2024.01.30
Joshin 試用レポート
進化したFitbitのNo.1トラッカー!Fitbit Charge 6を実機レビュー



Fitbit スマートウォッチ Fitbit Charge 6
24時間違和感なく装着できる小型サイズながら機能も充実している、FitbitのNo.1フィットネストラッカー Fitbit Chargeシリーズ。
今回登場した最新モデル『Fitbit Charge 6』のポイントは、Googleとの連携強化とシリーズ史上最高精度の心拍数センサーです。
新しくできるようになったことやライフログを中心に、実際に使った様子をレビューしました! ライター:もあ
Googleとの連携強化でさらに便利になった『Fitbit Charge 6』
本体サイズ(約) | 縦3.87 x 横1.86 x 高さ1.17 |
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ベルトサイズ | Sサイズ:手首周り130~170mm / Lサイズ:手首周り170~211mmにフィット |
重量(約) | 30g(付属のベルトSサイズ含む) |
ディスプレイ | カラーAMOLED タッチスクリーン |
バッテリー | 最大7日間持続 / 充電時間:約2時間 ※使用方法によって変化します |
防水性能 | 5気圧(水深50mまでの耐水仕様) |
キャッシュレス決済 | Fitbit Pay(Suica/クレジットカード対応) |
GPS | 〇(専用アプリでルートマップを表示) |
ワークアウト | 40種類(ランニング、サイクリング、ウエイトトレーニング、ヨガなど) |
健康モニタリング | 心拍数、睡眠スコア、ストレスマネジメント、血中酸素ウェルネス、女性生理周期予測など |
カラー | Obsidian/Black、Porcelain/Silver、Coral/Champagne Gold |
Fitbit Chargeは、GPS内蔵や電子決済の対応といった機能性と、睡眠時も身に付けやすい軽量サイズを両立した、数あるFitbitのスマートウォッチの中でも特に人気のシリーズです。
今回登場した『Fitbit Charge 6 (以下:Charge 6)』は、Googleサービスとの連携をさらに強化。
主な新機能として、GoogleマップのナビゲーションやYouTube Music※の再生コントロールが本体から行えるようになりました。
(※YouTube Musicは「YouTube Premium(月額制有料サービス)」に登録している方のみご利用いただけます)
また「Googleウォレット」による非接触型決済、Suica対応のキャッシュレス決済機能「Fitbit Pay」も搭載し、これまで以上にスマホの出番が少なくなった印象です。
Charge 6は「シリーズ史上最高精度の心拍数測定」を謳っており、日々の健康状態や運動・睡眠の様子をより細かく分析できるようになったとのこと。
正確な心拍数を24時間計測、運動を自動認識してアクティビティーを保存、睡眠の状態を分析してスコア化、体に受けたストレスを数値化など計測できる項目はとても多く、装着していると健康状態が全てわかるといっても過言ではありません。
これらのデータは全て「Fitbitアプリ」で管理できます。
外観と操作方法
Charge 6のカラーバリエーションは、ブラック/シルバー/シャンパンゴールド の3色。
今回はお借りしたシャンパンゴールドは、ビビットオレンジ系のカラーで明るくスポーティーなイメージ。
シャンパンゴールドのカラーは目立ちますが、デザイン自体はすごくシンプルでスマートウォッチの中でもスリムな部類なので、ブラックやシルバーなら時計の存在感があまりない方がいい方も使いやすいと思います。
ディスプレイ表示はとても色鮮やかで、日差しの強い屋外でも問題なく確認できます。
フェイスデザインはアプリより変更できますが、時刻が大きく表示されているものがほとんどなので、小柄なディスプレイでも見にくいと感じることはありませんでした。
ナビゲーションボタンが復活
外観は前モデルのCharge 5とほとんど変わらず・・・と思ったら、廃止されていたサイドの物理ボタン「ナビゲーションボタン」が復活しています!
