特殊な形状をしています。
大き目の接続部に、伸縮性のあるイヤーピースを無理やり着ける…。ということを試みたことがありますが、AirPods Proはそもそも出っ張りがほとんどないので、一般的なイヤーピースではどうしようもありません。
SednaEarfit XELASTECを装着すると、マウントアダプターに「カチッ」とハマります。
AirPods Pro専用のイヤーピースが出たことに改めて感動。ありがたやありがたや・・・。
深い青色と透明感から海を感じられるカラーリングは、変色などが目立ちにくく、AirPods Proとマッチングするよう意識して作られました。
装着してみるとスタイリッシュ感が増して大人なイメージで、シリコンイヤーピースの頃と印象が大きく変わります。
見た目の印象が変わるのも、イヤーピースを替える楽しみの1つですね。
SednaEarfit XELASTECで1番大きいLサイズを装着しても、充電ケースにバッチリ入ります。
イヤホンを耳に入れてみると奥まで押し込めず、少し入れた場所でイヤーピースが耳にピタッと密着します。
シリコンのように滑る感じがなく、ウレタンのように耳奥で固定される感じもない。
耳にピタッとくっついて、落としてしまうどころかズレる気もしません。これは新しい感触。
音楽を聴いてみると、音の解像度が上がり、全体的にクリアになったなという印象。
遮音性が上がることでノイズキャンセリング機能の性能をより効果的に感じられ、AirPods Proの真の実力を引き出せました。
10分ほど曲を聴いた後にイヤホンを外すと、イヤーピースが耳の形に添ったような楕円形に変わっていました。
少し経つと形は元に戻りましたが、あの形が筆者の耳に合った形なのでしょう。
イヤーチップ装着状態テストを試してみる
iPhoneに接続したので、イヤホンがちゃんと耳に密着しているか「イヤーチップ装着状態テスト」で確かめてみます。
イヤホンを装着したまま、iPhoneのBluetooth設定画面から「AirPods Pro」の横の「i」を選び、AirPods Pro詳細画面にある「イヤーチップ装着状態テスト」をタップします。
音楽が流れてイヤーチップ装着状態結果が表示されました。
左右それぞれ表示されるので、合っていなければ調整しましょう。
左右で耳の大きさが異なり、サイズの違うイヤーピースが必要になることもあるので、チェックしておくことをおすすめします。
よし!両耳しっかり密閉されました!
AirPods Pro以外でも使えるAZLA「SednaEarfit XELASTEC」
SednaEarfit XELASTECはAirPods Pro専用だけでなく、有線イヤホン・完全ワイヤレスイヤホンに装着できるタイプもございます。
「体温によって形を変えるイヤーピース」と言われて思い出すのが、低反発ポリウレタンイヤーピース「コンプライ」。
筆者は、イヤーピースの話題になると第一声が「コンプライが1番!」というほど、耳にガッチリフィットして重低音も逃さないコンプライにハマっています。
同じように熱で形を変えるイヤーピースですが、違いはあるのでしょうか。
大きな違いは素材にあります。
コンプライは、低反発ポリウレタン素材を使用したイヤーピースで、軽くつぶして耳奥に入れ、耳の中で形を変えるのですが、SednaEarfit XELASTECは熱で変形するウレタンコーティングを採用し、耳に入れたところで密着します。
長時間つけても蒸れない!かゆくならない!
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蒸れない快適な装着感 -
コンプライを付けていると、蒸れやかゆみが気になることもあるのですが…。
SednaEarfit XELASTECは長時間付けていても蒸れず、コンプライ一筋だった筆者も「夏はSednaEarfit XELASTECもありかな・・・」と思うほど快適な装着感。
遮音性もあり音漏れも気になりません。ただ、細かい重低音はコンプライの方がしっかり主張してくれる印象です。
SednaEarfit XELASTECは、音全体の解像度を上げて中間音をよりクリアにしてくれると感じました。全域をキレイに表現するイヤホンの音をよりクリアにするイメージで、オーディオテクニカ「ATH-ANC300TW」との相性が良いと思いました。
ノイズキャンセリング機能の性能が高いと人気の、ソニー「WF-1000XM」シリーズとも合いそうです。
まとめ
欲しかったイヤホンを購入して大満足のはずなのに、イヤホンがすぐに外れてしまうという悩みを抱えていた過去の筆者。
「付属のイヤーピースが合わないのでは」と、自分に合うイヤーピースを探す旅が始まりました。
サイズ、装着感、素材、見た目・・・突き詰めていくとキリがなく、さらに新しい性能をもって発売され続けるイヤーピースは、本当に奥が深い。
AirPods Proでも、イヤーピースを替えたときの「全然違うやん!!」という感動を味わえるようになったことは嬉しく、何よりイヤーピース選びで重要になるサイズの選択肢が増えたことが大きい。
蒸れやかゆみが気にならず耐久性が高いのも、イヤホンを快適にずっと使えるうれしいポイントです。
「イヤーピースを変えたことがないよ」というAirPods Pro愛用者には、1度使ってみてほしいですし、まだお気に入りのイヤーピースに出会っていないという方にも試していただきたいです。
2020.09.04 (もあ)