2023.10.28
Joshin 試用レポート
鉄道模型走行会の様子が上から横から楽しめる!マイクロドールハウスを作ってみた



トミーテック マイクロドールハウス 鉄道模型走行会 MD03/ 市民バザー MD02
トミーテックの紙とプラスチックのハイブリッド模型シリーズ『マイクロドールハウス』から、今回は『鉄道模型走行会 MD03』と『市民バザー MD02』の模型制作に挑戦!
ペーパクラフトで作ったパーツを建物に入れて、建物の外から中の様子を覗くようにみたり、屋根を外して上から鑑賞できるようです。
「鉄道模型走行会 MD03」を中心に、筆者がチマチマ作って楽しむ様子をご覧ください。
ライター:ぴよこ
紙とプラスチックのハイブリッド模型シリーズ『マイクロドールハウス』
鉄道をたのしむ会場の様子を再現した「鉄道模型走行会 MD03」
スケール | 1/150スケール(Nゲージ) |
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商品形態 | 塗装組立キット |
本体サイズ(完成時サイズ) | 幅 170×奥行 90×高さ 70mm |
分厚い本のようなシックな見た目のパッケージの『鉄道模型走行会 MD03』。
中には紙パーツと9割完成しているプラスチックの建物パーツなどが入っている。
ペーパークラフトで作った家具や大型ジオラマなどを、プラスチックの建物の中に入れて完成させていく。
完成形は、筆者が作った模型を動画でご確認ください。
組立時間は、模型経験者なら約4時間らしく、筆者がかかった時間は約3時間20分だった。
作った中で最も苦戦したのは…パイプ椅子ですね。
セット内容
中には建物、ペーパークラフトパーツ、フィギュア「写真を撮る人」が入っている。
紙パーツにはイスや机らしきパーツがギュッと詰まっている。
この小さなパーツに接着剤を付けたり折ったりするのが苦戦するのだ…!
プラスチックの建物パーツは、屋根、壁、床の3つに分かれていて、少しのランナーパーツやガラス窓パーツを貼り付けて完成させる。
屋根は開くので、建物の上から鉄道模型走行会の様子を楽しむのもヨシ、窓から覗いて楽しむのもヨシ!だ。
マイクロドールハウスを作っていこう!
クラフトパーツの最初は「パイプ椅子」
冒頭で筆者が1番苦戦したのが「パイプ椅子」と言ったけど、「パイプ椅子」がクラフトパーツで最初に作るパーツなのだ。 用紙からパイプ椅子をカッターで切り取り、表と裏をしっかり確認しながら座椅子部分と脚の部分をイイカンジに折り曲げる。
最初無謀にも指で曲げられるかなと思ったけど、2秒もしたらピンセット持ってた。
ピンセットで座椅子を曲げた後、切りクズレベルのか細い脚を曲げていく。
もうね、ちぎれるんじゃないかと思う細さだし、筆者の性格上、ちゃんと人が座れる角度とか目指しちゃうからなんか無駄に時間かかってた気がする。
これを5脚つくる事になるので、出来た頃には「…ふぅ~!!!」とため息も出るんだけど、パイプ椅子、バラバラバラピューーーー!!!って飛んでいくからほんと気を付けてください。
衣装ケース。これまた小さい
衣装ケースは側面パーツを曲げて・天板パーツと組み合わせて接着。
コンテナは曲げて接着するだけだけど、小さすぎて曲げるのは一苦労だし接着剤でヌチョヌチョになるからつまようじを唸らせる事になる。
ちなみに作るパーツの中ではコンテナが1番小さい。
作ったパーツにシールパーツを貼る
「曲げる」「穴にパーツを通す」「接着する」を繰り返すと、パーツはどんどん完成する。
ときどきシールパーツが登場するので、ホワイトボードにポスターを貼っておめかししたりする。
シール台紙からポスターを切り取る時は、余白の白い台紙部分がパーツに残らないように、キレイにカット。
ポスターの天地は揃えたいので、ピンセットでプルプルしながら慎重に…。
長机は作るパーツの中では少し大きめなので、接着剤をボトルからダイレクト塗布。
久しぶりにザックリと作業が出来るわぁ~と思ったのもつかの間、机に足パーツ20個を穴に通して接着する作業がすぐさま開始。
床パーツに机を接着!
