テレマンとC.P.E.バッハによる、通奏低音を伴わないフルート(リコーダー)とヴァイオリンのための二重奏曲を中心に、英国の作曲家・編曲家フレッド・トーマスの手によりヴァイオリンとヴィオラ(一部チェロに置き換わる)の二重奏に編曲されたJ.S.バッハの「2声のインヴェンション」全15曲などを収録。2曲収められた「3声のシンフォニア」はリコーダー、ヴァイオリン、ヴィオラの三重奏で演奏されています。ポッジャーの先導で展開される2人あるいは3人の活発な会話のようなアンサンブルがたいへん魅力的で、Deccaから既に4枚のアルバムをリリースしているリコーダー奏者、ルーシー・ホルシュの安定したテクニックと瑞々しい表現もその人気が肯ける素晴らしいもの。ラストに収録されたアイリッシュ・トラッドは2人によるアレンジで、リコーダーの重音なども登場する微笑ましくも愛らしい逸品です。音楽の根源的な悦びを再認識させてくれる一枚。 (C)RS