初回生産限定盤/UHQCD
ケンプのシューベルトを聴いて感じられるのは限りなく紡ぎだされる歌心でしょう。そこには、常にメロディを第一として歌う彼の姿勢が表れており、そのピアノからは詩情豊かな響きの世界が展開します。若き日、ケンプは単にピアノ・ソロ作品だけではなく歌曲の伴奏を積極的に行いました。後年、彼は自らの回想のなかで、この経験が大変貴重なものであったと述べています。これら一連のシューベルト録音にもそれは十分窺うことが出来ます。汲めども尽きないシューベルトの音楽の泉をケンプはあらゆる面から掬い取り、その芳醇な香りを我々に与えてくれるのです。 (C)RS