よし!めっちゃ小さい20の足パーツを接着できた!特大ジオラマのシールやパーツも貼ってええカンジやで!
出来た机は床パーツの指定の穴に装着する。
床パーツには他にもたくさん穴があるので、場所を間違えないように作り方の図を確認しながら作業する。
床パーツが出てきたのでそろそろ仕上げじゃないのか!?と喜んでいると、次の工程が、大机の足をまるごと隠すシールパーツ「布」を貼るだった。
あんなけ苦労したのに!?なんたる無慈悲!めっちゃキレイに貼っといた。
他の机にも布パーツを貼り、卓上にはジオラマやコントローラーシールを貼って仕上げる。
シールの粘着力はあまり強くないのと、足パーツへの接着面が少ないので、布シールを貼っても密着せずにすき間ができた。
机と布シールとの間にすき間があるのは個人的にリアリティさに欠けるので、机の裏からつまようじを使って接着剤をつけてすき間を無くしておこう。
どんどん床にパーツを接着していこう
机は床の指定の場所、穴のある部分に接着し、残りのパーツは好みの位置に設置して接着。
これでペーパークラフトは完成!
クラフトパーツを建物に入れる前に、建物にパーツを装着して仕上げよう。
建物を仕上げる
雨どいやレリーフ、時計と行ったパーツをランナーから切り離したら、指定の場所に接着する。
窓用のクリアパーツを接着すれば、建物はこれで完成なので、特に難しい箇所もなく10分ほどで終わった。
最後に5体の「撮る人」をジオラマ付近に置いて撮影会の雰囲気を出して、と。
これで完璧!
クラフトパーツを…ついに建物にセット!!
上から会場の様子を楽しむ
建物の窓からのぞくのもヨシ、屋根を外して真上からガン見するのもヨシ!
特大ジオラマを夢中になって撮影する人や会場を見て歩く人などの様子が楽しめる。
会場の様子が手のひらほどのサイズに納まった、箱庭みたいな小さな世界…これだけでトキメキである。
マイクロドールハウス 市民バザー MD02 も作ってみた
パッケージや建物パーツはほぼ同じの『マイクロドールハウス 市民バザー MD02』も作ってみた。
こちらは小物のクラフトパーツが『鉄道模型走行会』よりもつくるものが多く、制作目安は約5時間。
市民バザーでは様々なアイテムを売るお店や、三角コーン、ひな壇、ハンガーラックと服などのパーツを作っていく。
服はシールで、ハンガーのクラフトパーツを挟んで完成させる。
細かい作業で虚無になったけど、出来上がったらめちゃくちゃ可愛い。
まとめ
パーツを曲げる、貼るでほとんど完成するので、模型やミニチュアに作り慣れている方なら難しい場面はほぼないかと思います。
紙パーツですので紛失だけご注意ください。
筆者は作った後に「フゥッ…」と一息ついて、何度もパーツを吹き飛ばしていました。
エアコンの風でもちょっとずつパーツが机から逃げ出していたりしたので、最大の敵は「風」ですね。
今回は『鉄道模型走行会』と『市民バザー』をつくりましたが、マイクロドールハウスは他にもあります。
小さな世界をつくってみたいかたはぜひ、お気に入りのマイクロドールハウスを選んでいただき、じっくり楽しみながら作ってみてください!
もっとその場面を賑わせるなら、付属の人のフィギュア以外に好きなフィギュアの追加もお忘れなく!
2023.10.28 (ぴよこ)