
Joshin ミニ試用レポート 列車をレール上で停止させると自動的に連結が外れる解放ランプを使ってみた
前回のレポートでは、カトーの機関車の連結器をマグネティックナックルカプラーに交換するところからはじまり、アンカプラー線路による自動開放までを行ってみました。
今回はトミックスの機関車での自動解放を試してみます。
トミックスの機関車の大半は、アーノルドカプラーと互換性のあるMカプラーが標準装備なので、部品交換をしなくてもそのまま楽しめるのが特徴です。
トミックス 1521 ファイントラック 解放ランプ付レールのここが凄い!
トミックスの大半の機関車にはMカプラーと呼ばれる自動解放機能がついたアーノルドカプラー(連結器)が標準装備されていますので、細かな作業をしなくても、自動解放(=自動的に連結器が外れ、列車から機関車を切り離す事)を楽しむことができます。
このカプラーを装備した機関車をトミックスの解放ランプ付レールの上で停止させると自動解放ができます。
トミックス 1521 ファイントラック 解放ランプ付レール
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今回使用した1521 トミックス Nゲージ 解放ランプ付レール(左)と(N) 92404 DE10・ワム80000形貨物列車セット(右)です。
レールは長さ70ミリの直線線路が1本入りです、円周線路に組み込む場合は対角に通常の70ミリの直線線路も必要です。残念ながら他社の線路に組み込む事は基本的にできません。
列車はJRの代表的な入換用機関車 青の塗装のDE10とワム80000形有蓋車2両をセットにした貨物列車セットを用意しました。機関車は従来品より走行性能が向上し、ワム280000形とワム380000形の台車の軸受けを作り分けるなど、随所にこだわっています。
解放ランプ付レールを組み立てます
直線レールと電源を繋いで貨物列車を走行させます
機関車と貨車の連結部のアップです
解放ランプ付きレールの上で列車を停止させます
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機関車側の連結器が上に跳ね上がっているのがわかります。これで貨車が機関車から解放されました(切り離されました)。
機関車のMカプラー(連結器)の根元には小さな磁石がついており、解放ランプ付きレールの磁石と反応して跳ね上がったわけです。
機関車を移動させます
今度はD.U.(遅延解放)を行います
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今度はD.U.(ディレイド・アンカプリング=遅延解放)の方法です。
実際の鉄道の車両入れ換え作業で「突放(とっぽう)」の様な動作を楽しむことができます。
自動解放運転と同様に列車を解放ランプ付きレールに向けて走行させ、機関車と貨車の連結部=切り離すところ=が、標識柱の位置に来たら機関車を停止させます。
後退運転を行います
任意の場所で停止
列車から機関車が離れていきます
応用例をご紹介
カトーのマグネティックナックルカプラーはより実感的な形状と動作がポイントなのに対し、トミックスの自動解放と遅延解放運転は、Mカプラー装備のトミックスの機関車とアーノルドカプラー付きの貨車・客車、Mカプラーと解放ランプ付きレールを用意するだけで楽しめるのでより手軽です。
(カプラーの動きが大きいので、確実な動作が期待できる反面、実感的ではないところが欠点だと思います)
【注意点】
トミックスの機関車でもC57・EF63・Cタイプ機関車などMカプラー非装備の車両があります。取扱説明書・カタログ等でご確認下さい。他社のアンカプラー線路では動作しません。また、解放ランプ付きレールで他のカプラーによる自動解放・遅延解放は動作しません。
2011.10.12. yawayawa
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