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音楽キャリア60年を誇るスウェーデンのレジェンド=Hans Lundinを中心としたKAIPA(カイパ)
15作目のアルバム『Sommargryningsljus』
KAIPA(カイパ)の中心人物Hans Lundinの音楽キャリアの原点は1964年に遡る。
音楽活動歴60年というHansは、スウェーデンのみならずプログレッシヴ・ロック界のレジェンドといえる。
彼が1973年に結成したバンド=KAIPAの最新作『Sommargryningsljus』は、
過去の作品に遡及する壮大な叙事詩的大作だ。
アルバム中盤に配置された2曲、「Seven Birds」と「Spiderweb Train」は過去の作品と深くリンクしている。
この2曲の基本部分は、もともと90年代後半に書かれたもので、フロッピーディスクに収められていたという。
そこにあったMIDIファイルを現代のレコーディング・システムに転送したことで、
25年に渡る過去と現在が溶け合った結果、新たな息吹を感じる魔法のような楽曲が誕生した。
この2曲は、20年ぶりの復帰作となった『Notes from the Past』(2002年)の制作時期と重なっているのも印象深い。
“夏の夜明けの光”という意味を持つ今作のタイトル「Sommargryningsljus」は、
バンドの母国スウェーデンに広がる夢のような風景の中で、
夕暮れから夜明けまで変化していく色彩、ムード、トーンの息を吞むような旅へと我々を誘う作品だ。
夕暮れから夜明けまでの夜の旅を描いた全8曲は、最初の2曲は黄昏時を、最後の2曲は夜明けを見事に表している。
11分を超える(3)「Like Thousand Dawns」は、躍動感、生命力の溢れる佳曲だ。
さらに、今作最長を誇る(6)「Spiderweb Train」の流麗なる展開は思わずため息が漏れる。
今作が描く“ある夜”の長い旅は、死と再生の比喩、また人生の寓話として捉えることができる。
今作と同じく“夜明け”をテーマにしたデビューアルバム『Kaipa』のリリースから49年、
KAIPAは再び“音の黄昏”に浸ることができる名盤を届けてくれた。
本作は限定メディアブック仕様で、24ページカラーブックレット及びステッカーが封入される。
完全生産限定盤
<KAIPA>
Keyboards & vocals – Hans Lundin
Electronic & acoustic guitars – Per Nilsson
Electric basses – Jonas Reingold
Drums – Darby Todd
Vocals – Patril Lundstrom
Vocals – Aleena Gibson