パーツにはアルファベットや数字が割り当てられています。説明書の手順通りにそれらの記載と照らし合わせながら作っていきましょう。
ものすごくよく似たパーツや表裏などがあるので、パーツをじ~っくりと確認です。
パーツを切った後のでっぱり(バリ)もしっかり処理!
バリが残っているとうまく動かなかったり、仕上がりがブサイクになります。
ブサイクフォロは嫌なので、赤ちゃんの爪を手入れするかの如く、慎重に丁寧にカット。
顔の側面右側にあるスイッチが電源です。
ONにすると顔のスクリーン向かって右上の緑色ランプが点灯! 安堵の瞬間です!
緑の点灯はスタンバイモード。
スタンバイモード時に、顔の左右に設けられた、耳のようなファンクションボタンを同時に押すと、ランプが青になって、プログラムが実行されます。
スクリーンに矢印が表示されました!
この時にファンクションボタンを押すと、「探索モード」「追跡モード」の選択が行えます。
・スクリーン向かって左がファンクションボタンA…探索モード
・スクリーン向かって右がファンクションボタンB…追跡モード
この2つの動きは前回のフォロと同じですので今回は割愛(フォロのレポートで動画をご覧いただけます)!
今回はフォロのプログラミングを楽しみたいと思います。
ソフトウェア「PaletteIDE」をパソコンにダウンロード
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ソフトウェア「PaletteIDE」をダウンロードします -
フォロを賢くするためにパソコンでプログラムを作っていきます。
プログラミングをするにあたり、専用のソフトウェア「PaletteIDE(無償)」が必要ですので公式サイトより、パソコンにソフトウェアをダウンロードします。
※ 専用ソフトウェア「Palette IDE」動作条件…対応OS:Windows 7 / 8 / 8.1 / 10
ソフトウェア「PaletteIDE」の画面
「PaletteIDE」を立ち上げると、フォロ以外のロボットのプログラムでも使用されるソフトウェアのため、フォロ以外のサンプルプログラムも並んでいました。
フォロ以外のフォルダは必要ないので、気になる方は削除しちゃってください。
まずは画面上部にある「NEW FILE」より、自分でプログラムを作ってみましょう。
NEW FILEを押して、選択ダイアログで「プログラミング・フォロ」を選択。
プログラム名などの記入を行い、「プログラミングをはじめる」を押して次へ!
プログラムの編集画面
編集画面が表示されました。
画面上部は、プログラムの情報表示や、プログラムの保存、書込みなどの操作をするためのスイッチボードスペースです。
画面下部にはプログラムで使用する命令アイコンがズラズラッと並んだドッグスペースとなっております。
このドッグから、命令アイコンを選択し、画面中央のワークスペースにある「START/END」の間にドラッグ&ドロップする事で、プログラムの作成が行えます。
プログラミング的な作業が苦手な筆者。
ドッグから適当にアイコンを選んだだけで「爆発するに違いない」と思ってるので、公式サイトにあったプログラミングガイドを観て、カンタンなプログラムから挑戦してみましょう。
3秒進んで、3秒下がるプログラム
ガイドを見ながら、3秒進んで、3秒下がるという、結果何も起こっていないようなプログラムを作ってみました。
前進・後進の後に「待機プログラム」を追加する事で、待機プログラムの前の命令に時間を加える効果があります。
作ったプログラムをフォロに書き込むため、付属のUSBケーブルを使って、パソコンとフォロを接続します。
フォロの電源を入れて、頭にプスリ。
正しく接続されるとパソコン画面に表示されたUSBマークは、赤い×印から緑のチェックマークに変化します。
接続が行えたら、画像上部のスイッチボードスペースから「FLASH」を押します。
すぐに「転送成功」と表示されました!
これでフォロが3秒前進して3秒後進するフォロになったようです!
早速ケーブルを抜いてフォロを動かしてみると…うん!前進・後進を行いました!プログラム成功です!
