
【おすすめ】液晶テレビの比較&選び方!人気のモデルもご紹介
2025.6.2[更新]
4K放送や動画配信サービスの普及などにより、テレビの視聴スタイルが大きく変化しています。それに伴い、各メーカーは画質や音質をさらに向上させるとともに、便利な機能を備えた最新モデルを次々と展開しています。幅広いメーカーやモデルの中から、ご家庭にピッタリの液晶テレビはどのように選べばいいのでしょうか。
この記事では、液晶テレビを選ぶ際のポイントや、おすすめのメーカーごとの特長をJoshin webのテレビ・レコーダー担当者がご紹介します。

Joshin webテレビ・レコーダー担当者「ちよ」が、液晶テレビのポイントやおすすめモデルを紹介いたします!
液晶テレビと有機ELテレビの違い
テレビには、液晶テレビや有機ELテレビなどの種類がありますが、それぞれどのような違いがあるのでしょうか。まずは、テレビの種類ごとに、それぞれの特長をご紹介します。
液晶テレビ
液晶テレビは、光源(バックライト)を画面の後ろに置き、その光を液晶パネルで調光して、さまざまな色の画素を画面上に表示する方式のテレビ。バックライトのおかげで画面の輝度が高く、明るい部屋でも見やすいのが特長です。
液晶テレビは、消費電力が少なく長寿命なことや、大型から小型まで幅広いサイズがそろっていること、比較的手が届きやすい価格帯であることから、現在では主流のテレビとなっています。

有機ELテレビ
有機ELテレビは、みずから発光するOLED(Organic Light Emitting Diode:有機発光ダイオード)を採用した方式のテレビ。高コントラストで鮮やかな映像表現が可能です。バックライトが不要で薄型設計が可能なことや、視野角が広いので斜めからの映像が見やすいこと、応答速度が速くスポーツやアクション映画などの素早い動きを滑らかに映せることなど、多くの特長があります。
液晶テレビと比べて消費電力が大きく寿命が短いことや、画面焼けしやすい点がデメリットではありますが、各メーカーの技術向上により改善が続けられています。

液晶テレビの最新トレンド
近年、液晶テレビは技術の進化によって大きな変化を遂げており、特に画質の向上や多機能化が注目されています。
例えば、バックライトに青色LEDを採用した「量子ドット」技術は、色の再現性を高めるとともに、低消費電力も実現しています。また、「mini LED」ディスプレイは、バックライトに使用するLEDをさらに小型化することで、コントラスト性能を大幅に向上。明暗の差をよりくっきりと表現できるようになりました。
さらに、各社ともバックライトを部分ごとに細かく制御する技術を採用しており、明暗の描写がよりきめ細かく行えるようになっています。

特に画質を重視する方には、「mini LED」ディスプレイを搭載したモデルがおすすめです。進化した液晶テレビで、臨場感あふれる映像を楽しんでみてはいかがでしょうか。
液晶テレビを選ぶ際のポイントとは?
液晶テレビを選ぶ際には、液晶ディスプレイの種類や画面サイズ、画質、音質といったさまざまなポイントに注目する必要があります。また、動画配信サービスを楽しむ場合は、インターネット接続の有無なども重要なポイントです。
ここからは、液晶テレビを選ぶ際に押さえておきたいポイントを解説していきます。
液晶ディスプレイの種類:色彩の表現や応答速度などが異なる
液晶ディスプレイの種類には、主に「VA方式」「TN方式」「IPS方式」があります。種類によって色の再現性やコントラスト、応答速度、視野角などが異なるため、それぞれの違いを理解して選びましょう。
VA方式
VA方式の液晶パネルは、コントラスト比が高く、引き締まった黒色を再現できるのが特長です。そのため、映画やドラマのように暗いシーンが多い映像では、黒色が引き締まった美しい映像を楽しめます。
ただし、応答速度が速くはないため、スポーツやアクション映画など、動きの激しい映像を視聴する際には残像が発生しやすい点に注意が必要です。また、視野角が狭く、斜めから見ると画面が暗くなったり、色が薄く見えたりすることもあります。
TN方式
TN方式の液晶パネルは、応答速度が速く、スポーツ中継やゲームのような動きの多い映像にピッタリです。ただし、色の再現性がほかの方式に比べて低いため、鮮やかな映像を求める場合にはやや不向き。さらに、視野角が狭いので、斜めから見ると映像が暗く見えたり、色が薄く見えたりすることがあります。
IPS方式
IPS方式の液晶パネルは、色の再現性が高く、鮮やかで美しい映像を楽しめるのが特長です。視野角が広いため、複数人での視聴に適しています。
ただし、コントラストが高くないため、暗いシーンでは映像が白っぽく見えたり、黒がつぶれたりすることがあります。
画面サイズ:お持ちのテレビの外寸を上回るサイズを選ぶ