このナビゲーションボタンの役割は、押すと即座に時刻表示のあるメイン画面に戻るというもの。
ボタンは結構硬めで、親指と人差し指で本体を挟むようにしてグッと押し込みます。
触覚フィードバックが採用されていて押した時に振動があるので、しっかり押した感覚がありますよ。
ボタンは小さく「よく見るとある」くらいの存在感なので、シンプルかつスマートな印象の外観が崩れていないのがうれしいです。
フル充電で最大7日間持続
ベルトはワンタッチで着脱
ベルトの着脱は、本体側に付いている出っ張りを押してひねるだけと、とてもカンタン。
ベルトは前モデルのものを引き続き使え、メーカーページにはレザー素材や通気性に優れたスポーツタイプなどの付け替え用ベルトもございます。
Charge 6に付属しているシリコンベルトは、軽い付け心地で全面サラサラとした質感です。
汗をかいても皮膚に張り付く様子がなくて、常に快適に装着できました。
汚れが付いても拭き取りやすく、気になったら水洗いができるのもいいですね。
操作の様子
アプリでウォッチフェイスを変更
アプリからウォッチフェイスを変更できます。
ビビッドカラーで時刻表示が大きめのスポーティーな雰囲気のものが多く、小型ディスプレイでも見やすいようデザインされています。
カラーや表示項目を好みのものにカスタマイズして、使いやすさを追求するのも面白いです。
GoogleマップやYouTube Musicが使える
Charge 6の新機能、GoogleマップとYouTube Musicのアプリ表示をみてみました。
Googleマップで目的地を入力しナビゲーションを開始すると「○○m直進」「右へ曲がる」といった指示がCharge 6にも届きます。
GPSの精度が高くルートが正確で、曲がる位置が近づいたら振動とともに通知があるので、スマホをバッグに入れたままでも迷うことなく目的地に到着しました。
筆者は方向音痴でGoogleマップを開いたスマホを手放せないタイプですが、これも歩きスマホだなと気になっていたので、時計でナビゲーションしてくれるのはすごく助かります。
音楽配信サービスYouTube Musicのコントロールは、有料サービスYouTube Premiumに登録している方だけが使えます。
スマホでYouTube Musicを再生し、Charge 6で再生/停止や音量の調整、曲の変更を行うので、音楽の再生にはスマホが必須です。
40種類以上のエクササイズモードを搭載
エクササイズモードは定番のウォークやランから、サーフィンやカヤックなどのスポーツまでたっぷり40種類搭載。
ランニングやサイクリングなどはセンサーが認識して自動でエクササイズモードが開始するので、ログの取り忘れの心配はありません。
実際、駅まで5分弱ダッシュした分もしっかり記録として残っていました。
心拍数は24時間常に計測されるので、どの時間に運動していたか一目瞭然。
屋外で移動した距離は、アプリよりルートマップで確認できます。
また、Charge 6にはランニングマシンやフィットネスバイクなどのエクササイズ機器と接続する機能があり、リアルタイムの心拍数を機器に表示することもできます。
元々心拍数が表示されるエクササイズ機器も多いですが、直接身に着けている分Charge 6の計測の方が正確性は高いと思います。
常に目に入る場所に表示されるので自身のペースをより掴みやすく、運動中に一切時計を見なくてよくなるので結構便利です。
ライフログをチェック!
アプリのメイン画面は、健康状態や運動ログを管理する「今日」と、ハードな運動からリラックスできる音楽まで幅広いメニューが用意された「コーチ」、コミュニティや目標を表示する「自分」の3つに分かれています。
Fitbitアプリには有料プラン「Fitbit Premium(※月額640円)」があり、登録すると今日はどれくらいの運動量が適しているかの測定や、より詳しい睡眠プロフィールの確認ができます。
「コーチ」に用意されたメニューも、有料会員向けのものが多くありました。
健康状態の記録は、心拍数/皮膚温度/血中酸素の変動や、移動した距離、消費カロリー、1時間で250歩以上歩いた回数など、すごく細かく計測されています。
長時間動きがないと判断されると「立って動きましょう!」というリマインドの通知もきます。
ログを見ると、早歩きした覚えがある時間帯にしっかり心拍数と消費カロリーが上がっているので、センサーの精度はかなり高そうです。
睡眠の質はスコア化される
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睡眠スコアとステージ -
睡眠の質はスコア化されて記録に残り、ひとめで状態がわかるようになっています。
スコアは睡眠時間とレム睡眠などのステージ、呼吸や心拍数の変化から計測しているようで、睡眠時間が短くても深く眠れていればスコアが高いこともあります。ステージにある目覚めていた時間は全然覚えがありませんが、就寝と起床の時間が正しいので正確性は信用できます。
筆者、毎日同じ時間に起きててえらい!(寝る時間がバラバラなのはえらくない)Charge 6には「皮膚電気活動センサー」から読み取ったストレス反応と、前日の活動・睡眠の内容からストレスを数値化する「ストレスマネジメント」機能もあります。
この数値を良くするのにも睡眠の質は重要なので、少しずつ改善していこうと思いました。
まとめ
FitbitがGoogleの傘下に入ったことで「Google Pixel Watch」の管理がFitbitアプリで行えるようになり、同じようにログを取れるなら機能が多いGoogle Pixel Watchの方がいい?と考える方もいると思います。
個人的には、健康状態や運動の管理などフィットネスウォッチとしての機能を中心に使いたい方が「Charge 6」、第2のスマホとして日常をより便利にしたい方は「Pixel Watch」がピッタリというイメージです。
Charge 6は、バッテリー時間が長くGPSやセンサーも優秀で、シンプルに健康状態を把握したり運動のモチベーションにするには充分すぎる性能を持ち、加えてマップなど便利なGoogleサービスも使えるスマートウォッチです。
機能の多くはスマホが近くにあることが前提になりますが、ランニング中に行先をナビゲーションしたり音楽をコントロールできるようになったのはすごく便利で、従来モデルからの進化を実感します。
これから運動を始めようと思っている方、睡眠中も含めて常に身に着けてしっかりログを取りたい方におすすめです。
ぜひ、Charge 6で自分の身体のことをよく知り、生活の質を高めてください。 2024.01.30 (もあ)