※フォロが腕にリボンを結んでいるのは、筆者によるオシャレのため、本来の仕様ではございません。
色んな命令を数珠繋ぎしてみた
もうちょっと足してみようと、数珠繋ぎでプログラムを追加。
プログラミング・フォロにはサウンドスピーカーも搭載されているので、命令に「サウンド」があります。
作動時に音を鳴らして前進、回転後、前進させるプログラムを作りました。
最後の前進は命令に「無限ループ」を加えて、ひたすら前進させるようにしています。
フォロに転送し、動かすと…ポロンと音を立てた後に歩いて回れ右してひたすら前進。プログラム成功です!
スクリーンに文字を表示させてみよう
プログラミング・フォロの顔には、ドットマトリックスLEDを使って、数字や文字など自由な表示が行えます。
命令「マトリックス文字列」を選ぶと、コメント入力(20文字まで)が行えるので「フォロやで!」と指定してみました。
これで関西弁のフォロになったはず、よし転送、スイッチオン。
…短っ!!
実際に転送してみると「フ」と「ォ」をチラ見せして消えてしまいました。
これは…あれですね…プログラムが正しくないという事ですね。
プログラムを見直します。
原因が解明されました。
ドットマトリックスLEDに表示できる字数は限りがあるので、表示コマンドを継続させるための命令が足りませんでした。
「マトリックス文字列」の後ろに「無限ループ」を追加してみると、フォロの顔が動く電光掲示板のように「フォロやで!」と表示されてクルクル回っています!
プログラミング成功です!
サンプルプログラミングを試してみよう
探索モード
筆者の数珠繋ぎプログラムとはレベルが全然違いました!
左の赤外線センサーで前に物があると感知した時、右のセンサーでも前に物があった時は、1秒前進後、1.5秒右回りを行う。
左の赤外線センサーで前に物があると感知した時、左のセンサーで前に物がなかった時は、0.5秒前進後、0.5秒右回りを行う。
的な命令がされており、かつ、右の赤外線センサーでも似たような命令がギュッと詰まっています。
おぉ…自分で作るにはもうちょっと時間がかかりそうです。
このプログラムをフォロに転送して動きを確認すると…上手に障害物をよけています!相変わらず賢いねぇ。
カウントダウン
サンプルプログラム「カウントダウン」の中身ものぞいてみました。
…ふ~む…「数値定数」で指定した10の値を数値変数に格納して…数値変数に格納した値が0より大きい場合は…数値変数に格納した数値を顔に表示し、数値変数格納した値を1秒間隔で1ずつ引き算を繰り返して、サウンドを発動させる…みたいな…感じ…でしょうか…。
自分で何を言ってるか、サッパリだ!
私にプログラミング・フォロのプログラムが分かるように、プログラムを組んでほしい!
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筆者は理解していませんが、カウントダウンプログラムをフォロに転送すると、10,9,8,7…とカウントダウンを行い、最後に音を鳴らしました…。
フォロ…あの命令が理解できるのね…すごいね…。これはプログラムを作っては確かめ、作っては確かめを繰り返し、プログラミングに慣れる必要がありますね…。
プログラミングが義務教育になるというのですから…すごい時代になったものです…。
レポートはここで終わるけど…もうちょっと頑張ってみようかな…。
まとめ
前作のフォロは、組み立てを行って、「追尾」と「探索」プログラムの2種類で遊べるロボットでしたが、プログラミング・フォロは組み立てだけでなく、プログラムも自分で作って楽しめます。
見た目のぽっちゃりと丸みのある、愛嬌は変わらずで、かわいいおもちゃのような見た目ではありますが、ものすごい高度なプログラム作り出して、フォロに吹き込んで動かす事もできます。
サウンドや文字の表示機能が追加されてと、プログラムの幅も広いので、ぜひ、オリジナリティあふれるフォロを生み出して、楽しんでみてください。
2019.12.20 ぴよこ
前回のフォロは黄色いボディに大きなおめめでしたが、プログラミング・フォロ for PaletteIDEは、未来感のある白ボディに…顔がありますね。
まずは前回同様、フォロの組み立てから!
プラスドライバーやニッパーを用意しましょう! あとはカッターやペン、定規なども時々使います。
駆動には単4アルカリ乾電池が4本必要ですので準備してください。
工作目安は2~3時間程度。フルスロットで作業を進めます。