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鉄道模型教室 H5系 北海道新幹線(はやぶさ) レポート

H5系 北海道新幹線(はやぶさ) レポート
 今回は、2016年3月より営業運転を開始する北海道新幹線(新青森-新函館北斗)・H5系をNゲージの10両フル編成で再現した、トミックスの「H5系 北海道新幹線(はやぶさ)10両セット」【限定品】をレポートいたします。

 実車は、JR東日本のE5系をベースに開発され、飛雲ホワイトと常磐グリーンのボディーに、彩香パープルの帯と北海道の地形とシロハヤブサをモチーフとしたシンボルマークが特徴です。E5系同様最高時速320キロの営業運転に対応した性能を有します。

 また、10号車は新幹線における「ファーストクラス」のグランクラス。すでにグランクラスの営業が行われている新幹線では、最高級のサービスを受けられると人気になっています。

JR東日本のE5系をベースに開発された、H5系


トミックス H5系 北海道新幹線(はやぶさ)のパッケージです

 シンボルカラーのパープルをベースにH5系のイラストを描いた限定品ならではの化粧箱です。
 また、JR北海道の発行した北海道新幹線をPRするためのリーフレットが封入されています。さっそく、各車両を見てみましょう。



■1号車 H523-2

 普通車の先頭車です。トンネル微気圧波を低減する、15メートルにもおよぶロングノーズタイプの先頭形状をNゲージで再現しています。
 車両後方にはオリジナルのエンブレムが描かれており、ボディを外してみると、運転台と座席も表現されていました。


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■2号車 H526-102

 この製品は、H5系の第2編成であるH2編成を再現しています。各車番は印刷済みとなっています。


車両の連結部

 車両の連結はフック・U字型通電カプラーを採用しています。連結時に隣の車両と通電させるための電極が見えます。車両を線路に乗せてゆっくり押し当てるようにして連結します。

車両をひっくり返してみました

 カプラーを介して隣の車両と通電し、安定した集電ができるのでスムーズな走行やちらつきの少ないライト点灯を実現します。


■3号車 H525-2

 パンタグラフのある車両です。H5系は10両編成ですが、パンタグラフは、3号車と7号車の2基だけです。


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■4号車 H526-202


■5号車 H525-402

 車椅子対応大型トイレや多目的室などがあるため、乗降扉の位置が他の車両とは異なります。実車の定員も4,6,8号車の100名より少ない59名です。


■6号車 H526-302


■7号車 H525-102

 後方にはパンタグラフが、車両をひっくり返すとフライホイール付きの動力ユニットが搭載されています。


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■8号車 H526-402


■9号車 H515-2


乗降扉横

 乗降扉横にはグリーンカーマークが印刷されています。

ボディを取り外して比較

 ボディを外して普通車とのインテリアの違いを見比べましょう。写真上側が普通車(2列+3列)、下側がグリーン車(2列+2列)です。座席の幅や間隔の違いがおわかりいただけるでしょうか。


■10号車 H514-2
 新函館北斗寄りの先頭車・10号車・H514-2は、座席定員18名の新幹線のファーストクラス「グランクラス」車です。
 乗降扉横にはグランクラスのマークが印刷されています。窓の配列も1号車とは異なります。



グランクラスの座席表現です

 ゆったりとした3列の電動リクライニングシートを表現しています。

TNカプラー(連結器)が収納されています

 10号車の先頭部にE6系などの他の編成と併結運転が楽しめるように、TNカプラー(連結器)が収納されています。車両を裏返し前頭部のスライドスイッチ(○)を先の細いもので押し出すと・・・


他の編成と連結することが可能

 TNカプラーが飛び出します。カバーを取り外して、他の編成と連結することができます。

10号車のボディを取り外しました

 運転台部と収納されているTNカプラー部が確認できます。




 いかがだったでしょうか。H5系の躍動感のあるフォルムを余すことなく再現しています。先日H5系を使用した北海道新幹線開業に向けた「訓練運転」を8月22日より開始すると発表がありました。あと200日余り。開業機運が盛り上がる北海道新幹線車両を一足お先にご自宅の線路で走らせてみませんか?

2015. 8.20.公開(J-鉄道部


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