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ソル・ガベッタが蘇らせる、チェロ界のパガニーニに導かれた「最初の女性チェリスト」。
ソル・ガベッタはこの新しいアルバムで、公の場で初めて演奏した女性チェリスト、リーズ・クリスティアーニ(1825-1853)にスポットライトを当てています。
このアルバムでは、クリスティアーニと親交の深かったチェロの名手たちの作品を通して、聴き手をチェロの卓越した技巧とロマン派的で魅惑的な音の旅へと誘います。
クリスティアーニは、同時代のチェロ奏者であり作曲家でもあるジャック・オッフェンバック(1819–1880)、アレクサンドル・バッタ(1816–1902)、アドリエン・フランソワ・セルヴェ(1807–1866)に触発され、チェロの豊かな表現力を幅広い聴衆に届けようとしていました。
例えば、ジャック・オッフェンバックは、パリで行われたクリスティアーニのデビュー公演で「祈りとボレロ」Op.22や「ミュゼット」Op.24といった
作品を彼女に捧げ、またアレクサンドル・バッタも自身の作品と編曲を提供し、その中でもクリスティアーニはロッシーニの「ウィリアム・テル」に基づくチェロ三重奏曲を気に入っていました。
そして、クリスティアーニは当時「チェロ界のパガニーニ」として知られていたベルギーのチェリスト、アドリエン・フランソワ・セルヴェに倣い、
サンクトペテルブルクやモスクワ、キエフへと旅をしました。
セルヴィは当時、伝説的な地位に位置しており、その地位を確固たるものにした彼の3つの作品「スパでの思い出」Op.2、
「2つのロシアの曲による幻想曲」Op.13、「オリー伯爵の奇想曲」Op.3もこのアルバムに収録しています。
またジョアキーノ・ロッシーニもセルヴィを敬愛しており、自身の作品である「一滴の涙:主題と変奏」を共に初演するほどでした。
この類まれな音楽家にインスピレーションを受けたソル・ガベッタは、ヴァイオリニストの兄であるアンドレス・ガベッタと共に結成した
弦楽アンサンブル「カペラ・ガベッタ」と共に、チェロと弦楽アンサンブル、そしてチェロとピアノのためのロマンティックな名曲を録音しました。
この新作アルバムには、世界初録音の5作品が収録されています。
【演奏】
ソル・ガベッタ(チェロ)
イリーナ・ザハレンコワ(ピアノ:2,3,4,5,6,10)
ヴィクトル・ジュリアン=ラフェリエール(チェロ:11)
ルカ・マガリエッロ(チェロ:11)
カペラ・ガベッタ(弦楽アンサンブル:1,7,8,9,12)
【録音】
2025年3月26-28日(1,7,8,9,12)スイス、チューリッヒ、オーバーシュトラス教会
2025年4月16-17日(2,3,4,5,6,10,11)スイス、バーゼル、ドン・ボスコ