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鉄道模型教室 はじめてのNゲージ(2) 待避線と、立体交差にチャレンジ

レイアウトの完成イメージ

・はじめてのNゲージ(2) 待避線と、立体交差にチャレンジ

 鉄道模型の愉しみをお届けする「鉄道模型教室」。前回の「はじめてのNゲージ(1)」では、トミックスのベーシックセットを組み立てて、N700系新幹線を走行させるところまでをお届けしました。今回は、手軽にレールのパターンを増やせる、トミックスの「レールセット」をいくつか用意。ベーシックセットをベースにして、待避線や立体交差などのレイアウトを再現してみたいと思います。

※この特集では、セットに含まれていない車両も使用しています。また、ケーブル固定用のフックは商品に含まれていませんのでご了承下さい。


ベーシックセット(パターンA)

 トミックスでは、ベーシックセットに入っている、560㎜×1,120㎜の円周線路の事を「レールパターンA」と呼んでいます。同じく、ベーシックセットに付属の「N700系のぞみ」4両を線路に並べるとストレート区間が車両で埋まってしまいました…。

カーブを曲がるのも窮屈…

 N700系といえば 、カモノハシのクチバシのような長~いフロントノーズが特徴。写真のように、カーブでは窮屈な運転になってしまうので、N700系をスムーズに走れるようにしたいと思います。

ベーシックセットの直線区間を延長してみましょう

 そこで、トミックスの「1022 ストレートレール(280mm:2本入り)」を2セット用意して、ベーシックセットの直線区間を560㎜から1,120㎜に伸ばしてみました。たったこれだけの作業で、N700系4両をゆったり走らせる事ができます。コストや手間もそれほどかからないのでおすすめです。



待避線セット(パターンB)

 パターンAの線路は単線なので、2つの列車を同時に走行させると、いつかは衝突してしまいます。そこで、レールパターンBの待避線セットの出番です。レールを組み合わせると、560㎜×1,680㎜のレイアウト(写真)が完成しました。

行き違い走行や、追い越し走行も思いのまま

 レイアウトの複線区間を利用すれば、行き違い走行や、追い越し走行も思いのまま。「(N)91092 ファイントラック 待避線セットⅡ」は、電動ポイントを採用しているので、遠隔操作による運転遊びが楽しめます。

引き込み線セット(パターンB)

 ほかにも、パターンBには、手動でポイントを切り替える「(N)91091 ファイントラック 引き込み線Ⅱ」もあります。N700系のほかにも、複数の車両を乗せたいときにおすすめです。



立体交差セット(パターンC)

 鉄道模型のレイアウトのなかでも、人気のプランが立体交差です。トミックスのパターンCである「(N)91063 ファイントラック 立体交差セット」を用意すれば、表情豊かな立体交差がすぐに楽しめます。

さっそく試運転してみましょう

 立体交差セットを組み合わせたレイアウトの寸法は758×1,598㎜です。さっそく、用意した車両で試運転してみましょう。

あこがれの立体交差

 地上から55㎜の高さを上り、高架橋付き曲線線路を抜けると、トラス鉄橋が見えてきました。このレイアウトの見せ場である立体交差を、ぜひご自分の手でお楽しみ下さい。

レイアウトの完成です

 今回ご紹介した3つのパターン(A・B・C)を組み合わせる事によって立体交差と列車の行き違いという、鉄道模型運転の醍醐味が一緒に楽しめてしまいます。しかも!完成したレイアウトの寸法は、814×2,158㎜(写真上・下)というビッグサイズ!!


レイアウトの完成イメージ

 今回はレールと車両がセットになったベーシックセットSDをベースに、線路の拡張に挑戦してみました。今まで単調だったレイアウトも、行き違い運転や、立体交差の乗り越しが楽しめるようになったことで、一気にバリエーションが広がったのではないでしょうか?

 今回ご紹介した、トミックスのパターンA・B・Cの線路は、最もスタンダードで人気のあるレイアウトです。次回は、このレイアウトに平面交差線路セットを加えて、より複雑なレイアウトに挑戦したいと思います。ぜひご期待下さい!


  • 【セット内容】
    ・N700系のぞみ4両セット(92431と同等品)
    ・ストレートレールS140(F)×1本
    ・ストレートレールS280(F)×3本
    ・ストレートレールS140-RE(F)×1本
    ・カーブレールC280-45(F)×8本
    ・パワーユニットN-600×1台
    ・D.CフィーダーN×1本
    ・リレーラー×1本


 ご自分で好きな車両を別途用意したい場合は、レールのみのセットがおすすめです。ぜひ下記の商品もご検討下さい。


  --- E N D --- 2012/9/21 公開 (J-鉄道部