テレビの画面が大きいと映像に迫力を感じますが、視聴距離が近すぎると一つひとつの画素が目立ち、映像が粗く感じられることも。画面サイズを決める際には、視聴する距離を考慮することが大切です。
一般的に、フルHDは画面の縦寸法の3倍、4Kは縦寸法の1.5倍の距離から見るのがいいといわれています。テレビの置き場所と視聴する位置との距離を測った上で、解像度が高くできるだけ大きいサイズの液晶テレビを選ぶといいでしょう。
また、最近のテレビは画面の枠(ベゼル)がスリム化され、外寸がよりコンパクトになっています。そのため、「大きなテレビに買い替えたのに、思ったより小さく見える」と感じることも。
テレビを買い替える際には、これまで使っていたテレビの外寸の高さ・横幅を確認し、それを上回るサイズのモデルを選ぶことをおすすめします。

テレビのサイズ感(外寸)は、10年前の37型が現在の43型、46型が49型くらいに相当します。買い替えの際に後悔しないためにも、これまで使用していたテレビの外寸を確認した上で、実際に店舗で実物を確認してみることをおすすめします。
画質:解像度が高いほど高精細な映像を楽しめる
テレビの映像は、色のついた非常に小さな点である「画素(ピクセル)」が集まって構成されています。画素が細かく高密度なほど解像度が高くなり、より精細な映像を楽しむことが可能です。テレビの解像度は、「横の画素数×縦の画素数」で表されます。
フルHDテレビは横1,920×縦1,080、4KテレビはフルHDの約4倍にあたる横3,840×縦2,160、8Kテレビは横7,680×縦4,320の画素数になり、解像度が上がるほどきめ細かく非常に美しい映像が楽しめます。
チューナー数:複数あると同時録画が可能に
チューナーを複数搭載しているモデルを選ぶと、複数の番組を同時に録画したり、ある番組を視聴中に別の番組を録画したりできます。
例えば、3チューナー搭載モデルであれば、視聴中の番組に加えて、同時間帯に放送されている別の2つの番組を同時に録画可能です。また、4K8K衛星放送を観たい場合は、4Kチューナーや8Kチューナーを搭載しているかどうかも確認してください。
録画機能:外付けハードディスクで手軽に録画
多くの液晶テレビは、外付けハードディスク(HDD)を接続することで簡単に録画ができます。外付けハードディスクは、DVDレコーダーやブルーレイレコーダーと比較して本体がコンパクトで、省スペースで設置できるのがメリットです。
また、外付けハードディスクは、各種レコーダーよりも価格が比較的手頃な上、大量の番組が保存できる大容量のものもあります。
HDR:微妙な陰影を美しく表現
HDR(High Dynamic Range:ハイダイナミックレンジ)とは、従来のSDR(Standard Dynamic Range:スタンダードダイナミックレンジ)に比べて、明るさの幅をより広く表現できる技術です。
SDR映像では、日陰などの暗い部分がつぶれたり、日なたなどの明るい部分が白飛びしたりして、ディテールが見えにくくなることもあります。HDR映像は、微妙な陰影を細かく再現でき、肉眼で見る景色のような自然な映像が楽しめます。
HDR対応の映像を楽しむには、HDRに対応した液晶テレビやブルーレイソフト、動画配信サービスなどが必要です。
インターネット接続:多彩な動画配信サービスを楽しめる
インターネット接続機能を備えた液晶テレビなら、YouTubeなどのインターネット上の動画やNetflix、Prime Videoといった動画配信サービス(VOD)をテレビ画面で楽しむことができます。
また、テレビのリモコンに主要な動画配信サービスの専用ボタンが搭載されているモデルなら、ワンタッチでお気に入りの動画配信サービスを起動し、すぐにコンテンツを視聴できます。
音質:臨場感たっぷりの視聴体験ができる
音質のいいテレビは、映画やドラマに臨場感を与え、まるで映画館やコンサートホールにいるような迫力を楽しむことができます。
「Dolby Atmos(ドルビーアトモス)」による立体音響や、スピーカーを使わず画面そのものを振動させて音を出すシステムなど、各メーカーが音質向上のためにさまざまな技術を開発しています。また、高音質のスピーカーを複数搭載したモデルも人気です。
そのほかの機能:映像のクオリティや視聴体験を底上げ
液晶テレビには、より美しい映像を楽しめたり、操作を快適にしてくれたりする機能が搭載されています。具体的には、下記のような機能があります。
倍速機能
倍速機能は、通常1秒間に60コマの映像を表示するところ、倍の120コマに増やすことで、より滑らかな映像を実現する技術です。スポーツ中継やアクション映画のような動きの速い映像でも、ブレを抑えて滑らかに見えます。
アップコンバート機能
アップコンバート機能は、解像度の低い画質の映像を、4K相当の高画質に自動で変換する技術です。DVDの解像度は720×480、地上デジタル放送の解像度は1,440×1,080で、フルHDにも満たないため、そのまま4K・8Kテレビに表示すると映像が粗く見えてしまいます。アップコンバート機能を搭載したテレビなら、低解像度の映像も滑らかで美しい映像に変換して楽しむことが可能です。
音声操作機能
音声操作機能は、音声でテレビを操作できる便利な機能です。電源のオン・オフや音量調整、アプリの起動、番組の検索などが音声で行えるので、手がふさがっているときでも快適にテレビを操作できます。
メーカー別・液晶テレビの特長
液晶テレビは、さまざまなメーカーから多くの製品が登場しています。ここでは、おすすめの液晶テレビのメーカーと、代表的なモデルの特長についてご紹介します。
ソニー:高い映像技術・音響技術が魅力
ソニーは、映像や音響の分野で卓越した技術力を持ち、「黒物家電」の代表格として多くの支持を集めているメーカーです。ソニーの液晶テレビ「BRAVIA(ブラビア)」シリーズは、高輝度・高コントラスト、高精細、広色域という映像表現の3要素をバランス良く備えた液晶テレビ。まるで映像に入り込んだかのようなリアリティーがあり、映画やドラマ、スポーツ観戦などが一段と楽しくなります。
さらに、オーディオメーカーとして培った技術を活かし、圧倒的なサウンドクオリティを提供。高音質なサウンドが映像と一体化し、臨場感あふれる視聴体験を楽しむことができます。

