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鉄道模型教室 Bトレインショーティー DD51を組み立てる

Bトレインショーティー DD51を組み立てる

・Bトレインショーティー DD51を組み立てる

 鉄道模型の愉しみをお届けする「鉄道模型教室」。今回取り上げるのは、車両のリアリティーはそのままに、可愛らしくデフォルメした、バンダイの「Bトレインショーティー(Bトレ)」。ファン待望の「DD51」機関車がラインナップに追加されましたので、早速組み立ててみました!
 いつものNゲージとはまた違った独特の雰囲気を持つBトレで、DD51の世界を存分にご堪能下さい。

※写真は、DD51形ディーゼル機関車・貨物更新色です。

パーツの確認(1)

 まずは封入パーツの確認です。側面下部と窓ガラス、フロント手すりです。

パーツの確認(2)

 内部ブロック、台車、カプラーポケット、台車レリーフです。袋に入っているのが車輪です。

パーツの確認(3)

 ボンネット上部(写真左)と屋根パーツ(写真右)です。屋根パーツは以下の3種類から選択可能です。

  • (写真上)「貨物用・後期(855~899、1801~1805)」
  • (写真中)「貨物用・初期 無線アンテナ装備」
  • (写真下)「貨物用・初期(扇風機なし808~854)」

  • パーツの確認(4)

     側面、ボンネット前面、正面窓パーツです。正面窓パーツは、「A寒地」と「B寒地・一般」タイプが選択可能です。

    付属品の確認

     付属のデカール、説明書、カプラーです。

    組み立て開始

     それでは早速組み立てて行きましょう。模型用のニッパーを使い、説明書に書かれている通りに、まずは台車を組み立てます。

    とっても簡単

     組み立てには接着剤は不要です。パーツをはめ合わせるだけで簡単に組み立てることができます。 

    シャーシの完成

     台車を組み込んでシャーシが完成しました。

    車体の組み立て

     次に、車体部分を作っていきます。まず芯となる内部ブロックを組み立てます。

    窓ガラスの取り付け

     側面パーツです。窓ガラスのパーツもはめこむだけで簡単に取り付けられます。

    側面部分の取り付け

     先ほどの側面パーツを左右両面に取り付けました。

    順番に組み立てます

     屋根、ボンネット、正面パーツと組み立てます。組立には順番がありますので注意して下さい。

    DD51の完成です!!

     車体をシャーシと合体させます。あとはデカールを貼ったら完成! わずか30分程度で組み立てることができました。


    Bトレインショーティ DD51の動力化

    ・Bトレインショーティ DD51の動力化

     以降は、DD51の動力化のご紹介です。本製品は、本来動力ユニットを組み込める仕様ではございません。加工はメーカーおよび弊社サポートの対象外となります。作業を行う場合には、必ず『自己責任』にて行っていただきますよう予めご了承お願いいたします。

    動力ユニット3 電車・気動車用

     Nゲージのレール上でBトレを走行させるために用意したのは「動力ユニット3 電車・気動車用」です。Bトレインショーティーの、ほとんどの電車・気動車に装着可能で、台車レリーフは、D51に付属のものをそのまま取り付けることができます。

    取り付け位置の形状を確認

     場合によっては、簡単な加工が必要になるので、DD51の動力化を行う前に、取り付け位置の形状を確認します。
     左から「DD51車体(裏面)」「DD51シャーシ」「動力ユニット3」です。車体の空きスペースを見た感じでは、そのまま取り付けられそうな気もします。

    動力ユニットを仮組み

     車体と動力ユニットを仮組みしてみます。写真の赤丸部分、動力ユニットのツメと車体側の赤いダボ穴が干渉して取り付けることが出来ませんでした。以降、この干渉を無くすために加工を進めていきます。

    干渉部分の確認

     DD51本来の「床下シャーシ(写真左)」と「動力ユニット3(写真右)」の比較です。動力ユニットが車体と干渉する「赤いライン」を切り取る必要があります。

    動力ユニットの加工(1)

     シャーシから伸びたツメは、あらかじめニッパーで切り取っておきます。シャーシの切り取り部分にはデザインナイフで切り込みを入れておき、ピンバイスで切り取りラインに添って穴を開けます。

    動力ユニットの加工(2)

     パーツは思った以上に厚みがありますので、穴と穴をニッパーで切りつないでいき、最後にデザインナイフで整えます。パーツの干渉する4箇所すべてに同じ加工を行ったら動力ユニットの加工は終了です。

    車体へ取り付け

     加工後、DD51車体に取り付けてみました。DD51車体側のツメが動力ユニットの裾にカッチリはまり、無事取り付けることができました。 

    Nゲージのレールで走行テスト

     新品の動力ユニットは、最初の挙動が少しぎこちないですが、慣れてくると低速でもある程度走ってくれます。ピクリともしない場合でも、指で押したり、補助するなどして何度か動かしているうちに調子が出てきます。


     いかがでしたでしょうか? Bトレ待望の商品化となりました、DD51を特集してみました。ディフォルメされていながらも、細部まで作り込まれているのが魅力のBトレインショーティー。もちろん、本製品も非常に細かい部分まで再現されています。また、スケールモデルとは違った独特の味わいが楽しめます。何台あっても楽しい機関車ですので、色々と作り分けて、自分だけの機関区を作り上げてみてはいかがでしょうか!


    ※動力化の加工につきましては、必ず自己責任にて行って下さい。なお、動力化に関するお問い合わせ等につきましてはお受けいたしておりません。また、加工方法等についてメーカーへのお問い合わせは控えていただきますようお願いいたします。

    2012. 11. 9.公開(J-鉄道部


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