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| 「1/35 ドイツ将校 乗馬セット」を選びました
今回のテーマは、パーティングラインを消して綺麗に仕上げるということなので、タミヤのミリタリーミニチュアシリーズから「1/35 ドイツ将校 乗馬セット」を選びました。ラインが出やすいのは、この商品に限ったことではなく、兵隊などのミニチュアキットには同様の傾向が見られます。
| パーティングラインとは?
基本的にプラモデルは、金型を作り、溶けた樹脂を流し込んで生成する、インジェクション成型という方法で生産されています。溶けた樹脂はランナーを巡り、ゲートを通ってパーツに充填されます。冷めたら金型から取り出してプラモデルの完成ですが、この金型の合わせ目に残った不要な部分をパーティングラインと言います。
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| パーティングラインを確認します
パーティングラインは、パーツを一体成型する際に出来やすくなっています。ドイツ将校のボディも一体成型(裏表を同時に成型)なので、写真のように、はっきりとラインが確認できます。このままではかなり不自然ですね。いかにも作り物という感じが否めません。
| 馬にもラインが入っています
馬の胴体だけならなんとかラインを出さずに成型できそうですが、足の部分が一体成型のため、パーティングラインが浮き出てしまっています。
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| 小さなパーツも
腕のパーツです。小さいパーツでも一体成型ですのでラインが入ります。前々回ご紹介したランナーとゲートとパーツの構成です。パーティングラインは、ランナーと水平に出ますので、パーツを切り離す前にラインを確認しておくといいです。
| バリも不要です
パーティングラインと共にバリが出ています。足の部分についている不要な出っ張り部分です。こちらも一緒に処理をしてしまいます。これは金型が痛んでくると合わせ目に隙間が空いてしまい、その部分に樹脂が流れて出来てしまう成型不良です。成型不良と言っても少し古いプラモデルには必ずありますので削って処理します。
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| 使用する工具
処理を行う前に工具を確認します。以前にもご紹介したデザインナイフと、場合によってはペーパーヤスリを使用します。基本的にデザインナイフだけで整えていくのですが、更に面をキレイに整える場合は、ペーパー掛けを行います。デザインナイフは、切れ味が落ちるとつい力が入りケガや、パーツを不必要に切ってしまうことがあります。定期的に新しい刃に交換しておきましょう。
| 削っていきます
削る前に、どこまでがパーティングラインで、どこまでが本来のモールドなのかよく確認しておきます。この写真では、胴体側面の中心部に横一線パーティングラインが入っています。よく確認し、誤って必要な部分を無くしてしまわないようにしましょう。デザインナイフは、刃を立てたままスライドさせ、切るのではなく削っていきます。カンナで木材を削るような屑が出ればいい感じです。
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| 削った部分を確認
削りながら全体の感じを時折確認します。画像中心部は削って段差が無くなっていますが、右側によるとまだラインが残っています。パーティングラインは、あまり大きく出っ張っていると、なかなか削りにくい場合があります。その時は、刃を寝かせて普通にカットしていきます。その際の注意点は本体をえぐってしまわないように刃の寝かせ方に注意して行います。
| 削れました
胴体側面の中心に入っていたパーティングラインはすべて消えました。すべてデザインナイフで行いましたが、これだけ削れていれば大丈夫です。
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| 更に滑らかに仕上げるには
それから更に面を整える場合は、ペーパーヤスリを使用します。ペーパーは表面の状態にもよりますが、600〜1000番くらいでいいと思います。今回のドイツ将校のようにボディラインを磨く際はペーパーでそのまま磨く方法のほか、あて木(木片)などを利用するとまっすぐに整えやすくなります。平らな面を手で押さえて磨くと波打ちますので注意が必要です。
| 全体を確認
全体をキレイに整えました。丁寧に下地を仕上げていくと不自然さがなくなります。後は塗装するだけです。
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| ガンプラの場合
ガンプラは一体成型のパーツが少ないのか非常にパーティングラインが少ないです。それでも武器類はたいていラインが入っていますので、キレイに処理します。 写真はアッガイの爪ですが、これも一体パーツですのでラインが入っています。 | 内側も削ります
アッガイの爪は内側と外側にラインが入っています。デザインナイフで削ってしまい、キレイに整えておきます。
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| 組み立てただけでは…
パーティングラインの処理をまだ行っていない状態です。ゲート処理を行い、組み立てをしました。この写真ではわかりにくいですが、所々に不自然なラインが入っています。 | 馬の脚もと
よく見ると脚に不自然な線が入っています… このままではどれだけキレイに塗装しても台無しです。キレイに削りましょう。
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| 騎乗する将校も
初めの将校同様、身体側面に大きくラインが入っています。これが残っているといかにも作り物といった感じです。
| 削り終わった馬の脚
丁寧に削って美脚になっています。これで不自然さは無くなりました。
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| 将校も処理します
馬上の将校も、馬も、全身くまなくデザインナイフでパーティングラインを削り落としました。全身キレイになっています。
| すべて綺麗になりました
初めに処理した将校と合わせてすべてキレイになりました。MP40サブマシンガンやカバン、双眼鏡など、装備品もすべてラインが入っていますので、かなり細かい作業になりますが、根気よく削ってください。後は塗料で色を塗るだけです。
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今回は、プラモデルキットについてまわる不要な箇所、パーティングラインの処理方法をご紹介しました。特別難しい作業ではありませんので、すぐにでも実践してみましょう。まったく何もしない時と比べると、仕上がりにグッと差が出ます。
「プラモデル製作入門 <第1回>」でご紹介したゲート処理と合わせて、パーティングライン消しはプラモデル作りの基本的なテクニックです。基本をしっかりと実践し、キレイに下処理を行っておくと、後の塗装が映えてきます。次回も、引き続き下処理を行いますので、どうぞご期待下さい! |
| --- E N D --- | 2012/7/31 公開(ガルダン) |