REGZA(レグザ):高画質とユニークな録画機能に定評
かつて東芝グループの一員として、テレビシリーズ「REGZA(レグザ)」を開発していた東芝映像ソリューション。その後、中国のハイセンスグループ傘下に入り、2021年に社名を「TVS REGZA」に変更。新たな体制のもとで、さらなる進化を遂げています。
REGZAの液晶テレビは、高性能な映像処理技術「レグザエンジン」を搭載しており、色彩やコントラスト、シャープネスの調整、ノイズの抑制などによって、高精細でリアルな映像を実現します。YouTubeなどのネット動画も高画質に変換し、色味を自然に整えるため、快適に視聴可能です。また、過去に放送された番組を時間に縛られずに視聴できる「タイムシフトマシン」といったユニークな機能も搭載しており、忙しいライフスタイルの中でも好きな番組を見逃さずに済みます。

シャープ:どの角度から見ても美しい映像を提供
日本初の白黒テレビを発売したシャープは、テレビ市場で確固たる地位を築いてきたメーカーです。代表的なテレビブランド「AQUOS(アクオス)」は、2001年1月1日の発売以来、多くの家庭で親しまれています。
同社の液晶テレビの中には、「N-Black Wideパネル」を採用し、高輝度と広色域を実現したモデルもラインナップ。また、パネルの表面に反射を抑える素材を使って映り込みを抑制し、どんな環境でも見やすい映像を実現しています。さらに、「AQUOS XLED」シリーズは、液晶パネルの背面に多数のmini LEDを配置し、高コントラストで鮮やかな映像を可能にしています。

パナソニック:長い歴史の中で培った映像技術が強み
パナソニックは、長い歴史と伝統を持つ総合電機メーカーとして、テレビ分野でも高い評価を得ています。液晶テレビ「VIERA(ビエラ)」シリーズは、色の再現性やコントラストのバランスに優れており、自然で臨場感あふれる映像が強みです。
同社の液晶テレビには独自の「ヘキサクロマドライブ」技術を搭載したモデルがあり、高輝度でも鮮やかな色彩を再現します。また、一部のモデルではAI技術を活用し、シーンに応じて映像を自動で最適化。暗いシーンでのコントラストの強調や、肌の色をより自然に補正する機能によって、映像がいっそうリアルに見えます。

ハイセンス:品質とコストパフォーマンスを両立
ハイセンスは中国の総合電機メーカーで、TVS REGZA(旧東芝映像ソリューション)を傘下に持つ一方、自社ブランドのテレビ開発も行っています。同社の液晶テレビは、画質の良さとコストパフォーマンスの高さを兼ね備えており、多くのユーザーに選ばれています。
さらに、多くのメーカーが保証期間を1年とする中で、ハイセンスのテレビには3年のメーカー保証がついており、安心して購入できる点も特長。品質と価格のバランスを重視する方におすすめのブランドです。

