モスクワ音楽院でアシュケナージやニコラーエワと共にロシアの伝統的なピアニズムを身につけたカプースチンは超絶技巧を誇るコンポーザー・ピアニストですが、今後は作曲に専念するためこれがラスト・レコーディングとなりました。
初録音楽曲ばかりを集め、ファンに新たなレパートリーを披露する一枚です。いつものドライヴ感あふれる演奏もさることながら、「子守歌」やグリッサンドのエチュードで見せるまるでドビュッシーを彷彿とさせるかのようなピアノの響きの美しさも後期作品の特徴で、クラシックとジャズを融合させるこの作曲家の魅力が溢れています。