LGエレクトロニクス:家族や友人と複数人で視聴する際にピッタリ
LGエレクトロニクスは、韓国のソウル市に本社を構える総合家電・情報通信メーカーです。同社の液晶テレビの特長は、色鮮やかな画面と細部まで精緻に再現する映像美。多くのモデルがIPS方式のディスプレイを採用しており、広い視野角を確保しています。斜めから見ても色の変化が少ないため、家族や友人と複数人で観る際にも快適です。
さらに、LGエレクトロニクス独自のAIプロセッサーを搭載し、視聴するコンテンツに合わせて画質や音質を自動調整します。ノイズ除去機能も備わっているため、映像のクリアさと美しさを最大限に引き出します。

Joshin webテレビ・レコーダー担当者が厳選! おすすめの液晶テレビ
ではここで、プロの視点で厳選した液晶テレビをご紹介しましょう。いずれも、Joshin webのテレビ・レコーダー担当者によるセレクトです。こちらを参考に、ぜひご自身に合ったモデルを見つけてください。
- 会員様web価格 588,600円 (税込)「おひとり様1点」最短 6月13日( 金 ) に配送・設置致します2024年08月 発売◆Mini LEDバックライト搭載
◆「ビームトゥイーター」による包み込まれるような立体音響 - 会員様web価格 94,986円 (税込)「おひとり様1点」最短 6月13日( 金 ) に配送・設置致します2023年11月 発売◆ネット動画も録画も大画面で美しく快適に楽しめるシンプルレグザ
- 会員様web価格 186,290円 (税込)限定 「おひとり様1点」 残り数量 1最短 6月13日( 金 ) に配送・設置致します2022年06月 発売◆低反射パネル搭載 4K放送もネット動画も明るく色鮮やかに楽しめる4K液晶テレビ
- 会員様web価格 184,669円 (税込)限定 「おひとり様1点」最短 6月13日( 金 ) に配送・設置致します2024年06月 発売◆有機ELに迫る高コントラストを実現
◆パネルに低反射素材を採用
◆自宅で映画館のような音を味わう「イネーブルドスピーカー搭載サウンドシステム」
液晶テレビのおすすめ関連商品
液晶テレビをより快適に楽しむには、テレビ用スピーカーやテレビ台・テレビスタンドといった関連商品をそろえるといいでしょう。また、地震対策としてテレビの転倒防止グッズも大切です。ここでは、液晶テレビと併せて用意したい関連商品をご紹介します。
テレビ用スピーカー:音質にこだわりがある方に
液晶テレビの音質にこだわりたいという方には、テレビ用スピーカーがおすすめです。スリムな棒状で空いたスペースに手軽に置ける「サウンドバー」や、より高音質のサウンドを楽しめる「ホームシアターシステム」といったスピーカーを導入すれば、映画館にいるかのような臨場感あふれるサウンドを楽しめます。

テレビ台・テレビスタンド:収納やインテリアにも
テレビ台は、テレビを設置するだけでなく、据置ゲーム機やDVD、ブルーレイディスクなどの収納にも役立つ家具です。テレビ周りの小物を収納し、リビングをすっきりと見せることができます。
また、テレビ台は大きな家具なので、部屋のインテリアに調和するデザインの物を選ぶことが大切です。モダンな部屋にはスタイリッシュなデザインのテレビ台を、ナチュラルな雰囲気の部屋には木目調のテレビ台などを選ぶと、インテリアに統一感を持たせることができます。

耐震マット:地震発生時にテレビの転倒を防ぐ
地震発生時に液晶テレビが転倒するのを防ぐには、耐震マットの使用がおすすめです。粘着性のある特殊な素材で作られた耐震マットをテレビの底面に敷くことで、地震による揺れでもテレビが倒れにくくなります。

ご自宅にピッタリな液晶テレビを選ぼう
液晶テレビを選ぶ際には、画質や音質、機能、サイズなど、さまざまなポイントを総合的に考えることが大切です。高画質を求めるなら、mini LED搭載モデルやHDR対応モデルが最適ですし、音質にこだわりたい方は、Dolby Atmosなどの音響技術を備えたモデルを選ぶといいでしょう。
また、視聴環境に合わせて適切な画面サイズを選ぶことで、より快適にテレビを視聴できます。この記事を参考に、ぜひご家庭にピッタリの液晶テレビを選んでください。